【2024年】「上野千鶴子」のおすすめ 本 9選!人気ランキング
非婚/未婚/既婚、正規労働/非正規労働、性差別的な売春か/セックスワークか、女性の保護か/男女平等か――。差別に抗いながらもともに声を上げられない現実を、権力構造によるジェンダー分断、考え方や生き方、個人の関係性などの視点から読み解く。 はじめに――オンナの呪いを解く 第1章 女は連帯できないのか――フェミニズムとシスターフッド 1 呪いを解く知としてのフェミニズム 2 フェミニズムが見据えてきた「女同士」 3 シスターフッドの発見――分断のメカニズムへの抵抗として 第2章 対話、問い直し、フェミニズム 1 女性の活動への関心と縁 2 平場という関係とその困難 3 「対話」の工夫と調整 4 他者との対話、自己との対話 第3章 フェミニズムの「呪い」と女の欲望 1 フェミニストとしての自分を縛る「呪い」 2 ロック文化とフェミニズム 3 「エロ」はフェミニズムの敵なのか 4 「酒場女子」をめぐるモヤモヤ 5 フェミニズムか反フェミニズムかの二分法を超えて おわりに――他者と適度につながり続けるために
「このひとがいなかったら、日本にフェミニストカウンセリングはなかった。最後の著書になるかもしれないと、明かされなかった秘密を今だから語り残す。」――上野千鶴子(社会学者)母、妻としての役割しか求められない女性たちの心理的虚しさは、贅沢な悩みとして取りあってもらえず、夫からの暴力は夫婦間の問題として軽く扱われていた。セクハラという言葉はなく、痴漢は女性に隙があったと責任を転嫁された。1980年とはそんな時代だ。フェミニストカウンセリングは、「苦しいのは、あなたが悪いのではない」と女性たちへ「語り」を促し、社会の変化を後押ししてきた。「ノー」を言う、自己主張をする、「自分」を伝えるためにもがいた、連帯の土台。女性たちが語り、聞いてもらえるカウンセリング・ルームをはじめて作った創始者がエンパワーメントの歴史をひもとく。
大軍拡路線に舵を切った2023年度予算が成立した。これに危機感を持った様々な分野で活躍する女性たちが互いに声を掛け合い「平和を求め、軍拡を許さない女たちの会」を立ち上げ、声明を発表すると共に、賛同署名を募る運動をChange.orgで呼びかけている。 軍拡は、子どもや女性、少子化対策をなおざりにしこの国を衰退に導き、近隣諸国に敵を作るだけで、やるべことは軍拡ではなく外交努力を積み重ね平和を模索することだ。 本書は、この日本社会に大きな危機感を持ち、「女たちの会」に賛同した有志によって編まれた。子どもたちが戦争で苦しむような社会にしたくない、軍拡の予算があれば社会的弱者をもっと救えるはずだ、勝手に政府だけで決めずにもっと市民の声を聞いてほしい――などの思いで、それぞれの立場から声を上げた。 はじめに 平井美津子 阿久沢悦子 「武器を買うより、子どもの誕生日を祝いたい」 安彦恵里香 恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存することができるように 市田真理 子どもたちは わかってる 岡野八代 この国は、いったい何のために存在しているのか――人殺しを止めろ! 奥谷禮子 国民を守る術――「ほほづゑ」 小野川文子 障がいのある人・子どもそして家族と戦争 海北由希子 外国人労働者依存とトマホーク爆買い:人口減少と国力低下に歯止めがかけられない政権与党はクビに 景山佳代子 「国」を守るとは言っても、「民」を守るとは言わない日本政府 清末愛砂 語りの不可能性に向き合いながら、軍事力に依拠する安全保障に異を唱える 栗原佳子 「沖縄を再び戦場にしないで」 軍備増強に断固反対 元学徒ら声明 糀谷陽子 武器より教育 幸田 泉 岸田首相の「聞く力」は誰の話を聞いているのか 小山美砂 「被爆者」と認められない原爆被害者たちの、今も続く闘い 酒井かをり 戦争をはじめない決意と引き返すための対話を! 笹本育子 青年教職員たちの願いは 志田陽子 「安保3文書」にインフォームド・コンセントはあるか 志水博子 すでに公教育において戦争への準備は進みつつある 杉浦ひとみ 戦争のない社会で子どもたちを育てたい〜今こそコスタリカに学びたい 砂脇 恵 今、政治に求められているのは、いのちと暮らしの安全保障 髙橋恵子 1人でも多くの国民が幸せを感じることができる予算を 田中優子 今なら引き返せる 寺内順子 こどもたちの未来のために〜軍拡ではなく社会保障・教育費の拡充を 橋本智子 プチ憲法カフェ 〜私たちの「平和のうちに生存する権利」を守れ! 濱田恵美 心満たされた笑う大人の姿を子どもたちに見せてあげたい 菱山南帆 子女たちは軍拡に反対する 平井美津子 全ての子どもたちが平等に扱われる社会を 前田佳子 「#軍拡より生活」で連帯していきましょう! 宮崎園子 履歴書に「想い」が伴わない軽薄さ 望月衣塑子 反戦を願うみんなの声をたぐり寄せて おわりに 石田法子 今、声を上げずにいつ平和を語るのか?
世間知らずだった子供時代、孤独を抱えて生きていた十代のころ……。著者の知られざる生い立ちや内面を鮮やかに綴ったエッセイ集。 「けんかの達人」とよばれるフェミニストの意外な一面世間知らずだった子供時代、孤独を抱えて生きていた十代のころ……。著者の知られざる生い立ちや内面をy抑制された筆致で綴ったエッセイ集。
差別はなぜ生まれるの? 「思い込み」や「決めつけ」など、身近なところから差別を考えます。人権作文コンテストの資料にも最適。 差別はなぜ生まれるの? 差別はなぜよくないことなの? 「思い込み」や「決めつけ」、ときには「冗談」から生まれてしまうものまで、身近なところから差別を考えます。関連するいじめの問題や障がい者への差別の歴史、子どもの権利条約や障害者権利条約といった国際ルールにも触れており、人権作文コンテストの資料にも最適です。 差別はなぜ生まれるの? 「思い込み」や「決めつけ」など、身近なところから差別を考えます。人権作文コンテストの資料にも最適。