【2024年】「いわた書店」のおすすめ 本 17選!人気ランキング
- パリのすてきなおじさん
- 一万円選書: 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語 (ポプラ新書 い 10-1)
- 世界のたね: 真理を追いもとめる科学の物語
- ホントのコイズミさん YOUTH
- 黄色いマンション 黒い猫 (新潮文庫)
- 短編画廊 絵から生まれた17の物語 (ハーパーコリンズ・フィクション)
- 胎児のはなし
- 清少納言を求めて、フィンランドから京都へ
- 逝きし世の面影 (平凡社ライブラリー)
- バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)
ガーリー・ショウ キャロラインの話 宵の蒼 その出来事の真実 海辺の部屋 夜鷹 11月10日に発生した事件につきまして アダムズ牧師とクジラ 音楽室 映写技師ヒーロー 牧師のコレクション 夜のオフィスで 午前11時に会いましょう 1931年、静かなる光景 窓ごしの劇場 朝日に立つ女 オートマットの秋
経験していない人はいない。なのに、誰も知らない「赤ん坊になる前」のこと。 超音波診断によって「胎児が見える」ように――。新時代の産婦人科界を牽引した「先生」に、生徒サイショーが妊娠・出産の「そもそも」から衝撃の科学的発見、最新医療のことまで全てを訊く。全人類(?)必読の一冊。 出産経験のある人も、ない人も、男性も――読んで楽しくて、ためになる! はじめに 最相葉月 第一章 みんな胎児が見たかった ── 胎児研究の歴史 アダム派とイヴ派がいた/子宮の中の生きている胎児を初めて見たのは日本人 第二章 超音波に一目惚れ ── 増﨑英明、産婦人科医になる 魚群探知機が超音波診断に?/十人きょうだいの十番目/帝王切開を見た増﨑少年/胎児はなぜ頭が下にあるのか 第三章 胎児 ── この未知なるもの なぜ3000グラムで生まれるのか/わが子の出産/羊水はどこからくるのか/羊水が濁ると要注意/便と力の入れ方が一緒 第四章 胎児を救う! ──「人」として扱う医療を 胎児の声が聞こえた!/胎児を手術する/スクリーニングで病気を発見/中絶について/宗教上の理由 /それでも続けた理由 第五章 胎児の表情七変化 ── みんな生まれる前から笑ってた 胎児は泣いて笑って夢を見る/赤ちゃんを左側に抱く理由/胎児の表情を観察する/表情と脳の関係/ゴジラみたいな呼吸様運動/腟を通るとき肺胞液を絞る 第六章 胎児の世界 ── 最新の技術と研究でわかったこと 胎盤の不思議── 1+1=1?/胎児のDNAを調べる/出生前診断は受けるべきか/NIPTと羊水検査はセット/ダウン症の子のこと/お父さんとお母さんはDNAでつながってる /精子のY染色体が女性に入る?/母はなぜ胎児を拒絶しないか/最初に大事なのは肺 第七章 妊娠・出産の世界 ── 長年の研究と経験でわかったこと つわりとは何か/帝王切開と自然分娩の違い/お産はリスクが伴うもの/水中出産のリスク/双子問題/長崎県は母乳を遮断してがんを防いだ/酒とたばこ/無痛分娩について 第八章 周産期医療最前線 ── 大学病院で今、何が行われているか 胎児治療の最前線/イギリスと日本の違い/生殖補助医療技術(ART)について/生殖補助医療技術の話しにくいこと/高齢出産のこと 終章 私たちはどこから来て、 どこへ行くのか 増﨑先生の性教育/水の中の人生、空気の中の人生/君たちはなぜゼロ歳で生まれたのか/男と女の役割分担/胎児の未来 あとがき 増﨑英明
ベストセラー『包帯クラブ』続編。悲しみがあふれた世界で、戦わずに大切なものを守ろうと、6人が立ち上がった。伝説の物語再始動! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ わたしはここにいる。想いよ、どうか世界に届け。 伝説の物語、ついに再始動! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ベストセラー『包帯クラブ』続編。悲しみがあふれた世界で、戦わずに大切なものを守ろうと、6人がふたたび動き出した。 天童荒太、待望の書き下ろし長編。 関東のはずれの町に暮らす高校生、ワラ、ディノ、タンシオ、ギモ、テンポ、リスキ。彼らはそれぞれに傷ついた少年少女たちだった。 戦わないで自分自身の大切なものを守りたい、そんな思いから彼らは包帯クラブを結成する。その活動を描いた前作『包帯クラブ』から16年。本作では前作の終わりから話が始まる。 人が傷ついた場所に包帯を巻く活動は、無理解や反発などを受け、自粛を余儀なくされる。しかし、ひっそりと会うなかでバンドを始める。バンドの発表の場を求めながら、別の形での包帯クラブの実現を試みる彼ら。本作では、未来の、成人した彼らの姿も交差して描かれる。 この世界にあふれた悲しみのひとつひとつを手当することは難しいが、だから何をしたってむだ、とは言いたくない。自分たちのやり方で、自分を守り、大切な人たちを守ろうと踏み出す彼らの第二幕が開く。 「何も知らない子ども、として扱われていた頃から、日々、この社会の不公平さと不自由さと理不尽さにぶつかってきた。 そのくせ、自分が、そんな社会に選ばれることを願い、あくせくしてきた。(中略) これは一人きりでは、古い世界につぶされてしまっただろうぼくたちが・・・・・・自分たちのやり方で、危機を切り抜け、少しずつ望んでいた道へ進むことが叶った・・・・・・いや、いまもまさに叶いつつある日々の、途中報告書であり、感謝状だ。」 (「第二部 遠くて近い、あの日のきみに」より) 装丁:名久井直子 装画:田雜芳一