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【2025年】「上野千鶴子」のおすすめ 本 49選!人気ランキング

この記事では、「上野千鶴子」のおすすめ 本 をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。
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目次
  1. 生きることのはじまり
  2. 往復書簡 限界から始まる
  3. 1980年、女たちは「自分」を語りはじめた フェミニストカウンセリングが拓いた道
  4. 在宅ひとり死のススメ (文春新書 1295)
  5. 私たちは黙らない!
  6. プリンセスお母さん
  7. 翻訳をジェンダーする (ちくまプリマー新書 469)
  8. 差別ってなんだろう?──1巻 差別はいま、ここにある (差別ってなんだろう? 1)
  9. ニッポンはおいしい!
  10. ひとりの午後に (文春文庫)
他39件
No.1
100

朝鮮古典芸能家の娘の著者が重度身障者となり、施設生活・運動を経て自立、障碍者の芸術集団「態変」を興し一児の母へ。半生の軌跡 朝鮮古典芸能家の母から生まれた著者が重度身障者となり、施設生活・運動を経て自立、障碍者だけの芸術集団「態変」を主宰し、一児の母となるまでの半生の軌跡。 絶望を生きるわたしたちへ。 障碍者だけのパフォーマンス集団「態変(たいへん)」の主宰者が、想像を絶する極限状況を生き延び、人間の本質を問い続けた「生きること」の物語。 朝鮮古典芸能の伝承者で、在日1世の母から生まれた著者。継承を期待されるが3歳でポリオ(小児マヒ)を発病し、首から下が全身麻痺の重度障碍者となる。苦悶に満ちた4年間の入院治療の末に退院、肢体不自由児施設での集団生活を10年間過ごす。そこでは、設備不備による劣悪環境下で友人の死を目の当たりにする。その後、障碍者自立解放運動に参画、同時に、当時はまだ珍しかった、24時間介護の自立障碍者となる。運動組織の分裂・解体をきっかけに「態変」を旗揚げし1児の母へ。その壮絶な半生の軌跡を、切実な筆致で描く。 ──  私の生い立ちには、徹頭徹尾、普通ということが何一つない。かなり変わった存在である。  誕生したのは一九五三年十一月二日。大阪府の池田市というところで生まれた。よけいなことだが干支は巳、血液型はO型、星座は蠍さそり座である。私の母親は在日の一世。いわゆる朝鮮半島から日本に渡ってきた朝鮮人である。だから日本語はたどたどしく、苦手だ。また、この人は朝鮮の古典芸能の伝承者で、芸人として生きてきた。この母の生きざまによって私の存在がかなり規定された面は大きい。    在日朝鮮人という立場も、日本の中では少数派だと思うが、在日の中でも古典芸能家というのはもっと数少なく、一般的な在日の家庭ともまた違った特殊な家庭といえるだろう。私は十人兄弟の末っ子で、母親は四十二歳のときに、他の兄弟とは父親の違う子どもとして私を産んだ。そして三歳のときにポリオに罹り、それ以来、小児マヒの後遺症として全身麻痺障碍者となり私の人生ははじまる。    在日の朝鮮古典芸能家という少数中の少数の珍しい家庭に生まれ、またそのうえに重度の障碍者になった。同じ立場の人を他に探そうとしてもそうはいない。この徹頭徹尾「普通」ということがない私の生い立ちは、結果として私には幸いしたと思う。 (「第 一 章  母、そして幼いころ」より) ── これはわたしたちみんなの物語なのだ。 ──高橋源一郎(作家) ちくまプリマーブックスの不朽のエッセイを、28年ぶりに新装で復刻。著者が新たにあとがきを書き下ろし、作家・高橋源一郎と、当時の担当編集者・藤本由香里による寄稿を収録。 プロローグ ミルク玉つぶし  第一章 母、そして幼いころ   朝鮮古典芸能の至宝=母・金紅珠のこと   出生   ポリオ発病   阪大病院南二階2号室   束の間の帰宅 第二章 障碍児施設へ   別離   孤独な子どもたち   死んでいく友達   人間のエゴを見つめて   思春期の中で   軽度か重度か―施設の現実   何のための努力? 第三章 暗いトンネル    高校へ行きたい  努力嫌いの白昼夢  学校探し  私には選挙権がない 「トイレまで行けたら学校入れたる」  帰宅―通信高校へ  遠い級友たち  死を選んだ人   第四章 運動   初めて、キム・マンリとして 「青い芝」という運動  集会か、学校か  ほな、出ていくわ  包丁を振り上げた母 「生きていくのはおまえ自身だから」 第五章 生きることのはじまり  「いのちの初夜」  二十四時間の介護  今、産まれ出た幸福  障碍者のバリケード  翳り  分裂   組織解体  第六章 自分を頼りに   野垂れ死にの精神   警察が、なぜ……    私が私であることを求めて  「帰りたいなら今すぐ帰れ!」   沖縄―再生への旅  第七章 劇団「態変」旗揚げす  「国際障害者年」って何だ?   「国際障害者年」なんてブッ飛ばせ!   「態変」動きだす  旗揚げ公演『色は臭へど』  「やるからにはメジャーになろう」   K君―「ゲリラ・クヨクヨ」のこと 第八章 宇宙的な時間  子どもが産まれる!    出産、そして育児  新しい世界―宇宙人の視点  劇団復帰 「態変」ケニアに行く  産まれること、生きること あとがき  寄稿  はじまりの風景 高橋源一郎  天地とのインプロビゼーション 金滿里さんのこと 藤本由香里  降りそそぐ大地からの噴射を獲らまえて放つ 新装復刻版あとがきに変えて 金滿里

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No.2
100
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No.3
100

「このひとがいなかったら、日本にフェミニストカウンセリングはなかった。最後の著書になるかもしれないと、明かされなかった秘密を今だから語り残す。」――上野千鶴子(社会学者)母、妻としての役割しか求められない女性たちの心理的虚しさは、贅沢な悩みとして取りあってもらえず、夫からの暴力は夫婦間の問題として軽く扱われていた。セクハラという言葉はなく、痴漢は女性に隙があったと責任を転嫁された。1980年とはそんな時代だ。フェミニストカウンセリングは、「苦しいのは、あなたが悪いのではない」と女性たちへ「語り」を促し、社会の変化を後押ししてきた。「ノー」を言う、自己主張をする、「自分」を伝えるためにもがいた、連帯の土台。女性たちが語り、聞いてもらえるカウンセリング・ルームをはじめて作った創始者がエンパワーメントの歴史をひもとく。

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No.4
100
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No.5
88

私たちは黙らない!

平和を求め軍拡を許さない女たちの会 関西    
日本機関紙出版センター

大軍拡路線に舵を切った2023年度予算が成立した。これに危機感を持った様々な分野で活躍する女性たちが互いに声を掛け合い「平和を求め、軍拡を許さない女たちの会」を立ち上げ、声明を発表すると共に、賛同署名を募る運動をChange.orgで呼びかけている。 軍拡は、子どもや女性、少子化対策をなおざりにしこの国を衰退に導き、近隣諸国に敵を作るだけで、やるべことは軍拡ではなく外交努力を積み重ね平和を模索することだ。 本書は、この日本社会に大きな危機感を持ち、「女たちの会」に賛同した有志によって編まれた。子どもたちが戦争で苦しむような社会にしたくない、軍拡の予算があれば社会的弱者をもっと救えるはずだ、勝手に政府だけで決めずにもっと市民の声を聞いてほしい――などの思いで、それぞれの立場から声を上げた。 はじめに  平井美津子 阿久沢悦子 「武器を買うより、子どもの誕生日を祝いたい」 安彦恵里香 恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存することができるように 市田真理  子どもたちは わかってる 岡野八代  この国は、いったい何のために存在しているのか――人殺しを止めろ! 奥谷禮子  国民を守る術――「ほほづゑ」 小野川文子 障がいのある人・子どもそして家族と戦争 海北由希子 外国人労働者依存とトマホーク爆買い:人口減少と国力低下に歯止めがかけられない政権与党はクビに 景山佳代子 「国」を守るとは言っても、「民」を守るとは言わない日本政府 清末愛砂  語りの不可能性に向き合いながら、軍事力に依拠する安全保障に異を唱える 栗原佳子  「沖縄を再び戦場にしないで」 軍備増強に断固反対 元学徒ら声明 糀谷陽子  武器より教育 幸田 泉  岸田首相の「聞く力」は誰の話を聞いているのか 小山美砂  「被爆者」と認められない原爆被害者たちの、今も続く闘い 酒井かをり 戦争をはじめない決意と引き返すための対話を! 笹本育子  青年教職員たちの願いは 志田陽子  「安保3文書」にインフォームド・コンセントはあるか 志水博子  すでに公教育において戦争への準備は進みつつある 杉浦ひとみ 戦争のない社会で子どもたちを育てたい〜今こそコスタリカに学びたい 砂脇 恵  今、政治に求められているのは、いのちと暮らしの安全保障 髙橋恵子  1人でも多くの国民が幸せを感じることができる予算を 田中優子  今なら引き返せる 寺内順子  こどもたちの未来のために〜軍拡ではなく社会保障・教育費の拡充を 橋本智子  プチ憲法カフェ 〜私たちの「平和のうちに生存する権利」を守れ! 濱田恵美  心満たされた笑う大人の姿を子どもたちに見せてあげたい 菱山南帆  子女たちは軍拡に反対する 平井美津子 全ての子どもたちが平等に扱われる社会を 前田佳子  「#軍拡より生活」で連帯していきましょう! 宮崎園子  履歴書に「想い」が伴わない軽薄さ 望月衣塑子 反戦を願うみんなの声をたぐり寄せて おわりに  石田法子  今、声を上げずにいつ平和を語るのか?  

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No.6
100
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No.7
88

原文より「女らしい」言葉で訳される翻訳小説の女性達。翻訳と社会の関係を読みとき、女性の声を伝えるフェミニスト翻訳の形を探る。 翻訳小説の女性達は原文以上に「女らしい」言葉で訳されている。翻訳と社会と私達の密接な関係を読みとき、女性の声を伝えるフェミニスト翻訳の可能性を探る。 翻訳された言葉には必ずわたし達の社会があらわれ、 そして翻訳されたものは社会に影響を与える。 翻訳小説の女性達は原文以上に「女らしい」言葉で訳されていることがあります。翻訳と社会とわたし達の密接な関係を読みとき、性差別をなくすための翻訳、社会に抗する翻訳の可能性を探る一冊。 「はじめに」より一部抜粋 翻訳には、それまでにあった古い考えにとらわれない、新しい言葉を生み出す可能性があります。そして、社会の中に存在しなかったり、埋もれたりしている概念を言葉によって「見える化」したり、それまでの偏った見方を変えたりする力があります。 【目次(一部)】 はじめに  『プラダを着た悪魔』の主人公はどんな話し方をする?  「ハリー・ポッター」のハーマイオニーには友だちがいない?  小説はフィクション、わたしたちはリアルな存在  [……] 第一章 小説の女たちはどう翻訳されてきたのか  日本語への翻訳とジェンダー  日本語の女ことばと男ことば  翻訳の中の女性はもっとも典型的な女ことばを話す?  翻訳小説の女性の話し方vs現実の女性の話し方  児童文学ではどうなる?  児童文学は保守的。児童文学の翻訳はもっと保守的。  翻訳者が再現しようとすること  汚いとされる表現にも意味がある  [……] 第二章 女たちのために自分たちで翻訳する  一九七〇・八〇年代に、自分でいる力をくれた翻訳があった  女性の健康のバイブル『Our Bodies, Ourselves』  わたしのからだは自分のもの。自分のからだをよく知ろう。  自分を大切に生きる権利は、みんなにある  『Our Bodies, Ourselves』の時代―個人的なことは政治的なこと  『女のからだ』の時代―ウーマン・リブ  『からだ・私たち自身』の時代―ウーマン・リブからフェミニズムへ  フェミニスト翻訳の三つの具体的な方法  『女のからだ』のフェミニスト翻訳の方法  『からだ・私たち自身』のフェミニスト翻訳の方法  [……] 第三章 これからのために翻訳ができること  これから考えられる三つの変化  ①一律の女らしさから、それぞれの個性へ  ②ネガティブなイメージのない性器の名称へ  ③「彼」と「彼女」だけでなく、インクルーシブな代名詞を

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No.8
83

差別はなぜ生まれるの? 「思い込み」や「決めつけ」など、身近なところから差別を考えます。人権作文コンテストの資料にも最適。 差別はなぜ生まれるの? 差別はなぜよくないことなの? 「思い込み」や「決めつけ」、ときには「冗談」から生まれてしまうものまで、身近なところから差別を考えます。関連するいじめの問題や障がい者への差別の歴史、子どもの権利条約や障害者権利条約といった国際ルールにも触れており、人権作文コンテストの資料にも最適です。 差別はなぜ生まれるの? 「思い込み」や「決めつけ」など、身近なところから差別を考えます。人権作文コンテストの資料にも最適。

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No.9
83
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No.10
75

世間知らずだった子供時代、孤独を抱えて生きていた十代のころ……。著者の知られざる生い立ちや内面を鮮やかに綴ったエッセイ集。 「けんかの達人」とよばれるフェミニストの意外な一面世間知らずだった子供時代、孤独を抱えて生きていた十代のころ……。著者の知られざる生い立ちや内面をy抑制された筆致で綴ったエッセイ集。

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No.11
100

非婚/未婚/既婚、正規労働/非正規労働、性差別的な売春か/セックスワークか、女性の保護か/男女平等か――。差別に抗いながらもともに声を上げられない現実を、権力構造によるジェンダー分断、考え方や生き方、個人の関係性などの視点から読み解く。 はじめに――オンナの呪いを解く 第1章 女は連帯できないのか――フェミニズムとシスターフッド  1 呪いを解く知としてのフェミニズム  2 フェミニズムが見据えてきた「女同士」  3 シスターフッドの発見――分断のメカニズムへの抵抗として 第2章 対話、問い直し、フェミニズム  1 女性の活動への関心と縁  2 平場という関係とその困難  3 「対話」の工夫と調整  4 他者との対話、自己との対話 第3章 フェミニズムの「呪い」と女の欲望  1 フェミニストとしての自分を縛る「呪い」  2 ロック文化とフェミニズム  3 「エロ」はフェミニズムの敵なのか  4 「酒場女子」をめぐるモヤモヤ  5 フェミニズムか反フェミニズムかの二分法を超えて おわりに――他者と適度につながり続けるために

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No.13
88
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No.15
88
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No.16
75

女ぎらい (朝日文庫)

上野千鶴子
朝日新聞出版
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No.18
83
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No.19
75
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No.20
83

この一冊で、映画との毎日がちょっぴり変わる。 映画とともに生きる女性たちと、 女性たちとともに生きる映画と。 『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』を刊行したグッチーズ・フリースクールによる、「女性たちの映画史」をめぐる第2弾書籍企画! 映画史における「女性」、スクリーン上に存在する女性たち、あるいはそのイメージを紡ぎ上げる作り手、映画表現における女性存在をめぐる思考、あるいはその先で映画を広げようとする方々まで、「女性たちの映画史」に向き合うための方法を、この本と共にみつけよう。グッチーズ・フリースクールの降矢聡氏とさまざまな形で映画に携わる吉田夏生氏による、女性たちの映画史へのアプローチを考える、あたらしくたのしいガイドブック、お届けします。 INTRODUCTION 「女性たちの映画」とはなにか CHAPTER1 スクリーンの中の女性たち 1 彼女たちの恋愛 メロドラマを成立させた、伝統的価値観における女性像とその変遷│佐藤久理子 ・女性と恋愛とステレオタイプ ・ロマンティック・コメディはどこへゆく? ・恋のお悩み相談室 2 彼女たちの青春 『冬の旅』、その後……│鈴木史 ・彼女が旅に出る理由 ・ユースプロイテーション~女性の撮り方研究ノート ・シスターフッド/マイ・ベスト・フレンズ 3 彼女たちの闘争 「レイプ-リベンジ」映画の系譜を遡る―女性と暴力をめぐる逆説―│鷲谷花 ・彼女はアクションスター ・声を上げた女性たち 4 彼女たちの労働・家庭 極私的〈女性の労働 映画篇〉考│川口敦子 ・働く女性のお仕事図鑑 ・家事も立派な労働である ・映画から考える、「私の身体、私の選択」 5 彼女たちの恐怖 ホラー・クイーンの醒めない悪夢│小澤英実 ・恐怖は誰のものか? ・逆襲するファイナル・ガール CHAPTER2 彼女たちの映画史 1 初期映画の作家たち ・映画の女性パイオニアたち│常石史子 2 女性監督の(再)登場 ・70年代アメリカの女性監督たち ・80年代アメリカの女性監督たち(1) ・80年代アメリカの女性監督たち(2)│渡部幻 3 作家主義以降 ・戦後フランスの女性監督たち(1950-2000年)│新田孝行 ・イギリスの女性監督たち│高崎郁子 ・ドイツの女性監督 戦後ドイツの別の側面│渋谷哲也 ・イタリアの女性監督たち│古賀太 ・旧ソ連・南米・南欧の女性監督たち│赤坂太輔 4 ヒット作から見る女性監督 ・1980年代以降における女性監督による大ヒット作品│月永理絵 5 現代の女性映画監督たち ・鼎談 「憧れ」から「共感」へ、「私」から「私たち」へ│降矢聡、吉田夏生、田中竜輔 CHAPTER3 映画を広げる女性たち 未来をキュレーションする ――川喜多かしこと高野悦子 映画上映におけるふたりの女性パイオニア│高崎郁子 インタビュー 映画評論家 松本侑壬子 「私たちの自己主張」のために――『女性監督映画の全貌』をめぐって アンケート 映画を広げるという仕事をめぐって ブックガイド 彼女たちの研究・批評・理論 CHAPTER4 ドラマシリーズの女性たち 座談会  2013年以降のドラマシリーズにおける女性たちをめぐって │稲垣晴夏、黒岩幹子、関澤朗、山本恭輔、降矢聡、吉田夏生、田中竜輔 執筆者&イラストレーター 略歴

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No.21
75

子ども白書 2025

日本子どもを守る会
かもがわ出版
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No.22
75

すべての学びたい人たちへ。問いの立て方からアウトプットまで、新たな知を生産し発信するための方法を詰め込んだ一冊。 問いの立て方、データ収集、分析、アウトプットまで、新たな知を生産し発信するための方法を全部詰め込んだ一冊。学生はもちろん、すべての学びたい人たちへ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アウトプットした人だけに たどりつける世界がある ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 情報が溢れかえる現代において、「新たな知」をいかに発信するか? 数々の人材を輩出した「東大上野ゼミ」伝説のメソッド、公開! 論文・レポートはこれ1冊でOK! 多くの東大生が学んだ知的生産の教科書、4万部突破!! 「わたしは情報生産者でもありますが、情報生産者を育てる立場にも立ってきました。上野ゼミの受講生たちから贈られるうれしいことばのひとつに、こんなものがありました。「上野センセは、わたしたちの中からまだ見ぬものを生み出してくれるお産婆さんみたいな存在なのよ」と。そのとおり、「まだ見ぬもの」は、もともとその人のなかに存在しています。(中略)グッド・ラック。あなたがほんとうに世に送り出したい情報を生産するために、本書がお役に立つことを願ってやみません。」(「Ⅵ 読者に届ける」より抜粋) 1 情報生産の前に 2 海図となる計画をつくる 3 理論も方法も使い方次第 4 情報を収集し分析する 5 アウトプットする 6 読者に届ける ;;03;すべての学びたい人たちへ。問いの立て方からアウトプットまで、新たな知を生産し発信するための方法を詰め込んだ一冊。;

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No.23
69
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No.24
69
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No.26
69

赤い魚の夫婦

グアダルーペ・ネッテル
現代書館

赤い魚の夫婦 ゴミ箱の中の戦争 牝猫 菌類 北京の蛇

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No.27
67
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No.28
67
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No.29
67

ほんとうに若者たちは政治に無関心なのか? 伝説的サブカル雑誌から「若者の政治離れ」の源流に迫る。 「政治に関心がない」とされがちな若者の第一世代。本当に彼らは政治や社会運動に関心がなかったのか? そして、なぜ現在に至るまで非政治的だとみなされてしまったのか? 糸井重里、橋本治、YMOなどが登場した伝説的サブカルチャー雑誌、『ビックリハウス』(1975―1985)から実証的に「若者」たちの心の内を明らかにする。各メディアで活躍する社会学の新鋭が「若者の政治離れ」の源流に迫る渾身の一冊。 まえがき 第1部 問題意識・先行研究・方法と事例 1 はじめに――1970年代以降、日本人は本当に政治と社会運動に背を向けたのか? 1−1 消費社会と私生活主義、公的なものへの無関心 1-2 1960年代以降における社会意識と政治参加の動態 1-3私生活主義と政治への忌避を代表する存在としての「若者」 1−4.本書の構成 2 先行研究と分析視角――政治史・経済史・社会史的観点から 2−1 なぜ「雑誌」なのか――1970-80年代の「共同性」と「政治性」を考える 2−2 同時代における若者雑誌の政治性と共同性 2−3 戦後における読者共同体の「政治性」と「共同性」の変容 2−4 事例としてのビックリハウス――共同性と政治性の「挫折」? 3 事例、方法、分析視角 3−1 事例――雑誌『ビックリハウス』 3−2 方法――雑誌の計量テキスト分析と内容分析 3−3 分析視角――戦争、女性、ロック 第2部 戦後社会の価値変容――戦争経験、ジェンダー、ロックの視点から 4 語りの解放と継承のずれ――「戦後」と「安保」から遠く離れて 4−1 1970年代以降の反戦・平和運動と方法を巡る是非 4−2 雑誌『ビックリハウス』における戦争の語り 4−3 「戦後」と「安保」から遠く離れて    5 女性解放――運動が成す個人の解放、解放された個人への抑圧としての運動 5−1 同時期の雑誌上における女性運動表象の両義性 5−2 「個の解放」への真摯さと「性の解放」の挫折 5−3 運動がなしえた個人の解放、解放された個人への規制としての運動 6 「論争」から「私的」へ、「頭」から「心」へ――みんなで語るそれぞれのロック 6−1 『宝島』とロック、政治、カウンターカルチャー 6−2 『ビックリハウス』はロックをどう「論争」したか 6−3 「人それぞれ」の読者・編集者共同体 第3部 みんなの正しさという古い建前、個人の本音という新しい正義 7 社会運動・政治参加――規範性・教条主義に対する忌避・回避の「主体的な」顕在化 7−1 政治への関与を辞さないサブカル雑誌 7−2 『ビックリハウス』の分析 7−3 「べき」への忌避、「主体性」の尊重、「共同体」の隘路 8 差別が「率直さの表明」から「不謹慎さを競うゲーム」になるまで 8−1 マイノリティへの「あけすけさ」は運動か遊戯か 8−2 『ビックリハウス』はマイノリティと差別をどう捉えたか 8−3 差別が「あえて」の率直さから、不謹慎さを競うゲームになるまで 9 自主的で主体的な参加の結果「政治に背を向けた」共同体 9−1 「言葉遊び」のパロディ誌としてのビックリハウス 9−2 民主的な「参加」に基づく読者共同体としてのビックリハウス 9−3 自発的に参加した結果、社会・政治に背を向けた「大衆」 10 考察と結論 10−1 本書の知見がもつ普遍性 10−2 社会学・社会批評的な「世代論」「時代論」への反論 10−3 消費社会において、私生活を通じた公的関心の形成は可能か おわりに 参考文献

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No.30
67
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No.31
66
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No.33
65

名物風呂を訪ね、日本の「負の歴史」を辿る。豊富なイラストと鋭い筆致が光る社会派ゆる紀行。 タイ、沖縄、韓国、寒川(神奈川)、大久野島(広島)―― あの戦争で「加害」と「被害」の交差点となった温泉や銭湯を各地に訪ねた二人旅。 ジャングルのせせらぎ露天風呂にお寺の寸胴風呂、沖縄最後の銭湯にチムジルバンや無人島の大浴場……。 至福の時間が流れる癒しのむこう側には、しかし、かつて日本が遺した戦争の爪痕と多くの人が苦しんだ過酷な歴史が横たわっていた。 ■タイ…………ジャングル風呂と旧泰緬鉄道 ■沖縄…………日本最南端の「ユーフルヤ―」 ■韓国…………沐浴湯とアカスリ、ふたつの国を生きた人 ■寒川…………引揚者たちの銭湯と秘密の工場 ■大久野島……「うさぎの島」の毒ガス兵器 嗚呼、風呂をたずねて四千里――風呂から覗いた近現代史

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No.34
65
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No.35
64

戦時の愛 (SWITCH LIBRARY)

マシュー シャープ
スイッチパブリッシング
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No.36
64

バレット博士の脳科学教室 7½章

リサ・フェルドマン・バレット
紀伊國屋書店
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No.37
64
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No.38
64

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No.40
64
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No.41
63

過去には農業の肥料として重宝されたり、反対に伝染病の元として忌避されたりしたウンコ。忘れさられてしまったその歴史をたどる。 水に流せば、それでおしまい? 過去には農業の肥料として重宝されたり、反対に伝染病の元として忌避されたりしたウンコ。忘却させられたその歴史をたどる。 水に流せば、それでおしまい? 過去には農業の肥料として重宝されたり、反対に伝染病の元として忌避されたりしたウンコ。忘却させられたその歴史をたどる。

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No.42
63

家族の味

平野 レミ
ポプラ社
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No.43
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150人が語った東京の人生。いまを生きるひとびとの膨大な語りを一冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。 1216 頁! 一般公募の聞き手150 人によるかつてないスケールで編まれたインタビュー集東京出身のひと・在住のひと・やってきたひとなどの膨大な生活史。人々の人生の語りがあるだけの本です。 150人が語り、150人が聞いた、東京の人生。 いまを生きるひとびとの膨大な語りを一冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。 ……人生とは、あるいは生活史とは、要するにそれはそのつどの行為選択の連鎖である。そのつどその場所で私たちは、なんとかしてより良く生きようと、懸命になって選択を続ける。ひとつの行為は次の行為を生み、ひとつの選択は次の選択に結びついていく。こうしてひとつの、必然としか言いようのない、「人生」というものが連なっていくのだ。 (……) そしてまた、都市というもの自体も、偶然と必然のあいだで存在している。たったいまちょうどここで出会い、すれ違い、行き交う人びとは、おたがい何の関係もない。その出会いには必然性もなく、意味もない。私たちはこの街に、ただの偶然で、一時的に集まっているにすぎない。しかしその一人ひとりが居ることには意味があり、必然性がある。ひとつの電車の車両の、ひとつのシートに隣り合うということには何の意味もないが、しかしその一人ひとりは、どこから来てどこへ行くのか、すべてに理由があり、動機があり、そして目的がある。いまこの瞬間のこの場所に居合わせるということの、無意味な偶然と、固有の必然。確率と秩序。 本書もまた、このようにして完成した。たまたま集まった聞き手の方が、たまたまひとりの知り合いに声をかけ、その生活史を聞く。それを持ち寄って、一冊の本にする。ここに並んでいるのは、ただの偶然で集められた、それぞれに必然的な語りだ。 だからこの本は、都市を、あるいは東京を、遂行的に再現する作品である。本書の成り立ち自体が、東京の成り立ちを再現しているのである。それは東京の「代表」でもなければ「縮図」でもない。それは、東京のあらゆる人びとの交わりと集まりを縮小コピーした模型ではないのだ。ただ本書は、偶然と必然によって集められた語りが並んでいる。そして、その、偶然と必然によって人びとが隣り合っている、ということそのものが、「東京」を再現しているのである。 (岸政彦「偶然と必然のあいだで」より抜粋) 東京の生活史 目次 ただ……ピアノは弾くんだと思ってましたから。どう言えばいいん でしょうね、よくわかんないけど。ピアノのない生活なんか考えないですよ 語り手=手島儀子 協力=伊藤るり 聞き手=青山薫 「私は神様より悪魔のほうが好き」とか言っちゃって母を悲しませたよなぁ 聞き手=秋山きらら あそこの店やって、みんないろんな人が来て、で、どこ住んでるんですか?って言うと、世田谷から来ましたとか下北から来ましたって、勝ったなって 聞き手=浅海卓也 で、前の工場っていうのは、そうだ、火事になって焼けた 聞き手=足立大樹 サーフィンじゃないけど、来た波に乗った感じ。やっぱりみんな何者かに最初からなろうとして目指すものだって言われた 聞き手=足立大育 目が合っちゃったの。ほかのこととか記憶ないけど(笑)。で、記憶もないんだけど、朝、自分の荷物もないの 聞き手=雨澤 鴨川に呼び出されてさ。ふたりでさ、けっこう言いあって。でもまあ、ふたりのことが心配だって。刹那的、絶望に、破滅に向かってるみたいな 聞き手=飯田沙織 で、結局地域の子で「友だち」になった子っていなかったですね、ずっと。うん。それはもう、大人になるまで 聞き手=飯山由貴 お母様が信頼してる占い師のところに連れて行かれて。そしたら、「子どもはできるし、この方が濱口家の金庫番になりますよ」って 聞き手=碇雪絵 気休めで飲みに行く感覚じゃないっていうかさ、そこで生きるみた いな(笑) 語り手=吉田和史 聞き手=石川ひろみ やっぱり一番根底にあるのは、普通の社会、一般社会の中で、「普通に働けるよ」っていう姿を見せたいっていうのはあります 聞き手=石田賀奈子 またその、時代が戻っちゃったけど、だから子供のとき、それで、都電が走ってたっつったじゃん。それと、ジーパンというのを初めて見たわけ 聞き手=石田瑞穂 ふかひれ、ふかひれだ。だから子供のときはずっと食べていた。自分でやるから安い。レストランとか高いでしょ。サメを捕らえて、普通に料理にできるところまで加工する 聞き手=石鍋啓介 私、面倒くさい人で、三倍働くのはイヤなんですよ。だけど、差別されるのもイヤなんです 聞き手=石原喜美子 息子が産まれたときに「男と和解しなきゃ」って思った 聞き手=泉谷由梨子 俺たちがやるものは、ナマで、その場で、そのとき限りに起こる、かけがえのない時間を起こさないと、来てくれって言っちゃいけないんだよ 語り手=木場勝己 聞き手=市川安紀 「長くできてすごいね」じゃなくて、優しさと、惰性と妥協と、で、続いてしまったってだけの話ですね。自らの意思で進んだ一〇年じゃない 聞き手=いつか床子 だから、モチベーションが違うんだよ、俺はもう、他の人とは、競馬に。ただ好きとかあれじゃない。俺は敵討ちだから 聞き手=伊藤宏子 自分のなかの乙女な部分が。繰り返し見れる。こわっ! そういう恋愛ってないだろうけど、男とか女とかどうでもいいな 聞き手=井上由香 そのときにいつもね、その言葉が頭にくるんですね。「ああそうだ、わたし務まるはずがないって言われたの振り切って出てきたんだから」と 聞き手=伊野尾宏之 大使館の払い下げの物ってさ、厚木基地の中に倉庫があって、そんなかに入れてあるんだよ。で、銃持ってる連中だから。中は治外法権だから 聞き手=今岡拓幹 もっとすごい色があって、いろんな繊細な色があって、それぞれが 違うけど、それが見えないのが嫌だなと思ってて 聞き手=上間陽子 誰も助けてくれなかった 聞き手=打越正行 朝ごはんはクロワッソーンとキャフェオレだよ。それがいきなり「おー」って挨拶したら、小指がねえんだから。そんなやつばっかりだから 聞き手=内田竜世 マジでほんまに友だちがM‒1で優勝するみたいな感覚ですよ。噓みたいなことがけっこうな頻度で起こるので、ほんまに噓みたいなことが 聞き手=大河原さくら もう何百人目かの俺なわけですよ 聞き手=大北英人 読本に書肆って。書肆、と言ったら、それ本屋のことだぞって、あたしそれで覚えて、それはもういまだに覚えてる 聞き手=大久保真由 自分の歌を好んで聴いてくれるひとがまだ世の中におったんやっていう気持ちになって、すごい嬉しくて 聞き手=大久保理子 どうしようもなくなるとね、花をね、がっさり買ってきた(笑)。それで、入り口にばさっと花を飾って、それで、ちょっとこう気持ちを落ち着かせた 聞き手=大里瑞夏 お坊さんの基本の仕事って話すことだと思うよ。お経を読むとか祈るとかってあるけど、それは話をすることが大前提にあるものだから 語り手=早島英観 聞き手=太田典歩 ストローでバーッと飲ませるんだよね。それでポンっておいて、またケンカして。また「Kさん、お茶!」って言って、またストローで飲ませて、っていう。それがすごい衝撃で 聞き手=大槻美和 五、六人ぐらいの子どもで、ぞろぞろぞろぞろ、その銭湯へ行くわけ。大体三時とか午後早い時間に行って、ばしゃばしゃ泳いだり大騒ぎして 聞き手=大西未希 故郷っていうものに対する考えが芽生えたっていうか、自分の故郷はそこなんだなあと、ははは(笑)、故郷感みたいな 聞き手=大八木宏武 このままじゃしょうがねぇから、「若い連中誰かやるべぇよ」っちゅう俺が言って。それで農業の先駆者として、リーダー格でやったの 聞き手=小笠原綾 中国は触れないほうがいい、在日は触れないほうがいい、そうやって自分の中で内在化して悪者にしちゃうんですね、自分が悪くないとわかっているのに 語り手=チョーヒカル 聞き手=岡本尚之 ギーゼキングがドビュッシーの「月の光」弾いて、なんってきれいな世界だ、って。でそれからもう、あんまり感度がよくないラジオ、毎日聴いて 語り手=大友聿子 聞き手=岡本史浩 ……「帰って来て?」それで、帰って来て、何をする? 聞き手=荻堂志野 ちょっと複雑な思いを抱く故郷ができちゃったわけです 聞き手=掛川直之 うちはちゃんと四角いから好きなんですよね。正方形か長方形の部屋だけで構成されている家っていうのはレアだったりするので 聞き手=笠井賢紀 自分みたいな人間もいるよ、っていうのを、認めてくれる大人になりたいな、って思ったんですね 聞き手=柏倉功 そんときにたまたま見た本に、なんかその、自分の、なんっていうんやろうな、なんかこう、魂が赴くままに行け、みたいな本があったんやね 聞き手=梶原亮一 ここはもう、まるっきり変わっちゃったわね。だって、普通の住宅が多くなっちゃったもんね。お店がなくなって 聞き手=勝浦研斗 もしかしたらみんなが集まれる場所を作ったら、喜んでもらえるかなっていう 聞き手=葛宮亘 日本の雑誌とかすごい見てたんで、しかもけっこうミーハーなので、当時V6とか好きだったんですよ(笑)。まさかのジャニーズ、ふふふふふ 聞き手=加藤里織 手話で話すので、死角がなくなるように鏡を置いて、鏡越しに会話ができるようにするとか 聞き手=加藤夏海 普通だよ。だから酒飲んでる。わかるでしょ。嫌だから。これ今の今まで、忘れなさい。って言われてる。「忘れなさい」。子供産んで、忘れなさいはできないんだよな 聞き手=加藤雄太 隊列なんかせんとバラバラやな。そしたらな、おばあさんが、「兵隊さん、ご苦労様です」言うて、わしに、こう、手に持てるだけの胡桃をくれたんや 語り手=金井塚修 聞き手=金井塚悠生 車を運転しながら花火がバンバンあがってて。ファンファーレみたい。今から死ぬぞ!じゃないけど 聞き手=兼子春菜 あるがままって、ご縁なんだよね 聞き手=加福文 山口百恵みたいにきれいに消えたい。あとは自分の消え方がほんとに、かっこよく、悔いのないようにしたい。たとえ自分が退屈だったとしても 聞き手=上久保直紀 私のあずかり知る東京はだいたいこのへんがすべてなんですけど。中央線がすべてなんですよね 聞き手=唐澤和 もう、ちょっと、出世してからじゃないと帰れないみたいな。気持ち的にはそういうのは、あったのかな、と 聞き手=川野英二 すべて金出すから、そこに住めってね。要は、この子のためだよね。だって、彼氏がね、こんなテントに住んでいるわけにはいかないじゃん 聞き手=川端豊子 口では田舎暮らしとは言いますけど、実際、本当にそう思っているかと言われたら、こういう「東京」あるよな、泉川みたいな東京もあるよなって 聞き手=川邉絢一郎 はー、陸続きで荻窪駅着いちゃった。白杖ひとつで隣の島まで歩いてしまった 聞き手=河村愛 息巻いてやってきていたことっていうのは、すべてただ単に自己満足だったんじゃないのっていうふうに思ったときがあって。なんかもう寒気がしたんだよね 聞き手=神原貴大 この土地は、江戸時代の初めにうちが住みついていま十数代目だから。昔はこの辺を武蔵国って言って茅の野原だったの 聞き手=菊池謙太郎 顔を見合わせた。なんか違う、これすごいと。レガートが、シンバルレガートが。これやっぱり東京行こう。また東京行こうと 語り手=大森秀斗史 聞き手=岸政彦 皇居を見ながら、おっぱいをこう……搾ってる自分がなんかねえ……すごい哀れっていうのか 語り手=清水千恵子 聞き手=金直子 いつだって顔出してるのはあたしでさ、いつだってリスクが半端じゃないのはあたしのほうなのに、俺の気持ちって何?って感じじゃない? 聞き手=木村映里 あー、もう、なんでも性格的に受け入れてしまうのかね。もう、そのまんま営業で、ずっと売るために頑張ってた 聞き手=具志堅大樹 自分が面白いって思うものをやるっていう意味で「誰の言うことも聞くな」っていうのが、一番印象に残ってるっていうか、そういうことが一番大事なのかもしれないなって 聞き手=久世英之 立志伝中の人物みたいに出世してやろう、大金持ちになろうはさらさらなかった。ただ、とにかく仕事をやんなきゃ。それだけだったね 聞き手=熊本博之 逃げていく車を津波が飲み込んでいくシーンとか。あれジッと見てたんですよ。そしたら俺何やってんだろうって 聞き手=倉数茂 自分の欲に何万もかけて来る人がこんなに世の中いるのに、なんでお金のない人とわざわざ付き合ってるんだろうって思って 聞き手=小池エリナ ポンってもう軌道に乗っちゃったからね、俺の場合。軌道に乗っちゃったんだよ 聞き手=小泉真由子 まあそんなにがむしゃらに働かなくてもいいかぁみたいな感じで。そこからもう余生に入ってしまったんですね、いきなり 聞き手=小枝冬実 成人式のときに、お母さんがどうしても着物着てって言われて、お母さんの願いを叶えようと思って、そのときに着物着て 聞き手=小城萌笑 神戸のおうちで目が覚めて、「このままこの家に住んでたら大変なことになるわよ」って声が聞こえたの 聞き手=小林真紀子 商売やめるかて人間やめられへんから 聞き手=小林玲 二〇年前の物が……やっぱり、シールのついたテーブルはつらかったね、居間に置く背の低いテーブル。あれはちょっともうつらかったな。うん 聞き手=小松順子 そう、だから、次は東京に。東京、うん。東京だったらわたし一人ぐらい生きてく場所があるんじゃないかなと思って 聞き手=小松原花子 よく「左利きなんだ」って言われるんですよ。「実は右が使えないんで」って言えばいいんですけど、とっさにそこまでの会話ができなくて 聞き手=米谷瑞恵 もうね、ターン、ターン……と焼夷弾が落ちるんです。そのたびに人がね、燃えちゃうんですよ。それを間近に見てた 語り手=濱田嘉一 聞き手=近藤夏紀 まず上海で二週間隔離を受けた。そのあと武漢に行った。お母さんとお父さんは、僕を迎えに来てくれた。武漢の駅から出たとき、僕は涙を流した 聞き手=齋藤あおい 「お姉さん、もしかして東京生まれ、東京育ち」とか言って「うん」って言ったら、「むかつく」って言われて(笑) 語り手=高岩智江 聞き手=齋藤直子 ひとくち目はあんまり味わからなくって。どっちかというと、ひとくち目でちょっと上見たんですよ。雷が落ちるかなーっと 聞き手=酒井摂 一回ミスらないとわからないじゃん。うちらってたぶんそういうタイプ。あのときの自分死ねって思わないとわからない(笑) 聞き手=榊栞理 全部お店やめてからね、ヤクルト始めた。ヤクルト始めたらね、自分の給料として入ってくるでしょ、それからね、それからもう私の時代よ(笑) 聞き手=坂本絵美子 英語のアイデンティティーがそれこそ大きすぎて 聞き手=坂本光代 「オリバーはオリバーでええやん」の言葉で、どっかで吹っ切れたんですよね。ええふうに持っていこうと思って、これを機に変えようと思って動いただけです、東京は 聞き手=坂本唯 寒い日に児相行くのに、私のポケットにその子の手をこうやって入れたときに、「ん、つながった」って感じがして 聞き手=櫻井勇輔 下の子は、あのよく私に言っていたのが「僕はいつもお兄ちゃんの用事にくっついてるだけだね」って言われたりもして 聞き手=里芋はじめ 毎日毎日、色が変わってた。「今日はピンクだー」「今日は緑だー」「今日は何色かな」「あ、今日は紫だー」「あ、今日、きれい! 青だぜ!」 聞き手=佐藤いぬこ 私は本当、東京は自分のエリアですから、いっくらでもいるじゃないと。ふふふ。だから気に入る気に入らないは一か八かで、人の出会いでしょ? 聞き手=實川真規 本当の意味でのルーツは沖縄。東京は、住む場所というより、成長できる場、憧れの地という感覚があったんだよね 聞き手=篠田里香 本来なら届くところにまだ届いてないよな、ていう。届く人は初めからいるんだけど、そこに届けるだけの力がまだ僕にはないんじゃないかって 語り手=古明地洋哉 聞き手=芝夏子 なにか、二重の構造があるんですよね 聞き手=清水唯一朗 福生の街ってやっぱ、特有だからね。なんとも面白い 聞き手=下地ローレンス吉孝 私の人生には、たくさんの麒麟がいる 語り手=イヴァンカ・ギヨーム 聞き手=末松史 ひとり夜歩きながらフリースタイルとかしますね。なんだろう、セルフボーストするための道具とかではなくて、身についてるというか 聞き手=菅谷雪乃 改札こうやって入ろうか入ろうかって何回かやって、そのたびに私が一歩踏み出すから、もう笑い出して、向こうから来てくれて 語り手=黒田樹梨 聞き手=鈴木紗耶香 果たし状を出すの、中学生に。グループがあるの。うちらのグループ、そっちのグループ、果たし状出して、行って、喧嘩するの。髪の毛引っ張ったりね 聞き手=鈴木恵理 運命じゃないけど、江戸っ子がグイーンって来たっていうか 聞き手=スズキナオ うぉわ!って(笑)。こんなにお金がある!みたいになって。あはははは。だからもう、ほんとにもう、全然なんか、とにかくもらえるだけでうれしかったんで 聞き手=鈴木裕美 やっぱり、止まり木なんですよ。鳥が飛んで、休む場所なんですよ 聞き手=関駿平 たぶん富山ずっと住んでると、少なくとも岡山のデニムは欲しがら ないと思うんですよ 聞き手=髙橋かおり 混ぜご飯みたいだよ。ぐちゃぐちゃだよ 聞き手=髙見之陽 真里さんはまぁいいって言ってたけど、私はなんかしっぶって感じだったのね。いやぁ斎藤真里ここで死ぬのみたいな。なんか渋いなって 聞き手=武田千愛 やっぱり人が死んでいる、亡くなっているっていう事実を、こう、肌で感じながらやらないと絶対いけないんじゃないかなって 聞き手=竹谷美佐子 天気のいい日に自転車で坂を下りて仕事に行くときはすっごい快適だし。なんか知らないけど突然歌ってるんだよね 聞き手=武田梨華 これが自分の幸せなんだなって思う、イメージができたし。自分のセクシュアリティを受け容れつつも、幸せにやっていけるのかもしれないって 聞き手=太齋慧 もう三六五日毎日ですもん! 友だち来ちゃったとかさおすそ分けとかって持って来てくれたら行かれないでしょ? ちょっと帰って、みたいに言えないから 聞き手=田中創 うえーって吐いて、ぷっと顔上げたら、僕が作ったコピーが目に入ったんですよ。「ウイニングパットはまだまだ続く」って 聞き手=田中雅大 だから、ツイッターもフェイスブックも更新が三日とかないと、生存確認が父から入る 聞き手=辻拓也 で、聞いたら、「木更津です」って言うから。「横須賀の向こう側じゃーん!」って話して。「やっぱあの辺の東京湾にはなんかあんのかねぇー!」って 語り手=河原田仁志 聞き手=続木順平 クワズイモの葉っぱっておっきな葉っぱがあるのよ。雨の日はそれをかぶるの、途中で、拾ってから 聞き手=渡真利彩 部外者なんだよ、フォトグラファーっていうのは。外から中をのぞきこむ人で、僕の人生自体ずっとそんな感じ。 語り手=Jimi Franklin 聞き手=冨手公嘉 隣の人だね。うん。コテハンが「チャーハン」だった時期ですね 聞き手=中井澪 自分の足、自分で立って、自分の羽、自分で飛んで。お金もらった、私の汗と涙のお金だった 聞き手=永井藍子 やっぱり自分のお店はいいと思うね。だからここの店大事にしますよ。死ぬまでいるよ 聞き手=中植きさら 「なんか見つかるんだよね」「そうね、ほんとそう。必ず見つかるんだよね」 聞き手=長倉崇宣 炭鉱で育って、ふるさと感がまったく他の人と違うってところが、僕がなんか発想の原点が違う、そもそもの理由なんじゃないかと最近思ってるんです 語り手=今野勉 聞き手=中島みゆき 介護するようになって、母に触るようになって。それであたしも「甘えた」という形になったのかな 聞き手=なかのゆか あーほんと。うれしいなあ。自分がここで生まれたんだっていう思いっていいよねえ。ルーツっていうかね 聞き手=仲藤里美 男児郷関を出ずれば焉んぞというわけで、立派な人間になってというお祖父さんとお祖母さんのお見送りを受けながら、汽車に乗って行きました 聞き手=中山早織 やっぱり東京の都会のもやしっ子にだけは絶対に、なったら私が嫌いになっちゃうかもしれない 聞き手=成瀬郁 電車に、ペットボトルのごみ落ちてて……私これを拾わなかったら 明日に残るなと思って 聞き手=南里百花 掛け算というか、スパイラルにならないと、みんなハッピーじゃないから 聞き手=新山大河 小学校二年生のときに私、「ノリコ・non-no」って作って。『non-no』編集者になるのが夢だったな、いまだに夢は、叶ってないんですけど 聞き手=西岡日花李 聞かれてもほんとにね、そうとしか言いようがない。自分の中では選択肢って、あったことがない感じがする。なんかそっちしかないみたいな 聞き手=外立勝也 俺、いまね、恋してんだ 語り手=西村勝男 聞き手=長谷川実 一つのところに絞って一生懸命やればそっちがいい。人があんなに成長してるから、自分もそれをできると思うと限りないから。自分に合うことをやらなきゃいけない 聞き手=はっとりたくま 「の」。それから「は」「に」「る」。いちばん出ないようなやつは「ゐ」。あんなのめったに出ない。なにせ一番出るのは「の」 聞き手=林雄司 だから私と地球の戦いはまだ続くねん 聞き手=東万里江 東京と被災地でこんなに違うんだって思っていて。なんか久しぶりに温かい味噌汁飲んで、幸せ感半端なかったんです 聞き手=藤代将人 用事があって、病院に行ったり、買い物に行かなきゃいけないとき以外は、いますよ。昼間から。土曜日も日曜も祝日も、正月も。ここ数年ずーっといますから 聞き手=藤原理子 虫がいるのは当たり前なわけなんですよ。僕らがやりたい農業って、そういうことなので。自然の中で作りたい。そこにはいろんな生き物がいる 聞き手=古屋敬洋 よく東京は目標が多いとかさ、言うけどさ、競合が多い。そのぶん、ぶっちゃけ沖縄って競合がそこまでなくて、決定的な差ってないと思う 聞き手=星野光一郎 「ピナ・バウシュ見たか?」みたいなことになって、「ああもう。これ大学行かなあかん」て。試しに大芸受けたら受かって。高校行かん言うてた人が 聞き手=細貝由衣 一〇カ月しかないんですよ、払うのに。前回、ずいぶん勉強させてもらいましたよ。種、蒔いている場合じゃないな、って 聞き手=堀部篤 東京に来た当初、学校のオモニたちがしゃべっているのを聞いていたら、めっちゃ話の展開が速くてついていけないと感じたことがあってん 語り手=金詠実 聞き手=松岡理絵 アイスコーヒーっていうのはものすごい手間がかかるんだ。それで、その人は「できました」って持っていくと「はい、ありがとね」って言って、一〇秒だからね、飲むの 聞き手=三浦一馬 だからなんて言えばいいんだ。植える野菜も根っこが生えるが、俺にまで根っこが生えちまった、っていうこった 聞き手=水野萌 そんなもん知らんがな、じいさんなんか。それであくる日一番に実家帰ろうって思って、東京駅まで出ちゃったわけやんか 語り手=三浦紀子 聞き手=宮田桃子 二月のすんごい寒くて、風の強いときって嫌でしょ? けど、あのおいしい切り干し大根ができるんだったらと思って、ちょっと嬉しくなるの 聞き手=宮本由貴子 暗黒の四日間を耐えて、で、そのまま過ごしてたら、友だちと話してても当たり障りのないことしか言えなくなっちゃって 聞き手=村上ももこ ガスがもう、二〇年以上かかってやってるから。だからガスしかないのよ。要するに身体の、頭の中がさ 聞き手=村松賢 高校卒業して外出たことないお母さんが電車に乗って行くっていうのがすごい大変で、銀座線に乗るときに、電車に二回落っこちてるんだよね 聞き手=村本洋介 「あんな山が本当にあるのかしら、この目で見たい」という。本当にそう、それだけ。憧れよねぇ 聞き手=毛利マナ 寝てるときにもガタンガタンガタンてね、聞こえた。それも毎晩じゃない? 貨物電車だと思う。うるさくはないの。寝心地のいい音で 聞き手=森山晴香 雑誌を買ってページをめくってると、新島の海の色って独特だから、すぐにわかるんですよね。あ、これ新島だって 語り手= 梅田久美 聞き手=薮下佳代 現実逃避だよね。金なかったもう。人から金借りて、家賃払いながら、自分は日銭でパチンコ向かう。最悪ですよはっきりいって(笑) 聞き手=山口聖二 もういずれはやるんだからじゃあ時期を早まらせて親世代である残留孤児たちのために介護をやろうと思って、その場で決めちゃった 聞き手=山崎哲 レコード屋はほんとに夢の公民館で 聞き手=山田哲也 身軽っちゃ身軽。地面に根をおろすくらいじゃない。鉢植えくらい、まだ。 聞き手=山本ぽてと ドラマチェックはずっと続いてるわね。でも、出てくる人の顔がわからないから、出てくる人のストックがなくなってきてるっていうかさ 聞き手=湯田美明 どうかなあ。まあ、レスだからね。なにレス……言わないよ! 聞き手=ルイス 自分からアイヌのことをなくしてしまったら、想像できないですけど、その、店もそうだし、伝承活動もそうですけど、もうかなり軸となってるので 聞き手=渡邊直紀 あとがき--偶然と必然のあいだで  岸政彦

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アディクション・DVの第一人者と、沖縄で若い女性の調査を続ける教育学者。現場に居続ける二人が具体的に語る、「聞く」の現実。 アディクション・DVの第一人者と、沖縄で若い女性の調査を続ける教育学者。現場に居続ける二人が真剣に、柔らかく、具体的に語る、「聞く」ことの現実。 アディクション・DVの第一人者と、沖縄で若い女性の調査を続ける教育学者。現場に居続ける二人が真剣に、柔らかく、具体的に語る、「聞く」ことの現実。 「聞くの実際」。アディクション・DVの第一人者と、沖縄で社会調査を続ける教育学者。それぞれの来歴から被害/加害をめぐる理解の仕方まで、とことん具体的に語りあった対談集。 【目次】 まえがき 信田さよ子 第一章 言葉を失ったあとで 二〇二〇年一一月二七日 中立の立場とはなにか/加害者の話をどう聞くか/加害を書けるか/加害者が被害を知る/性被害の特殊性/仏壇継承者/暴力の構造を知る/スタイルの違い/学校が話を聞けない場所に/援助が料金に見合うか/質疑応答へ/加害者の普通さ/厳罰化は何も解決しない/言葉をいっしょに探す/ゼロ・トレランスの弊害/まずはいい時間をつくる/三つの責任 読書案内① 第二章 カウンセリングという仕事、社会調査という仕事 二〇二一年二月六日 精神科医にできないこと/教室の実践記録のおもしろさ/原点は児童臨床のグループ/沖縄から離れて/「性の自己決定」の実際/社会調査が示すこと/医者になるか、女性のアルコールやるか/女性の依存症の特異さ/八〇年代の精神病院の経験が一生を決めた/生身の人間の話がおもしろい/ネクタイを褒める/沈黙に強くなる 読書案内② 第三章 話を聞いて書く 二〇二〇年二月二三日 精神疾患の鋳型/解離は手ごわい/医療との関係/加害はパターン化している/精神科の役割/値踏みされている/お金をもらうか払うか/許諾のとりかた/書く責任/モスバーガーの文脈/身体は触らない/身体は自分のもの/聞きとりのあと/トランスクリプトの確認の仕方 読書案内③ 第四章 加害と被害の関係 二〇二一年三月一二日 被害者元年/起源は七〇年代/仲間は当事者/学校現場の変化/公認心理師の国家資格/被害者の両義性/暴力をなくす練習/加害者プログラムの順番/加害者の書きづらさ/映画で描かれる暴力/打越正行さんの調査 読書案内④ 第五章 言葉を禁じて残るもの 二〇二一年三月二七日 性被害をどのように語りはじめるのか/臓器がぶらさがっている感覚/フラッシュバックの意味/被害経験の読み替え/選択肢のすくなさ/家族の性虐待/語りのフォーマット/言葉を禁じる/性加害者の能動性/ユタを買う/一二月の教室/オープンダイアローグの実践 読書案内⑤ 第六章 ケアと言葉 二〇二一年五月一一日 カウンセリングに来るひとたち/男性の語りのパターン/加害者の語り/加害者プログラムの肝/DV被害者支援と警察/家族はもうだめなのか?/使えるものはぜんぶ使う/親との関係を聞く/被害者共感の効果/権力と言葉/「加害者」という言葉の危うさ/ブルーオーシャンへ/被害者は日々生まれている/当事者の納得する言葉 読書案内⑥ あとがき――「聞く」の現場の言葉を聞く 上間陽子 まえがき 信田さよ子 第一章 言葉を失ったあとで 二〇二〇年一一月二七日 中立の立場とはなにか/加害者の話をどう聞くか/加害を書けるか/加害者が被害を知る/性被害の特殊性/仏壇継承者/暴力の構造を知る/スタイルの違い/学校が話を聞けない場所に/援助が料金に見合うか/質疑応答へ/加害者の普通さ/厳罰化は何も解決しない/言葉をいっしょに探す/ゼロ・トレランスの弊害/まずはいい時間をつくる/三つの責任 読書案内① 第二章 カウンセリングという仕事、社会調査という仕事 二〇二一年二月六日 精神科医にできないこと/教室の実践記録のおもしろさ/原点は児童臨床のグループ/沖縄から離れて/「性の自己決定」の実際/社会調査が示すこと/医者になるか、女性のアルコールやるか/女性の依存症の特異さ/八〇年代の精神病院の経験が一生を決めた/生身の人間の話がおもしろい/ネクタイを褒める/沈黙に強くなる 読書案内② 第三章 話を聞いて書く 二〇二〇年二月二三日 精神疾患の鋳型/解離は手ごわい/医療との関係/加害はパターン化している/精神科の役割/値踏みされている/お金をもらうか払うか/許諾のとりかた/書く責任/モスバーガーの文脈/身体は触らない/身体は自分のもの/聞きとりのあと/トランスクリプトの確認の仕方 読書案内③ 第四章 加害と被害の関係 二〇二一年三月一二日 被害者元年/起源は七〇年代/仲間は当事者/学校現場の変化/公認心理師の国家資格/被害者の両義性/暴力をなくす練習/加害者プログラムの順番/加害者の書きづらさ/映画で描かれる暴力/打越正行さんの調査 読書案内④ 第五章 言葉を禁じて残るもの 二〇二一年三月二七日 性被害をどのように語りはじめるのか/臓器がぶらさがっている感覚/フラッシュバックの意味/被害経験の読み替え/選択肢のすくなさ/家族の性虐待/語りのフォーマット/言葉を禁じる/性加害者の能動性/ユタを買う/一二月の教室/オープンダイアローグの実践 読書案内⑤ 第六章 ケアと言葉 二〇二一年五月一一日 カウンセリングに来るひとたち/男性の語りのパターン/加害者の語り/加害者プログラムの肝/DV被害者支援と警察/家族はもうだめなのか?/使えるものはぜんぶ使う/親との関係を聞く/被害者共感の効果/権力と言葉/「加害者」という言葉の危うさ/ブルーオーシャンへ/被害者は日々生まれている/当事者の納得する言葉 読書案内⑥ あとがき――「聞く」の現場の言葉を聞く 上間陽子

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セックス、ジェンダー、人種、クィアをめぐる身体の物質性を問題化した、『ジェンダー・トラブル』に次ぐバトラーのもうひとつの主… 「セックス」を含む身体は、いかに構築されるのか。その物質性と言説の境界を系譜学的に再検討し、権力と主体、言説と身体の結びつきを考察する、名著『ジェンダー・トラブル』に次ぐジュディス・バトラーのもうひとつの主著。 『ジェンダー・トラブル』によって明らかにされた権力と言説によるジェンダー形成の過程。ジェンダー/クィアに関する理論書である同書は、フェミニズムやジェンダー、クィア・スタディーズにおいて画期をなすと同時に、多くの物議を醸した。 「ジェンダー」と同じく、「セックス」は言説によって構築されるものなのか。そのとき、身体の物質性はいかに理解されるのか。 本書は、『ジェンダー・トラブル』へ寄せられた批判に応答した、その続編であり、バトラーの「もうひとつの主著」である。 本書の原題 Bodies That Matter における"Matter"は「問題=物質」という二重の意味を持つ。これを強調して邦題は『問題=物質(マター)となる身体』とした。 アルチュセールの「呼びかけ」、オースティンの「行為遂行性」、フロイト/ラカンの「身体的自我」「ファルス」、フーコーの「系譜学」「主体化=服従化」、デリダの「脱構築」「ファルス=ロゴス中心主義」、イリガライ/デリダの「コーラ」、クリステヴァの「アブジェクション」など多くの思想家・著述家を参照しながら、規範的権力によって構築されるセックス、ジェンダー、人種などの既存の境界を撹乱する試み。 近年、改めて注目が高まるフェミニズムやLGBTQ、ブラック・ライヴズ・マターに代表される「人種」の問題にも接続しうる現代の理論書。 日本語版への序文 謝 辞 序 文 序 章 第一部 第一章 問題=物質となる身体 第二章 レズビアン・ファルスと形態的想像界 第三章 《幻想》的同一化とセックスの引き受け 第四章 ジェンダーは燃えている――我有化と転覆の問い 第二部 第五章 「横断危険」――ウィラ・キャザーの男性的名前 第六章 パッシング、クィアリング――ネラ・ラーセンの精神分析的挑戦 第七章 現実界と論争する 第八章 批判的にクィア 註 すべての理論はマイノリティ性へと生成変化しなければならないーー『問題=物質となる身体』解説(佐藤嘉幸) 訳者あとがき

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