【2024年】「分子生物学」のおすすめ 本 110選!人気ランキング
- Essential細胞生物学(原書第5版)
- これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義
- デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)
- カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス 2163)
- ミラーニューロン 新装版
- 基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第4版
- ヴォート基礎生化学 第5版
- 細胞の分子生物学 第6版
- 意識と自己 (講談社学術文庫)
- 物理学者のすごい思考法 (インターナショナル新書)
生物学を学ぶ学生にとって必須の生物実験を解説したテキストの改訂版.遺伝子増幅から電気泳動,顕微鏡観察,細胞分裂から植物の生殖,動物の初期発生,ザリガニやカエルの解剖,骨格筋の力学的性質など,17実験を詳細に解説する.付録には材料の入手方法や試薬の調整法なども詳述. まえがき 実験をはじめる前に 第I編 生体物質 実験1 DNAと形質発現――大腸菌の生育とPCR法による遺伝子の増幅 実験2 電気泳動による光合成関連タンパク質の分離 第II編 細胞の動的構造と機能 実験3 顕微鏡の操作と細胞の観察 実験4 体細胞分裂と減数分裂の観察 実験5 単細胞生物の構造と細胞小器官の機能――ゾウリムシの観察 実験6 繊毛運動と生体エネルギー――ゾウリムシの細胞モデル 第III編 植物組織の構造と機能 実験7 植物の多様性と生殖(I)――クラミドモナスの接合 実験8 植物の多様性と生殖(II)――シダ植物の世代交代 実験9 植物の多様性と生殖(III)――テッポウユリの花粉管伸長 実験10 被子植物の維管束構造 第IV編 動物組織の構造と機能 実験11 動物の受精と初期発生(I)――ウニ 実験12 動物の受精と初期発生(II)――アフリカツメガエル 実験13 動物の諸器官の構造と機能(I)――フサカ幼虫の観察 実験14 動物の諸器官の構造と機能(II)――ザリガニの解剖 実験15 動物の諸器官の構造と機能(III)――ウシガエルの解剖(内臓) 実験16 動物の諸器官の構造と機能(IV)――ウシガエルの解剖(脳・神経) 第V編 生体の運動 実験17 骨格筋の力学的性質 付録1 生命科学実験の基礎技術 付録2 誤差と測定 付録3 実験材料の入手および調製
前版に比べ、新たに2章分を追加しながら、全般にわたってアップデート。最先端の関連情報紹介に加え、新たに章末問題を掲載。 前版に比べ、新たに2章分を追加しながら、全般にわたってアップデート。4つのコラムを設け、最先端の関連情報を紹介するとともに、新たに章末問題を掲載。 「DNAの二重螺旋構造の発見(1953年)」から60年を意識して刊行された『Molecular Biology of the Gene 7th Ed.』の翻訳。前版に比べ、新たに2章分を追加しながら、全般にわたってアップデート。4つのコラム(先端思考、重要実験、解析技術、医学関連)を設け、最先端の関連情報を紹介するとともに、新たに章末問題を掲載。 PART 1 歴史 chapter 1 メンデルの見た世界 メンデルの発見 遺伝の染色体説 遺伝子の連鎖と交差 染色体地図の作成 変異による遺伝的変動の起源 遺伝子の実体と働き方についての初期の考察 遺伝子とタンパク質の関係を探る予備的試み まとめ 文献 章末問題 chapter 2 核酸が遺伝情報を伝える Averyの爆弾宣言:DNAが遺伝的特異性を担っている 二重らせん DNAは4種類のヌクレオチドの配列によって遺伝情報を伝える セントラルドグマ タンパク合成の向きの解明 ゲノミクスの時代 まとめ 文献 章末問題 PART 2 巨大分子の構造と研究 chapter 3 強弱の化学的相互作用の重要性 化学結合の特徴 自由エネルギーの概念 生物系における弱い結合 高エネルギー結合 エネルギーを供給する分子は,熱力学的に不安定である 酵素が生化学反応における活性化エネルギーを低くする 生体分子の自由エネルギー 生合成反応における高エネルギー結合 基の転移反応における前駆体の活性化 まとめ 文献 章末問題 chapter 4 DNAの構造 DNAの構造 DNAの位相幾何学 まとめ 文献 章末問題 chapter 5 RNAの構造と多様性 RNAはリボースとウラシルを含み,通常は一本鎖である RNA鎖はところどころで折り返して,DNAのA型に似た二重らせんを局所的につくる RNAは折りたたまれて複雑な三次構造をとることがある ヌクレオチドの置換と化学的精査を組み合わせてRNA構造を予測する 小分子に結合するRNAを方向性をもつ選別法により選択する 酵素として働くRNAもある まとめ 文献 章末問題 chapter 6 タンパク質の構造 基本 水の重要性 タンパク質の構造には4つの階層がある タンパクドメイン アミノ酸配列から三次元構造まで タンパク質のコンホメーション変化 特異的な分子認識物質としてのタンパク質 酵素:触媒としてのタンパク質 タンパク質の活性調節 まとめ 文献 章末問題 chapter 7 分子生物学の研究技術 核酸:基本的な方法 ゲノミクス タンパク質 プロテオミクス 核酸-タンパク質相互作用 文献 章末問題 PART 3 ゲノムの維持 chapter 8 ゲノム構造,クロマチン,ヌクレオソーム ゲノム塩基配列と染色体の多様性 染色体の複製と分離 ヌクレオソーム クロマチンの高次構造 クロマチン構造の調節 ヌクレオソームの形成 まとめ 文献 章末問題 chapter 9 DNAの複製 DNA合成の化学 DNAポリメラーゼの反応機構 複製フォーク DNAポリメラーゼの専門化 複製フォークでのDNA合成 DNA複製の開始 結合と解きほぐし:イニシエータータンパクによる複製起点の選択と活性化 複製の終了 まとめ 文献 章末問題 chapter 10 DNAの変異性と修復 複製の誤りと修復 DNA損傷 DNA損傷の修復と許容 まとめ 文献 章末問題 chapter 11 分子で見る相同組換え よくある二本鎖DNA切断が相同組換えを起こす 相同組換えのモデル 相同組換えのタンパク装置 真核生物の相同組換え 接合型の切り替え 相同組換え機構の遺伝的影響 まとめ 文献 章末問題 chapter 12 DNAの部位特異的組換え,および転位 保存型部位特異的組換え 部位特異的組換えの生物にとっての意味 転 位 転位因子とその調節の例 V(D)J 組換え まとめ 文献 章末問題 PART 4 ゲノムの発現 chapter 13 転写のしくみ RNAポリメラーゼと転写周期 細菌の転写周期 真核生物での転写 RNAポリメラーゼIとIIIによる転写 まとめ 文献 章末問題 chapter 14 RNAスプライシング RNAスプライシングの化学 スプライソソーム スプライシングの過程 スプライシングの変種 選択的スプライシング エキソンの混ぜ合わせ RNAの編集 mRNAの輸送 まとめ 文献 章末問題 chapter 15 翻訳 メッセンジャーRNA 運搬RNA アミノ酸のtRNA への結合 リボソーム 翻訳の開始 翻訳の伸長段階 翻訳の終結 翻訳の調節 翻訳に依存したmRNAの調節とタンパク質の安定性 まとめ 文献 章末問題 chapter 16 遺伝暗号 暗号は縮重している 遺伝暗号の3つの規則 サプレッサー変異は同一遺伝子に生じることも異なる遺伝子に生じることもある 暗号はほぼ全生物で共通である まとめ 文献 章末問題 chapter 17 生命の起源と初期の進化 いつ生命が地球上で誕生したか 前生物的な有機化学では何を基礎としているのだろう 生命はRNAワールドから進化したのだろうか 自己複製リボザイムは定向進化によって生まれうるだろうか? ダーウィン進化は自己複製原始細胞を必要とするか 生命は地球上で誕生したのか まとめ 文献 章末問題 PART 5 調節 chapter 18 原核生物の転写調節 転写調節の原理 転写開始の調節:原核生物に見られる例 λファージの場合:重層的調節機構 まとめ 文献 章末問題 chapter 19 真核生物の転写調節 酵母から哺乳類まで保存された転写調節機構 真核生物の活性化因子はタンパク複合体を遺伝子によび寄せる 信号の統合と組み合わせによる制御 転写抑制因子 信号伝達と転写調節タンパクの制御 ヒストンとDNAの修飾による遺伝子“サイレンシング” エピジェネティックな遺伝子調節 まとめ 文献 章末問題 chapter 20 調節RNA 細菌で見られるRNAによる調節 調節RNAは真核生物に広く行きわたっている miRNA分子の合成と機能 短鎖RNAによる遺伝子発現のサイレンシング 長鎖非翻訳RNAとX染色体の不活性化 まとめ 文献 章末問題 chapter 21 発生と進化の過程での遺伝子調節 発生過程で特定の遺伝子群の発現を細胞に指示する3つの方法 遺伝子発現に差違をもたらす3 つの方法の例 ショウジョウバエの胚発生の分子生物学 ホメオティック遺伝子群:重要な発生調節遺伝子群 ゲノム進化とヒトの起源 まとめ 文献 章末問題 chapter 22 システム生物学 調節回路 自己調節 双安定性 フィードフォワードループ 振動回路 まとめ 文献 章末問題 PART 6 付録 appendix 1 モデル生物 バクテリオファージ 細菌 出芽酵母Saccharomyces cerevisiae シロイヌナズナArabidopsis thaliana 線虫Caenorhabditis elegans キイロショウジョウバエDrosophila melanogaster ハツカネズミ(マウス)Mus musculus 文献 appendix 2 章末問題の解答 索引
自然の歌を聴け 顕在化した危機の中で コロナは自然からのリベンジ 思い通りにいかないことに耳を澄ます コロナがあぶり出した社会のひずみ 鼎談・ポストコロナの生命哲学 ニューヨーク・京都・東京
改訂版ではめざましく進歩するバイオテクノロジーを随所に記載し、呼吸と光合成、免疫、神経、生物多様性、進化のしくみ等を充実。 改訂版では、次世代シーケンサーや、再生医療で活躍する間葉系幹細胞など、めざましく進歩するバイオテクノロジーを随所に記載した。また、呼吸と光合成、免疫、神経の興奮伝達、生物多様性、進化のしくみの内容を充実させた。 本書は2017年の初版刊行以来、幸いにも多くの大学などで教科書として採用されてきた。 2023年の改訂版では、次世代シーケンサーや、再生医療で活躍する間葉系幹細胞など、めざましく進歩するバイオテクノロジーを随所に記載した。また、呼吸と光合成、免疫、神経の興奮伝達、生物多様性、進化のしくみの内容を充実させた。 本書の内容をより深く理解できるように、著者による講義動画をYouTubeで公開した。 本書で学んだ生物学の基本概念を、健康で平和で豊かで持続的な人間社会を築くために役立てていただきたいと願っている。 1.生体を構成する物質 2.タンパク質の立体構造と機能 3.細胞の構造 4.酵素 5.代謝 6.さまざまな生命活動にかかわるタンパク質 7.細胞分裂と細胞周期 8.遺伝子 9.遺伝子操作 10.生殖 11.発生 12.恒常性 13.環境応答 14.生命を支える地球環境 15.生物の系統分類と進化
利己的なのは、遺伝子を操る細胞だった! 著者は、小社刊『遺伝子と文化選択』 で「ヒト」という種が「人間」になるためには「自然選択」による遺伝子の進化だけでなく「文化選択」が必要であったことを提唱し、生命科学や心理学に新たな視点をもたらしました。本書は、35億年前の始原細胞から細菌、植物、動物、そしてヒトに至る生物進化を細胞の変遷の歴史としてたどり、ドーキンスの『利己的遺伝子』に言うように「遺伝子が乗り物を操る」というより、「乗り物としての細胞が遺伝子を操る」のであり、「利己的なのは細胞である」という結論に至ります。遺伝子と細胞の進化を新しい視点から捉えた、一般読者にも興味尽きない一冊です。 利己的細胞 目次 はじめに 第1章 利己的遺伝子と乗り物の戦い 「遺伝子」と「細胞」とは 「利己的遺伝子」と「乗り物」とは 典型的な利己的遺伝子としての多剤耐性因子 プラスミドは利己的遺伝子として振る舞う バクテリオファージは利己的遺伝子として振る舞う 細菌の兵器となってゆく利己的遺伝子 細菌の防衛型兵器 細菌の資源争いの平和的解決 栄養不足が決める細菌の運命 第2章 利己的遺伝子が進めた細菌の遺伝子進化 細菌の進化の歴史 遺伝子進化の全貌から見た、細菌の進化を進めた要因 遺伝子の水平伝搬が細菌のゲノム進化の推進力 「赤の女王」仮説にしたがう海洋細菌とファージの共進化 腸内での細菌と、ファージの集団的な互恵関係 細菌世界の進化のまとめ 第3章 真核細胞の出現 真核細胞の特徴 真核細胞出現のシナリオ ミトコンドリアがもたらした、真核生物のエネルギー革命 染色体と核の成立 Ⅱ型イントロンが導いた真核細胞の成立 利己的遺伝子が誘導した、真核細胞成立のシナリオ まだ続いている、利己的遺伝子と真核細胞との戦い 多細胞体系への進化 第4章 真核細胞の寿命と死 個体発生における細胞の増殖のしくみ 「細胞の競争」という細胞間の利己的争い 体細胞には細胞寿命がある アポトーシスは、動物細胞の「自殺」 細胞死の誘導のしくみ 動物ウイルスも宿主細胞の自殺装置を利用する なぜ、ミトコンドリアはアポトーシスとかかわりがあるのか 真核細胞と細菌の自殺装置はよく似ている 自殺装置の進化は「葉隠」の精神に通じる 第5章 動物細胞の利己性 永遠に生きる生殖細胞は利己的か 生殖細胞と体細胞は互換性がある 精子の利己的選択 脳(神経)細胞は利己的か がん細胞は利己的か 利己的細胞として永遠に生きる伝染性がん細胞 人間が作りだした利己的細胞たち 第6章 人間が「利己的遺伝子」を操る時代 「ゲノム編集」という新たな武器 マラリアを撲滅する計画 人間は、「利己的遺伝子」は作れるが、「乗り物」は作れない 第7章 始原細胞はどのようにして創られたか 始原細胞は設計図なしに創られた 始原細胞は「遺伝子」と「乗り物」だけで自立増殖を始めた 始原的「乗り物」は、それ自体で成長と分裂をくりかえす 始原的な遺伝子はRNAだった 始原細胞誕生のシナリオ 始原細胞の遺伝子数は、どれくらい必要だったのか 第8章 「利己的遺伝子」仮説から「利己的細胞」仮説へ これまでのまとめ 「利己的遺伝子」の科学的実体 増殖機械を規定する利己的遺伝子の実体を解明する研究 「細胞」は「利己的遺伝子」を乗せた「増殖機械」 「利己的遺伝子」と「統合進化学説」 遺伝子型と表現型の対応関係 「ブリコラージュ」と「エンジニアリング」 生物進化における選択圧は、生き物のどの水準ではたらくか 利己的なのは遺伝子ではなくて、細胞である エピローグ 今、地球上の生き物たちは そして、われわれは あとがき 用語解説 参考文献 装幀=新曜社デザイン室
生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増える能力は生命を悩める存在へと変えた――人間観がゆさぶられる一冊! 生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増える能力は生命を悩める存在へと変えてしまった――生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。 生命と非生命をわけるもの、それは「増える」ことである。増える能力は生命を悩める存在へと変えてしまった――生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。
西田哲学と福岡生命科学は驚くほど似ている! 生命の定義と知の統合に向かう京都学派の記念碑的成果! 「動的平衡」概念の提唱者・福岡伸一氏(分子生物学者)が、西田哲学の継承者・池田善昭氏(哲学者)を指南役に、専門家でも難解とされる西田哲学を鮮やかに読み解く。その過程で2人の碩学は生命の真実をがっちり掴む1つの到達点=生命の定義=にたどり着く……。 西田哲学を共通項に、生命を「内からみること」を通して、時間論、西洋近代科学・西洋哲学の限界の超克、「知の統合」問題にも挑んだスリリングな異分野間の真剣"白熱"対話。 福岡伸一訳西田幾多郎「生命」、池田―福岡往復メール、書き下ろし(プロローグ、「動的平衡」理論編、エピローグ)も収録! プロローグ 西田幾多郎の生命論を解像度の高い言葉で語りなおす[福岡伸一] ダイアローグ 第1章 西田哲学の森に足を踏み入れる 西田哲学と福岡生命科学 哲学者からの期待 生物学のゴールとは何か 生命とは何かを語る言葉 よくわからなかった西田哲学 西田哲学は後ろから見れば解きやすい ピュシス対ロゴス 存在と存在者 ピュシスに還れ 存在と無の「あいだ」 「あいだ」の思考 第2章 西田哲学の森に深く分け入る 「~でなければならない」という独特の文体 「歴史的自然の形成作用」 「主客未分」 「純粋経験」 「自覚」と「先回り」 「行為的直観」と「先回り」 今西錦司の「棲み分け理論」 「逆限定」 年輪と環境の「逆」限定 「絶対矛盾的自己同一」 ピュシスを語る言葉 第3章 西田の「逆限定」と格闘する 年輪は作られつつ歴史を作る 年輪から環境への逆向きの力とは何か 歴史は観測したときに初めて作られるのか 「年輪が環境を包む」と言えるためには何が必要か 逆限定を解く鍵は時間か 生命が時間を生み出す作用としての「逆限定」 福岡―池田往復メール 「逆限定」がピュシスの時間を生み出している もう一度「自覚」について 「行為的直観」「場所」「絶対無」 「歴史的自然の形成作用」とは何か 第4章 福岡伸一、西田哲学を読む 西田の問いに対する真摯さ 西田の『生命』を読む:「個物的多」と「全体的一」 「多(一)の自己否定的一(多)」「過去と未来との矛盾的自己同一」 西田の『生命』における「ロゴス」 絶対現在の自己限定――時間と時刻 西田の生命論はそのまま「動的平衡」論である 福岡伸一訳西田哲学 第5章 動的平衡と絶対矛盾的自己同一の時間論 動的平衡論の「生命の定義」と西田の「歴史的自然の形成作用」 画期的な実在論としての「生命の定義」 西田哲学によって福岡生命科学を基礎づける 動的平衡論の「先回り」における時間 時間と空間はいかに取り違えられやすいか かけがえのない「いま」を生きる 動的平衡の数理モデル(構想) 第6章 西田哲学をいまに活かす ダイアローグの効用 対話によってもたらされた「5つの気づき」 近代科学では「時間」が消されている モノを見過ぎた科学、自然が見えていなかった自然科学 動的平衡論vs機械論:マイナーであっても言い続ける 因果律では逆限定を語れない:「同時性」の問題 生と実在と論理は一つのものである:統合する学としての西田哲学 統合のために自分の道具を持つ 大切なことは隠されている ピュシスの側からみた動的平衡 理論編[福岡伸一] エピローグ 生命を「内から見ること」において統合される科学と哲学[池田善昭]
友よ、答えは流れのなかに。6年ぶりのシリーズ最新作がついに登場! 友よ、答えは流れのなかに。6年ぶりのシリーズ最新作がついに登場! 第1章 動的平衡組織論 第2章 水について考える 第3章 老化とは何か 第4章 科学者は、なぜ捏造するのか 第5章 記憶の設計図 第6章 遺伝子をつかまえて 第7章 「がんと生きる」を考える 第8章 動的平衡芸術論 第9章 チャンスは準備された心にのみ降り立つ 第10章 微生物の狩人 サンガー会の思い出──あとがきにかえて
なぜ進化生物学を学ぶのか? それは過去から現在までを知り、生物多様性を生み出した普遍的なメカニズムを明らかにして、さらに生物の本質を知るためである。ネズミ、アシカ・アザラシ、そしてパンダまで、さまざまな動物たちの進化の謎に迫る。 はじめに 第1章 美しい島 1.1 多島海/1.2 素朴な疑問/1.3 記録媒体/1.4 遺伝的変異/1.5 島のネズミと地史/1.6 第1章のまとめ 第2章 日本列島と進化 2.1 進化の仕組み/2.2 有限がもたらす進化/2.3 日本列島の特殊性/2.4 どこからきたのか?/2.5 なぜそこにいないのか?/2.6 第2章のまとめ 第3章 進化の痕跡 3.1 大進化/3.2 パンダではあるがパンダではない/ 3.3 分類論争/3.4 収斂進化・平行進化/3.5 地球環境と進化/3.6 第3章のまとめ 第4章 退化の痕跡 4.1 退化と遺伝子の死/4.2 味覚の意義/4.3 味覚の退化/4.4 発見/4.5 味覚喪失の意味/4.6 第4章のまとめ 第5章 テクノロジーと進化 5.1 DNAの増幅/5.2 DNAの解読/5.3 シークエンス技術の革新/5.4 第2世代DNAシークエンサーを使った進化生物学/5.5 テクノロジーとの付き合い方/5.6 第5章のまとめ 第6章 なぜ進化生物学を学ぶのか 6.1 進化の面白さ/6.2 生物の本質/6.3 役に立つのか/6.4 危機にある社会/6.5 進化生物学と歩む/6.6 第6章のまとめ さらに学びたい人へ 引用文献 索引