本書は、ソフトバンクの孫正義社長が現役最強の経営者である一方、歴史に名を残すための課題に直面していることを探る。急速に拡大する事業の中で、米スプリントの低迷や国内事業の成長鈍化、保守的な戦略が競争力を損なう懸念がある。孫社長は「情報革命で人々を幸せに」という理念を掲げ、300年間発展し続ける組織作りを目指しているが、これらの課題にどう立ち向かうかが問われている。