【2024年】「観光学」のおすすめ 本 33選!人気ランキング
- 観光学基礎
- 入門観光学[改訂版]
- ポスト・オーバーツーリズム: 界隈を再生する観光戦略
- 観光学ガイドブック―新しい知的領野への旅立ち
- オーバーツーリズム: 観光に消費されないまちのつくり方
- 観光学入門 (有斐閣アルマ)
- 外国人が見た日本-「誤解」と「再発見」の観光150年史 (中公新書 2511)
- ここからはじめる観光学: 楽しさから知的好奇心へ
- 住民と自治 2020年 5月号 (特集:「観光立国」政策下のオーバーツーリズム、そして新型コロナ禍の教えること) [雑誌]
- インバウンド再生: コロナ後への観光政策をイタリアと京都から考える
オーバーツーリズムとは何だったのか 日本の観光政策の現段階 ヴェネツィア-テーマパーク化からの脱却を目指す古典的観光都市 バルセロナ-都市計画を通した観光活動適正化の試み ベルリン-DMOを軸に観光の質を追求する アムステルダム-住民生活の優先を明確化した網羅的な政策対応 サントリーニ島-歴史的町並み保全制度の奏効と観光インフラ整備の推進 京都-オーバーホテル問題に直面する世界的観光都市の岐路 由布院-生活型観光地が模索する暮らしと観光の距離感 倶知安-外国化した地域の主権を取り戻す地域住民の模索と努力 オーバーツーリズムから包摂的な観光へ
グローバル化の進展と移動に関連するテクノロジーの発達にともなう「移動時代」における観光の変容を多角的に考察。●著者紹介神田孝治(かんだ こうじ)立命館大学文学部 教授文化地理学・観光地理学・観光学遠藤英樹(えんどう ひでき)立命館大学文学部 教授観光社会学・現代文化論高岡文章(たかおか ふみあき)立教大学観光学部 教授観光社会学鈴木涼太郎(すずき りょうたろう)獨協大学外国語学部 教授観光研究・観光文化論・観光人類学松本健太郎(まつもと けんたろう)二松学舎大学文学部 教授記号論・メディア論・映像論 序 『移動時代のツーリズム』とは 「動きゆく観光学」の姿とその探究 第Ⅰ部 キーポイントから読み解く移動時代のツーリズム 1 観光客のまなざし インターネットが関与する動的な観光地の様相 【コラム1】インスタグラムとフォトスポット 2 テクノロジー モバイル・テクノロジーと変わりゆく観光の姿 【コラム2】メディアとテクノロジー 3 コンテンツ 観光に憑依するハローキティ 【コラム3】「精神的な移動」とアニメ・マンガ・ゲーム 4 パフォーマンス 2.5次元文化とツーリズム 【コラム4】ゲストハウスの「夜の魔法」とパフォーマンス 5 真正性 失われた本物を求めて 【コラム5】「伝統的な陶芸村」バッチャンの演出とその変遷 6 記憶 産業観光とノスタルジー 【コラム6】移動がもたらす戦争の記憶の変化 7 ジェンダー ロマンス・ツーリズムによるジェンダー関係の逆転と経済格差の超越という幻想 【コラム7】バーチャルなキャラクターに「会いに」行く 8 エスニシティ エスニック・タウンの観光資源化 【コラム8】エスニックな雑貨をめぐる人とモノと想像力の移動 9 ホスピタリティ イスラームの歓待精神が生み出すモビリティ 【コラム9】移動管理とセキュリティ 10 リテラシー 観光を学び問う価値とは 【コラム10】孤児院ボランティアツーリズムに関わる問題とツーリストのリテラシー 第Ⅱ部 移動時代におけるツーリズムの諸相 11 ガイドブック 物質と交差する観光ガイドのかたち 【コラム11】トリップアドバイザーがもたらす「記録」と「予期」の循環回路 12 おみやげ 旅するマトリョーシカのルーツとルート 【コラム12】おみやげをつくる資源の移動と地域の技術 13 乗り物 旅の利便性/旅の真正性 【コラム13】ライドシェアサービスと観光 14 都市 「社会を越える社会学」を越えて 【コラム14】「スラムツーリズム」とツアーガイド 15 テーマパーク 位置情報ゲームによる「テーマパーク的空間」の拡張 【コラム15】オタク化するディズニーランドとピューロランド 16 まちづくり 観光まちづくりのモビリティ 【コラム16】ライフスタイル・ツーリズムとまちづくり 17 アート さまざまな「移動」を促す地域芸術祭 【コラム17】ジョージタウンのアート 18 宗教 移動によって作られる宗教と観光の関わり 【コラム18】宗教巡礼へのアクセスにみるモビリティの多様な編制 19 ダークネス 構築する・出会う・混じり合う 【コラム19】移動とダークツーリズム 20 リスク リスクの贈与から歓待の贈与への弁証を目指して 【コラム20】COVID-19への感染リスクと観光移動 あとがき 索引
脱組織化資本主義社会における観光の役割 「観光社会学」の対象と視点 観光の近代と現代 神戸の観光空間にひそむ「風景の政治学」 日本人の海外旅行パターンの変容 パフォーマティヴなダークツーリズムの可能性 田園観光と「ロマン主義的まなざし」 ツーリズム・モビリティーズ研究の意義と論点
「最後の楽園」「神々の島」——それぞれのイメージを胸に,毎年大勢の外国人観光客が訪れるインドネシア・バリ島.グローバル化が進むなか,その伝統文化はどのように再構築されていったのか? バリを舞台に,観光という切り口から今日の文化生成の動態を描き出す.
序論 観光 帝国主義の一形態としての観光 エスキモー観光 先住民観光における性別役割 トンガ観光の再検討 観光の理論的分析に向けて インドネシア・スラウェシのトラジャにおける観光 切り売りされる文化 カタルーニャのリゾート都市における観光とツーリストの見方の変化 ノースカロライナ州沿岸地域の三つの町における観光と開発 観光がアメリカ合衆国南西地方インディアンの芸術と工芸に与えた影響 楽しみと儲けのための骨董品づくり ポリネシアン・カルチュラル・センター 人類学的視座からの観光研究
旅行、情報や廃棄物の移動、都市テロや伝染病など、21世紀の移動と越境を論じ、ポスト国民国家における脱中心的な市民社会を予見。 レジャーや仕事のための旅行から、情報や廃棄物の移動、そして都市テロまで、21世紀の移動と越境を論じ、ポスト国民国家における脱中心的な市民社会を予見する。 モノ、コト、ヒトが「社会を越える」ことによって社会学はいかなる方向に向かうのか──。市民社会論と時間・空間論を両輪に、従来の社会学においてブラックボックスとなっていた「移動」概念に焦点を当て、レジャーや仕事のための旅行から、情報や廃棄物の移動、都市テロや伝染病まで、21世紀の移動と越境を論じ、ポスト国民国家における脱中心的な市民社会を予見する。 凡例 謝辞 日本語版への序文 第1章 社会 はじめに 「社会などというものは存在しない」 社会学のさらなる新しい方法的規準 第2章 メタファー はじめに 移動性のメタファー グローバルなもののメタファー 球体(グローブ)と圏域(スフィア) 結び 第3章 旅行 はじめに 身体的旅行 モノの移動 想像上の移動 バーチャルな旅行 結び 第4章 感覚 はじめに 視覚性 嗅ぐこと、聴くこと、触ること 結び 第5章 時間 はじめに 社会的時間と生きられる時間 自然の時間と社会の時間 瞬間的時間 結び 第6章 居住 居住とコミュニティ ローカルな帰属 ブント 文化遺産、国民、ディアスポラ 結び 第7章 シチズンシップ はじめに シチズンシップをめぐる論争 シチズンシップと環境 グローバルな市民 結び 第8章 社会学 庭園師と猟場番人 移動する市民社会 移動を調整する 移動する自然 複雑な移動性 結び 訳注 監訳者あとがき 邦訳参考文献 参考文献 事項索引 人名索引