【2025年】「芸術」のおすすめ 本 131選!人気ランキング
- 鑑賞のための 西洋美術史入門 (リトル キュレーター シリーズ)
- 武器になる知的教養 西洋美術鑑賞
- 美術の物語
- いちばん親切な 西洋美術史
- 絵を見る技術 名画の構造を読み解く
- 増補新装 カラー版 西洋美術史
- 西洋美術史(美術出版ライブラリー 歴史編)
- へんな西洋絵画
- 東京藝大で教わる西洋美術の見かた (基礎から身につく「大人の教養」)
- 366日の西洋美術 (366日の教養シリーズ)
いざ、きらめく現代アートの宇宙へ。 押さえておきたい基礎知識が、これ一冊でわかる。 読んで楽しい現代アート入門! いざ、きらめく現代アートの宇宙へ。 おさえておきたい基礎知識が、これ一冊でわかる。 読んで楽しい、現代アート入門! 現代アート。その世界には、少々とっつきづらいイメージがあるかもしれません。しかし、見る者の五感を揺さぶり、価値観をひっくり返す作品の数々には、私たちの想像力を豊かにする、無限の可能性が広がっています。 本書は現代アートを、誰にでもわかるカラフルなイラスト付きで解説した入門書です。〈アーティスト編〉〈キーワード編〉の2章立てで、おさえておきたいアーティストやその代表作、現代アートを知る上で役に立つ言葉について楽しく学ぶことができます。作家のことばやエピソードも豊富に収録しており、より理解が深まる内容となっています。 現代アートをこれから学びたい若い方や、美術館に行くのが趣味でもう少し勉強してみたいという方、同時代の生きる教養としてアートを知っておきたい人まで。 誰もが楽しめて役に立つ、まったく新しい現代アートの教科書の登場です。 ☆世界と日本の作家・キーワードを見開き78項目で紹介 ☆キャッチーでカラフルなイラスト多数 ☆コラム・年表も収録 【アーティスト編】 マルセル・デュシャン/岡本太郎/ジャクソン・ポロック/ロバート・ラウシェンバーグ/フランク・ステラ/ フランシス・ベーコン/イヴ・クライン/草間彌生/アンディ・ウォーホル/ソル・ルウィット/ ロバート・スミッソン/ヨーゼフ・ボイス/ナムジュン・パイク/オノ・ヨーコ/荒川修作/赤瀬川原平/ ジェフ・クーンズ/ジェームズ・タレル/ゲルハルト・リヒター/クリスチャン・ボルタンスキー/ マリーナ・アブラモヴィッチ/デミアン・ハースト/ヴォルフガング・ティルマンス/ウィリアム・ケントリッジ/ エルネスト・ネト/アイ・ウェイウェイ/蔡國強/村上隆/バンクシー/ティノ・セーガル/etc....... 【キーワード編】 抽象表現主義/コンセプチュアル・アート/リレーショナル・アート/アルテ・ポーヴェラ/もの派/ ネオ・エクスプレッショニズム/アプロプリエーション/レディメイド/アヴァンギャルド/フォーマリズム/ メディウム/インスタレーション/サイト・スペシフィック/多文化主義/日本画/メディア・アート/ マイクロポップ/拡張現実/etc....... はじめに 〈アーティスト編〉 マルセル・デュシャン 岡本太郎 ジャクソン・ポロック ロバート・ラウシェンバーグ ジャスパー・ジョーンズ フランク・ステラ フランシス・ベーコン イヴ・クライン 草間彌生 アラン・カプロウ アンディ・ウォーホル ソル・ルウィット ロバート・スミッソン クリスト&ジャンヌ=クロード ヨーゼフ・ボイス ナムジュン・パイク マルセル・ブロータース ジュゼッペ・ペノーネ オノ・ヨーコ 荒川修作 赤瀬川原平 シンディ・シャーマン ジェフ・クーンズ ジェームズ・タレル フェリックス・ゴンザレス=トレス ゲルハルト・リヒター クリスチャン・ボルタンスキー マリーナ・アブラモヴィッチ アニッシュ・カプーア デミアン・ハースト ヴォルフガング・ティルマンス ガブリエル・オロスコ ウィリアム・ケントリッジ エルネスト・ネト アイ・ウェイウェイ 蔡國強 ス・ドホ 村上隆 バンクシー ティノ・セーガル 〈キーワード編〉 抽象表現主義 ポップ・アート コンセプチュアル・アート パフォーマンス・アート リレーショナル・アート ミニマル・アート アルテ・ポーヴェラ もの派 ネオ・エクスプレッショニズム アプロプリエーション ソーシャリー・エンゲイジド・アート モダニズム/ポストモダニズム フェミニズム&ジェンダー アール・ブリュット/アウトサイダー・アート 美術館 国際展 レディメイド アヴァンギャルド フォーマリズム メディウム 装飾 ボディ・アート インスタレーション パブリック・アート サイト・スペシフィック アートプロジェクト 多文化主義 学芸員/キュレーター アートマネジメント アートマーケット ギャラリー 作者/観者 日本画 メディア・アート 写真 おたく文化 マイクロポップ 拡張現実 〈コラム〉 早分かり20世紀美術史① 早分かり20世紀美術史② アートをめぐる巨額のお金 現代アート 読むと広がる10冊 アーティスト生年早見表 おわりに
現代美術の入門書。抽象表現主義、ポップアート、ミニマリズム、フェミニズム・アート等の定番からポスト3.11の美術まで。 現代美術の入門書。ポップアート、抽象表現主義、ミニマリズム、コンセプチュアル・アートから、フェミニズム・アート、メディア・アート、写真、建築、工芸を包括し、ポスト3.11の美術まで、10人の気鋭による論考。 現代アートの入門書。ポップアート、抽象表現主義、ミニマリズム、コンセプチュアル・アートから、フェミニズム・アート、メディア・アート、写真、建築、工芸を包括し、ポスト3.11の美術まで、なぜそれが出現したのかを真剣に考えることによって、私たちの社会が抱える問題の本質がえぐり出される。いつの時代にも「現代アート」は存在する。アートは常に私たちの価値観を攪乱し、制度に揺さぶりをかけ、視座の見直しをせまるのだ。 1 美術作品とそうでないもの――デュシャン、ポップ・アート、クーンズ 田中正之 2 メディウムの探求 ――ミニマリズムとポストミニマリズム 松井勝正 3 抽象表現主義と絵画、あるいは絵画以上のもの――ポロック、ニューマン、ロスコ 沢山 遼 4 コンセプトが前景化するとき――コスースから始める 橋本 梓 5 美術における身体表象とジェンダー――眼差しの権力とフェミニズム・アート 天野知香 6 アート&テクノロジーの様相――メディア・アート、マクルーハン、パイク 畠中 実 7 現代アートと写真 ――アプロプリエーションの時代からティルマンスまで 土屋誠一 8 現代建築を語るために――モダニズムと5つの建築をめぐって 岡山理香 9 現代工芸とデザインの地平――クレイワークとうつわ 木田拓也 10 ポスト3.11の美術――美術と社会はどう関わるべきか 蔵屋美香 参考文献 アーティスト・グループ/人名索引
「なぜこれがアートなの?」と疑問を抱くすべての人に――。現代美術の挑戦を読み解く最良の入門書。 「なぜこれがアートなの?」と疑問を抱くすべての人に――。「モダン」な社会やメディアとの関係から現代美術の挑戦を読み解く最良の入門書。 「なぜこれがアートなの?」と疑問を抱くすべての人に――。注目を集めると同時に、当惑や批判を巻き起こし続ける現代アート。私たちは何を経験しているのか。それはどこから生まれ、どのように展開してきたのか。「モダン」な社会や制度、メディアとの関係から現代美術の挑戦を読み解く最良の入門書。 序 章 モダン・アート ――モニュメントなのか、あざけりなのか 第1章 アヴァンギャルドをたどる 前衛の起源と立場 モダン・アートを売る 今日の前衛──死んでいるのか、生きているのか 第2章 モダンなメディア、モダンなメッセージ 絵画と装飾──その快楽と諸原理 メディアを混ぜる――コラージュからインスタレーションへ 芸術とオブジェのあわい 第3章 ピカソからポップな偶像へ ――芸術家の名声 誰かがピカソにならなければならなかった 女性芸術家たち──差異化された立場 ポップ・アイドルたち 第4章 現代の錬金術 ――モダン・アートと消費主義 不純物から金へ スペクタクルの社会 モダニズムの危機 第5章 ポストモダンを超えて ――その先にあるもの 新しいものの見方 差異の世界──西洋と非西洋 創造性の代価──デジタル時代の芸術 訳者あとがき 用語解説 文献案内 図版一覧 索引 デイヴィッド・コッティントン著、松井裕美訳;0701;02;「なぜこれがアートなの?」と疑問を抱くすべての人に――。現代美術の挑戦を読み解く最良の入門書。;20210101
Greeting Taeko Nakamura Profile Taeko Nakamura's Arrange Artists' Arrange Spring Arrange Summer Arrange Autumn Arrange Winter Arrange 「WA」Arrange Wedding Arrange Artists Introduction JPAA Introduction
本書は、ドイツ、アーヘンのルートヴィヒ・フォーラムを皮切りに1999年からヨーロッパ各地を巡回したニルス=ウドの展覧会をもとに、新たに構成したものである。初期から最近作に至る約130点の写真作品を掲載する。日本で初めてこの作家の活動の全貌を紹介。自然環境の破壊が進み、人間が自然との新たな関係を構築する必要に直面している21世紀に、ニルス=ウドの作品は深く心に語りかけてくる。 自然に向かって 自然の現前 図版/Plates バイエルンの森、縄文の森 青い花-作家との対話 Towards Nature The Presence of Nature Bavarian Forest/Jomon Forest Blue Flowers-Conversations with the Artist
パートナーたちは画家の生涯と作品にどのような影響を及ぼしたか。そこには様々な葛藤やドラマがあった。印象派を中心とした15人。 画家たちのパートナーに焦点を当てながら、彼らが画家の生涯と作品にどのようにかかわり、影響を及ぼしたかを探ってゆく。そこには実にさまざまな葛藤やドラマがある。印象派を中心とするフランスの著名画家ら15人を取り上げる。 はじめに 1 ヴィジェ=ルブラン──王妃マリー・アントワネットに愛された美貌の女流画家 2 カウフマン──名声と失意の女流〝歴史画家〟 3 グルーズ──悪妻に悩まされ続けた風俗画家 4 ダヴィド──激動の時代に君臨した巨匠 5 アングル──保守・伝統主義を貫いた〝良き夫〟 6 マ ネ──フランス近代絵画の先駆けとなったパリジャン 7 モ ネ──生活の苦しさ、創作の苦しさを支えたふたりの妻 8 ルノワール──多くの女性を愛し描いた「バラ色の人生」の画家 9 モリゾ──男社会での制約に悩みながらも、〝最も純粋な印象派〟を貫いた紅一点 10 ピサロとシスレー ピサロ──長年貧困に苦しんだ、印象派の「農民画家」 シスレー──終始不遇な人生だった〝晴の日〟の画家 11 モローとシャヴァンヌ モロー──ひとり〝象牙の塔〟に生きた世紀末の隠者 シャヴァンヌ──名家出身の貴婦人との遅すぎる結婚 12 セザンヌ──絵画において人もリンゴも同価値と見做した〝不器用な天才〟 13 ゴーガン──都会を捨て、未開の〝楽園〟に創造の源泉をもとめて おわりに 主要参照文献
外来文化の模倣と、独自の熟成。その繰り返しから名作は生まれた。目からウロコの知識満載、カラー図版多数。面白すぎる日本美術史。 外来文化の模倣と、独自の熟成。その繰り返しの中から、名作の数々が生まれた。目からウロコの楽しい知識満載、カラー図版多数。面白すぎる日本美術史入門。 外来文化の流入×独自の熟成 日本の美術は面白すぎる! 日本美術史の流れには、大きな波がある。 外来文化をひたすら取りいれ真似する時代と、それを熟成させる時代と。 ほっそりした飛鳥仏も、ハッタリの天守閣に合う金箔べったりの屏風絵も、すべての名作は、そうした繰り返す時代の波の中から、登場してきた。 楽しくて目からウロコの知識満載。役に立つコラムに、カラー図版多数。 ――こんな授業が受けたかった! はじめに――日本美術史の波 0 仏教伝来以前――何を拝んでいたか? 見えない神々/神の姿を形作らない/仏像を見てびっくりする…ほか 1 飛鳥時代の仏像――どうして細い? 聖徳太子のために/アルカイックスマイル/細い仏像を貧弱に見せないために/お手本は北魏/横から見たほうがきれい/絵画もほっそり…ほか 2 奈良時代――美の基準はなぜ変わった? 白鳳時代のかわいい仏像/中国のかわいい仏像/中国のマッチョな仏像/白鳳か天平か/東大寺大仏建立/鑑真とともに伝わったもの…ほか 3 異色の仏教――密教とは何なのか? 迫力で勝るヒンドゥー教/大日如来という新キャラクター/空海、密教に出会う/東寺講堂の立体曼荼羅/色っぽい仏像…ほか 4 浄土信仰――死後のために頑張る? 末法思想/阿弥陀の誓願/阿弥陀浄土図/浄土堂/阿弥陀如来像/阿弥陀来迎図/臨終掛け/地獄絵と六道絵……ほか 5 一二世紀の絵巻――なぜ大人が熱狂する? 「女子供」のための絵巻から/絵巻マニアの後白河上皇/絵巻のジャンル(女絵)/劇画のような絵巻/嗚呼絵というジャンル…ほか 6 慶派――奈良仏師なぜ成り上がった? 売れない奈良仏師/運慶の野心/販路を東国へ/東大寺大仏炎上/巨像を造る/運慶とその息子たち/ちょっと違う快慶…ほか 7 肖像画――禁忌からブームへ 肖像画はタブー/僧侶ならOK/一人の天才が流れを変える/似絵の家系/新仏教のカリスマたち/武士だって絵に残したい…ほか 8 水墨画――新技術をいかに学ぶか 瓢?から駒/モノクロで3D/留学僧だけが描ける絵/将軍も参加した詩画軸/売れない雪舟/遅い再スタート/中国帰りで売り出す/模写から得たもの……ほか 9 戦略としての絵画――ハッタリの天守閣に合う絵とは? なんともタフな狩野派/時代が変われば絵も変わる/天主閣に似合う絵とは/ライバル長谷川等伯の台頭/楓図と桜図/松林図?風…ほか 10 狩野派その後――徳川時代を生き抜くためには? 狩野派の三面作戦/スター誕生/時代に似合う絵/データベース『探幽縮図』/ファミレス化する狩野派/かわいそうな探幽/狩野派からはみ出した画家たち…ほか 11 琳派――出身も時代も場所もばらばらで? 芸術目利き:本阿弥光悦/扇屋の発想:俵屋宗達/呉服屋のぼんぼん:尾形光琳…ほか 12 浮世絵の始まり――「かけそば一杯分」になるまで 大名が熱を上げる:寛永風俗画/少しはお求めやすい価格に:寛文美人図/はじまりはエロ版画:菱川師宣/墨摺り手彩色/絵暦オタクたちの功績:鈴木春信/歌麿の販売戦略/幕末の美学/京都の変な画家たち…ほか 13 北斎と広重――風景のなにが面白い? 浮世絵の規制から/江戸の旅行ブーム/あれもこれも:葛飾北斎/その後の北斎/火消しから浮世絵師へ:歌川広重/開化錦絵/ジャポニスム/歌川国芳…ほか 14 西洋画の導入――なぜ日本人はミレーと印象派が好き? 南蛮画/西洋画にあって日本画にないもの/洋風画/黒田清輝の帰国/二種類の油絵/東京美術学校西洋画科/裸体画論争/優等生の反逆:萬鉄五郎/西洋美術を遡る:岸田劉生…ほか 15 日本画のゆくえ――西洋画にあって日本画になかったものは? 京都の写生画:円山応挙/明治の日本美術:フェノロサと岡倉天心/新たな日本画/明治の超絶技巧/美術学校騒動と日本美術院…ほか 豆知識①仏像の種類 如来・菩薩・天・明王/豆知識②東洋画の絵具/豆知識③絵は何に描くか おわりに 現代美術 ―― あなたにとっての美術
誰が一番ヘンタイか?ルネサンス、バロック、新古典、ロマン、写実、印象派まで。12人の天才が集まってガチンコ対決! 1 ルネサンス三大巨匠-いちばんのヘンタイは誰!?(三大巨匠、とりあえずいちばんエライのは誰だ!? ダ・ヴィンチは一発屋!? ほか) 2 やりすぎバロック-誰がいちばんToo Much!?(豪華すぎ!派手すぎ!ドラマチックすぎ!バロック文化 エロいか?エロくないか?バロック彫刻の劇的演出 ほか) 3 理想と現実-どっちがヘンタイ?(社会もアートも解体!?激動の時代を生きたヘンタイたち コテン古典のラスボスキャラ!?ドミニク・アングル ほか) 4 2文字ネーム印象派-ヘンタイ王者決定戦(マネは「たけし」で印象派は「たけし軍団」 実は古典リスペクト!物議を醸した『草上の昼食』 ほか)
川向こうの駅まで 月とパンケーキ 雪の気配 真冬の花束 ふたりの時計 転がる石 いろはに、こんぺいとう 誕生日の夜 メッセンジャー バーバーみらい この地面から 魔法使いの涙 名もない星座 お宿かみわら 空っぽの時間 おでき 缶椿 ひなたを歩こう 甘い生活 幸せの青くもない鳥 独立記念日 まぶしい窓 いつか、鐘を鳴らす日 川面を渡る風
東京大学の講義をベースにした『まなざしのレッスン 1西洋伝統絵画』の続篇.印象派以降,伝統的な絵画の枠組みが崩れていくなか,画家たちは何をめざしたのか.難解な近現代絵画を解きほぐし,まったく新しい視点から実践的に読み解く.美術館に行くのが楽しくなる決定版テキスト第2弾. 第1章 西洋近現代絵画をいかに見るか 第1部 主題とテーマ 第2章 物語表現の変容 第3章 現実の表象I 近代都市の諸相 第4章 現実の表象II 人間と自然の新たな表現 第5章 幻視の世界 第2部 造形と技法 第6章 空間と平面 第7章 色彩と筆触 第8章 抽象と超越性 第9章 引用と遊戯性 第3部 受容と枠組み 第10章 制度と運動 第11章 異文化の受容,逸脱の系譜 第12章 絵画という枠組み 掲載図版一覧 画家名索引
名著『ルネサンス 経験の条件』から17年――。 近代芸術はいかに展開したか。その根幹から把握する、美術史的傑作。 【推薦】 批評的視点による大胆かつ刺戟的な近代美術論。 そして何よりも「美術の力」理解のための絶好の案内書。 高階秀爾 我々はモダニズムや抽象――いやそもそもアートのことをまるで知らなかったのだ! 本書は素早く脳内に入り込むと爆弾のように破裂して悦ばしい驚きと混乱で満たし、交換台のように機能して無数の異質な情報から新しい世界像を紡ぎ出す。 読み終えたとき、あなたと世界は完全に更新されているだろう。 浅田彰 20 世紀美術を動かした真の芸術家たちは誰か―― ヒルマ・アフ・クリント、夏目漱石、ヴァネッサ・ベル、トーレス・ガルシア、熊谷守一、ダヴィド・ブルリューク、ジョン・D・グラハム、ゾフィー・トイベル=アルプ、坂田一男、ジョルジョ・モランディ、岸田劉生、恩地孝四郎、村山知義、白井晟一、イサム・ノグチ、長谷川三郎、瑛九、内間安瑆── 「キュビスム以降の芸術の展開の核心にあったのは唯物論である。戦後美術史の不分明を晴らし、現在こそ、その力を発揮するはずの抽象芸術の可能性を明らかにする」(本書より) 第69回芸術選奨文部科学大臣賞(評論部門)受賞 第Ⅰ部 抽象の力 本論 第Ⅱ部 抽象の力 補論 第Ⅲ部 メタボリズム-自然弁証法 第Ⅳ部 批評を招喚する
この風がやんだら 雨上がりの花 夏の灯 輝く滑走路 コスモス畑を横切って 茜空のリング 小さな花束 真夜中の太陽 贈り物を探しに 十二月のカレンダー ポケットの中の陽だまり サウスショア・ピクニック そのひとひらを ドライブ・アンド・キス 十五分後の春 窓辺の風景 聖夜、電車に乗って ささやかな光 花、ひとつぶ 薬指の蝶々 ながれぼし
国家、制度、性、ジャンル、主体……。外在的な近代化から内在的なモダニズムへ。日本における「美術」概念の成立に迫った画期的論集。解説 中嶋泉 国家、制度、性、ジャンル、主体……。外在的な近代化から内在的なモダニズムへ。日本における「美術」概念の成立に迫った画期的論集。解説 中嶋泉 === 現在の美術を作り出した「境界」が引かれ、社会に浸透していく過程を、制度史的視点から捉えた画期的論集。近代において「美術」概念や日本画をはじめとする諸ジャンルは、いかにして形づくられ、純化へと向かっていったか。衝突や動揺を引き起こしつつも、五感の秩序における視覚の優位、工業社会の到来、固有の造型芸術への意志、これら三つが推進力となって「美術」は成立した。だが、その境界は画定し切ったわけではない。裂け目を孕みながら、未完の運動体として今もわれわれの目の前にある。『眼の神殿』と対をなす本書は、新たな作品創造と歴史記述の可能性へと読者を導く。 === 何が美術を規定したのか 概念とジャンルの成立、そしてその先へ── 『眼の神殿』と対をなす画期的論集 === 序章「美術」概念の形成とリアリズムの転位 Ⅰ 国家と美術 「日本美術史」という枠組み 文展の創設 国家という天蓋――「美術」の明治二〇年代 美術における「日本」、日本における「美術」――国境とジャンル Ⅱ 性と国家 裸体と美術――違式?違条例を軸に 美術における政治表現と性表現の限界 Ⅲ 美術の境界――ジャンルの形成 「日本画」概念の形成に関する試論 「工芸」概念の成り立ち 「彫刻」ジャンルの形成 Ⅳ 制度から主体へ 工業・ナショナリズム・美術 印象と表現――日本印象主義のアポリア 終章「分類の時代」の終わりに 初版「後記」 文庫版あとがき 解説(中嶋泉) 初出一覧 「美術」形成史関連年表 主要人名索引
高橋由一の「螺旋展画閣」構想とは何か――。制度論によって近代日本の「美術」を捉え直し、美術史研究を一変させた衝撃の書。解説 足立元・佐藤道信 高橋由一の「螺旋展画閣」構想とは何か――。制度論によって近代日本の「美術」を捉え直し、美術史研究を一変させた衝撃の書。解説 足立元・佐藤道信