【2024年】「認知症」のおすすめ 本 27選!人気ランキング
- マンガでわかる! 認知症の人が見ている世界 (健康実用)
- 認知症介護基礎研修標準テキスト
- なぜ、認知症の人は家に帰りたがるのか: 脳科学でわかる、ご本人の思いと接し方
- 親の見守り・介護をラクにする道具・アイデア・考えること
- 脳を鍛えて、記憶力がよくなる! パズルで脳トレ 大人のドリル (別冊パズラー)
- ボケ日和―わが家に認知症がやって来た! どうする?どうなる?
- 実践パーソン・センタード・ケア―認知症をもつ人たちの支援のために
- 30日で脳がみるみる若返る! 1日5分 朝の脳トレ習慣
- 認知症の人の“困りごと”解決ブック 本人・家族・支援者の気持ちがラクになる90のヒント
- 「認知症の人」への接し方のきほん あなたの家族に最適な方法が見つかる!「場面別」かかわり方のポイント(はじめての在宅介護シリーズ)
道具を使えば介護はもっとラクになる!長年遠距離介護をしてきた著者が、親を見守り、自立を支える道具とアイデアを解説します。 道具を使えば介護はもっとラクになる! 親を見守り、自立を支える道具とアイデアを紹介します ★こんな方にオススメ★ □高齢の親に元気でいてもらうためにやるべきことが知りたい □自分が外出中の親の様子が心配。安心できるツールが知りたい □離れて暮らしているので、災害時や体調急変時に対応できない □介護が始まった。福祉用具を選ぶときのポイントが知りたい □時間やお金、体への負担が大きいので改善したい 親が高齢になると、健康状態や普段の生活の様子が気になっていきます。 すでに介護が始まっている場合も、仕事や子育てと両立が難しい、お金や体への負担が大きいなど、悩みは尽きません。 離れて暮らしている場合、頻繁に帰省はできないし、すぐに同居という選択も難しいでしょう。 そんなときにヒントとなるのが「道具」です。 例えば杖があったら、他人の介助を必要とせず、自分の力で行きたい場所へ行けます。 デジタル電波時計があれば、日付感覚を維持でき、予定を忘れることが減るかもしれません。 見守りカメラを導入すれば、帰省の頻度も交通費も減らせますし、離れて暮らしていても安心です。 本書では介護が始まる前・後に分けて、親の自立を支えながら介護をラクにする道具の選び方と使い方を紹介。 経験豊富な著者が実際に介護をする中で培った独自のアイデア・ノウハウで、 介護保険サービスでは解消できないような、日常に潜む困りごとを解決します。 【日常の困りごとの例】 ・テレビの大音量を解決したい ・トイレに不自由さを感じている ・親が予定を忘れがちになった ・家電のプラグを抜かれてしまう ・運転が心配 ……etc. ●本書で紹介する道具の一例● 見守りカメラ/スマートディスプレイ/お手元スピーカー/デジタル日めくりカレンダー 汎用リモコン/手すり/杖/スロープ/入浴補助用具/ポータブルトイレ ……etc. 【著者紹介】 工藤広伸(くどう・ひろのぶ) 介護作家・ブロガー 岩手県盛岡市生まれ。34歳のとき、都内企業在籍中に父が脳梗塞で倒れ介護離職。 2012年、40歳のときに認知症の祖母と母のダブル遠距離介護が始まり、2度目の介護離職を経験。 現在は認知症の母の遠距離在宅介護を行いながら、全国の企業や自治体などでの講演、執筆活動を行う。 ブログ「40歳からの遠距離介護」は悩める人たちから絶大な支持を誇る。 ●はじめに ●本書の使い方 ●1章 親に元気でいてもらうためにやること・考えること 1|道具を使うと介護がラクになる! 【親の自立】 2|どこまで地域や行政に頼れるか調べよう 【親の見守り(1)】 3|より確実な有料見守りサービスを利用する 【親の見守り(2)】 4|介護のプロに頼れる時間は、一週間のうち15% 【見守りの時間】 5|介護で使える道具の種類とは? 【本書に登場する道具】 6|将来の介護職員不足に向けて今考えること 【介護家族の未来】 7|目覚ましい道具の進化が介護を救う 【介護に役立つ道具】 8|道具を使って介護の頻度も交通費も節約する 【介護にかかるお金】 9|介護が始まるきっかけの4位は転倒・骨折 【転倒のリスク】 10|バリアフリーを先取りしすぎると筋力が低下する 【過剰なリフォーム】 Column|枯れた技術の水平思考 ●2章 親の変化を感じたらすぐに準備すること【介護前~初期】 11|高齢者のテレビの大音量を解決する道具 【難聴とスピーカー】 12|エアコンを設置していても熱中症になることがある 【熱中症対策】 13|操作が複雑なリモコンはシンプルなものに替える 【リモコンのトラブル】 14|親が道具を使いこなせないのは色が理由かも? 【視力と色覚の老化】 15|親に長く使ってもらえるのはガスかIHか 【火の心配】 16|高齢の親でも使いやすい台所家電とは? 【台所に隠れているトラブル】 17|将来の介護を見据えた洗濯機選びとは? 【介護中の洗濯の特徴】 18|高齢の親はトイレにどんな不自由さを感じているか 【排泄の失敗】 19|元気な親ほど気を付けたい入浴習慣 【お風呂で多い事故】 20|オール電化が進む親の家で心配な停電 【古い家の停電対策】 21|親の家の火事が心配。どんな対策が必要? 【高齢者の火災対策】 22|空き巣や訪問販売から親を守る道具 【侵入犯罪の手口】 23|介護前~初期はインターネットをお試しで導入する 【ネットの必要性】 24|親のプライバシーに配慮した見守りとは? 【見守りの道具】 25|ネット環境がなくても見守りカメラは設置できる 【見守りカメラの説得】 26|介護が始まったときのために固定電話を残しておく 【高齢者向けの電話選び】 27|携帯電話からタブレットへ変更する手もある 【携帯の機種変更】 28|生活の張り合いを失わないためにカレンダーを活用する 【スケジュール管理(1)(認知症)】 29|親の自立に役立つデジタル日めくりカレンダー 【スケジュール管理(2)(認知症)】 30|予定を忘れがちな親をデジタルの力で支える 【スケジュール管理(3)(認知症)】 31|薬の飲み忘れをなくすための道具 【服薬管理】 32|車の運転が心配なときに知っておくべきこと 【高齢者の危険運転】 Column|学生時代の得意教科に合わせて介護を変える ●3章 介護保険で使える道具を見つけよう【介護初期~後期】 33|親の自立を最大限に引き出すための福祉用具 【フレイル】 34|介護保険サービスを利用しよう 【介護保険制度(1)】 35|どんな介護保険サービスが受けられる? 【介護保険制度(2)】 36|福祉用具のレンタルや購入で知っておくべきこと 【福祉用具貸与と特定福祉用具】 37|介護保険の杖やベッドは市販のものと何が違う? 【介護保険の福祉用具】 38|福祉用具レンタルと一般のお店での購入、どちらがお得?【福祉用具にかかるお金】 39|福祉用具は誰に相談したらいい? 【福祉用具に関する資格】 40|いい福祉用具に出会うために家族が知るべき4か条 【福祉用具の選び方】 41|いい福祉用具との出会いにはケアマネジャーも大切 【ケアマネジャーと福祉用具】 42|親を転倒させないために大切な手すり 【福祉用具レンタル(1)】 43|杖で歩行機会を増やして長生きを勝ち取ろう 【福祉用具レンタル(2)】 44|杖での歩行が厳しくなってきたら使う歩行器 【福祉用具レンタル(3)】 45|車椅子の選び方次第で生活も介護負荷も変わる 【福祉用具レンタル(4)】 46|寝るためだけではない介護ベッドの役割 【福祉用具レンタル(5)】 47|見守りが難しいお風呂でも安心な入浴補助用具 【福祉用具購入(1)】 48|大きな介護負担になる入浴をラクにする方法 【介護保険の入浴サービス】 49|排泄の自立と介護をラクにするトイレの選び方 【福祉用具購入(2)】 50|介護のための住宅改修の申請と工事の実例 【住宅改修(1)】 51|住宅改修はどんなときに利用すべきか? 【住宅改修(2)】 52|認知症の親が使う福祉用具は別の視点が必要 【福祉用具選びの実例(認知症)】 53|気をつけたい福祉用具の事故 【福祉用具の危険な使い方】 Column|福祉用具カタログに目を通した方がいい理由 ●4章 介護保険に限定せず介護がラクになる道具を見つけよう! 54|インターネットは親を守る生命線になる 【親の家のネット環境】 55|介護で使う見守りカメラの選び方と使い方 【映像で親を見守る】 56|介護中の賢いテレビの使い方 【テレビの視聴(認知症)】 57|年中使うエアコンは少しお金を使って親の命を守る 【エアコンの温度設定(認知症)】 58|リモコンの操作方法を忘れてしまったらどうする? 【リモコンの誤操作(認知症)】 59|間違った台所家電の使い方にどう対応する? 【台所家電のトラブル(認知症)】 60|介護中のニオイ対策と洗濯のトラブル 【介護臭と洗濯】 61|介護の状況に合ったトイレとオムツの使い方 【トイレのトラブル】 62|家電のプラグを抜かれないための対策 【電源の対策(認知症)】 63|ほかの世代とは明らかに違う高齢者特有の火災対策 【年齢別の出火原因】 64|玄関の不自由さとひとり歩き(徘徊)の対策 【スロープの種類と玄関周り(認知症)】 65|転倒防止とスムーズに移動できる床の見直し 【介護で使いやすい床】 66|携帯電話の使い方が分からなくなる前にやるべきこと 【電話のトラブル(認知症)】 67|今の時間が分からなくなった時の工夫 【分かりやすい時計(認知症)】 68|介護の予定ばかりになってもスケジュール管理は大切 【カレンダーの活用(認知症)】 69|薬の管理は訪問薬剤師の力を借りる 【服薬の見守り方】 70|運転免許の返納を説得できない場合の対処法 【ドライブレコーダーの活用】 71|介護で本当に役に立った道具のランキング 【道具の総括】 ●巻末付録 【付録1】介護の準備チェックリスト 【付録2】地域包括支援センターの役割 【付録3】ケアマネジャーの役割 【付録4】要介護度別の心身の状態例と支給限度額の目安 【付録5】福祉用具の利用状況と支払い方法
「ネットや本で学んだ通りに対応しているのに上手くいかない...」 という人にこそ知ってほしい! あなたの家族に最適な接し方が見つかります 【この本を読んで身につくこと】 ・認知症になった家族との「信頼関係」を維持する/取り戻すための考え方・かかわり方 ・被害妄想や介護拒否など「困った行動」が減る! 本人の気持ちや価値観に合わせた接し方 ・介護する自分の心と体を守るために必要な認知症との向き合い方と周囲への頼り方 「何度も同じことを聞かれて疲れてしまった」 「せっかくご飯を用意したのに食べてくれない」 「あなたが財布を盗んだんでしょ!と言われて悩んでいる」 このような「困った行動」は、記憶障害などの認知症による影響に加えて、 本人が感じている不安、不信感などの感情が原因になって引き起こされます。 例えば、なかなかご飯を食べてくれないとき、 記憶障害の影響でほんのちょっと前に食事をしたと思い込んでいれば、 「早く食べてよ」と伝えても、納得しないばかりか不信感が増すばかりです。 また、感覚障害の影響でご飯の色や形が正しく認識できなければ、 美味しそうに見えず、食べないということもあります。 箸の使い方がわからなくなってしまった場合は、それを身近な家族に指摘されて 自尊心が傷つくことが怖くて、食事を嫌がっているのかもしれません。 このように、一見して同じ「食事拒否」という現象でも、 その原因も、そのとき感じている気持ちも一人ひとり異なっています。 そのため、認知症の人への接し方には、「食事拒否には〇〇という対応すればよい」 といった、万人に通じる答えは存在しないのです。 この本では、「困った行動」を場面ごとに紹介し、 その背景にある様々な原因をひも解きながら、一人ひとりの感情を理解して、 その人に本当に合った接し方を見つけるための方法を具体的に解説しています。 また、「認知症介護における家族支援」を専門とし、様々な家族を見てきた 著者だから伝えることができる「認知症介護の心得」や 「頼りになる相談先の見つけ方」などの実践的なノウハウも盛り込みました。 はじめて認知症介護をする方はもちろんのこと、 「本やインターネットに書いてある通りにやってみたけれど上手くいかなかった」 という人にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。 序章 認知症介護 5つの心得 1 認知症について隠すより話し合おう 2 認知症の人を変えるより、私が変わろう 3 介護に「正解」を求めすぎない 4 「困った行動」は、本人も困っていることを知ろう 5 介護を「私だけ」「家族だけ」の問題にしない コラム アンガーマネジメントで感情をコントロールする 第1章 本人と家族の心を楽にする 認知症の人との向き合い方 1 認知症は特別な病気ではない 2 認知症の診断は早い方がいい 3 診断後の「空白」をなくして、孤独・孤立を避けよう 4 本人と認知症について話をしよう 5 「できないこと」より「できること」に注目する 6 本人がどのような人生を送りたいのか考える 7 介護ストレスは「やわらかな考え方」で対処する 8 介護を自分だけで抱え込まない 9 認知症の人との信頼関係をつくる 10 「自分ルール」を作って負担を減らす 11 病気の予防や治療で介護が楽になる コラム 認知症と自動車運転 第2章 その人に最適な方法が見つかる 「場面別」かかわり方のポイント 1 困った行動のきっかけとなる3つの要素 2 本人の感情に寄り添った対応を心がける Case1 「ものを盗まれた」と訴える【もの盗られ妄想】 Case2 同じことを何度も聞いてくる【記憶障害】 Case3 自宅にいるのに「家に帰りたい」と訴える【帰宅欲求】 Case4 薬を飲んでくれない【服薬拒否】 Case5 興奮して大きな声を出す【興奮・暴力】 Case6 食べ物ではないものを食べようとする【異食】 Case7 ご飯を食べようとしない【食事拒否】 Case8 お風呂に入りたがらない【入浴拒否】 Case9 着替えられない【着衣失行】 Case10 トイレを失敗する【排泄の問題】 Case11 夜間に眠ってくれない【昼夜逆転】 Case12 意欲がなく、無気力になる【抑うつ】 Case13 家の中をウロウロ歩き回る【探索、確認、周徊】 Case14 外出すると迷子になってしまう【一人歩き、行方不明】 Case15 見えないものが見える【幻視・錯視】 第3章 介護がぐっと楽になる 頼れる相談先の見つけ方 1 介護のことを気軽に相談しよう 2 認知症介護の相談ができる場所 3 認知症介護の相談ができる専門家 4 認知症介護に役立つ制度 5 介護をお休みしたいとき(レスパイトケア、施設入居) 6 認知症の人が自分の意思に基づいた生活を送るために・・・ コラム 認施設入居か自宅介護の継続か?
認知症の原因疾患と症状、診断・治療といった基礎知識から、診断後の生活を支える人・制度・サービスまでを網羅した1冊。さらに生活の中で生じる課題の解決策や制度・サービスの活用事例も収載。82項目について見開きで図解した、認知症に関する基本的な知識をギュッと詰め込んだ入門書。【主な目次】第1章 認知症の原因疾患と症状第2章 認知症の診察(検査)・診断・治療第3章 認知症の人を支える人たち第4章 認知症の人を支える制度・サービス第5章 認知症の人の生活課題と解決策第6章 制度・サービスの活用事例第7章 キーワードで学ぶこれからの認知症ケア【著者情報】石原 哲郎(いしはら・てつろう)脳と心の石原クリニック院長脳神経内科専門医、認知症専門医、認知症サポート医ブラッドフォード大学認定認知症ケアマッピング上級ユーザー。専門は認知症の診断と診断後支援、パーソン・センタード・ケア。2001年に山口大学医学部卒業。急性期病院での研修を経て神経内科医となる。2013年名古屋大学医学系研究科神経内科学にて博士(医学)を取得。2014年東北大学医学系研究科高次機能障害学助教。2017年エディンバラ大学健康社会学部認知症の経験研究センター客員フェロー。2021年4月に脳と心の石原クリニックを開設。現在は地域の高齢者に対して、外来診療と訪問診療を通して、生活を継続するための支援を行う。国内外の認知症当事者と友好関係をもち、協力し合っている。地方自治体や各種団体の依頼で認知症診断後支援に関する講演会やワークショップを開催している。 第1章 認知症の原因疾患と症状 第2章 認知症の診察(検査)・診断・治療 第3章 認知症の人を支える人たち 第4章 認知症の人を支える制度・サービス 第5章 認知症の人の生活課題と解決策 第6章 制度・サービスの活用事例 第7章 キーワードで学ぶこれからの認知症ケア
自らも認知症になった専門医が家族に望んだケアとは。それに家族はどう応えたか。父の日記や写真を元に60年の歩みを長女の視点でつづるフォトダイアリー。不安を乗り越え、認知症とともに日々を豊かに過ごすヒントがつまっている。本人・家族にエールをおくる1冊。 【著者紹介】 長谷川和夫 認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長。聖マリアンナ医科大学名誉教授。1929年愛知県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。1974年「長谷川式簡易知能評価スケール」を開発。1991年に改訂。医療だけでなく、パーソンセンタードケアの普及、啓発、協力に尽力。「痴呆」から「認知症」への名称変更の立役者。2017年に自らが認知症であることを公表。 南髙まり 国立音楽大学卒。卒業後は鶴見女子短期大学保育科勤務。2002年よりシルバーコーラス「マーガレット歌の会」をスタートし音楽を通して地域での繋がりを大切にする事を心に留めている。また近年は日本社会事業大学で学び、精神科クリニックを経て精神障がい者のデイサービスに精神保健福祉士(psw)として社会福祉活動に携わっている。
認知症当事者が初めて本音で語った「できること」「できないこと」「困っていること」。認知症=人生の終わり、にしないためのヒント 39歳でアルツハイマー型認知症と診断されて8年、全国を飛び回り、300人を超える認知症当事者と対話し続けている著者だから書けた当事者の「本音」。 認知症になっても「なにもわからなくなったり」「なにもできなくなったり」するわけではない。 周囲の「やさしさ」が当事者を追い詰め、やがてすべてをあきらめさせられていく。 症状をさらに悪化させる「ストレス」という最大のリスク。 いまだに専門家の間でも根強い「偏見」を脱し、診断されてもよりよく生きていくために必要なこととはなにか。 「なにができて」「なにができなくて」がわかれば、できないことを補うために「どう工夫すれば」いいかが考えられる。 認知症当事者700万人時代を迎え、すべての人のすぐ隣にある世界を知るためのガイド。
日本における認知症予防の第一人者が、現時点で科学的に最も理にかなった認知症予防法とその実践方法を厳選して解説します。 最高峰の医学論文で判明! 認知症になる人を4割減らせる「確かな予防法」を紹介します 【科学的根拠がしっかりした認知症予防法に取り組みたい人におすすめ!】2025年には「高齢者の5人に1人(約750万人)が認知症」という時代が やってくるとされており、テレビや雑誌などでも様々な認知症予防法が紹介されています。 しかしながら、そうした情報は玉石混交であり、 科学的信頼性(エビデンスレベル)が低いものも少なくありません。 本書では、認知症予防の第一人者(日本認知症予防学会 理事長)が、 現時点で、科学的に最も理にかなった認知症予防法と、 その実践方法を講義形式でわかりやすく紹介していきます。 ◎発症の4割に関与する12の認知症リスク因子(肥満や難聴、社会的孤立など)が 最新論文で判明!あなたが優先して取り組むべき認知症対策がわかります ◎認知症リスク因子をまとめて対策できる「とっとり方式認知症予防プログラム」 に基づいた、運動・知的活動・コミュニケーションのポイントを解説! ◎自粛下でもできる!ウィズコロナ時代の認知症予防のコツも紹介 ◎あなたの認知症リスクがわかるチェックシート付き! ■科学的に正しい認知症予防法とは? 科学的根拠が最も高いとされるメタアナリシスという方法で 認知症の発症に関わるリスク因子を調べた論文が、 2020年に最も権威のある医学誌である『Lancet』に掲載されました(※1)。 本書では、この論文に基づいて12個のリスク因子の説明と、 その撃退法について紹介していきます。 ■「とっとり方式認知症予防プログラム」とは? 鳥取県と日本財団の共同プロジェクトで、 著者らの検討委員会が開発した認知症予防プログラムです。 認知症の一歩手前の状態であるMCI(軽度認知障害)の方に対しても 認知機能改善効果が科学的に証明されました(※2)。 鳥取県内をはじめとした複数の自治体の認知症予防教室で導入されています。 ※1 Lancet. 2020 ; 396(10248) : 413-446. ※2 Ann Clin Transl Neurol. 2020 ; 7(3) : 318-328. はじめに――認知症は、ようやく予防できる時代になった 認知症リスク チェックシート 講義1|認知症に対して現代医学ができること/できないこと 1 認知症は『発症しない』ことが一番大事! 2 正しい予防で、認知症になる人を4割減らせる 3 科学的に証明済!「とっとり方式認知症予防プログラム」 [Column 1]認知症を研究することが「異端」であった時代(~1980年代) 講義2|発症原因の40%を占める「認知症リスク因子」の減らし方 1 難聴(聴力低下)【発症リスクの8%】 2 社会的孤立【発症リスクの4%】 3 抑うつ(うつ病)【発症リスクの4%】 4 喫煙・大気汚染【発症リスクの7%】 5 生活習慣病(高血圧、糖尿病、肥満)【発症リスクの4%】 6 運動不足・頭のケガ【発症リスクの5%】 7 過剰飲酒【発症リスクの1%】 8 教育歴(知的好奇心の低さ)【発症リスクの7%】 [Column 2]認知症の予防とは「口が裂けても言えなかった」時代(~2000年代) 講義3|「3つの習慣」で認知症リスクを増やさない 1 たった3つの習慣で、12の認知症リスク因子の対策を! 2 認知症予防のための「運動」 3 認知症予防のための「知的活動」 4 認知症予防のための「コミュニケーション」 5 ウィズコロナ時代の認知症予防 [Column 3]批判覚悟で立ち上げた日本認知症予防学会(2011年) 講義4|将来の備え編~認知症になっても自分らしく暮らすために 1 二次予防(早期発見・治療)が重症化を遅らせる 2 認知症を疑ったときにすべきこと [Column 4]県をも巻き込んで、認知症予防に取り組める時代に(2010年代)
家族が認知症になった時、どう向き合ったらよいのか。虎の門病院で認知症科を立ち上げた医師が、臨床例を交え解決策を提示。 家族がもし認知症になったら。患者の不安と周囲の心配は衝突し、家族の問題が表面化する。私たちはこの病とどう向き合ったらよいのか。虎の門病院で認知症科を立ち上げた医師が、老年医学・神経内科学・精神医学の総合的見地から、臨床例を交え解決策を提示。 第1章 「認知症科」をつくるまで 第2章 認知症は「家族的な病」 第3章 認知症とはなんだろうか 第4章 ボクが「認知症科」をつくった理由 第5章 認知症患者のこころはどうなっているのか 第6章 だれもが認知症になる世界に向けて