【2023最新】「ナポレオン」のおすすめ本62選!人気ランキング
- ナポレオン 1 台頭篇
- コンスタンティノープルの陥落 (新潮文庫)
- 300点の写真とイラストで大図解 世界史
- ナポレオン言行録 (岩波文庫 青 435-1)
- マリー・アントワネット 上 (角川文庫)
- 黒王妃 (集英社文庫)
- ペスト (中公文庫)
- ナポレオン (潮文学ライブラリー)
- 銃と十字架 (P+D BOOKS)
- 曹操 (1) 卑劣なる聖人
離島出身の男が、一代でフランス皇帝へ。 彼はいかにして「英雄」となったのか。 フランス国民を熱狂させたカリスマの素顔とは。 ナポレオン生誕250周年に、西洋歴史小説の第一人者が満を持して放つ、英雄小説の決定版! 全3巻、刊行開始!! 1769年8月15日、コルシカ島の小貴族・ボナパルト家の次男として生まれたナポレオン。地元のガキ大将だった彼は、パリの陸軍士官学校を出て、コルシカの英雄・パオリの親衛隊となる。時はフランス革命真っただ中、コルシカにも革命をと勇み立つナポレオンだったが、過ぎた才知と熱意ゆえ、島を追われる羽目に。 故郷を追われたナポレオンは、フランス共和国軍の砲兵指揮官として頭角を現し、革命の実力者・ロベスピエール兄弟や派遣委員バラスと知り合う。トゥーロンの戦闘でイギリス軍、スペイン軍に大勝利を収め名をあげるが、情勢は急転。クー・デタでロベスピエール兄弟が処刑され、ナポレオン自身も投獄の憂き目に……。 だが、男はそこで終わらなかった。 パリが、革命が、彼を求め、ふたたび表舞台へ――。 【著者略歴】 佐藤賢一(さとう・けんいち) 1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞。99年『王妃の離婚』で第121回直木賞を受賞。2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞を受賞。『ハンニバル戦争』『遺訓』『テンプル騎士団』など著書多数。 離島出身の男が、一代でフランス皇帝へ。ナポレオン生誕250周年に西洋歴史小説の第一人者が満を持して放つ、英雄小説の決定版!
一六六五年、ロンドンが悪疫(ペスト)に襲われた。逃れえない死の恐怖に翻弄された人々は死臭たちこめる街で、神に祈りを捧げ、生きのびる術を模索した。事実の圧倒的な迫力に作者自身が引きこまれつつ書き上げた本篇の凄まじさは、読む者を慄然とせしめ、最後の淡々とした喜びの描写が深い感動を呼ぶ。極限状況下におかれた人間たちを描き、カミュの『ペスト』よりも現代的と評される傑作。
初めて司祭となった日本人の生涯を描く 「何のために苦しい旅を続けるのか。いつかは捕まり、殺されることも確実なのだ。しかし、いかなる苦渋にみちても肩から人生の十字架を棄ててはならぬ」……。船を乗り継ぎ、砂漠をよぎって、日本人として初めてエルサレムを訪れ、後にローマに学び司祭となった実在の人物・ペドロ岐部。この破天荒な訪欧大旅行は、イエズス会等の組織の保護なしに、個人の自力で成し遂げた、日本人としても最初の快挙だった。やがて彼はキリシタン弾圧の荒れ狂う日本に立ち戻り、使命に生きたのだが・・・・・・。17世紀前半の日本におけるキリスト教弾圧の貴重な通史であり、「沈黙」とともに、作者のキリスト教観の理論的な最高峰に位置する一冊である。一日本人ペトロ岐部の劇的生涯を描く。 【編集担当からのおすすめ情報】 遠藤周作著の名作・復刻版 「いかなる苦渋にみちても肩から人生の十字架を棄ててはならぬ」……。船を乗り継ぎ、砂漠をよぎってローマに学び、キリシタン弾圧の荒れ狂う日本に立ち戻って使命に生きた一日本人ペドロ岐部の劇的生涯を描く
熱狂=ナポレオン、陰謀=フーシェ、移り気=タレーラン。3人の情念運動が、フランスとヨーロッパを席巻し、怒濤の歴史をつくった。 1789年の大革命から1815年のワーテルローの戦いまで、ナポレオンの熱狂情念が巻き起こした相次ぐ戦争による混乱と怒濤の30年。この偉大なる皇帝の傍らに、警察大臣フーシェ=陰謀情念と外務大臣タレーラン=移り気情念なかりせば、ヨーロッパは異なる姿になったにちがいない。情念史観の立場から、交錯する三つ巴の心理戦と歴史事実の関連を丹念に読解し、活写する。(講談社学術文庫) 情念史観で読み直す革命とナポレオンの時代。熱狂=ナポレオン、陰謀=フーシェ、移り気=タレーラン。3人の男の情念が、絡み合い、ぶつかり合い、革命からワーテルローの戦いまでの激動期を生み出した。 序 すべては「情念」に始まる 第1章 欲望と悪徳の王国 第2章 情念が歴史を変えた 第3章 熱狂皇帝、ヨーロッパを席巻す 第4章 誰がナポレオンを倒したのか 第5章 情念戦争の「大いなる遺産」
時代に遅れていると同時に、時代に先駆けてもいた-歴史家は彼をこう評する。コルシカという周縁の地に生をうけ、革命の荒波を乗り切り、皇帝にまで登りつめたナポレオンとは、いかなる人間なのか。若き日の革命人士としての行動、エジプト遠征、プロパガンダ等のあらたな視点も盛り込み、歴史のなかの生涯を描きだす。 第1章 コルシカ島 第2章 頭角 第3章 政権欲-第一次イタリア戦役 第4章 イスラームとの遭遇 第5章 敗残将軍が凱旋将軍となる 第6章 大陸の覇者 第7章 時代のはざまに生きる 第8章 暗転
舞台は辺境のピレネー。国家・名望家・民衆の三者が織りなす諸関係を描き出したナポレオン時代形成の地方統治体制の実態と歴史的意義 ナポレオンの統治とは一体いかなるものであったか。「国境=辺境」たるピレネー地方を舞台に,国家・名望家・民衆の三者が織りなす諸関係を描き出し,ナポレオン時代に形成された地方統治体制の実態とその歴史的意義を解き明かす 序 論 第一部 第一章 県知事行政と名望家社会 第一節 県上級公務員の任命と経歴 第二節 県上級公務員と地方名望家 第三節 市町村長の任命と経歴 第二章 県会と地域代表性 第一節 県会の設立 第二節 県会議員の経歴 第三節 県会の運営 第四節 県会の討議 第三章 市町村会と地方自治 第一節 市町村会の再編 第二節 タルブ市会の名望家政治 第三節 村行政当局の活動 第二部 第四章 徴兵と徴兵不服従 第一節 徴兵不服従と農村社会 第二節 村人と軍隊 第三節 県知事行政と徴兵問題 第五章 秩序と無秩序 第一節 憲兵隊の創設と展開 第二節 憲兵隊の活動と民衆の秩序観 第三節「叛乱」と農村社会 第六章 国境と辺境 第一節 国民国家のなかのピレネー地方 第二節 パスポート制度の運用 第三節 防疫線の設置 第四節 スペイン国境地帯の軍事活動 結 論 索 引
4人の女性にあてて書かれたラブレターを、背景に即して丹念に読み解くことにより、人間ナポレオンの素顔が浮かび上がる。純真な婚約者デジレ・クラリー、妖艶な最初の妻ジョゼフィーヌ、純愛の恋人マリー・ヴァレフスカ、名門ハプスブルク家の姫だった2番目の妻マリー・ルイーズ-それぞれに個性的な女性たちに、時に翻弄され、時に苦悩する英雄の波乱の半生を綴った歴史エッセイ。 第1章 婚約者デジレ・クラリー-マルセイユ娘が王妃に、そして現在のヨーロッパ諸王室の祖に 第2章 最初の妻ジョゼフィーヌ-クレオール娘がフランス皇后、そしてヨーロッパ諸王室の祖に 第3章 恋人マリー・ヴァレフスカ-祖国のために 第4章 二番目の妻マリー・ルイーズ-オーストリア皇女、フランス皇后からパルマ公国女王へ 第5章 その他の女性たち 第6章 子どもたち-嫡子、婚外子そして養子
父の死により、叔父に引き取られ、使用人とともに田で働く劉秀。高祖・劉邦の子孫でありながら、鮮明な未来を描くことができぬ日々を過ごしていたが…。三国時代よりさかのぼること二百年。古代中国の精華・後漢王朝を打ち立てた光武帝・劉秀の若き日々を、中国歴史小説の巨匠が鮮やかに描きだす。
コルシカ島出身の一軍人から皇帝にのぼりつめた英雄ナポレオン。ヨーロッパ各地に侵攻し、フランス革命がうみだした近代的価値を広めた。一八四八年の二月革命から大統領に当選、クーデターによって皇帝になったその甥、三世。ともに戦争に敗れて歴史の表舞台から退く。革命と激変の時代に、「ナポレオン」は議会や民衆にどう利用され、また求められたのか。誰もが知る二人の皇帝とその息子に光を当て、ナポレオンの一族からフランス近代史を読み解く。
フランス革命の激動は国境をこえて、ヨーロッパを揺るがしていた。革命の終着点が見えないなかで一人の青年将軍がフランスの救世主としてあらわれる。神話化されたナポレオンの実像に迫るのはいまだに困難であるが、近年の研究によって当時の統治システムや社会の具体的な様相がかなり解明されてきている。近代世界の揺籃期に登場した英雄の事業を、明らかとなった歴史的背景のなかでとらえ直してみたい。 英雄か独裁者か 1 コルシカとフランスの間で 2 共和派の将軍 3 革命の後始末 4 帝政への道 5 大陸制覇 6 没落と神話化
全ヨーロッパを駆け抜けたナポレオンの生涯をたどり、伝説の数々を読み解く、決定版!気鋭の学者が書き下ろした渾身のナポレオン論。 全ヨーロッパを駆け抜けた「ナポレオン」の生涯をたどり、伝説の数々を読み解く、決定版! 気鋭の学者が書き下ろした渾身のナポレオン論。彼によってフランス人の心性はどう変化したのか?
1790年〜1815年に、全欧州を席巻したナポレオン軍。本書は、フランス陸軍公認画家であったルスロによる、ナポレオン軍の軍服研究の集大成とも言える図版集です。軍服・軍帽・銃や小物入れ・装備・馬具などの、細密で色鮮やかなカラー図版が現代に蘇ります。 貴重な歴史資料としてはもちろん、ファッション・デザインの基礎知識として、また、マンガやイラストなどの創作時の参考にもぜひお役立て下さい。凛々しい軍人たちの立ち姿、颯爽と軍馬にまたがる姿は、作画時の参考にもおすすめ。ナポレオン、軍服、フランス好きの方へのギフトにも最適な、眺めるだけでも価値のある一冊です。 ◆正規軍 歩兵…軽歩兵(猟兵、カラビニエール、選抜兵)/戦列歩兵(フュージリア、擲弾兵、選抜兵) 騎兵…ハンガリー軽騎兵/軽槍騎兵/竜騎兵/戦列猟騎兵/胸甲騎兵/カラビニエール 砲兵…徒歩砲兵/騎馬砲兵/牽引砲兵 支援部隊…国家憲兵/輜重牽引兵 ◆皇帝親衛隊 親衛歩兵…親衛擲弾歩兵/親衛猟歩兵/親衛フュージリア(猟兵、擲弾兵) 親衛騎兵…親衛ポーランド槍騎兵/親衛猟騎兵/親衛竜騎兵/親衛擲弾騎兵 親衛砲兵…親衛徒歩砲兵/親衛騎馬砲兵/親衛牽引砲兵 親衛海兵/親衛工兵/親衛精鋭憲兵
ナポレオン、ジャンヌ・ダルク、福澤諭吉、歴史上の偉人たちはいかにして正しい選択をだしたのか?「戦略的直感」の秘密に迫る。 ナポレオン、ジャンヌ・ダルク、福澤諭吉、歴史上の偉人たちはいかにして正しい選択を導きだしたのか?歴史を動かす「戦略」が生まれた過程を追い、10人の優れた実践家たちがひらめかせた「戦略的直感」の秘密に迫る。 ▼歴史上の偉人たちにみる「戦略的直感」。 ナポレオン、ジャンヌ・ダルク、福澤諭吉 ―― 歴史上の偉人たちはいかにして正しい選択を導き出したのか? 現実の場で歴史を動かす「戦略」が生まれた過程を追い、10人の優れた実践家たちがひらめかせた「戦略的直感」の秘密に迫る。 ▼成功する戦略は、いつ、いかにして生まれるのか?! 世界の歴史を変えた10人は、やみくもにリスクの高い挑戦をしたのではない。 また、必ずしも自身で革新を生み出したわけではない。 直観 ―― 本質を見抜く力 ―― を働かせ、歴史の叡智から正しい組み合わせを導き出し、小さな成功を積み重ねて人々の共感を獲得し、大きな成果につなげたのだ。 必要なのは状況を受け入れる平常心と謙虚さであり、世界が課するものに自分の意思を適合させることである。 訳者はしがき 第1章 戦略の探求 第2章 ナポレオン対貴族たち 第3章 ピカソのスタイルの発見 第4章 青天の霹靂 ―― 聖パウロのダマスカスへの道 第5章 ライオン・キングとマリ帝国 第6章 エラ・ベイカーと公民権運動 第7章 アリス・ポールの女性参政権獲得 第8章 パットン将軍 ―― 戦略の再来 第9章 ムハマド・ユヌス ―― バングラディシュのはだしの銀行 第10章 福澤諭吉 ―― 武士の戦略 第11章 ジャンヌ・ダルク、フランスを救う 結 論 歴史からの教訓 参考文献
長くイスラム教徒の支配下にあった聖都イェルサレム。一〇九五年、その奪還をローマ法王率いるカトリック教会が呼びかける。「神がそれを望んでおられる」のスローガンのもとに結集したのはキリスト教国の七人の領主たち。ここに第一次十字軍が成立した。さまざまな思惑を抱えた彼らは、時に対立し、時に協力し合いながら成長し、難事を乗り越えていく。ビザンチン帝国皇帝との確執、小アジア横断、大都市アンティオキアを巡る攻防…。そしてイェルサレムを目指す第一次十字軍の戦いはいかなる結末を見たのか-。
まるで劇を観ているような感覚で楽しめる世界史教養書。フランス革命末期からナポレオンの人生とその時代のヨーロッパの歴史を描く! まるで劇を観ているような感覚で楽しめる世界史教養書の第8弾!今回は前作『フランス革命の激流』の続編です。16世紀後半から17世紀前半のヨーロッパの歴史をナポレオンの人生を通して描きます。フランス革命後、ナポレオンはいかにして頭角を現し、ヨーロッパを席巻するに至ったのか?またいかにして失脚したのか? ナポレオン戦争や第一帝政を当時のヨーロッパの国際情勢を踏まえながら解説します。ナポレオンの激動の人生、そしてヨーロッパの激動の歴史を体感できる一冊です! 第1章 生い立ち 第1幕 コルシカに生まれて 第2幕 大佐に任ず! 第3幕 天国から地獄 第4幕 船頭多くして船山に上る 第2章 将軍時代 第1幕 復活!トゥーロンの英雄 第2幕 常勝将軍の国際デビュー 第3幕 束の間の凱旋帰国 第4幕 危険な賭け 第5幕 鬼の居ぬ間に 第6幕 史上最低のクーデタ 第3章 第一統領時代 第1幕 革命は終わった! 第2幕 余の辞書に不可能の文字なし! 第3幕 血の見せしめを! 第4幕 野心の炎 第4章 皇帝時代(隆盛期) 第1幕 帝位は自らの手によって 第2幕 これは歴史的な快挙である! 第3幕 私は私の義務を果たしたり! 第4幕 天に向かって撃て! 第5章 皇帝時代(絶頂期) 第1幕 絶頂の歓び 第2幕 陸を以て海を制す! 第3幕 カリスマの抱擁 第4幕 破滅の跫音 第6章 皇帝時代(没落期) 第1幕 底なし沼へ 第2幕 不敗神話の崩壊 第3幕 灼熱地獄の行軍 第4幕 「冬将軍」襲来! 第5幕 兵強ければ即ち亡ぶ 第6幕 余はここにいるぞ! 最終幕 絶海の孤島へ
初めての世界大戦にして、初めての総力戦はいかに戦われたか? 師団の創設からトリアージの開発まで、すべてを変えた戦争の全体像 すべてを変えた戦争の全体像 500万人が犠牲になったナポレオン戦争は、軍事的天才ナポレオンに焦点を当てて、これまで革命対旧体制という図式で描かれるのが普通だった。 一方では、革命理念の伝道と対抗勢力のナショナリズムの覚醒というイデオロギー的観点、他方では、ナポレオンの神がかり的な作戦能力に着目した軍事史的な観点が基調で、なぜこの戦争がかくも膨大な犠牲を出しつつも、収束しなかったのかという根本的な問題については、等閑に付されていた。 本書では、ナポレオン戦争を、先行するフランス革命戦争と統一的に把握するという視点を打ち出し(両戦争を「フランス戦争」と呼ぶ)、18世紀というより長期のスパンで戦争の意味について考える。こうした視座は、ナポレオンの呪縛からこの戦争を解き放つことを意味する。 また、最新の知見を動員して、この戦争が初めての「世界大戦」であり、「総力戦」であったことを明らかにする。 苛烈な戦闘は、いつしか敵と味方という観念を溶解させ、犠牲者の国籍も、兵士なのか民間人なのかもはっきりしない、戦争の無差別的な性格が眼前に立ち現れる。現代の起原としてのナポレオン戦争へ。
天才的な軍事指導力で、変動期の世界史の流れを決定づけた、ナポレオンの戦った戦闘の総てを時系列に網羅し、戦闘地図とともに詳述した決定版。 時代の軍事的背景 フランス革命戦争から欧州の戦争へ 第2次欧州同盟の対フランス戦争(1798〜1802) 英国対フランス戦争(1803〜1805) 第3時欧州同盟の対フランス戦争(1805) フランス対英・プロイセン戦争(1806) ポーランド会戦(1807) イベリア半島の戦争(スペインの併合)(1807〜1809) フランス対オーストリア戦争(1809) フランス対ロシア戦争(1812) 新対フランス同盟の戦争(1813) フランスの防衛(1814) ワーテルロー会戦(1815)
フランス革命史料で世界的に有名なベルンシュタイン文庫を擁する専修大学人文科学研究所の30周年記念論文集。史料を活用した研究成果とサン=ドマング関係史料を原典復刻。 人文科学科学研究所開設30周年記念論文集によせて 専修大学前学長 望月清司 『フランス革命とナポレオン』出版にあたって 専修大学人文科学研究所所長 畑有三 はしがき 専修大学フランス革命資料研究センター長 近江吉明 1 革命前フランスにおける地方行政と王政改革 林田伸一 はじめに I 革命前フランスの地方行政 1.国王の地方行政機構の発展 (1)国王の主権的支配領域の拡大と行政機構の形成 (2)中央集権国家の形成と地方長官 2.地方、都市、農村共同体 (1)「地方」 (2)都市 (3)農村共同体 3.絶対王政の行き詰まり II 地方行政の改革 1.ラヴェルディの改革 2.「地方議会」の創設 むすびにかえて――革命と新しい中央集権化―― 2 フランス革命期の軍事裁判 佐々木真 はじめに I 革命期の諸立法 1.アンシャン・レジーム 2.革命期 II 法制化における議論と法律内容の変化 1.裁判の迅速性 2.将軍や上官の権限 3.規律の維持 III裁判の実態 むすびにかえて――軍隊と戦争の問題―― 3 フランス革命下のリヨンの反乱――その経緯につい 1.文献と史料について 2.国王弑逆者のその後の運命の区分 3.総括 エピローグ 5 ナポレオンとフランス革命 本池立 はじめに I 王政批判者ナポレオン II コルシカの革命とナポレオン III 共和派ナポレオン IV ジャコバン派ナポレオン V 共和国軍司令官ナポレオン おわりに――ナポレオンと人民 6 サン=ドマング(ハイチ)とナポレオン 浜忠雄 はじめに I 黒人奴隷制廃止決議から「テルミドール反動」へ II ナポレオンと黒人奴隷制 III ハイチ独立の余波 IV ナポレオンの「述懐」の真相 おわりに 7 フランス革命とイギリス議会 堀江洋文 はじめに I 軍事費概算に関する審議 II 1790年議会:審査律廃止動議及び議会改革動議を巡る審議 III イギリス外交と議会 IV 1792年議会と中間派の消滅 V 対仏軍事同盟と議会 おわりに 8 フランスにおける革命期・ナポレオン期教育の実態 近江吉明 はじめに I 1960年代までの状況 II 1968年直後から革命200周年までの動き III 1989年以降の状況 おわりに 《史料》革命・ナポレオン期のサン=ドマング 編集 伊吹克己
皇帝ナポレオンの"人間性"が、鮮やかに浮かび上がる生々しい対話録。 1 出世街道(1796/6 フィレンツェの使節ミオト・デ・メリト伯との対話 1797 詩人アルノーとの対話 ほか) 2 勝利の日(1800/12/23 政府諸部門代表との対話 1800/12 警務相フーシェとの対話 ほか) 3 ナポレオン絶頂に立つ(1805 コモー・ド・シァリー男爵との対話 1805 内相シャプタルとの対話 ほか) 4 下降の時(1812/6/20 州知事テオドール・フォン・シェーンとの対話 1812/11 ダリューおよびデュロックとの対話 ほか) 5 終焉(1814/11/19 イギリスの議員ヴァーノンらとの対話 1814/12/4 ネイル・キャンベル卿との対話 ほか)
戴冠式でナポレオンは高らかに宣言した。フランスの領土を保全し、国民の権利と平等と自由を尊重すると。これはまさに、フランス革命がめざした理想そのものだった。本書は、ナポレオンの多面的な性格と歴史的位置とを、一面に偏ることなくバランスよく紹介している。 第1章 革命の申し子 第2章 皇帝への道 第3章 近代国家の創設者 第4章 軍神 第5章 没落 資料篇-「偉大なる皇帝」の実像と虚像(ジョゼフィーヌへの恋文 セント=ヘレナ島での回想録 同時代人から見たナポレオン ナポレオンの勝利 歴史家たちの視点)
新生面をひらく特別書下ろし超大作! この物語を書くために私は作家になった。――浅田次郎 汝は必ずや西太后の財宝をことごとく手中におさむるであろう──。 中国清朝末期、貧しい農民の少年・春児(チュンル)は占い師の予言を信じて宦官になろうと決心した。
1498年フランス。時の王ルイ12世が王妃ジャンヌに対して起こした離婚訴訟は、王の思惑通りに進むかと思われた。が、零落した中年弁護士フランソワは裁判のあまりの不正に憤り、ついに窮地の王妃の弁護に立ち上がる。かつてパリ大学法学部にその人ありと謳われた青春を取り戻すために。正義と誇りと、そして愛のために。手に汗握る中世版法廷サスペンス。第121回直木賞受賞の傑作西洋歴史小説。
ナポレオンはフランス革命の継承者だったのか、それとも破壊者だったのか。大帝国の名のもとに行われた彼の支配は、ヨーロッパのそれぞれの地域に何を遺産として残したのか。ナポレオンが目指し、成し遂げ、断念したものは、彼が築き上げた帝国の実態にこそ表れている。近年目覚ましい展開を見せる新たなナポレオン研究の成果を見渡し、行政組織、法制度、軍事、経済、教会と国家、帝国エリートの編成、従属国支配など、主要なテーマに沿って、ナポレオン体制の現実を総合的に解説した得がたい一冊。 第1章 序論-歴史書のなかのナポレオン 第2章 受け継いだ遺産 第3章 文官組織-ナポレオン国家の非軍事基盤 第4章 「大帝国」と「大陸軍」 第5章 帝国エリートの編成と贈与 第6章 帝国の経済 第7章 遺産
1789年。フランス王国は破産の危機に瀕していた。大凶作による飢えと物価高騰で、苦しむ民衆の怒りは爆発寸前。財政立て直しのため、国王ルイ16世は170余年ぶりに全国三部会を召集する。貴族でありながら民衆から絶大な支持を得たミラボーは、平民代表として議会に乗り込むが、想像もしない難題が待ち受けていた-。男たちの理想が、野望が、歴史を変える!一大巨編、ここに開幕。
"片や英雄""片やA級戦犯"と、両極の評価をされているナポレオンと東條英機だが、果たしてそれは正しい歴史の見方だろうか…?工学博士が歴史を一つの事象として、冷静な目で検証する、異色の歴史書。 序章 冷静な歴史の見方-過大評価のナポレオン、過小評価の東條英機 第1章 フランス革命とナポレオン-差別が横行していた、暗黒時代の中世ヨーロッパ 第2章 日本の特殊性-なぜ日本だけが白人支配から免れたのか? 第3章 白人の秩序への挑戦-白人優位を打ち破った「日露戦争」 第4章 人種差別との戦い-「第一次世界大戦」と「人種差別撤廃」への日本の努力 第5章 大東亜戦争の真相-戦争を仕掛けたのは日本ではなくアメリカである 第6章 大東亜会議の意義-世界の植民地を解放した、東條英機の偉業
友を信じ、明日を誓う、劉備、曹操、孔明、周瑜…… 心ゆくまで英雄三昧 2世紀末、中国後漢末期、政治は腐敗し、黄巾賊が各地にはびこって、民衆は苦しんでいた。青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園で義盟を結び、世を救うことを誓う。ここに百年に亘る治乱興亡の壮大なドラマの幕が開く。吉川英治の名著『三国志』本編のみをまとめた新装版。「桃園の巻」「群星の巻」収録。
ヨーロッパにおける列強諸国の大半を勢力下に置いた"英雄"ナポレオン・ボナパルトのすべて。一代でフランスの皇帝にまで上り詰め、世界史にその名を輝かせたナポレオン。彼が作り上げた軍隊は、あまりにも圧倒的な戦力を誇り、勝利の栄光を掴み続けた。「天才」ナポレオンが行った軍隊編成や装備、戦略や戦術。そのすべてを徹底的に読み解く一冊! 第1章 ナポレオン戦争時代の武器・防具・兵器(サーベル 銃剣 ほか) 第2章 ナポレオン軍の兵科と兵装(近衛歩兵 近衛騎兵 ほか) 第3章 ナポレオン軍の戦略・戦術(覇道の原動力となった国民軍 ナポレオンの手足となった有能な指揮官たち ほか) 第4章 ナポレオン戦争の参戦国と主要な会戦(フランス共和国・帝国 デンマーク・ノルウェー ほか) 第5章 ナポレオン時代の主要人物と歴史(ナポレオン時代の英傑たち 年表)
小説で読む、世紀の独裁者アドルフ・ヒトラーの生涯。全3巻、刊行開始!! Ⅰでは、ヒトラーの幼少期、ミュンヘン一揆までを描く。 小説で読む、世紀の独裁者アドルフ・ヒトラーの生涯。全3巻、刊行開始!! 「邪悪な独裁者」といわれた男の生涯を描いた初めての歴史小説! 「人間」ヒトラーの実像とは? 知られざる総統の初恋⁉ ユダヤ人はなぜ大虐殺されたのか? 世界大戦はなぜ起きたのか? ヒトラーの「愛」と「憎しみ」と「野望」を描く! Ⅰ(第一回配本)では、ヒトラーの幼少期から不遇の青年期を経て、ナチ党に入党し、演説で頭角を現して人々の注目を集め、そしてミュンヘン一揆の失敗で自殺を図ろうとするまでを描く。 ※第二回配本「Ⅱ―ヨーロッパの覇者への道」、第三回配本「Ⅲ―破滅への道』5 月・6 月刊行予定 第1章 愛憎――アロイスとクララ 第2章 恋――シュテファニー 第3章 帝都――ウィーン 第4章 鉄十字章――ソンム 第5章 国民社会主義ドイツ労働者党――ナチス 第6章 ミュンヘン一揆――クーデター
フランス革命からナポレオン第一帝政にかけての時代は、今われわれが暮らしている現代社会の出発点にあたる。世界の覇者として大胆に近代史を塗り替えたナポレオンは、『ナポレオン法典』によって今日の男社会の根幹を築くことにもなった。しかし、天才的軍人、鉄の意志を持つ男というイメージが強いナポレオンだが、意外と女性に影響されやすい面があり、その運命は女性との関わりによって大きく左右されたのであった。日本の民法にまで影響を及ぼしている『ナポレオン法典』を一つの軸に据えて、現代男性の原点を探りつつ、人間ナポレオンの知られざる側面に新しい光をあてる。 英雄ナポレオン 第1部 今日の男社会の根幹を築いたのはナポレオンである(ナポレオンとフランス革命 フランス革命期の女性たち 人間は自由にして平等、しかし女性は別) 第2部 ナポレオンの運命は女性たちによって大きく左右された(母レティツィアと社交界の女たち 勝利の女神、ジョゼフィーヌ ハプスブルク家の姫君、マリー‐ルイーズ) ナポレオンとわれわれ現代人
ナポレオン・ボナパルトは永遠の英雄であり、波瀾に満ちた生と死は多くの謎に包まれている。その中でも最大のものとされていた死因については、砒素による毒殺説が定着し詳細な経緯も明らかにされつつあるが、最近、パリに埋葬されている遺体が、実は密かにすり替えられた別人のものではないかとの疑惑が、研究家の間で囁かれ始めた。真実はどこに?そして依然として残る多くの謎の解明は。 1 ナポレオンの活躍と功罪 2 東方への夢を阻んだイギリス人 3 ロシア戦役とエルバ島 4 ワーテルローの戦いとセントヘレナ島 5 セントヘレナ島異聞 6 ナポレオン毒殺のミステリー 7 遺体すり替えのミステリー
傑出した軍人ボナパルトの知謀と素顔、若き皇帝を取り巻く将軍たちの息づかい、戦場の兵士の悲惨な現実…。革命と帝政の時代の戦闘を、そこに生きた者の目線で臨場感たっぷりに再現。フランスの政治・外交事情、超越的機動力を誇った大陸軍の戦術を、史実と洞察の絶妙なバランスをもって読み解き、戦場の太鼓の響きや砲声までもを生き生きと伝える痛快な戦史。 第1章 鷲の一飛び-ロディ橋の戦い 一七九六年 第2章 六十分で征服-ピラミッドの戦い 一七九八年 第3章 午後に起きた奇跡-マレンゴの戦い 一八〇〇年 第4章 戦略の傑作-ワルム、アウステルリッツの戦い 一八〇五年 第5章 鉄元帥ダヴ-アウエルステッドの戦い 一八〇六年 第6章 雪を彩る鮮血-アイラウの戦い 一八〇七年 第7章 大砲の勝利-ワグラムの戦い 一八〇九年 第8章 鍵を握った数分-ワーテルローの戦い 一八一五年