【2024年】「海洋生物」のおすすめ 本 103選!人気ランキング
- 角川の集める図鑑GET! 魚
- 小学館の図鑑Z 日本魚類館: ~精緻な写真と詳しい解説~
- 小学館の図鑑NEO 深海生物 DVDつき (小学館の図鑑・NEO 26)
- うみ 改訂版 (はっけんずかん) 3~6歳児向け 図鑑
- DVD付 新版 魚 (小学館の図鑑 NEO)
- 日本の海水魚466 (ポケット図鑑)
- 海でギリギリ生き残ったらこうなりました。 進化のふしぎがいっぱい!海のいきもの図鑑
- 天才すぎる生き物図鑑
- 【DVD付】深海生物 (学研の図鑑LIVE) 3歳~小学生向け 図鑑 (学研の図鑑LIVE(ライブ))
- キモイけど実はイイヤツなんです。 怖いのに何だかかわいく思えてきちゃう生きもの図鑑
美しい魚類写真と詳細な解説で、魚類のつかまえかたから種の同定、新種発見・発表までを詳しく学べます。 どこにどんな魚がすんでいる?から、つかまえ方、飼い方、標本の作り方たまで、美しい写真とやさしい説明で、魚博士を目指せる本です! 本書は、魚の生息域やつかまえ方、飼い方など初心者が知りたい内容から、種の同定のしかた、標本の作り方、新種の発表の方法までを豊富な写真と丁寧な解説で紹介した、"未来の魚博士のための本"です。また、プロのカメラマンによる「生き生きとした魚写真の撮り方」も詳細に紹介。人気の「透明骨格標本」の作り方も詳しく解説しています。 はじめに 第1章 どこに、どんな生き物がいる 第2章 つかまえる 第3章 どうやって飼うか? 育て方 第4章 種類の見分け方と観察 第5章 記録を残そう 第6章 「魚博士になろう」好きから学問へ
◇初イラスト化のレアな深海生物も掲載! ◇和名と学名の索引付きだから調べやすい ◇同じ科の生き物がまとまっているので、 比較しやすい ◇深海生物の解説付きで、読んでも楽しい! 一般に水深200m以深を深海と呼んでいます。かつては生き物はいないと考えられていました。しかし今では8,000mを超える深さからも魚が見つかり、10,000mを超える最深部からもナマコや甲殻類などが次々と発見されています。 彼らは特殊な環境で独自の進化を遂げてきました。発光手段を備えたもの、オスがメスに寄生するもの、性転換するもの、体の色素を捨てて透明になりきるもの、細菌を体内に住まわせて栄養を得ているもの、などバラエティ豊かです。 本書では最新の知見を元にできるだけ多くの深海生物を精細なイラストで紹介しました。今までに類のないボリュームと内容になり、おそらく初めてカラーでイラスト化したようなマイナーな生物もいるかと思います。 どこから開いても構いません。パラパラとめくって奇想天外ワールドをご堪能ください。
貝殻のすき間から出したあしを使って砂にもぐるハマグリ、からだをゆすりながら海の底にもぐり獲物を待ち構えるメガネウオ、後ろあしで掘った砂底にもぐり身を隠すアサヒガニなど、何かにもぐって隠れる、海の生きものたちを紹介します。
1980~90年代に刊行された荒俣宏の大著「世界大博物図鑑」シリーズ全7巻が、手に取りやすい縮刷版で復刊! 1980?90年代に刊行された荒俣宏の大著「世界大博物図鑑」シリーズ全7巻が、手に取りやすい縮刷版で復刊! おなじみのコイやアユから、目撃例が一度しかない深海魚まで、魚の自然誌をもれなく記す。ルナールによる世界最初の原色図譜ほか、貴重な図版を満載した驚天動地の一冊。
世界中の海洋学者が注目する「ミニ海洋」=日本海。かつて“死の海”だった日本海を、生命の宝庫にした8000年前の出来事とは? わずか8000年前まで“死の海”だった日本海。生命の宝庫へと変貌した背景には、最下層にひそむ、厚さ1000メートルにおよぶ「謎の水」の存在があった。この海特有の海水は、なぜ生まれたのか? そして、環境変化を先取りする「ミニ海洋」の異名をもつこの海に、いま生じつつある大きな異変とは? 「母なる海」の知られざる姿を解き明かす、海洋科学ミステリー。 実は「謎だらけの海」だった! 独自の海水と循環構造をもち、厳寒の冬にだけ起動する“造水装置”をも備える。 調査航海歴40年の第一人者が謎解きに挑む。 なぜ、世界中の海洋学者が注目しているのか? わずか8000年前まで“死の海”だった日本海。 生命の宝庫へと変貌した背景には、最下層にひそむ、厚さ1000メートルにおよぶ「謎の水」の存在があった。 この海特有の海水は、なぜ生まれたのか? そして、環境変化を先取りする「ミニ海洋」の異名をもつこの海に、いま生じつつある大きな異変とは? 「母なる海」の知られざる姿を解き明かす、海洋科学ミステリー。 第1章 日本海とはどのような海か 第2章 日本海は世界の海の「ミニチュア版」 第3章 「日本海独自の海水」があった!――探索された風呂桶の深部 第4章 日本海の来歴――どう生まれ、どう姿を変えてきたのか 第5章 「母なる海」日本海――この海なくして日本はなかった 第6章 「ミニ海洋」からの警告――日本海が哭いている
第1章 水圏の環境(水圏の形成と分布 物理環境 化学環境 有光層のダイナミクス 物質循環) 第2章 水圏の生物と生態系(水圏の生物 水圏生態系 水生動物の生理 水圏動物の生態) 第3章 水圏生物の資源と生産(漁業生産 資源の変動性 資源の持続的利用 資源の増殖 養殖) 第4章 水圏生物の化学と利用(水圏生物の化学・生化学 水産食品の栄養・機能 魚介類の鮮度保持 水圏生物資源の生化学的利用) 第5章 水圏と社会とのかかわり(わが国の水産業 現代の水産業の直面する問題 問題の解決に向けたいくつかのノート)
海洋生物と環境を動的にとらえられる入門書。 海洋中の細菌から大型哺乳類までの多様な生物種の動態を海洋学と海洋生態学の視点から総合的にまとめた。水産系はもちろん理学・環境系学生にも教科書として最適。 第1章 はじめに 第2章 非生物的環境 第3章 植物プランクトンと一次生産 第4章 動物プランクトン 第5章 エネルギー流と物質循環 第6章 ネクトンと水産海洋学 第7章 底生生物(ベントス) 第8章 底生生物群集 第9章 海洋生物相への人間の影響
本書はInvitation to Ocenography (4th ed)の翻訳書。海に関する入門書であり、海洋物理、化学、地学、生物学をコンパクトにまとめる。オールカラーでビジュアルに海洋学を解説する。テキストとして最適。 第4版にあたっての序文 日本語版の序文 第1章 海洋学の発展 1-1 海洋学とは? 1-2 海洋学の歴史のあらまし 海洋探検 初期の科学的な調査 近代の海洋学 1-3 現在と未来の海洋学研究 学習ガイド BOX1-1 科学的なプロセスとは BOX1-2 グラフ BOX1-3 海洋考古学 BOX1-4 変換 第2章 水の惑星 2-1 地球の構造 地球内部の球体構造 地球を包むもの 2-2 大洋底の自然地理学 地形による区分 大陸緑辺部 深海盆 中央海嶺 2-3 大陸と海盆の地質学的な違い 地球の陸上地形と海底地形 量的バランスとアイソスタシー 2-4 北西大西洋の自然地理学 学習ガイド BOX2-1 10の累乗 BOX2-2 海底探査 コラム2-1 大西洋中央海嶺の頂上への旅 第3章 海盆の起源 3-1 大陸移動 3-2 海洋底拡大 地球の磁場 拡大する海嶺 3-3 グローバル・プレート・テクトニクス 沈み込み帯(サブダクション・ゾーン) プレート・テクトニクス・モデル 海盆の形成と閉塞 グローバル・プレート・テクトニクスのまとめ 3-4 これからの発見 学習ガイド BOX3-1 サンアンドレアス断層 BOX3-2 海洋底拡大 BOX3-3 紅海 BOX3-4 海洋底拡大速度 第4章 海洋の堆積作用 4-1 海の堆積物 海底堆積物の分類 堆積作用をコントロールする要因 4-2 海洋の堆積作用 大陸棚の堆積作用 深海の堆積作用 深海の層序学 4-3 今後に向けて 学習ガイド BOX4-1 海底を調べる BOX4-2 砂嵐 BOX4-3 気候変動 BOX4-4 地中海が干上がる BOX4-5 堆積速度 第5章 海水の性質 5-1 化学の基礎 5-2 物理の基礎 5-3 水の分子 海水の容質 5-4 塩分 一定比率の原則 海水の塩分を調節する要因 水の性質に対する塩分の影響 5-5 海洋の化学的・物理的構造 温度 塩分 密度 5-6 海水中の気体 酸素 二酸化炭素 5-7 物理化学的システムとしての海洋 水のリザーバー 地球規模の水の循環 生物地球科学的システムとしての海洋 学習ガイド BOX5-1 1/1,000 BOX5-2 化学のテクニック BOX5-3 海水の脱塩 BOX5-4 水のその他の物理的性質 BOX5-5 海表面のミクロレイヤー BOX5-6 桁数の規模 第6章 大気と海洋の循環 6-1 大気のプロセス 大気圧 コリオリ偏向 大気の大循環 6-2 海洋の表層循環 海洋表層の風成循環 表層流の種類 地衡流のモデル 地衡流モデルの発展 6-3 深層循環 水塊と密度によって駆動される水の流れ 熱塩循環の一般的モデル 6-4 半閉鎖的海域における流れ 6-5 今後に向けて 学習ガイド BOX6-1 流れを測る技術 BOX6-2 ハリケーンと台風 BOX6-3 流量 BOX6-4 海中の天気と滝 第7章 海洋の波 7-1 海洋の波の性質 風による波の発生 7-2 波の動き 波の下の水粒子の動き 波形の動き 7-3 海洋の波の一生 吹送区域における波の発達 発生領域外に出てきた波 浅海の波 嵐の時の海岸線 7-4 定在波 7-5 その他の進行波 内部波 津波 学習ガイド BOX7-1 波を測定する技術 BOX7-2 波速 BOX7-3 微小な波と巨大な波 BOX7-4 2004年12月26日の巨大津波 第8章 潮汐 8-1 潮汐の特徴 8-2 潮汐の起源 平衡潮汐モデル 動力学的潮汐モデル 8-3 小さく細長い海盆における潮汐 8-4 潮流 8-5 潮汐から得られる力 学習ガイド BOX8-1 入江の入口を通る潮流 BOX8-2 潮汐の速さ BOX8-3 生物の潮汐リズム BOX8-4 大陸斜面の海底勾配を決める内部潮汐 BOX8-5 ファンディー湾の水深 第9章 海洋生態学 9-1 海の生息環境 9-2 生物の分類 モネラ界 原生生物界 クロミスタ界 菌界 後生動物界 9-3 生活様式による分類 9-4 生態学入門 温度 塩分 静水圧 9-5 海洋生物の適応戦略 プランクトンの生活史 魚類(ネクトン)の機能形態 底生生物群集 9-6 今後に向けて 学習ガイド BOX9-1 生物の採集 BOX9-2 シャチ BOX9-3 ジャイアントケルプ群集の生態学 第10章 海洋の生物生産性 10-1 食物網と栄養動態 エネルギーと栄養動態 一次生産者としての植物 消費者としての動物 分解者としてのバクテリア(真正細菌) 食物連鎖とエネルギー転送 10-2 全体的な海洋生産性 海の一次生産 生産性の変動 10-3 生産性の世界的なパターン 空間変動 植物と魚類生産の推定 10-4 湧昇域の生物生産性 10-5 今後に向けて 学習ガイド BOX10-1 倍加速度 BOX10-2 大型のサメ類 BOX10-3 ホッキョクグマ BOX10-4 衛星海洋学 BOX10-5 回遊 BOX10-6 エルニーニョとラニーニャ 第11章 ダイナミックな海岸線 11-1 沿岸の水の動き 浅瀬の波と屈折 磯波帯の循環 11-2 海浜 海浜の形状 砂の収支 11-3 海岸砂丘 11-4 バリアー島 バリアー島の景観 バリアー島の起源 嵐の影響 11-5 崖の海岸 11-6 三角州(デルタ) 11-7 人間が海岸に与える影響 11-8 今後に向けて 学習ガイド BOX11-1 オレゴンの海岸線 BOX11-2 マサチューセッツ州コッド岬 BOX11-3 テキサス州パドレ島 BOX11-4 カリフォルニア州サンディエゴ郡 BOX11-5 メリーランド州オーシャンシティーとアサティーグ島 BOX11-6 砂収支を調べる BOX11-7 カトリーナで溺れたニューオーリンズ 第12章 海岸の生態系 12-1 河口域 河口域の起源 河口域の循環と堆積作用 塩水くさび河口域 緩混合河口域 強混合河口域 河口域の生物学 12-2 ラグーン(潟湖) 12-3 塩性湿地 12-4 マングローブ湿地 12-5 サンゴ礁 サンゴ類の生物学 サンゴ礁の生態学 サンゴ礁の地質学 学習ガイド BOX12-1 チェサピーク湾 BOX12-2 塩性湿地の発達 BOX12-3 サンフランシスコ湾 BOX12-4 サンゴ礁の世界的な減少 BOX12-5 滞留時間 第13章 海洋の生息環境と生物相 13-1 大陸棚の生物学 浅海域 亜沿岸帯 13-2 外洋と深海の生物学 海洋の領域 深海底 13-3 今後に向けて 学習ガイド BOX13-1 ペンギン BOX13-2 クジラ類による海底での捕食 BOX13-3 サルガッソー海のホンダワラ類 BOX13-4 イカ類 第14章 海の資源 14-1 海洋法 海洋法条約 排他的経済水域 14-2 鉱物資源 石油と天然ガス ガスハイドレート 砂と礫 マンガン・ノジュール 海洋のコバルト・リッチ・クラスト リン酸塩堆積物 14-3 生物資源 漁業 海洋養殖 学習ガイド BOX14-1 メキシコ湾の海底油田とガス田 BOX14-2 栽培漁業と“スーパーフィッシュ” BOX14-3 ナンキョクオキアミ 第15章 海洋における人間の存在 15-1 汚染とは何か? 15-2 海洋中の炭化水素 15-3 都市排水と工業廃水 下水 金属類 人工の殺生物剤 15-4 海洋の浚渫と採掘 浚渫 海洋での採掘 15-5 乱獲 15-6 気候変動 15-7 海洋の未来 15-8 今後に向けて 学習ガイド BOX15-1 トリー・キャニオン号事件 BOX15-2 生物による環境修復 BOX15-3 エクソン・バルディーズ号の原油流出 BOX15-4 ニュー・イングランド地方の漁業の崩壊 BOX15-5 世界の海面上昇とその影響 BOX15-6 赤潮 BOX15-7 定常状態 付録 I 地球の特徴 II 単位の換算 III 地質年代 IV 地図と地形断面 V コリオリ偏向 用語集 索引
東京大学海洋研究所における科学研究費学術創成研究プロジェクトのもと、全国の研究者を糾合して、海洋生物における海洋生態系の構造と相互関係はどのようになっているか? を課題に最新の学術研究をわかりやすくまとめたものである。
何よりも,死なずに,食べられずにどう成長するか? 稚魚の体の構造とその生態の本然は,これにつきる.か弱い存在に見える稚魚だが,その生残戦略には,生命の本質が凝縮しているのだ.困難とされた魚類の生活環の解明に成功した著者が,分子レベルの知見も加え,今世紀の食料生産の柱である水産学と,それを支える生物学に新風を吹き込む.
河川環境の特性から生態まで、河川生態学を体系的かつ網羅的に解説。生物多様性の観点を軸に据え、最新知見を反映した待望の書。 最新知見に対応した、新しい河川生態学。他の自然環境とは異なる河川の特性と、そこに構築される独特の生態系を、生物多様性の観点を軸に解説。外来種問題を含む各種問題はもちろん、河川環境の復元事例も紹介する。
世界的な食糧争奪の世紀、四方を海で囲まれた日本を救うのは未来の水産業だ。海の基礎生産を理解し、持続的利用の術を知り、増養殖漁業の可能性を探る。豊富な事例とデータで、食料自給を海から拓く道を示す、水産研究者の総力を挙げた画期的論集。「森は海の恋人」運動の畠山重篤氏も特別寄稿。現場と研究双方から明日の水産を考える。 [推薦] 尾池和夫氏(財団法人国際高等研究所所長、京都大学前総長) 人類の祖先を辿ると魚に至る。海で生まれた生命の長い進化の過程で鍛え抜かれた極めて精巧な自然のテクノロジー、“生物生産”としてたゆみなく生み出される魚介藻類は、安全で栄養豊かな食料である。それは人々の健康を増進し、心の豊かさの源でもある。海洋国日本の持続性の基盤となる魚食文化と海への畏敬の念の再建、その今日的意義を日本のみならず世界に広める上で、本書が果たす役割は計り知れない。 嘉田由紀子氏(滋賀県知事) “買い負け”。お金に任せて世界中から食料を買い占める道は21世紀には通用しない。石油依存の20世紀型文明の行く末は見えている。アユ1匹工場では生産できない。究極のエネルギー源は太陽光を核とした自然の力しかない。幸い日本は、魚介藻類の生き物に満ちた海に取り囲まれている。本書は、海の力の精巧な仕組みを解き明かしながら、未来を拓く食料自給の実践が語り尽くされている。行政政策上もおおいに参考にさせてほしい。 さかなクン(東京海洋大学客員准教授、お魚らいふ・コーディネーター) さかなクンの“お魚の師”(水産学の師)中村良成様から、すばらしい贈り物が届き早速、拝読させていただきました。うぉ(魚)〜! ギョギョッ!! なるほど!!! 近年、問題となっているクロマグロ、クジラ、漁業、環境、そして食! “水産”の知っているようで、知らなかった事の多さに驚愕。さらに日本の伝統的な水産文化のすばらしさ! ウナギの明るい未来に向けての御研究、海藻のパワーなどワクワクがいっぱい! 先生方の偉大な御研究の集大成の感動が大漁です。 口 絵 はじめに [田中 克・川合真一郎・谷口順彦・坂田泰造] 序 章 [田中 克] 1 わが国の食料自給に果たす水産業の役割 2 沿岸漁業再生の今日的意義 3 沿岸漁業再生を藻場の再生から考える 4 沿岸漁業再生は地球的諸課題の同時的解決に貢献する 5 海から拓く食料自給 第1章 漁業危機の克服から再生へ向けて 序 [谷口順彦] 第1節 日本と世界の漁業の現状と再生への道 [中前 明] 1 わが国水産業の変遷 2 水産業の抱える問題と施策の方向 3 今後の水産業の再生に向けて 4 むすび 第2節 混迷するまぐろ類資源管理からの脱却に向けて [魚住雄二] 1 まぐろ漁業の変遷と管理の現状 2 クロマグロ資源とその管理の現状 3 最後に 第3節 貴重なタンパク源としての鯨との共存 [諸貫秀樹・森下丈二] 1 鯨類の利用と捕鯨の現状 2 鯨類利用の歴史 3 鯨類資源の状況 4 漁業との競合 5 商業捕鯨モラトリアムの歴史およびIWCの機能不全状態 6 IWCの正常化プロセスとその将来展望 7 食料自給とクジラ コラム1 ノルウェーの水産事情諸々 [上坂裕子] コラム2 韓国水産業の現状と将来性 [郭 又] コラム3 クロマグロ人工種苗の大量生産技術開発:クロマグロ資源を守るために [田中庸介] コラム4 イカ類資源の開発と可能性 [宮原一隆] 第2章 食料問題の解決に貢献する増養殖漁業 序 [谷口順彦] 第1節 増養殖漁業の現状と展開 [青海忠久] 1 世界の食料供給 2 日本の食料供給 3 養殖業の現状 4 今後の水産養殖業を規定する要因 5 未来を見据えた水産養殖の展望 第2節 栽培漁業の新たな展開 [輿石裕一] 1 栽培漁業とは 2 高まる栽培漁業への期待 3 現状と課題 4 事例に見る種苗放流の成果と問題点 5 栽培漁業の新たな展開 第3節 人工種苗生産が天然ウナギの絶滅を救う [田中秀樹] 1 ウナギの生活史 2 ウナギ資源減少の要因と絶滅の危機 3 人工孵化研究の歴史 4 催熟・採卵・仔魚飼育技術の現状 5 人工種苗生産は天然ウナギの絶滅を救えるのか? 第4節 遺伝的多様性保全に配慮した水産育種のあり方 [谷口順彦] 1 生物多様性条約と野生の保全 2 水族遺伝・育種の世界の動向に学ぶ 3 栽培漁業において配慮すべき遺伝的多様性保全の問題 4 種苗放流において必要な遺伝学的基本情報 5 野生集団の遺伝的多様性評価事例 6 集団構造から遺伝的管理単位の解明 第5節 内湾における環境調和型増養殖への提案 [谷口道子] 1 内湾の環境と高い基礎生産力 2 内湾における漁場浄化の試み 3 一石二鳥の生物浄化 4 水産漁獲物による窒素回収 5 美しく魅力ある内湾,次世代へ豊かな環境と漁場を コラム5 希少種ホシガレイの栽培漁業と展望 [和田敏裕] コラム6 餌があればいいじゃん:東京湾で逞しく育つ放流ヒラメ [中村良成] コラム7 東京湾の放流ヒラメが教えてくれたこと [中村良成] 特別寄稿1 水産行政から見た栽培漁業の評価と今後の課題 [成子隆英] 栽培漁業の歴史 栽培漁業の効果 栽培漁業の問題点や課題 栽培漁業の将来 第3章 漁業生産の基礎となる低次生産と海洋環境 序 [坂田泰造] 第1節 沿岸漁業再生のカギを握る基礎生産 [吉川 毅] 1 はじめに 2 海洋環境の特徴 3 海洋環境におけるプランクトンの役割 4 地球規模での基礎生産 5 沿岸海域での基礎生産 6 おわりに 第2節 仔稚魚を育む“海の米粒”カイアシ類 [上田拓史] 1 仔稚魚の主食はカイアシ類 2 Hjortの田ritical period秤シ説とカイアシ類 3 仔魚の減耗とカイアシ類の減耗 4 カイアシ類の体サイズ 5 カイアシ類の対捕食者戦略 第3節 対馬暖流と生物の輸送・分布 [加藤 修] 1 はじめに 2 対馬暖流の成り立ちおよび流路 3 生物の輸送・分布に果たす対馬暖流の役割 4 おわりに 第4節 海の中の森の再生 [吉田吾郎・八谷光介] 1 瀬戸内海における藻場の消失と再生 2 磯焼け研究の現状と課題:九州西岸域を中心に コラム8 春を告げる魚〜サワラ(鰆) [小路 淳] コラム9 県のさかな「イセエビ」の研究に奮闘 [松田浩一] 第4章 海や湖を取り巻く環境問題の深刻化と再生への道 序 [坂田泰造] 第1節 有害藻類ブルームの発生メカニズムと解決への道 [山口峰生・長崎慶三] 1 有害藻類ブルームの現状と発生メカニズム 2 HAB対策の現状と課題 3 まとめ 第2節 干潟の水質浄化機能とその再生 [鈴木輝明] 1 干潟域の浄化機能とは 2 水質浄化機能の評価手法と測定例 3 底生生態系の構造変化に伴う水質浄化機能の変化 4 赤潮発生時の干潟域の浄化機能 5 水質浄化機能の大きさ比較 6 干潟域の喪失は内湾をどう変えたか? 7 内湾環境修復の方針と課題 8 今後の課題 第3節 外来魚問題と内水面漁業 [細谷和海] 1 はじめに 2 淡水魚を取り巻く環境 3 外来魚とは 4 外来魚が与える影響 5 ブラックバスによる影響 6 生物多様性保全と内水面漁業 7 内水面漁場から親水空間へ 第4節 現代の公害問題:京都府舞鶴湾の一部地域における鉛汚染 [山本義和・江口さやか] 1 まえがき 2 調査の概要 3 まとめ コラム10 キューバに移入された外来魚ナマズ [山岡耕作] コラム11 水産におけるネガティブインパクト(1)地球環境問題 [坂田泰造] コラム12 水産におけるネガティブインパクト(2)水産増養殖と魚病 [坂田泰造] 第5章 海の生き物たちの知られざる秘密を探る 序 [川合真一郎] 第1節 新しい魅力的な科学への挑戦:バイオロギング研究が拓く新たな水棲生物の世界 [宮崎信之] 1 はじめに 2 研究の背景 3 機器の開発 4 研究のトピックス 5 今後の課題 6 おわりに 第2節 ヒラメ・カレイ類誕生の謎に迫る [鈴木 徹] 1 はじめに 2 ヒラメ・カレイ類の誕生 3 左右非対称性の個体発生 4 左右非対称性を作り出すNodal経路 5 Nodal経路による眼位のコントロール 第3節 魚類の多様性を探る:分子系統学からの挑戦 [西田 睦] 1 はじめに 2 進化的探究の基礎=系統枠 3 系統関係はどのようにして知ることができるか 4 魚類多様性の進化的由来を探る 5 今後の研究の展望 6 まとめにかえて コラム13 クロマグロの渡洋回遊 [北川貴士] コラム14 海に入ったカメ [松沢慶将] コラム15 魚の目から観たクラゲ [益田玲爾] 第6章 日本の食文化の復活と食の安全性の保障 序 [川合真一郎] 第1節 水産発酵食品にみる先人の知恵とその継承 [藤井建夫] 1 貯蔵から生まれた水産発酵食品 2 発酵と腐敗は同じ現象 3 くさや 4 塩辛 5 魚醤油 6 ふなずし 7 魚の糠漬け 8 失われつつある伝統食品 第2節 日本発 海藻発酵産業の創出 [内田基晴] 1 海の新しい発酵分野を拓く 2 海には未開拓の発酵パワーが眠っている 3 海で発酵が盛んにならなかった理由 4 初めの一歩,世界初の海藻の発酵技術 5 海藻の細胞化に着目してエサとして利用する試み 6 海藻発酵素材を食品として利用する試み 7 海藻を発酵させる技術を拓く 第3節 水産物の自給を阻害する社会経済的諸要因 [鷲尾圭司] 1 はじめに 2 筆者の経験と視点 3 水産物の自給率低下について 4 流通面から見た自給の阻害要因 5 安定供給が生む廃棄食材 6 食生活面での意識変化 7 安全と安心の違い 8 「地産地消」の落とし穴 9 町中の魚屋さんが減った 10 まとめ 第4節 水産エコラベル:その役割と影響 [田村典江] 1 水産エコラベルとは何か 2 水産エコラベルの誕生から拡大 3 養殖漁業における展開 4 今後の日本の水産学・水産業と水産エコラベル コラム16 イカナゴが地球温暖化を警告する? [日下部敬之] コラム17 水族館で南極の生き物を飼う [松田 乾] 第7章 再生のカギを握る新たな統合学問の展開 序 [田中 克] 第1節 黒潮流域圏総合科学の展開 [深見公雄] 1 はじめに 2 黒潮流域圏総合科学とは何か 3 黒潮圏海洋科学研究科の立ち上げと黒潮流域圏総合科学の実施体制 4 黒潮流域圏総合科学の具体的研究内容 5 「“黒潮の恵み”を科学する」ことの意義 6 学際的研究の必要性 7 最後に 第2節 沿岸漁業再生と森里海連環学 [田中 克] 1 はじめに 2 わが国の食料自給の今日的意味 3 海から拓く食料自給への道 4 琵琶湖に見る漁業の衰退と再生への道 5 有明海に見る漁業の衰退と再生への道 6 森里海連環の再生に基づく沿岸漁業の振興 7 沿岸漁業再生への道 8 食料問題と環境問題の同時的解決 9 21世紀型の統合学問:森里海連環学の展開 10おわりに 第3節 カキ養殖漁師が切望する森から海までの一体科学 [畠山重篤] 1 はじめに 2 長良川河口堰建設反対運動の教訓 3 縦割行政と縦割学問 4 山に翻った大漁旗 5 鉄の科学が水産を救う コラム18 うざねはかせ [畠山重篤] コラム19 伊豆の海に潜り続けて [御宿昭彦] 特別寄稿2 有明海の再生に挑む [浜辺誠司] 100分の1のアサリ 汽水域は魚のゆりかご 水の会結成 活動森編 活動海編 人が動けば環境は変わる 終 章 [川合真一郎] あとがき [遠藤金次] 参照文献・参照ウェブサイト 用語解説 索 引 編者紹介・執筆者紹介
さかなクンおすすめ!2歳からの「はじめてのずかん」。こどもが大好きな水辺の生きものを網羅。迫力の写真、NHKの映像で紹介! 未就学児向けシリーズ「動く図鑑MOVE はじめてのずかん」、第5弾はさかなクンもおすすめの「さかな」! MOVEを読み始める前の未就学児向けのDVDつき読み聞かせ図鑑です。 印象に残る大きな生態写真と読み聞かせを通じ、身近な生きもののおもしろさやふしぎに触れてもらう、はじめての図鑑です。 MOVEシリーズの魅力をそのままに、親子の会話が弾む図鑑です。 今回の「さかな」は、魚だけにとどまらず、こどもが海や川、水族館などで出会う、イカやタコ、貝なども生きものも紹介し、こどもたちが実際に出会う生きものの姿を楽しめるように工夫しています。 ギネス世界記録に認定されたことで話題になった「トビウオの映像」などNHKアーカイブスの貴重な映像を収録したDVDも見逃せません! ●主な内容 2歳からの動く図鑑MOVE NHKのスペシャル映像つき『はじめてのずかん』 脳医学者がつくった好奇心いっぱいの「賢い子」を育てる 画期的図鑑の登場です! 読みきかせできる図鑑として親と子で楽しむこともでき、 こどもひとりで読んでも、眺めても、観ても、楽しい図鑑です! 小学低学年のひとり読みにも最適です。 ファースト図鑑として、小さなこどもが海、川、水族館、魚屋さん、お寿司屋さんで出会う身近な生きものを網羅。 サメ、サケ、マグロ、サバ、アユなどの魚から、イカ、タコ、クラゲ、ザリガニまで、水辺で出会う身近な生きものを紹介します。 生きものとして観察する、食べるものとして味わうなど、「こどもたちの知りたい」が詰め込まれています。 クイズやコラムなども満載で、親子で楽しむことができます。 はじめて出会う自然の世界を、季節を感じさせる本格的なイラストとダイナミックな写真、NHKの貴重なアーカイブ映像で紹介します。 総監修には、脳研究者・瀧靖之先生をむかえ、好奇心を育み、脳を育てるしかけも随所に入れ込んでいます。 生きものの監修には、魚類学者の宮崎佑介先生をむかえ、生物学、分類学についても本格的な内容です。
ふるさとの自然を守るためには何をすればいいのか。これまで見過ごされがちであった日本産魚類が、日本国内で外来魚として引き起こしている問題点をまとめ,真の生物多様性保全への道を拓く。その問題を問う、わが国初の本。 巻頭言 はしがき 第I部 「国内外来魚問題」 第1章 国内外来魚とは何か コラム1 国内外来魚となった絶滅危惧種 第II部 国内外来魚による生態系・群集の変化 第2章 有明海沿岸域のクリーク地帯における国内外来魚の分布パターン 第3章 湖沼におけるコイの水質や生物群集に与える生態的影響 第4章 シナイモツゴからモツゴへ 非対称な交雑と種の置き換わり 第5章 タナゴ類における遺伝子浸透 見えない外来種 第6章 琵琶湖から関東の河川へのオイカワの定着 第7章 大和川水系で認められたヒメダカによる遺伝的撹乱 コラム2 撹乱される希少淡水魚 第III部 国内外来魚拡散の要因と対策 第8章 琵琶湖水系のイワナの保全と利用に向けて コラム3 内水面漁業と国内外来魚 第9章 国内外来魚の分布予測モデル コラム4 吉野川分水による意図せぬ人為的な魚類の移動 第10章 日本の水産業における海産魚介類の移植放流 第11章 鑑賞魚店における日本産淡水魚類の販売状況と課題 第12章 外来魚問題への法令による対応:特に国内外来魚問題に対して コラム5善意の放流が悪行に!? 神奈川県大井町における外来メダカ駆除事例 第IV部 保全放流と国内外来魚問題:より良い保全活動のために 第13章 奈良県におけるニッポンバラタナゴの保全的導入 第14章 岐阜県におけるウシモツゴ再導入の成功と失敗 コラム6 保全の単位:考え方、実践、ガイドライン 付録:生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイドライン(放流ガイドライン、2005) 用語解説 索引
初めて図鑑を手にするこどものための魚と水生生物の図鑑。素朴な疑問に答えながらさまざまな知識が身につきます。 初めて図鑑を手にするこどものための魚と水生生物の図鑑です。こどもからの素朴な疑問を集め、それに答える形で構成しました。魚のほか、タコやイカ、エビやカニ、カエルのことなど、疑問を解決しながら、さまざまな知識が楽しく身につきます。
スーパーで売っているパックの魚がもとはどんな形だったか知っていますか?そして、あなたが食べるその切り身、魚のどの部分かわかりますか?スーパーやお魚屋さんで、家庭の食卓、レストランで、親子で一緒にお魚の話をすれば、きっとお魚が好きになるはず! コラムでは、ド迫力! マグロの解体ショーの様子を紹介。食卓を囲んで親子でたのしく学べる食育図鑑。 Part1.写真で見る切り身ともとの形 ブリ・サケ・タラ・カツオ・タイ・カレイ・ニシン・ウナギ・アジ・サバ・サワラ・サンマ・イワシ・タチウオ・フグ・イカ・タコ・エビ・カニ・カキ・ホタテガイ Part2.いのちをいただく 丸のままの魚から切り身へ マグロはどんな魚? マグロ漁を見てみよう 養殖・栽培漁業って、なに? 魚はなにに加工されるの? かまごこづくり Part3.もっとしろう 魚の流通について知ろう 魚はどれだけ食べられているの? おさかなコラム 出世魚/ブリの養殖 サケの産卵/サケとマス 棒ダラ/ヨーロッパの干しダラ かつお節 いろいろなタイ/タイの養殖 カレイとヒラメ ニシンの御殿 ウナギの変態 特別なアジ/DHAとIPA
海を泳ぐ魚がすぐわかる、海の魚と友だちになる本。生きものの特徴がわかる。よく似たものとの区別がわかる。 サメの仲間 エイの仲間 ゴンズイ、エソの仲間 ウツボ、アナゴの仲間 アンコウの仲間ほか マツカサウオの仲間ほか ウミテングの仲間ほか ヨウジウオの仲間ほか サヨリ、ボラの仲間 オコゼ、カサゴの仲間〔ほか〕
四国西南部には日本全体の4分の1の魚類が生息している。長年の調査により確認された849種を、2300点のカラー写真で紹介。 愛媛県愛南町水域の詳細な魚類図鑑。四国西南部の限られた地域に、日本全体の4分の1の魚類が生息している。長年にわたる調査により確認された849種の魚類を、2300点を超えるカラー写真で紹介、その生態を解説する。 黒潮に洗われ、温帯性魚類とともに熱帯性魚類も数多く生息し、リアス式の複雑な海岸線が魚類にとって多様な生息場所を作り出している愛媛県愛南町の海。四国西南部のこの限られた地域に、日本全体の4分の1の種類の魚類が生息している。 さらにここには、長年にわたって丹念に魚を調査した人達がいた。彼らによって確認された849種の魚類を、2300点を超えるカラー写真で紹介、その生態を解説する。 発刊によせて/口絵/凡例 愛南町の概要 本書に出てくる主な地名/魚各部の名称 用語解説 本文:生態編643種、漁獲物編417種 資料編:愛南町の魚類相/愛南町魚類リスト 参考文献 謝辞 索引
埼玉にすむ淡水魚約70種を解説した写真図鑑。水辺にすむ両生類や甲殻類10種も紹介。 埼玉にすむ淡水魚約70種を解説した写真図鑑。水辺にすむ両生類や甲殻類10種も紹介。 埼玉県には荒川と利根川の二大河川のほかに多くの中小河川や用水路が流れ、そこには外来魚も含め約70種の魚が生きている。そんな魚たちを紹介する埼玉県で初めての淡水魚図鑑。知来要氏が長年に渡って撮りためた個性豊かな魚たちの写真をふんだんに使用し、水辺で見られる両生類や甲殻類なども掲載。巻末には埼玉県内の魚に関わる施設を紹介している。 ・上流域の魚 ・中流域の魚 ・下流域の魚 ・埼玉県内の絶滅種 ・水生生物(両生類・甲殻類10種) ・埼玉県の漁業協同組合一覧 ・川と魚を学ぶ施設 ・コラム