【2024年】「ptsd」のおすすめ 本 42選!人気ランキング
- 身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法
- 発達性トラウマ障害と複雑性PTSDの治療
- 赤ずきんとオオカミのトラウマ・ケア: 自分を愛する力を取り戻す〔心理教育〕の本
- 発達性トラウマ障害のすべて (こころの科学増刊)
- 正しく知る心的外傷・PTSD ~正しい理解でつながりを取り戻す~ (ぐっと身近に人がわかる)
- 本気でトラウマを解消したいあなたへ
- トラウマと身体 センサリーモーター・サイコセラピー(SP)の理論と実際
- PTSDとトラウマのすべてがわかる本 (健康ライブラリー イラスト版)
- 複雑性PTSD 生き残ることから生き抜くことへ
- 言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える
シリーズ累計24万部突破! すべての創作者必携の、 大ヒット類語辞典シリーズ第5弾!! 読者の共感を呼ぶ 多面性のある豊かなキャラクターや、 リアリティのある状況設定は、 トラウマを描くことによって生まれる! 物語の創作を志す者は ぜひ持っておきたい一冊。 「この本といかにつきあうか」を 考えるだけでも価値がある。 ——綾辻行人(小説家) 「心の闇」なんて言いますが、 心なんて押し並べて闇です。 私が知りたいのは、闇の種類です。 ——武田砂鉄(ライター) 私たちは誰もが、大小様々な形で「トラウマ」と呼ばれるものを持っているはずです。不意の事故や予期せぬ災害、幼少期の体験、失恋や社会不安……そんな経験に基づいた心の傷はいつの間にか消え去ってしまうようなものではなく、日常に訪れた些細な出来事によってふとした瞬間に蘇り、そのたびごとに心を締め付け、そしてときにはさらなる傷を生み出すかもしれません。 本書は、物語創作において不可欠とも言える心の傷/トラウマというテーマをめぐり、それらがどのような作用をそのキャラクターにもたらすかについて、その原因となる具体的な事例とともに詳細にまとめた画期的な一冊です。 物語に登場するキャラクターにはもちろん過去があり、その過去に紐付いたトラウマは彼らの行動を動機づけるばかりでなく、具体的な動作・振る舞いにも多大な影響を及ぼします。心の傷/トラウマによって、キャラクターはどのような先入観を抱きがちになり、どのように人格を変化させがちになり、あるいはどのように行動や態度を生み出すのか。トラウマがもたらす物語の起伏には、どのようなケースが想定できるのか、どのようにそれを設定できれば、読者の共感を呼び起こすことができるのか。本書は、物語創作における心理描写の核心ともいえる心の傷/トラウマについて、100を超える事例とともにその状況設定を網羅的に解説します。 Twitter から爆発的に広まった『類語辞典』シリーズは、二次創作者(ライトノベル・同人誌)、小説家、脚本家、漫画家、演出家、俳優、ライターなど、多くの創作者、文字を扱う人たちにとって、今なお重宝され続けています。過去のシリーズ愛用者はもちろん、作品により深みを出したい、妄想をよりリアルなものにしたいなど、様々な用途でお楽しみ頂く際の強力なツールとして、きっと役立つことでしょう。 ☆カバーイラスト:小山健 【『類語辞典』シリーズについて】 フィルムアート社の『類語辞典』シリーズはSNSを中心に爆発的に広まり、これまでの累計刷部数は24万部を超える大ヒットを記録しています。人間の喜怒哀楽を項目化し、それぞれの感情に由来する行動や反応を集めた『感情類語辞典[増補改訂版]』。あらゆるキャラクターの明るい面、暗い面から人物描写を深めたい方におすすめの『性格類語辞典 ポジティブ編』 『性格類語辞典 ネガティブ編』。255もの「場面」を通して物語の舞台・世界観をつくりあげるための『場面設定類語辞典』。読者の共感を呼ぶ多面性のある豊かなキャラクターや、リアリティのある状況設定を描くための『トラウマ類語辞典』。キャラクターの人生にとって欠かせない要素=職業を適切に設定するための『職業設定類語辞典』。ストーリー全体を通して緊張感が高まっていくような対立や葛藤を適切に組み込むための『対立・葛藤類語辞典 上巻』 『下巻』。 そしてこれらの中に収録されている、創作に役立つ様々なツールをダウンロードできる特設サイトも併せてご活用ください。 はじめに 書き手のためのセルフケア フィクション:人生と心の奥を映し出す鏡 心の傷とは何か 悪役の旅路 キャラクターの心の傷をめぐるブレインストーミング 根深い痛み:心の傷に影響を与える要素 行動を通じて心の傷を写し出す 避けるべき問題 筆者から最後に ◇犯罪被害のトラウマ カージャック/個人情報が盗難される/殺人を目撃する/住居不法侵入/ストーカーされる/性暴力の被害に遭う/暴行を受ける/未解決事件の被害者になる/物扱いされる/拉致監禁される ◇障がいや損傷によるトラウマ 一般的な美基準から外れた身体/学習障害/外見の損傷/外傷性脳損傷/過剰な美貌/五感のひとつを失う/性機能障害/精神疾患/対人関係不全/手足の欠損/発話障害/不妊/慢性的な病気の苦痛 ◇失敗や間違いによるトラウマ 過失で人を死亡させる/世間を騒がす間違いを犯す/子どもの人生から消える/プレッシャーに負ける/人命を救えなかった/多くの犠牲者を出した罪に苛まれる/人間として正しい選択ができなかった/同調圧力に屈する/破産宣告/まずい判断が不慮の事故につながる/服役者/学校で落ちこぼれる ◇社会の不正や人生の苦難によるトラウマ 悪意ある噂を立てられる/いじめに遭う/冤罪/解雇/レイオフされる/飢饉・干ばつ/暗い秘密を持つ/権力が乱用される/社会不安/第三者の死の責任を不当に問われる/貧困/不当な拘束/偏見・差別/ホームレスになる/母国を追われる/報われない愛 ◇誤った信頼と裏切りのトラウマ アイデアや仕事の成果が盗まれる/浮気・不倫/親が異常な人間だと気づく/親に別の家庭があることが発覚する/顔見知りによる幼児への性的虐待/兄弟姉妹の虐待に気づく/兄弟姉妹への不信/業務上過失で愛する人を失う/近親相姦/子どもが誰かに虐待されていることに気づく/失恋/自分が養子だと知る/自分の証言を信じてもらえない/信用していた人に裏切られる/絶縁・勘当/組織や社会制度に失望する/仲間外れにされる/望まれぬ妊娠/パートナーの隠された性的志向を知る/配偶者の無責任による家計の破綻/夫婦間のドメスティックバイオレンス/模範的な人への失望/有害な人間関係 ◇幼少期のトラウマ 依存症の親のもとで育つ/幼い頃に暴力行為や事故を目撃する/親からの拒絶/過保護な親のもとで育つ/カルト集団の中で育つ/感情をあらわにしない家庭で育つ/期待にそぐわないと愛してくれない親のもとで育つ/兄弟姉妹間でひいきをする親のもとで育つ/強姦によって自分が生まれたことを知る/子どものことを後回しにする家庭で育つ/自己愛の強い親のもとで育つ/児童養護施設で育つ/支配欲が強い/厳格な親のもとで育つ/衆目に晒されて育つ/障がいや慢性疾患のある兄弟姉妹と育つ/治安の悪い地域で育つ/出来の良い兄弟姉妹とともに育つ/ネグレクトの親のもとで育つ/非定住生活/保護者に虐待されて育つ/幼少期から家族の面倒を見る/幼少期・思春期に親を失う/幼少期に親と離れて育つ ◇予期せぬ出来事によるトラウマ 愛する人が無差別暴力行為の犠牲になる/愛する人の自殺/生き残るために人を殺す/学校での銃乱射事件/管理下にあった子どもの死/拷問/子どもを養子に出す/事故で死にかける/自身の離婚/自然災害・人災/死体と一緒に取り残される/自宅の火事/遭難/中絶/テロに遭遇する/倒壊した建物に閉じ込められる/恥をかかされる/屈辱を与えられる/人の死を目撃する/不治の病だと診断される/流産・死産/両親の離婚/我が子の死 付録A:心の傷・フローチャート 付録B:キャラクター・アーク進行ツール 付録C:人気ストーリーに描かれる心の傷 付録D:背景としてのトラウマをめぐるプロファイル・ツール あとがき
序に代えて-虐待されている?子ども虐待の実相 子ども虐待と児童精神科臨床 子ども虐待例から見えてくる母性 子ども虐待とPTSD 被虐待児へのトラウマ治療 性的虐待とそのケア 児童期における解離・転換性障害 トラウマの視点から見えてくる子ども虐待 トラウマインフォームドケア アタッチメントと子どもの虐待
■NHK土曜ドラマ原案の本。 「心の傷を癒すということ」(主演:柄本佑)。 2020年1月18日~2月8日 全4話放送 2020年3月1日 スペシャル版放送(関西) ドラマに感動した方、必読! その感動をさらに増す文章の数々を、 本書だけに収録した“増補決定版”。 主人公のモデル・安克昌さんのご家族の今の想い、 親友・名越康文さんによる青年時代の思い出、 ドラマの登場人物のモデル(新聞記者、同僚医師……)の安医師への想い、 さらに、NHKプロデューサーによるドラマ化の裏話など……。 被災者の“心のケア”のパイオニアとして、 奮闘しつづけた精神科医のヒューマンドラマ。 阪神・淡路大震災25周年―― 自らも被災しながら、被災地の“心の叫び”と取り組んだ精神科医の感動の記録。 サントリー学芸賞受賞作の増補決定版 大震災で、人の心はいかに傷ついているのか? そして、復興によって癒すことはできるか? ■増補版への寄稿 「このドラマは、安さんのご家族への贈り物だと思って作りたい」より ――『心の傷を癒すということ』がNHK土曜ドラマになるまで 主演の柄本佑さんに、このドラマから学んだことはありますかと尋ねた。柄本さんは、しばらく黙って、こう答えてくれた。「誰も独りぼっちにさせへん、てことや」。それは、(安克昌さんがモデルの主人公)安和隆が「心のケアって何か、わかった」から語り始める柄本さん自身のセリフだった。 脚本家の桑原さんは、セリフに込めた思いをこう語る。「『心のケアって何か、わかった』と書いた直後、手が止まりました。安さんが人生をかけて掴み取った答えを、私が書かなければいけないのです。言葉が浮かぶのをひたすら待ちました。まるで、安さんのそばにじっとたたずんで、口を開かれるのを待っているようでした。やがて『誰も独りぼっちにさせへん、てことや』という言葉が浮かんだ時、これは安さんが書かせて下さったセリフだと思いました………」。 ■本文「PTSD――Jさんの場合」より 「耳元で“助けて、助けて”という声がするんです。私も逃げるので精一杯だったんです。助けてあげられなかった。それで自分を責めてしまうんです……。私も死んでしまえばよかった。いつか、この“声”から解放されるんでしょうか……」 ■本文「復興にむけて」より これまで日本の社会は、人間の「力強さ」や「傷つかない心」を当然としてきた。しかし今後、傷ついた人が心を癒すことのできる社会を選ぶのか、それとも切り捨てていく厳しい社会を選ぶのか? やがて被災地は、復興へと向かっていく。しかし、〈心の傷〉を見て見ないふりをして前進することではないだろう。多数派の論理で押しまくり、復興の波に乗れない“被災の当事者”でありつづけている人たちを、忘れ去ることではないはずである。“心の傷を癒すということ”は、精神医学や心理学に任せてすむことではない。それは社会のあり方として、今を生きる全員に問われていることなのである……