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ショーペンハウアーの哲学における,道徳 - 形而上学的世界経験としての苦悩=「生の嘆き」の意味を捉えなおす。〈ショーペンハウアー賞〉受賞論文の単行本化。
表象,意志,倫理,芸術,宗教などのテーマでその思想を網羅的に分析しつつ,近年の「遺稿」研究の成果をふまえ,ショーペンハウアーの読みの可能性を拡大する。
哲学とその方法について 論理学と弁証法の余論 知性について 物自体と現象との対立についての二三の考察 汎神論について