二番目の悪者

林 木林
小さい書房
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金色のたてがみを持つ金ライオンは、一国の王になりたかった。 自分こそが王にふさわしいと思っていた。 ところが、街はずれに住む優しい銀のライオンが 「次の王様候補」と噂に聞く。 ある日、金のライオンはとんでもないことを始めた-―。 登場するのは動物ばかり。人間はひとりも出てきません。 けれど1ページ目はこの言葉から始まります。 「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」

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