【2023最新】「三浦綾子」のおすすめ本!人気ランキング
- 氷点(上) (角川文庫)
- 塩狩峠 (新潮文庫)
- 道ありき 青春篇 (新潮文庫)
- 細川ガラシャ夫人(上) (新潮文庫)
- 泥流地帯 (新潮文庫)
- 毒麦の季 (小学館文庫)
- 天北原野(上) (新潮文庫)
- 母 (角川文庫)
- 光あるうちに―道ありき第三部 信仰入門編 (新潮文庫)
- 病めるときも (角川文庫)
人間の愛と赦しをテーマにした大ベストセラー! 妻・夏枝が逢い引きをしている隙に3歳の娘を殺害された辻口は、夏枝への復讐のために、密かに当の殺人犯の娘・陽子を養女にする……。 妻・夏枝が逢い引きをしている隙に3歳の娘を殺害された辻口は、夏枝への復讐のために、密かに当の殺人犯の娘・陽子を養女にする……。
知らぬ間に麦畑に紛れ込み、はびこっていく毒麦のように、容赦なく人々の心をむしばんでゆく悪意の種子。その種子を蒔くのは、生まれついて悪しき人々なのか、あるいは無垢と見える我々自身なのか。 凄惨なまでに人間の弱さ、醜さを描き続け、血を流すような痛みの中で読者に人間の営為と神の愛を問い続けた三浦綾子。父の不倫に端を発した両親の別居で、徐々に孤独の淵に追いつめられていく少年の姿を描いた表題作の他に、作家活動中期の短編『尾灯』『喪失』『貝殻』『壁の声』を収録。三浦綾子の問いかける声は、今も我々の生きる糧となる。 人生の哀歓を捉えた著者円熟期の秀作短編集。
明治初め、東北の寒村に生まれた小林多喜二の母セキ。大らかな心で多喜二の理想を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描く。感動の長編小説。 明治初め、東北の寒村に生まれた小林多喜二の母セキ。大らかな心で多喜二の理想を見守り、人を信じ、愛し、懸命に生き抜いたセキの、波乱に富んだ一生を描く。感動の長編小説。
人間の本質に迫る愛の重さと厳しさ… 健やかなるときも、病めるときも、汝夫を愛するか……神の前で誓った言葉の重さを問う表題作など、傷ついた人物を通して、愛と自由の問題に迫る6編を収録する短編集! 健やかなるときも、病めるときも、汝夫を愛するか……神の前で誓った言葉の重さを問う表題作など、傷ついた人物を通して、愛と自由の問題に迫る6編を収録する短編集!
愛とはゆるすことだよ、相手を生かすことだよ……つらくよみがえる父母の言葉。良一への失望を胸に、奈緒実は愛することのむずかしさをかみしめる。北国の春にリラ高女を巣立った娘たちの哀歓の日々に、さまざまの愛が芽生え、破局が訪れる。真実の生きかたを真正面から見すえて感動をよぶ「愛」の物語。
神を愛し、ひたすら人を愛した男の軌跡。 人のため、伝道のためにその身を尽くした西村久蔵。神に愛され、神を愛し、そして人をひたすら愛したその生涯を、自らも久蔵の大きな愛に導かれた三浦綾子が辿った感動の伝記小説。 明治三十一年小樽に生まれ、札幌で育った久蔵は、中学時代にキリスト教と出会い、数えで十八歳のときに受洗する。その後、札幌商業学校の教師として生徒たちと真剣に向き合い、創業した洋菓子店ニシムラでは事業主として多くの人たちに働く場を提供、頼ってくる者はどんな人でも拒むことなくいつでも大きな懐に招きいれた。「人の世話をするならば、とことんまでするべきだ。九十九パーセントではなく百パーセントするべきだ」。 キリスト者でありながら、戦争に反対せず招集に応じて戦地に赴いた身を悔やみ、戦後は会社を抱えながら、教会への奉仕、伝道、病気見舞い、さらには引き揚者のための農村建設へと精力的に取り組んでいくが……。 よく泣き、よく叱り、よく怒りもした。しかし、裏切りにあっても人を憎むことはなく、人を信じ続けた。なぜ、そんなにも深い愛を注ぎ続けられるのか。その大きさ、暖かさは、時を経ても多くの者の心を優しく包む。 人のため、伝道のためにその身を捧げた稀代の人物、西村久蔵。自らもその大きな愛に導かれた三浦綾子が、教育者であり、経営者、伝道者でもあった久蔵の人生を辿った感動の伝記小説。愛に生きたキリスト者の軌跡。
導かれて生きる。三浦綾子最後のエッセイ集 人間の罪、弱さ、ゆるしを描きつづけた作家・三浦綾子が遺した愛にあふれる言葉の数々。「冬のあとに春の来ない人生もある」「人生には往々にして意地悪がひそんでいる」と書きながらも、「なるようになる。なるようにしかならない」「一日にできる仕事は、量が決まっている。明日のことは心配しない」と道を照らす。自らの病気も苦難も「すべてが神様の贈り物」であるとあるがままに受け入れ、その恵みに感謝の念をも抱く。でも、だからといって「病気に協力することはない」と、前向きに自分の人生を生きることを考える――。 深い信仰に根ざしたその生き方から浮かび上がるのは、“愛”と“感謝”と“学び”の心。大上段に振りかざすのではなく、自身のいたらなさや苦い体験にも触れながら、弱い立場の人々や道に迷う若者たちに温かいまなざしを向け続ける。その思い、時を経ても色あせない言葉は、私たちが一日一日を大切に積み重ね、より良い人生を歩むための指針となるに違いない。没後20年を前に届けられた、やさしさに満ちた最後のエッセイ集。 【編集担当からのおすすめ情報】 女優・作家の中江有里さんから、素晴らしいコメントをいただきました。オビに掲載しておりますので、ご覧ください。 人間の罪、弱さ、ゆるしを書き続けた著者が遺した、愛にあふれる言葉の数々。弱い立場の人々や道に迷う若者たちに温かいまなざしを向け続けるその思いは、私たちがより良い人生を歩むための指針となるに違いない。
歴史に翻弄された男たちの数奇な運命! 天保3年(1832年)、知多半島から出航した千石船宝順丸が、遠州灘で難破する。岩松、久吉、音吉の3人は、1年2ヶ月後、奇跡的に北アメリカに漂着する。彼らには想像を超えた運命が待っていた。 天保3年(1832年)、知多半島から出航した千石船宝順丸が、遠州灘で難破する。岩松、久吉、音吉の3人は、1年2ヶ月後、奇跡的に北アメリカに漂着する。彼らには想像を超えた運命が待っていた。
お袋の貧乏と苦労を見て育ちましたでしょう。女郎さんたちは叩き売られた可哀そうな女たちだ。とても遊ぶ気にはなれませんでしたよ。……一本気で、無法者にも膝を屈しない。信念と信仰にささえられた腕で建てる家は、誰もが褒める。人間らしく生きる1人の棟梁、その逞しい半生を、感動をこめてつづる長編。
人生、夕方があれば朝も来る-15歳で家出をした健治は、旅館の下働きから日露戦争軍夫へ、北海道のタコ部屋から三越百貨店の宮中係へと、波瀾の道を歩む。そして信仰を得た彼がたどりついたのは、人の垢を洗うクリーニング業だった。-日本で初めてのドライ・クリーニングの開発、厳しい時代の信仰への圧力との戦い。苦難はなお続いた…。天が与えた職業とは何か!?クリーニングの〔白洋舎〕を興した五十嵐健治の生涯に、事業と信仰の根源を描く!
かけがえのない日々を悔いなく生きるには…多感な青春期を描く自伝的小説。 戦時中に小学校の教師となった私は、悩みながらも教壇に立ち続ける。しかし「天皇への忠誠」にひたすらだった私は、敗戦による価値観の大きな変化にはかりしれない衝撃を受け、深い自己嫌悪に陥って……。 戦時中に小学校の教師となった私は、悩みながらも教壇に立ち続ける。しかし「天皇への忠誠」にひたすらだった私は、敗戦による価値観の大きな変化にはかりしれない衝撃を受け、深い自己嫌悪に陥って……。
不遇な少女の洗礼までを語る三浦文学の名作 北海道・旭川。浜野清美は母子家庭に育った。いじめにあい、大人への不信も募るなか、友達の事故死を目撃したのを黙っていたことや、母の愛人から弄ばれたことなどから清美は暗く無口な子となってゆく。だが、出生の秘密とともに知った信仰心篤い叔母の自分に対する深い愛情や、一人の少年との出会いにより、いつしか心の中に明るい光がともってゆく。……不遇な少女が、信仰に目覚め、23歳で洗礼を受けるまでの心の軌跡を綴る。 不遇な少女の洗礼までを語る三浦文学の名作