はじめてのハームリダクション:今,世界で激論中 保健問題としての薬物使用 「危険ドラッグ・フィーバー」から考えるハームリダクション 世界は違法薬物にどう対応することができるか? ハームリダクションを医療者・医療ユーザーに伝える 研究者がアドボカシーを行うためにできること:バンクーバーにおけるハームリダクション事情と研究者の関わり 生き延びるための居場所や関係はどこにあるのか/どうつくるのか 「生きていなければ始まらない」-そのための居場所づくり 刑事施設におけるハームリダクション 薬物使用による害を減らすために司法にできること 安心して「クスリがやめられない」といえる社会を目指して

心はなぜアディクションに捕捉されるのか 薬物はいかにして「悪」と見なされるに至ったか 薬物依存症からの回復のターニングポイント 生き延びるためのアディクション アディクションと刑事処分 痛みとアディクション なぜハームリダクションが必要なのか 世界の薬物政策はなぜ刑事罰を諦めたのか アディクションアプローチの現在 依存症臨床における垂直方向と水平方向 なぜ医療はアディクションをネグレクトするのか 薬物乱用防止教育とスティグマ なぜ人々は著名人の薬物事件に感情的になるのか

「亡くなる過程（natural dying process）を科学する」という視点を国内で初めて提供した書籍の第2版。今改訂では、初版刊行以降の国内外における新たな研究知見をふんだんに盛り込み、著者自身の経験に根差したわかりやすい解説とともに、新たな知見がどのように臨床に役立つのかにも重点が置かれている。「死亡直前と看取り」に携わるすべての医療職者に向けた待望の改訂版、ここに堂々の刊行！