【2024年】「音楽療法」のおすすめ 本 10選!人気ランキング
「譜読み」、ちゃんとできていますか? 楽譜の捉え方を根本から変える一冊! 「楽譜はなぜ読めたほうがいい?」「耳コピはダメ?」「効率的な身につけ方は?」「音楽的な活用法は?」「そもそも譜読みってなんだろう」――そんな疑問がすべて解決。 楽譜との向き合い方を変え、「譜読み」を効率的に身につけ演奏を変えるための一冊! 楽譜を自由に読めるようになるのは意外に大変です。世の中には、楽譜が読めなくても楽器を自由に演奏している人もたくさんいます。 では、苦労して楽譜を読めるようにすることに、どのような意味があるのでしょうか? 本書は、楽譜を読んで演奏すること(譜読み)の意味を根本から問い直し、譜読みの意義や目的、そして演奏につなげるための効率的な学習法を考えていきます。 ピアノ教本研究家でもある著者が、数多くの音楽指導者への取材を通して見えてきた譜読みの効果とは? また、より実践的な目的につなげるための学習法や実践法とは? 本書を読むことで譜面への理解が深まり、音楽との向き合い方がきっと変わるはずです。 ■「譜読み」のための13のステップ 1 歌う、リズムに乗る 2 ドレミを音として覚える 3 言葉としてのドレミと音を対応させる 4 拍、拍子、リズムを感じる 5 リズムとタンタタ読みを対応させる 6 五線の仕組みとドレミの並びを覚える 7 ドレミの場所を覚える 8 音符と休符の長さを覚える 9 簡易楽譜を使う 10 空間認知で読む(上がる、下がる、音程) 11 心の中で音を鳴らす 12 理論を覚える(まとまりやパーツを読む) 13 書かれていないことを読み取る(本当の譜読み) *** もし、音楽を演奏したり作ったりしたいのなら。 音の数がそこそこ多くて、長い曲を、格好良く演奏したいのならば――。 スラスラなのか、しどろもどろなのか、程度はさておき、楽譜は読めた方がいい。 もちろん楽譜が読めなくても素晴らしい音楽をクリエイトしているプロミュージシャンは数えきれないほどいる。タブ譜やカナふり楽譜なども演奏の助けになるだろう。 しかし、楽譜(五線譜)が読めたほうが、音楽の学習や演奏、作曲には、圧倒的に効率がよくクオリティも上がることは間違いない。 楽譜は、音楽の台本であり地図、設計図だ。 自分が演奏しようとしている曲は、どこから始まり、どれぐらいの長さで、何が起こって、どこで終わるのか? 今、音楽のなかで自分はどこにいるのかが、紙に記されており、ひと目でわかる。 台本がなくても話の流れはわかるが、途中から読んだり推敲したりすることができない。地図がなくても街は歩けるが、迷子になったとき永遠に堂々巡りになるかもしれない。設計図なしに手探りでもプラモデルはできあがるが、できあがるまで大きさも形の予測が難しい。つまり楽譜(設計図)があれば、音楽を効率良く作れるということだ。 (「はじめに」より) ■目次 はじめに――譜読み力をつけるには、段階がある 「譜読み」のための13のステップ 第1章 なかなか楽譜が読めない理由 教室を転々とする子どもたち 学校の音楽授業だけでは読めない 耳コピから入る教え方 時間をかけて訓練すれば、誰でも楽譜は読める 第2章 ドレミの読み方をどうするか――「固定ド」と「移動ド」 学校では「移動ド」、ピアノレッスンでは「固定ド」 「移動ド」の重要性 「移動ド」で歌わせている小学校の音楽授業 移調楽器の問題 自分にとって自然な音感を知っておく 第3章 欧米における譜読みの歴史 ネウマ譜とグイードの手 民衆が楽譜を読み始める――楽譜印刷と宗教改革 民衆に楽譜を教える――ルソーとペスタロッチの試み 数字譜の流行――ギャラン?パリ?シュヴェ法 専門家のためのソルフェージュ教育 第4章 日本における譜読みの歴史 ヒフミ唱法と数字譜 唱歌から音楽へ――譜読み指導の普及と衰退 譜読み偏重の時代に得られた教訓 日本の専門教育での譜読み――園田清秀の音感教育 日本独自のリズム唱「タンタタ」の始まり 第5章 音感をつける 本書での音感の定義 ドミソとファラドを区別できるか 「歌詞うたい」から「ドレミ歌い」へ ドレミを逆さまに言えますか? ドレミ音列を覚える ドレミを使う国とABCを使う国 第6章 リズム読みの効果 ドレミよりもまずリズム読みから 口で言えたら手で叩く リズム感は、まず拍感から 拍子を数えながら読む 拍の分割 第7章 五線と間の仕組みとドレミの場所を覚える フラッシュカードで漢字のように覚える方法 ドレミとドシラ、ドミソの違い 上がる・下がる・同じの判別 上がる・下がる・同じを身につける教本 線と間を瞬時に見分ける 目印音 「ドミソ読み」で3度音列を覚える 第8章 空間認知と譜読み 空間認知の発達と指揮 昔の遊びで空間認知を伸ばす 「移動ド」のドレミうたいドレミ歌いとハンドサインの融合 音程を理解する 第9章 簡易楽譜を取り入れる 簡易楽譜の種類 線と間をなくして目を横に動かす 触覚、聴覚、視覚の統合 簡易楽譜から五線譜への移行 第10章 心の中で音を鳴らすために 「内的聴覚」を鍛えよう 書き取りで内的聴覚を伸ばす 心の中でリズムの流れをイメージする パターン読み 左右で別のリズムを叩く 第11章 理論を学び、パターンを見つける 「感覚」から「理論」を使った譜読みへ 模様読みとスケール、カデンツ、アルペジオ 用語をやさしく言い換える ややこしくなってきたらワークで理論を学ぶ グルーピング能力とアイハンドスパン 第12章 本当の譜読み力を目指して 記憶力と譜読み力の関係 音感養成ツールとしての鍵盤 耳コピは重要な能力 フリーズドライされた音楽をもとに戻す
エビデンスを重視した医学的音楽療法のスタンダードを提示。音や音楽の作用機序を解説した総論を踏まえ,がん,疼痛,うつ病,認知症,発達障害など,対象となる疾患別に,臨床場面における医学的音楽療法の適応と方法を実践的に示す。 発刊によせて 序文 第1部 総論(理論編) 第1章 医学的音楽療法の現在 第1節 医学的音楽療法とは何か 第2節 医療の中での音楽療法の評価 第2章 医学的音楽療法の基本原理 第1節 音に対する反応と注意(アテンション) 第2節 音楽と認知能力 第3節 リズムと運動 第4節 音楽の生理作用 第5節 音楽と言語 第6節 音楽と感情 第7節 音楽とコミュニケーション,社会性 第3章 音楽による脳内の変化 第1節 脳の構造と機能の変化 第2節 音楽訓練と脳内の変化 第3節 臨床的応用 第4節 まとめ 第4章 医学的音楽療法の長所・短所 第1節 長所 第2節 短所 第3節 音楽療法の研究の欠点 第5章 医学的音楽療法実施上の留意点 第1節 「治療」を目的とした音楽療法は法的制限を受ける 第2節 音楽療法士に対する医学教育 第3節 ボランティアによる医学的音楽療法はありえない 第6章 他の療法との連携 第1節 医療と音楽療法 第2節 各種療法との連携 第2部 各論(実践編) 第7章 癌患者(終末期ではない) 第1節 定義と特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 目的と方法 第4節 評価方法 第5節 実施上の留意点,工夫 第6節 エビデンスと先行研究 第8章 終末期のケア(がんや他の疾患も含めて) 第1節 定義と特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 医学的音楽療法の目的と方法 第4節 医学的音楽療法の評価方法 第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫 第6節 先行研究など 第9章 小児終末期ケアにおける音楽療法 第1節 はじめに 第2節 中心となる概念 第3節 治療技法 第4節 家族との連携 第5節 先行研究 第6節 実施上の留意点 第7節 小児緩和ケアにおける音楽と医療 第8節 まとめ 第10章 冠動脈疾患患者―不安と苦痛― 第1節 はじめに 第2節 冠動脈疾患の特徴 第3節 医学的音楽療法の適応 第4節 目的と方法 第5節 エビデンスと先行研究 第6節 まとめ 第11章 疼痛 第1節 はじめに 第2節 疼痛とは 第3節 対象 第4節 音楽療法の目的および方法 第5節 評価の方法 第6節 おわりに 第12章 統合失調症およびうつ病の音楽療法 第1節 疾患の特徴 第2節 医学的音楽療法の効果 第3節 理論 第4節 評価 第5節 まとめ 第13章 外傷性脳損傷 第1節 はじめに 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 外傷性脳損傷における医学的音楽療法の目的と方法 第4節 評価方法 第5節 実施上の留意点,工夫 第6節 エビデンスと先行研究 第14章 脳血管障害 第1節 はじめに 第2節 脳血管障害とは 第3節 脳血管障害の音楽療法 第4節 将来に向けて 第15章 認知症 第1節 はじめに 第2節 認知症とは 第3節 認知症への音楽療法 第4節 音楽療法の経済性 第5節 将来に向けて 第16章 パーキンソン病 第1節 疾患の特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 医学的音楽療法の目的と方法,工夫,エビデンスなど 第4節 パーキンソン病患者での音楽療法前後の症例提示 第5節 おわりに 第17章 失語症 第1節 はじめに 第2節 失語症とは 第3節 言語と音楽 第4節 失語症の音楽療法 第5節 将来に向けて 第18章 人工呼吸器を装着した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者 第1節 疾患の特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 医学的音楽療法の目的と方法 第4節 医学的音楽療法の評価方法 第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫 第6節 エビデンスと先行研究 第19章 発達障害―自閉症スペクトラム,注意欠陥多動性障害,学習障害― 第1節 定義と特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 医学的音楽療法の目的と方法 第4節 医学的音楽療法の評価方法 第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫 第6節 エビデンスと先行研究 第20章 知的障害(精神遅滞) 第1節 定義と特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 医学的音楽療法の目的と方法 第4節 医学的音楽療法の評価方法 第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫 第6節 エビデンスと先行研究 第21章 脳性麻痺 第1節 定義と特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 医学的音楽療法の目的と方法 第4節 医学的音楽療法の評価方法 第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫 第6節 エビデンスと先行研究 第22章 レット症候群 第1節 レット症候群について 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 レット症候群に対する音楽療法とコミュニケーション的音楽性 第4節 レット症候群に対する医学的音楽療法の目的と方法 第5節 医学的音楽療法の評価方法 第6節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫 第7節 エビデンスと先行研究 第23章 低出生体重児 第1節 定義と特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 医学的音楽療法の目的と方法 第4節 医学的音楽療法の評価方法 第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫 第6節 エビデンスと先行研究 第24章 手術,医療処置,検査への音楽療法と音楽ベースの介入 第1節 はじめに 第2節 医療行為への医学的音楽療法の適用性 第3節 音楽療法と音楽を用いた介入の目的と方法 第4節 音楽療法の医的診断と音楽ベースの介入 第5節 留意点と創意 第6節 医療処置へのエビデンスベースが補助する音楽療法と音楽介入方法 第7節 まとめ 第25章 呼吸器疾患患者 第1節 慢性呼吸器疾患の特徴 第2節 医学的音楽療法の適応 第3節 医学的音楽療法の目的と方法 第4節 医学的音楽療法の評価方法 第5節 医学的音楽療法の実施上の留意点,工夫 第6節 医学的音楽療法のエビデンス 第26章 産婦人科患者 第1節 はじめに 第2節 産婦人科領域およびその対象について 第3節 音楽療法の目的と方法 第4節 評価 第5節 おわりに 第3部 学会発表や論文にまとめる方法 第27章 音楽療法の実践を論文にまとめるための基礎 第1節 はじめに 第2節 症例報告と事例研究 第3節 記述形式の違いとは 第4節 音楽療法における症例報告や事例研究の意義 第5節 論文を書く前に気をつけておきたいこと 第6節 クライエントへの倫理的配慮 第7節 先行研究を読む理由と探し方 第8節 論文を書く 第9節 質的改善研究のススメ 第10節 おわりに ◇ブックガイド 引用・参考文献 事項索引 省略記号索引