ワーキングメモリと日常: 人生を切り拓く新しい知性 (認知心理学のフロンティア)
生涯にわたる発達において,ワーキングメモリはどのような役割を果たすのか。 成功(専門知識の獲得)や失敗(嗜癖行動,不適切な意思決定)との関係を明らかにし, 日常生活に与える影響を示す。トレーニングの利点も言及。 ワーキングメモリ――情報の意識的な処理――は,知性における最も重要なものの一つとしてますます認識されてきている。・・・ 本書では,一流の心理学者たちがワーキングメモリに関する最新の研究をレビューし,ワーキングメモリが人の発達や生涯においてどのような役割をしているかについて考察している。豊かなワーキングメモリがどのように成功(学術的に,そして専門知識の獲得に)と関係し,乏しいワーキングメモリが失敗(嗜癖行動や不適切な意思決定)と関係しているのかが明らかにされているのである。寄稿論文はまた,ワーキングメモリが私たちの認知的な進化においてどのような役割を果たしているか,そして日常生活の諸事,例えば何を食べ,どのくらい眠るかといったことがワーキングメモリの機能にどのように影響するかといったことを示している。最後に,ワーキングメモリトレーニングの利点に関するエビデンスについて探求している。(「認知心理学のフロンティア・シリーズ」紹介文より引用) ◇目次 第I部 ワーキングメモリ:新しい知性 第1章 ワーキングメモリ:序論 第2章 ワーキングメモリと知能:展望 第3章 ワーキングメモリの進化 第II部 生涯にわたるワーキングメモリ 第4章 発達におけるワーキングメモリ 第5章 ワーキングメモリの階層モデルと健康な高齢者のその変化 第III部 ワーキングメモリと専門知識 第6章 熟達者のワーキングメモリ:伝統的なワーキングメモリ概念との質的な相違 第7章 ワーキングメモリ容量と音楽の技能 第IV部 ワーキングメモリと身体 第8章 ワーキングメモリと食習慣 第9章 断眠とパフォーマンス:ワーキングメモリの役割 第10章 ワーキングメモリと嗜癖行動 第V部 ワーキングメモリと意思決定 第11章 ワーキングメモリと不安:個人差と発達の相互作用を探る 第12章 情動と認知的制御の統合 第13章 ワーキングメモリと瞑想 第VI部 ワーキングメモリの将来:トレーニング 第14章 ワーキングメモリをトレーニングする 第15章 ワーキングメモリトレーニング:神経イメージングからの洞察 第Ⅰ部 ワーキングメモリ:新しい知性 第1章 ワーキングメモリ:序論 第2章 ワーキングメモリと知能:展望 第3章 ワーキングメモリの進化 第Ⅱ部 生涯にわたるワーキングメモリ 第4章 発達におけるワーキングメモリ 第5章 ワーキングメモリの階層モデルと健康な高齢者のその変化 第Ⅲ部 ワーキングメモリと専門知識 第6章 熟達者のワーキングメモリ:伝統的なワーキングメモリ概念との質的な相違 第7章 ワーキングメモリ容量と音楽の技能 第Ⅳ部 ワーキングメモリと身体 第8章 ワーキングメモリと食習慣 第9章 断眠とパフォーマンス:ワーキングメモリの役割 第10章 ワーキングメモリと嗜癖行動 第Ⅴ部 ワーキングメモリと意思決定 第11章 ワーキングメモリと不安:個人差と発達の相互作用を探る 第12章 情動と認知的制御の統合 第13章 ワーキングメモリと瞑想 第Ⅵ部 ワーキングメモリの将来:トレーニング 第14章 ワーキングメモリをトレーニングする 第15章 ワーキングメモリトレーニング:神経イメージングからの洞察