ライオンハート (新潮文庫)

陸, 恩田
新潮社
商品プロモーションを含む場合があります

この作品は、17世紀のロンドンから20世紀のフロリダまで、時空を超えて繰り返される男女の出会いと愛を描いた異色のラブストーリーです。結ばれない関係ながらも、深い愛情を持つ二人の切なくも心温まる物語が展開されます。著者は恩田陸で、さまざまなジャンルで活躍する作家です。

みんなのレビュー

こんな素敵な出会いがあるなんて!! from E. to E. with love エリザベスとエドワードが、運命に身をまかせるように、出会いと別れを繰り返す。 「私たちは何度も出会っている。結ばれることはない。でも、離れた瞬間から、会う瞬間を待ち続けているーー生まれる前も、死んだあとも。理由なんて分からないわーーでも、会いたかったのよ。」 この印象的なセリフが、この作品のすべてを言い表しているような気がする。 時間も場所もそれぞれ違うときに出会いがある男女。こんなストーリーがあるの⁉︎って思う程の展開に驚いてしまう。最後は思いもよらない良い終わり方になっている。恩田陸の描く世界に言葉が見つからない。

search