【2023最新】「ゲーム理論」のおすすめ本41選!人気ランキング
- 図解で学ぶゲーム理論入門
- ゼミナールゲーム理論入門
- 行動ゲーム理論入門 第2版
- 一歩ずつ学ぶ ゲーム理論 -数理で導く戦略的意思決定-
- ゲーム理論ワークブック
- 経済学のためのゲーム理論入門
- 行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)
- 物価とは何か (講談社選書メチエ)
- ビジュアルゲーム理論
- ゲーム理論〔第3版〕
第1章 ゲーム理論とはどんな学問か 第2章 ゲーム理論の基礎 第3章 ナッシュ均衡で「日常」を考える 第4章 時間を通じたゲーム 第5章 不完備情報のゲーム1-オークションを考える 第6章 不完備情報のゲーム2-チープトークとシグナリング 第7章 長期的関係-協調の実現と評判の構築 第8章 進化ゲーム理論 第9章 ゲーム理論の「数学」を理解する
なぜあの駅前に出店するのか?その値付けは本当に正しいのか?社会を読み解くための「新しい基本」を、コンビニ戦争、転職などの事例を駆使して徹底的にかみくだいて解説する待望の入門書。 ゲーム理論への招待 戦略形ゲームの基礎 完全情報の展開形ゲーム 戦略形ゲームの応用 不完全競争市場への応用 混合戦略 一般の展開形ゲーム 時間経過と長期的関係 不確実性とゲーム理論 不完備情報の戦略形ゲーム 協力ゲームの理論 ゲーム理論の勉強を進めるために
行動経済学・実験経済学を取り入れたゲーム理論 実験経済学の研究から生まれた最新分野「行動ゲーム理論」の初めての本格的入門書。従来のゲーム理論がもっていた「クールで合理的な人間」という前提を修正し、感情をもった不合理な、リアルな人間の行動の解明をめざす。第1版刊行10年を経て、この間の研究の進展を反映してアップデートした待望の第2版! 第0章 行動ゲーム理論の概要 第1章 決定不能性 第2章 混合戦略 第3章 学習理論 第4章 予測と推論 第5章 ロジット均衡 第6章 コーディネーションとコミュニケーション 第7章 メカニズム・デザイン論 第8章 社会的学習と制度変化 参考文献/索引
初めてゲーム理論を学ぶ方でも数式で理解できるように、わかりやすい言葉で、なるべく省略することなく丁寧に解説した入門書。 これまで経済学を中心に発展してきたゲーム理論は、社会科学の分野はもちろんのこと、現在では、工学系の広い分野にも応用されている。特に近年は、人工知能やデータサイエンスなどの計算機科学や情報系の分野でも盛んに応用・研究されており、非常に重要視されるようになっている。 個人や企業の行動を分析し、社会をモデル化する一般的な枠組みを与えるゲーム理論は、統計学やプログラミング、最適化の数学と同様に、あらゆる分野に必要とされる理論であり、今後、ゲーム理論を学びたいという人たちは益々増えてくると思われる。 そこで本書は、初めてゲーム理論を学ぶ方でも数式で理解できるように、わかりやすい言葉で、なるべく省略することなく丁寧に解説することで、読者が一歩ずつ学んでいけることを目指して執筆したものである。そのために、数式による定義は最小限にした上で、その数式の意味を言葉で言い換えて、例や例題を使って解説した。 なお、各章の演習問題の中で難しいと思われる問題や、詳しい説明が必要と考えられる問題については、裳華房のWebページにその解説をPDFで掲載した。ダウンロードもできるので、各自の必要に応じて参照してほしい。 【本書の特徴】 ◎ 集合の用語など、数学に慣れた者には当たり前であっても、初学者にとってはわかりにくい概念には、「数学表現のミニノート」として解説を加えた。 ◎ 本書で何を学ぶのかについて最初の第0章に示すと共に、読者がどこまで学習したかがわかるように「ガイドマップ」を作り、各章のタイトルの下に、そのマップで現在の位置を示した。 ◎ 各章の冒頭には「本章のキーワード」、章の終わりには「本章のまとめ」を入れると共に、本文の中で重要な部分は太字や色を変えて強調し、「check」マークのアイコンを付けた。 ◎ 章末の演習問題も充実させて、解答をつけるのはもちろんのこと、難しいと思われる問題や、詳しい解説が必要と考えられる問題については、裳華房のWebページに解説も用意した。 ◎ 著者のWebサイト(NABENAVI.net)には、「ゲーム理論」に関する解説記事や著者御自身による「ゲーム理論」の講義動画(YouTube)へのリンクがあり、これも併用することで、さらに本書の理解が深まるであろう。 0.ゲーム理論の鍵となる概念と本書の構成 1.戦略形ゲーム 2.戦略形ゲームの応用例 3.混合戦略 4.展開形ゲーム 5.展開形ゲームの応用例 6.展開形ゲームにおける不確実性と混合戦略 7.不完備情報の戦略形ゲーム 8.不完備情報の展開形ゲーム 9.協力ゲーム
基礎~応用の豊富な演習と丁寧な解説で,ゲーム理論の考え方と問題を解く力が確実に身に付く。ウェブサポートも充実で独習にも最適。 基本から応用・発展まで,豊富な演習と丁寧な解説。本書の4つのステップ:要点整理→理解度チェック→演習問題→練習問題,を着実に進んでいくことで,ゲーム理論の考え方と問題の解き方を確実に身につける。ウェブでは解答・解説や追加問題などのサポートも充実。 はじめに(本書の使い方) 第1章 選択と意思決定 第2章 戦略ゲームとナッシュ均衡点 第3章 ダイナミックなゲーム 第4章 繰り返しゲーム 第5章 不確実な相手とのゲーム 第6章 交渉ゲーム 第7章 グループ形成と利得分配 第8章 進化ゲーム
広範な応用例をとり入れゲーム理論を簡潔に説明、実際にも使えるよう工夫された世界的に定評の入門書。 ゲーム理論の基本を簡潔に説明するとともに、産業組織論をはじめ国際貿易論、労働経済学、マクロ経済学など広い分野にわたる格好の応用例をとり入れて、実際に使えるように工夫された最良の入門書。正確で読みやすい訳文とあいまって日本でも多くの読者を獲得してきた世界的な定番テキストを、組版を一新して復刊。 まえがき 1 完備情報の静学ゲーム 1. 1 基礎理論:標準型ゲームとナッシュ均衡 1. 1.A ゲームの標準型による表現 1. 1.B 強く支配される戦略の逐次消去 1. 1.C ナッシュ均衡の正当化と定義 1. 2 応用 1. 2.A クールノーの複占モデル 1. 2.B ベルトランの複占モデル 1. 2.C 最終オファーによる調停 1. 2.D 共有地問題 1. 3 より上級の理論:混合戦略と均衡の存在 1. 3.A 混合戦略 1. 3.B ナッシュ均衡の存在 1. 4 読書案内 1. 5 練習問題 1. 6 参考文献 2 完備情報の動学ゲーム 2. 1 完備完全情報の動学ゲーム 2. 1.A 理論:後ろ向き帰納法 2. 1.B シュタッケルベルクの複占モデル 2. 1.C 組合を持つ企業における賃金と雇用 2. 1.D 逐次的交渉 2. 2 完備不完全情報の2段階ゲーム 2. 2.A 理論:サブゲーム完全性 2. 2.B 銀行の取付け 2. 2.C 関税と不完全国際競争 2. 2.D トーナメント 2. 3 繰り返しゲーム 2. 3.A 理論:2段階繰り返しゲーム 2. 3.B 理論:無限繰り返しゲーム 2. 3.C クールノー型複占企業間の共謀 2. 3.D 効率賃金 2. 3. E 時間的整合性を持つ金融政策 2. 4 完備不完全情報の動学ゲーム 2. 4.A ゲームの展開型による表現 2. 4.B サブゲーム完全なナッシュ均衡 2. 5 読書案内 2. 6 練習問題 2. 7 参考文献 3 不完備情報の静学ゲーム 3. 1 理論:静学ベイジアンゲームとベイジアンナッシュ均衡 3. 1.A 例:非対称情報の下でのクールノー競争 3. 1.B 静学ベイジアンゲームの標準型による表現 3. 1.C ベイジアンナッシュ均衡の定義 3. 2 応用 3. 2.A 混合戦略再論 3. 2.B オークション 3. 2.C ダブルオークション 3. 3 顕示原理 3. 4 読書案内 3. 5 練習問題 3. 6 参考文献 4 不完備情報の動学ゲーム 4. 1 完全ベイジアン均衡への入門 4. 2 シグナリングゲーム 4. 2.A シグナリングゲームの完全ベイジアン均衡 4. 2.B 就職市場のシグナリング 4. 2.C 企業投資と資本構造 4. 2.D 金融政策 4. 3 完全ベイジアン均衡のその他の応用 4. 3.A チープトークゲーム 4. 3.B 非対称情報の下での逐次的交渉 4. 3.C 有限回繰り返される囚人のジレンマでの評判 4. 4 完全ベイジアン均衡の精緻化 4. 5 読書案内 4. 6 練習問題 4. 7 参考文献 訳者あとがき 岩波書店版刊行にあたって 人名索引 事項索引
日本企業はなぜ値上げができなくなったか。デフレの何が怖いのか。物価とは何の値段なのか。初歩の初歩から理論の本質まで明快に説く ◆第65回日経・経済図書文化賞受賞作◆ 話題書『世界インフレの謎』(講談社現代新書)の"理論篇"! インフレもデフレもない世界をめざす経済学 ◆朝日(坂井豊貴氏)・毎日(大竹文雄氏)・読売・日経 4大紙書評掲載◆ あのバブル絶頂時、そしてその崩壊、いずれのときも意外なほどに物価は動かなかった。それはなぜか? お菓子がどんどん小さくなっている……なぜ企業は値上げを避けるのか? インフレもデフレも気分次第!? 物価は「作る」ものだった? 経済というものの核心に迫るための最重要キーである、物価という概念。 国内第一人者が初歩の初歩から徹底的にわかりやすく説き起こし、社会にくらす私たち全員にとって、本当に知るべき経済学のエッセンスを教える、画期的入門書の登場! ハイパーインフレやデフレと闘う中央銀行や政府の実務家(ポリシーメーカー)たちは、何を考え何をしているのか。 それらの成果と教訓を研究者たちはどのように学び、理論を発展させてきたか。 私たちの生活そのものと直結する、生きた学問としての経済学が立ち上がっていく様を生き生きと描く! 万人のための学問としてのマクロ経済学を希求する、真摯な社会科学探究。 【本書より】 個々の商品の価格が、売り手や買い手の個別の事情を適切に反映して動くのは、自然なことです。そして、個々の価格は忙しく動きまわるけれど全体としてみると安定している、というのが健全な姿です。ただ、同じ「全体が動かない」場合でも、個々の価格がまったく動かず、その当然の帰結として全体も動かないということもあり得ます。しかしそれは病的だと言えるでしょう。(中略)売り手や買い手の事情で価格が上がり下がりするという、経済の健全な動きが止まっていたら、それは異変とみるべきです。後で詳しく述べますが、今の日本経済はこれに近い状態だと私はみています。 【主な内容】 はじめに 第1章 物価から何がわかるのか 第2章 何が物価を動かすのか 第3章 物価は制御できるのか――進化する理論、変化する政策 第4章 なぜデフレから抜け出せないのか――動かぬ物価の謎 第5章 物価理論はどうなっていくのか――インフレもデフレもない社会を目指して おわりに 【本書の参考文献】 著者webサイトに一覧が掲出されています。 https://www.centralbank.e.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2022/03/reference0304.pdf 同内容のものを電書版に掲載しました。
ゲーム理論を学ぶならこの本から! 雑誌の特集競争などの事例を駆使して基礎から実際にどう生かすかまでを80項目でていねいに解説 ゲーム理論は、日常生活からビジネスまで幅広い分野での活用が可能。現在、ゲーム理論は経済学・経営学以外にも応用範囲を広げ、社会学・政治学・法学・生物学などの多くの分野に用いられています。 本書は、「一般の人が、電車の中でも読めて、しかも読み物で終わること無く、ビジネスや日常生活で使えるゲーム理論的技法を身につける」ことを目指した入門書。雑誌の特集競争、ビルの建て替え、投資競争、スポーツ戦略などの具体例も交えて解説するので、学生時代に経済学や数学と接点が無かった文系ビジネスパーソンでも簡単に理解できます。 本書は、定番テキスト『ゼミナールゲーム理論入門』(2008年刊)の著者が、入門の入門として執筆したロングセラーになった『図解雑学ゲーム理論』(ナツメ社、2004年刊)を全面的に改訂してビジュアルシリーズに収めるもの。 第1章 ゲーム理論を学ぶ 第2章 基本--同時ゲームか交互ゲームか 第3章 応用--チキンゲーム、インセンティブ、囚人のジレンマ 第4章 発展--循環多数決、繰り返しゲーム、トリガー戦略 第5章 不確実性と情報--モラルハザード、逆選択、マッチング 第6章 大きく広がるゲーム理論
初版刊行以来,信頼と好評を得続けている決定版テキストが,最新理論を踏まえてさらにパワーアップ。「n人提携交渉問題」と「社会的選択とメカニズム・デザイン」の2つの章を追加。現実社会の問題解決に応用され,発展し続けるゲーム理論の最前線を学ぶ。 第1章 ゲーム理論とは何か 第2章 戦略形ゲーム 第3章 展開形ゲーム 第4章 完全均衡点 第5章 情報不完備ゲーム 第6章 繰り返しゲーム 第7章 期待効用理論 第8章 2人交渉問題 第9章 コアの理論 第10章 他の協力ゲーム解 第11章 n人提携交渉問題 第12章 社会的選択とメカニズム・デザイン 第13章 進化ゲーム 第14章 ゲーム理論のフロンティア
戦略思考を身につける一歩進んだ問題解決のヒント。舞台は、さびれた元炭鉱町の温泉街・歩成町。主人公の銀次郎は、突然失踪した兄・金太郎の代わりにムリヤリ温泉旅館・桂馬屋の主人に据えられた。目新しい観光施設のない歩成町は、"ジリ貧"状態に陥っていた。銀次郎も、「仕方ない」と諦めかけていたが、そんな時、桂馬屋に連泊していた香子から「ゲーム理論」を学ぶことになり… ゲーム理論とは 1 囚人のジレンマ-ゲーム理論の基本 2 コーディネーション・ゲーム-社会が動くしくみ 3 ダイナミック・ゲーム-時間的な視野を広げよう 4 行動経済学的ゲーム理論-人の「行動」を知る 5 ゲーム理論の応用-一歩進んだ問題解決のために
ゲーム理論の考え方を分かりやすく解説し、現実の問題へと応用できるようになることを目指したテキスト。経済学部2、3年生向け。 はしがき 序 ゲーム理論とは何か 第1章 ゲーム理論とは何か? 第1部 戦略形ゲーム 第2章 戦略形ゲームとは 第3章 支配される戦略の逐次消去 第4章 ナッシュ均衡 第5章 囚人のジレンマと支配戦略 第6章 複数均衡とフォーカルポイント 第7章 純粋戦略と混合戦略 第8章 利得行列で書き表せない戦略形ゲーム 第2部 展開形ゲーム 第9章 展開形ゲームと部分ゲーム完全均衡 第10章 部分ゲーム完全均衡 第11章 理論と現実の関係:実験ゲーム理論について 第3部 情報構造が重要なゲーム 第12章 不完全情報ゲーム 第13章 情報不完備ゲーム 第14章 オークション 第15章 逆選択 第16章 シグナリングゲーム 章末問題の答えと考え方のヒント
For most of the vast span of human history, economic growth was all but nonexistent. Then, about two centuries ago, some nations began to emerge from this epoch of economic stagnation, experiencing sustained economic growth that led to significant increases in standards of living and profoundly altered the level and distribution of wealth, population, education, and health across the globe. The question ever since has been--why? This is the first book to put forward a unified theory of economic growth that accounts for the entire growth process, from the dawn of civilization to today. Oded Galor, who founded the field of unified growth theory, identifies the historical and prehistorical forces behind the differential transition timing from stagnation to growth and the emergence of income disparity around the world. Galor shows how the interaction between technological progress and population ultimately raised the importance of education in coping with the rapidly changing technological environment, brought about significant reduction in fertility rates, and enabled some economies to devote greater resources toward a steady increase in per capita income, paving the way for sustained economic growth. Presents a unified theory of economic growth from the dawn of civilization to today Explains the worldwide disparities in living standards and population we see today Provides a comprehensive overview of the three phases of the development process Analyzes the Malthusian theory and its empirical support Examines theories of demographic transition and their empirical significance Explores the interaction between economic development and human evolution Preface xv CHAPTER 1: Introduction 1 1.1 Toward a Unified Theory of Economic Growth 3 1.2 Origins of Global Disparity in Living Standards 6 1.2.1 Catalysts for the Engine of Transition from Stagnation to Growth 6 1.2.2 Persistence of Prehistorical Biogeographical Conditions 7 1.2.3 Convergence Clubs 8 CHAPTER 2: From Stagnation to Growth 9 2.1 The Malthusian Epoch 10 2.1.1 Stagnation of Income per Capita in the Long Run 11 2.1.2 Population Dynamism 12 2.1.3 Fertility and Mortality 14 2.1.4 Fluctuations in Income and Population 15 2.1.5 Technological Progress 16 2.1.6 Main Characteristics of the Epoch 17 2.2 The Post-Malthusian Regime 17 2.2.1 Take-off in Income per Capita 18 2.2.2 Spike in Population Growth 18 2.2.3 Fertility and Mortality 23 2.2.4 Industrialization and Urbanization 25 2.2.5 Globalization and the Pace of Industrialization 27 2.2.6 Central Features of the Regime 29 2.3 Industrialization and Human Capital Formation 30 2.3.1 Industrial Demand for Education 31 2.3.2 Land Concentration and Human Capital Formation 37 2.3.3 Land Reforms and Education Reforms 39 2.3.4 Political and Education Reforms 42 2.3.5 Human Capital Formation in Less Developed Economies 45 2.3.6 Main Insights 45 2.4 The Demographic Transition 46 2.4.1 Decline in Population Growth 46 2.4.2 Fertility Decline 49 2.4.3 Mortality Decline 51 2.4.4 Life Expectancy 52 2.4.5 Central Characteristics 54 2.5 The Modern Growth Regime 55 2.5.1 Rapid Industrialization and Human Capital Formation 55 2.5.2 Sustained Growth of Income per Capita 57 2.5.3 Divergence in Income and Population across the Globe 57 2.5.4 Insights for Comparative Development 64 2.6 Concluding Remarks 65 CHAPTER 3: The Malthusian Theory 67 3.1 The Basic Structure of the Model 68 3.1.1 Production 69 3.1.2 Preferences and Budget Constraints 69 3.1.3 Optimization 70 3.2 The Evolution of the Economy 70 3.2.1 Population Dynamics 70 3.2.2 The Time Path of Income per Worker 72 3.3 Testable Predictions 74 3.4 Empirical Framework 74 3.4.1 Empirical Strategy 74 3.4.2 The Data 77 3.4.3 The Neolithic Revolution and Technological Advancement 78 3.4.4 Basic Regression Model 79 3.5 Cross-Country Evidence 80 3.5.1 Population Density in 1500 CE 81 3.5.2 Population Density in Earlier Historical Periods 86 3.5.3 Income per Capita versus Population Density 92 3.5.4 Effect of Technological Sophistication 96 3.5.5 Robustness to Technology Diffusion and Geographical Features 103 3.5.6 Rejection of Alternative Theories 105 3.6 Concluding Remarks 108 3.7 Appendix 110 3.7.1 First-Stage Regressions 110 3.7.2 Variable Definitions and Sources 110 CHAPTER 4: Theories of the Demographic Transition 115 4.1 The Rise in Income per Capita 116 4.1.1 The Theory and Its Testable Predictions 116 4.1.2 The Evidence 118 4.2 The Decline in Infant and Child Mortality 120 4.2.1 The Central Hypothesis 120 4.2.2 Evidence 121 4.3 The Rise in Demand for Human Capital 123 4.3.1 The Theory 125 4.3.2 Evidence: Education and the Demographic Transition 127 4.3.3 Quantity-Quality Trade-off in the Modern Era 129 4.4 The Rise in Demand for Human Capital: Reinforcing Mechanisms 130 4.4.1 The Decline in Child Labor 131 4.4.2 The Rise in Life Expectancy 131 4.4.3 Evolution of Preferences for Offspring Quality 132 4.5 The Decline in the Gender Gap 132 4.5.1 The Theory and Its Testable Predictions 133 4.5.2 The Evidence 135 4.6 The Old-Age Security Hypothesis 136 4.7 Concluding Remarks 136 4.8 Appendix 138 4.8.1 Optimal Investment in Child Quality 138 4.8.2 Optimal Investment in Child Quantity 139 CHAPTER 5: Unified Growth Theory 140 5.1 The Fundamental Challenge 142 5.2 Incompatibility of Non-Unified Growth Theories 143 5.2.1 The Malthusian Theory 143 5.2.2 Theories of Modern Economic Growth 145 5.3 Central Building Blocks 146 5.3.1 The Malthusian Elements 147 5.3.2 Engines of Technological Progress 147 5.3.3 The Origin of Human Capital Formation 148 5.3.4 The Trigger of the Demographic Transition 148 5.4 The Basic Structure of the Model 149 5.4.1 Production of Final Output 149 5.4.2 Preferences and Budget Constraints 150 5.4.3 Production of Human Capital 151 5.4.4 Optimization 152 5.5 Evolution of Technology, Population, and Effective Resources 155 5.5.1 Technological Progress 155 5.5.2 Population 155 5.5.3 Effective Resources 156 5.6 The Dynamical System 156 5.6.1 The Dynamics of Technology and Education 157 5.6.2 Global Dynamics 161 5.7 From Malthusian Stagnation to Sustained Growth 164 5.8 Main Hypotheses 166 5.9 Complementary Mechanisms 170 5.9.1 Sources of Human Capital Formation 170 5.9.2 Triggers of the Demographic Transition 171 5.9.3 Engines of Technological Progress 172 5.9.4 The Transition from an Agricultural to an Industrial Economy 172 5.10 Calibrations of Unified Growth Theory 174 5.11 Concluding Remarks 177 5.12 Appendix: Optimal Investment in Child Quality 178 CHAPTER 6: Unified Growth Theory and Comparative Development 179 6.1 Country-Specific Characteristics and the Growth Process 182 6.1.1 Factors Contributing to Technological Progress 183 6.1.2 Reinforcing Elements in Human Capital Formation 185 6.1.3 The Dynamics of Technology and Education 187 6.2 Variation in Technological Progress and Comparative Development 189 6.3 Variation in Human Capital and Comparative Development 191 6.3.1 The Emergence of Human Capital--Promoting Institutions 193 6.3.2 Globalization and Divergence 198 6.4 Persistence of Deeply Rooted Biogeographical Factors 208 6.4.1 The Neolithic Revolution and Comparative Development 208 6.4.2 The Out-of-Africa Hypothesis and Comparative Development 217 6.5 Multiple Growth Regimes and Convergence Clubs 226 6.6 Concluding Remarks 229 CHAPTER 7: Human Evolution and the Process of Development 232 7.1 Natural Selection and the Origins of Economic Growth 233 7.2 Primary Ingredients 235 7.2.1 The Darwinian Elements 235 7.2.2 The Malthusian Components 237 7.2.3 Determinants of Technological Progress and Human Capital Formation 237 7.2.4 The Trigger of the Demographic Transition 238 7.3 The Basic Structure of the Model 238 7.3.1 Production of Final Output 239 7.3.2 Preferences and Budget Constraints 240 7.3.3 Production of Human Capital 241 7.3.4 Optimization 242 7.3.5 Distribution of Types and Human Capital Formation 246 7.3.6 Time Path of the Macroeconomic Variables 249 7.4 The Dynamical System 254 7.4.1 Conditional Dynamics of Technology and Education 254 7.4.2 Conditional Dynamics of Technology and Effective Resources 259 7.4.3 Conditional Steady-State Equilibria 260 7.4.4 Human Evolution and the Transition from Stagnation to Growth 261 7.5 Failed Take-off Attempts 265 7.6 Main Hypotheses and Their Empirical Assessment 266 7.7 Complementary Mechanisms 269 7.7.1 Evolution of Entrepreneurial Spirit and Economic Growth 270 7.7.2 Evolution of Life Expectancy and Economic Growth 273 7.8 Concluding Remarks 278 7.9 Appendix 279 7.9.1 Conditional Dynamics of Technology and Education 279 7.9.2 Conditional Dynamics of Technology and Effective Resources 280 CHAPTER 8: Concluding Remarks 285 References 289 Name Index 311 Subject Index 317
勝つか負けるかは時の運ではなく、頭脳プレイとかけひきで決まる!「ビジネスで自分を有利にする」「交渉をうまく進める」「勢力争いで優位に立つ」「株式投資で強くなる」など実社会で相手に勝つための頭の訓練81問。 あなたの頭を「勝負頭脳」に変える ゲームに勝つためには「先読み」をする 負けを減らして相手に勝つ「ミニマックス戦略」 「ミニマックス戦略」で投資に勝つ 板ばさみの状態でも相手に勝つ「囚人のジレンマ」 局面を打開するためにルールを変える 均衡を知って均衡を打ち破る 形勢を逆転する知的トリック 多数決の投票で逆転する 選挙と勢力争いに勝つ 新規市場に参入してシェアを奪う 分業と海外移転でデフレを制する ゲームにまるわるモラルについて
オークション等の注目のトピックスを盛り込み,解説をさらに丁寧に初学者にわかりやすく,新たに2色刷としてさらに読みやすく一新。 基礎から新しい研究成果までをカバーし,楽しみながらゲーム理論のエッセンスとその考え方を学べるスタンダードテキストの新版。オークション等の注目トピックスを盛り込み,さらに丁寧な解説でわかりやすく,新たに2色刷としてさらに読みやすく一新。 第1章 ゲーム理論とは何だろうか? 第2章 選択と意思決定 第3章 戦略ゲーム 第4章 ナッシュ均衡点 第5章 利害の対立と協力 第6章 ダイナミックなゲーム 第7章 繰り返しゲーム 第8章 不確実な相手とのゲーム 第9章 交渉ゲーム 第10章 グループ形成と利得分配 第11章 進化ゲーム 第12章 ゲーム実験
自分の利害が、自分の行動だけでなく、他人の行動によってどう左右されるか、という状態が戦略的環境であり、その分析ツールがゲーム理論である。ビジネス交渉はもちろん、バーゲンでの買い物や合コンの席順といったことまで私たちは他人の行動を織りこみつつ戦略を立て実行しているのだ。本書は身近な話題をふんだんに使い、コミットメント、シグナリングなどゲーム理論のキーワードを解説しながら読者の戦略的思考を磨く。 1 戦略的思考のススメ-戦略的思考の基礎(戦略 先読みと均衡 リスクと不確実性) 2 考えるヒント-戦略的経済分析のキーワード(インセンティブ コミットメント ロック・イン シグナリング スクリーニングと逆選択 モラル・ハザード 値引き競争 オークション)
二〇世紀半ばから、急速に多様化が進んだ経済学。その見取り図を示すべく、本書はマクロ経済学はもとより、行動経済学やゲーム理論、制度論といった大きな潮流を捉える。そこからは、現代の経済学の問題意識や今後の展望などが見えてくるだろう。
2つのキーワードでゲーム理論の本質がわかる! ケーキを兄弟で仲よく分ける方法から最先端の量子ゲームまで、やさしくて深い入門書 経済学の分析道具として発展したゲーム理論は生きるための多くの知恵も与えてくれる。「利己的な人」を想定したナッシュ均衡と、「全員の利益」を最大化するパレート効率性が一致しないジレンマ。その解決のために考えられるさまざまなメカニズム・デザインと、理想のルール設計は不可能であるとする不可能性定理──人間社会の限界をも示唆するゲーム理論を学んで、したたかに生きよう。(ブルーバックス・2012年8月刊) やさしいようで、実はけっこうややこしいゲーム理論。その上澄みだけを抜き出して、ビジネスに役立てよう!という本はたくさんありますが、それではゲーム理論の本当の面白さ、深さを味わうことにはなりません。 人間が本来持っている理不尽さ、ずるさ、弱さ、そんな人間がつくる社会のさまざまな問題点をありのまま見つめて、モデル化していくことにゲーム理論の真骨頂があります。それらの問題を根絶しようと無理をするのではなく、問題と共存しながら、それらのリスクを抑えるためのルールをどうつくるかに知恵をしぼるのが、ゲーム理論という学問なのです。 ナッシュ均衡とパレート効率性のジレンマ、それを克服するためのメカニズム・デザイン、さらに理想のルール設計は不可能であることを示唆する不可能性定理。豊富な実例とともにこれらの言葉を理解し、本当に社会や人間とかかわりあえるゲーム理論を身につけてほしい。そんな著者の真摯な思いがほとばしる一冊です。 第1章 ナッシュ均衡とパレート効率性 第2章 混合戦略とナッシュ均衡 第3章 協調問題 第4章 知識と情報の問題 第5章 メカニズム・デザイン論 第6章 不可能性定理 第7章 量子ゲーム
どんなご褒美で成績は上がる? どうしたら差別をなくせる? 子育てから政策まで、何でも実験して答えを出す最新の行動経済学。 ノーベル経済学賞最右翼! 行動経済学ここに極まる! 「この50年で最大のイノベーションだ!」(『ヤバい経済学』著者レヴィット教授) 対象は教育・ビジネスから途上国支援まで 子どもの成績を上げるには? ワインをたくさん売るには? 保育園のお迎えの遅刻をなくすには? 娘の競争力を高めるには? お得に買い物をするには? 恵まれない子に寄付してもらうには? 社員の生産性を上げるには? 「人はインセンティヴで動く」は当たり前! 大事なのは、誰にいつどのように仕向けるか。 子どもの成績を上げたいとき、あなたならどうするだろうか? 実は、ご褒美をあげるだけでは不十分。ご褒美を渡すタイミングや種類によって、結果は全然違ってくる。 本書では、『フォーブス』誌で「世界で最も影響力のある経済学者」に選ばれた最先端の行動経済学者が、実地実験という最強の武器で、人をやる気にさせるものは何か、人はインセンティヴにどう反応するかを解き明かす。意思決定の奥深くをあぶり出し、ビジネスの現場にも差別や格差という大問題にも解決策を出す画期的な一冊! 【推薦の言葉】 「ジョン・リストとウリ・ニーズィーは世界最先端の行動経済学者だ。この本は彼らの画期的な研究を描いている。読んでてほんとに楽しい。」――ダニエル・ギルバート(『幸せはいつもちょっと先にある』著者) 「経済学のイノベーションの話をしていてウリとジョンに触れずにいるのは、ちょっと難しい。彼らがやってきた、経済学のきわどい裏の側面の追求に関してはとくにそうだ。」――ダン・アリエリー(『予想どおりに不合理』著者) 「本物の世界で本物の人間が本物の意思決定をどうやって下すかを描きだした本物のホームランだ。経済学の理論と実践の両方で新しい境地を切り開いている。」――ダロン・アセモグル(『国家はなぜ衰退するのか』著者) 「ジョン・リストの業績は実地実験に革命を起こした。」――ゲイリー・ベッカー(ノーベル記念経済学賞受賞者) 「ウリ・ニーズィーは道を切り拓く人だ。彼は実験室と現実の世界を隔てる壁を打ち壊した。」――アルヴィン・E・ロス(ノーベル記念経済学賞受賞者) 「ジョン・リストとウリ・ニーズィーは、大きくて難しい問題を経済学で扱う画期的な仕事をやってのけた。つまり、差別や、男女格差は生まれつきなのかそれとも社会から受ける圧力のせいなのか、都市部の生徒と裕福な地域に住む生徒の格差を埋めるには、といった問題だ。こうした問題でも他の深刻な問題でも、解決策を探す人なら誰だってこの本からたくさんのことが学べるだろう。」――タイラー・コーエン(『大停滞』著者) はじめに 思い込みの向こうへ [人がやってることって、どうしてそんなこと人はやってるんだろう?] 第1章 人にやってほしいことをやらせるには? [インセンティヴが働く(働かない)のはどんなときか、そしてそれはなぜか?] 第2章 女が男ほど稼げないのはなぜか? クレイグズリスト、迷路、それにボールとバケツでわかること [キリマンジャロのふもとの平原にて] 第3章 母系社会は女性と競争について何を教えてくれるだろう? [カーシ族を訪ねる] 第4章 惜しくも銀のメダリストと大健闘で銅のメダリストが成績格差を埋めてくれる、とは? [公的教育:6270億ドルの問題] 第5章 貧しい子がお金持ちの子にほんの数ヵ月でどうすれば追いつける? [保育園への旅] 第6章 いまどきの差別を終わらせるカンタンな一言とは? [君が嫌いってわけじゃないんだ、ただお金が愛しいってだけさ] 第7章 なにか選ぶときにはご用心。選んだものがあだになるかも [差別の隠れた動機] 第8章 ぼくたちをぼくたち自身から守るには? [実地実験を使って生きるか死ぬかの状況を学ぶ] 第9章 人に寄付をさせるのは 本当はなんだろう? [心に訴えてもだめ、見栄に訴えろ] 第10章 割れた唇と「これっきり」のチェック欄から、人が寄付をする理由についてわかること [おたがいさまというすばらしい現象] 第11章 管理職は絶滅の危機? [職場に実験の文化を作るには] おわりに 世界を変えるには……まあ、少なくとも得をするには 訳者あとがき 注
国際協力を実現するために,人々のインセンティブと社会の仕組みをどのように考えればよいのか? 利害の対立,紛争,交渉,協力,貧困,援助など,国際社会におけるさまざまな人間・国家の行動と社会現象のメカニズムを,ゲーム理論の視点から解き明かす。 第1章 国際協力の課題と方法論:なぜゲーム理論の視点が有効なのか? 第2章 国際協力の難しさ:なぜ協力するのか? 第3章 対立と協力が混在する世界:どちらの結果に落ち着くのか? 第4章 多人数社会における相互依存関係:なぜ国際協力は難しいのか? 第5章 リスクと情報:不確実な状況にどう対応すればよいのか? 第6章 紛争と平和:なぜ紛争はなくならないのだろうか? 第7章 長期的な相互依存関係:平和が続くための条件とは? 第8章 地球環境問題:温暖化対策は何が有効なのか? 第9章 集団形成における対立と協力:多国間で協力して問題を解決するためには? 第10章 自由貿易交渉:自由化を進めるためには? 第11章 国際協力制度の形成:争いをなくすためのルールを作るには? 第12章 信頼:人間は対立を克服して協力できるか?
ゲーム理論はここから始まった。学問のあらゆる分野に影響を与えつづける不朽の名著がいま決定的翻訳として新訳でよみがえる。 本書は、数学者ジョン・フォン・ノイマンと経済学者オスカー・モルゲンシュテルンが1944年に刊行した『ゲーム理論と経済行動』の刊行60周年記念版として、2004年に刊行されたものの翻訳である。ゲーム理論の専門家が新たに訳し直したものであり、原書刊行時の経緯から、当時の貴重な書評を含む読み応えのあるものとなっている。
AI、IoT、バイオなど、最先端技術をどう利益に結びつけるのか? 世界の著名研究から読み解く。 現在、米国を中心に世界では「イノベーションの経済学・経営学」に関する研究が盛んである。起業家はいかにしてどこから生まれるのか、なぜ起業家は特定の地域に集積するのか、科学技術はベンチャー企業の育成にいかにして役立つのか、といった実務に役立つ疑問について、さまざまな研究成果が生まれている。本書では、特に科学技術による新事業創造について多く扱うが、それは日本企業が、以前ほど科学技術を儲けに結びつけられなくなってきているという問題意識がある。 本書では、シリコンバレー型にとどまらない先端的なイノベーションや起業の研究について、32本の海外の学術論文(定量論文)を具体的に読み解きながら、そのエッセンスを紹介していく。ビジネスの現場では、アカデミックな知見とエビデンスを実務にどう役立てるのかという「科学的思考法」がますます重視されてきている。論文の探し方から情報の読み解き方までを学ぶ一冊としても有用である。 Chapter 1 アントレプレナーシップとイノベーション Chapter 2 定量論文の読み方 Chapter 3 イノベーションは誰が担うのか:大企業 vs. 小企業 Chapter 4 アントレプレナーはどこから生まれるのか Chapter 5 スターサイエンティストはなぜ重要か Chapter 6 科学技術の知は、なぜ特定の地域に集積するのか Chapter 7 なぜ起業活動は特定の地域に集積するのか Chapter 8 アントレプレナーの活動を促進するものは何か Chapter 9 ベンチャーキャピタルはなぜ重要なのか Chapter 10 インセンティブは発明とビジネス化にどの程度重要なのか Chapter 11 大学における知財とインセンティブの関係 Chapter 12 大学発ベンチャーはイノベーションを促進するのか Chapter 13 論文からの学び方
医療関係者から大きな注目を浴びた『医療現場の行動経済学』の待望の実践編。臨床や公衆衛生の現場のさまざまな実践例を多数紹介。 「感染症対策で手指消毒してもらうには?」 「市民にもっと健診を受診してもらうには?」 「臓器提供の意思表示をする人を増やすには?」 「看護の現場で内服事故を防ぐには?」 「メンタルヘルスのことで専門医を受診させるには?」 臨床現場・公衆衛生の現場でどのように行動経済学が活用されているのか? 「ナッジ」(より良い選択をするための選択肢や表現方法の工夫)を適切に使うための実践例を多数紹介 医療関係者、患者、企業、自治体関係者絶賛 ロングセラー『医療現場の行動経済学』待望の続編 [主要目次] 第1部 「行動経済学を使う」とは 第1章 巻頭インタビュー『医療現場の行動経済学』は、臨床医にとって本当に役立つのか? 第2章 行動経済学・ナッジの解説 第3章 インフォームド・コンセントをナッジする!? 第2部 行動経済学を医療の実践にどう使うか 第4章 新型コロナウイルス感染症対策の行動経済学 第5章 感染症対策としての手指消毒 第6章 HPVワクチンを本来の接種状況に戻すためのストラテジーの開発 第7章 選択アーキテクトとナッジを活用する国を挙げての肝臓病対策の秘策 第8章 SMSを用いたナッジによる特定健診受診勧奨 第9章 臓器提供意思表示促進のためのナッジメッセージの開発 第10章 自分のペースで今後の医療・ケアを話し合うための人生会議 第11章 アレルギー性疾患の治療における行動経済学 第12章 非感染性疾患における行動経済学 第13章 内服投与事故のプロセスと解決するためのナッジ 第14章 メンタルヘルスケア受診・受療行動促進のためのナッジ
ゾンビ企業はどれぐらいいるのか、政府の金融への関与はどうあるべきか、銀行合併の貸出への影響はなど、諸問題を実証分析で解明。 中小企業金融が、必要な流動性を供給し効率的な資金配分を行えているかを実証的に検証。金融機関や政府が果たす役割に注意を払い、企業や地域での資金配分の規模と効率性、政府の役割、貸出市場における金融機関の行動に焦点を当てる。 中小企業のなかに「ゾンビ企業」はどれぐらいいるのか、政府の金融への関与はどのようなかたちで行われるべきか、政府は民業を圧迫していないか、銀行の合併は貸出にどのような影響を与えるかなど、これまで答えられてこなかった諸問題を実証分析で解明。 序章 中小企業金融に期待されるもの――危機時の流動性供給と効率的な資金配分 第1部 中小企業への資金配分とその効率性 第1章 中小企業の資金調達構造とその変化 第2章 企業間における資金再配分の規模と効率性 第3章 地域間における金融機関の資金配分と効率性 第2部 政府の役割 第4章 中小企業金融への政府による関与:現状と理論的な背景 第5章 信用保証が中小企業金融に及ぼす影響 第6章 政府系金融機関による直接貸出が中小企業金融に及ぼす影響 第7章 政府系金融機関は民業を圧迫しているのか 第8章 個人保証や担保に過度に依存しない中小企業金融は可能か 第3部 貸出市場における金融機関の行動 第9章 貸出市場の集中度と企業の資金調達 第10章 金融機関の合併と企業の資金調達 終章 中小企業金融の将来
「現場で使える」ビジネス教養 「経済学のビジネス実装」第一人者の経済学者&実務家が贈る 「現場で使える」ビジネス教養 GoogleやAmazonをはじめ、最先端企業で雇用が進む経済学者。 「最新の経済学」は、すでにさまざまなビジネスに根拠を与え、 確実性を高めることが実証されています。 一方、日本に目を向けてみれば、 仕事における「直感」「場当たり的」「劣化コピー」「根性論」は珍しくありません。 知見が積み重ねられている分野でも、 「本当は防げる失敗」が繰り返されている現状があります。 「本当に役立つ経済学」をビジネスに取り入れるためには? 経済学はビジネスに、どんなポジティブな効果をもたらしてくれるのか? ビジネスと経済学の掛け合わせが、新たなビジネスのチャンスを開きます! 【本書がもたらす「メリット」と解決できる「ビジネス課題」の例】 〇なぜGoogleやAmazonは経済学者を雇っているの? 〇経済学に裏付けられたビジネス戦略とは? 〇なぜ、経済学者がビジネスに新しい価値を付加できるのか? 〇経済学の効用が単なるフレームワークにとどまらない理由 〇お金をかけずにマーケティングする 〇SNSを効果的に活用する 〇経験と勘ではなく、理論とデータで販促・宣伝を行なう 〇利益創出の再現性のある方法を知る 〇ESGで「自分の仕事」はどう変わる? 〇数値では表現しきれない「会社の価値」とは? 〇会議は何人がベストか? 〇会議のムダをなくすには? パート1 なぜ経済学が、今、「働く人」に必須なのか? 1章 ビジネスパーソンの「武器」としての経済学(大阪大学大学院経済学研究科准教授 安田洋祐) 2章 オンライン上に新しい市場をつくる(慶応義塾大学経済学部教授 坂井豊貴) パート2 経済学の初心者でも! 知っているだけでビジネスの結果が変わる4つのツール 3章 利益を最大化するツール=「FSP-D」モデルの基礎知識(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授 山口真一) 4章 世界標準の学知に基づく新しい顧客関係管理(慶応義塾大学経済学部教授 星野崇宏) 5章 会計とESG 価値観とルールの大きな変化をざっくりつかむ(静岡県立大学経営情報学部教授 上野雄史) 6章 ダメな会議はなぜダメで、どうすれば改善できるか(慶応義塾大学経済学部教授 坂井豊貴) 終章 ビジネスに経済学の視点を加えるだけで、新しいチャンスが加速度的に広がっていく(株式会社エコノミクスデザイン代表取締役・共同創業者 今井誠)
通信事業者への周波数の割り当てやウェブ広告枠の入札制度など、様々に活用されるオークション理論。その発展に貢献し2020年ノーベル経済学賞を受賞したミルグロム教授が、理論のエッセンスをコンパクトに説き語る。大阪大学の安田洋祐准教授による監訳・解説
「人の資本主義」という、新しい複合語が開く世界を追究し、人間がともに人間的になっていくための希望の生の様式を問う、新時代の資本主義論! 立命館大学・稲盛経営哲学研究センター「人の資本主義」研究プロジェクトの成果。 はじめに――人の資本主義(中島隆博) 第I部 資本主義の問い直し方 1章 人の資本主義の意味と可能性についての覚え書き(小野塚知二) 討議 資本主義の性格 2章 人の資本主義への視点(広井良典) 討議 新たな再分配の可能性 3章 歴史性・普遍性・異質性から見た経済(安田洋祐) 討議 経済成長と信用 第II部 ディスコースの変容と資本主義 4章 歴史的ディスコースにおける資本主義(山下範久) 討議 資本主義の言説空間 5章 なぜ利己的個人か(野原慎司) 討議 想像力という問題 6章 国家と資本主義(國分功一郎) 討議 国家という存在と資本主義 7章 共生社会と資本主義(堂目卓生) 討議 「命」への共感 8章 欲望と社会をめぐるパラドックスへの一考察(丸山俊一) 討議 人間の主体性をどう解き直すか 第III部 持続可能な社会の構築と資本主義 9章 脱成長そして地球の有限性の中の資本主義(広井良典) 討議 定常経済の豊かな可能性 10章 ポスト資本主義コミュニティ経済はいかにして可能か? ――脱成長論の背景・現状・課題(中野佳裕) 討議 地域主義の限界と可能性 11章 人口減少社会で気づく持続可能性の経済学 ――フロー管理から「手入れ」によるストック管理へ(倉阪秀史) 討議 資本基盤と手入れ あとがき(中島隆博)
産業革命以来、減少を続けた労働時間は、70年代を境に上昇、貧富の差は極端に拡大、我々は機械との競争に敗れつつある。 ◎ピケティに次ぐ欧州の新しい知性の誕生◎オランダの29歳の新星ブレグマンが、「デ・コレスポンデント」という広告を一切とらない先鋭的なウェブメディアで描いた新しい時代への処方箋は、大きな共感を呼び、全世界に広がりつつある。最大の問題は、人間がAIとロボットとの競争に負けつつあること。その結果「中流」は崩壊し、貧富の差は有史上、もっとも広がる。それに対する処方箋は、人々にただでお金を配ること、週の労働時間を15時間にすること、そして国境線を開放することである。それこそが、機械への『隷属なき道』となる。【目次】■第1章 過去最大の繁栄の中、最大の不幸に苦しむのはなぜか?産業革命以降の2世紀で、長く停滞していた世界経済は250倍、1人当たりの実質所得は10倍に増えた。これは中世の人々が夢見た「ユートピア」なのか?ではなぜ、うつ病が歴史上かつてないほどの健康問題になっているのか?■第2章 福祉はいらない、直接お金を与えればいい生活保護や母子家庭手当て、就学援助、幾多ある福祉プログラムを全てやめる。そのかわりに全ての国民に、例えば一律年間150万円の金を与える。それがベーシックインカム。ニクソン大統領はその実施をもくろんでいた■第3章 貧困は個人のIQを13ポイントも低下させるベーシックインカムがなぜ有効なのかは、貧困がもたらす欠乏の害を調査するとわかる。貧困はIQを13ポイントも下げる。奨学金や有効な教育プログラムにいくら投資しても、そもそも貧困層にいる人は申し込まないのだ■第4章 ニクソンの大いなる撤退60年代初頭、ベーシックインカムは、フリードマンのような右派からガルブレイスのような左派まで大きな支持を得ていた。それを潰したのは一部の保守派が持ち出してきた19世紀英国での失敗だった。ニクソンに渡された報告書■第5章 GDPの大いなる詐術ロシア人教授クズネッツが80年前に基礎を築いたGDPは進歩を表す神聖なる指標だ。だがGDPは多くの労働を見逃し、医療や教育のサービス分野でも効率と収益に目を向ける。人生を価値あるものにする新しい計器盤を検討する■第6章 ケインズが予測した週15時間労働の時代ケインズは1930年の講演で、「2030年には人々の労働時間は週15時間になる」と予測した。ところが、産業革命以来続いていた労働時間の短縮は70年代に突然ストップした。借金によって消費を拡大させる資本主義の登場■第7章 優秀な人間が、銀行家ではなく研究者を選べば「空飛ぶ車が欲しかったのに、得たのは140文字」とピーター・ティールは揶揄する。過去30年の革新は富の移動に投資されてきた。優秀な頭脳が銀行員や会計士よりも研究者や技術者を選べば、才能はより社会に還元されるのだ■第8章 AIとの競争には勝てない産業革命時代、織物工は蒸気機関に仕事を奪われた。そして今、AIとロボットが「中流」と呼ばれる人々の仕事を奪う。その結果、富の不均衡は極大化する。今こそ、時間と富の再分配、労働時間短縮とベーシックインカムが必要だ■第9章 国境を開くことで富は増大する西側世界は途上国支援のために50年で5兆ドルを投じてきた。だが国境を開けば世界総生産は67~147%成長し、65兆ドルの富が生み出される。わずか62人が35億人の総資産より多い富を所有する偏在の要因は国境にある■第10章 真実を見抜く一人の声が、集団の幻想を覚ます1954年12月21日に洪水が来て世界は滅亡する。そう予言した主婦とそれに付き従った人々。その予言が外れても信者たちは信念を変えない。だが、一人の真実を見抜く人の勇気ある声が幻想を崩し、現実を変えることもある■終章 「負け犬の社会主義者」が忘れていることこの本で提案したのは、大きな路線変更だ。奴隷制度の廃止、女性の解放も、唱えられた当初は、正気の沙汰とは考えられていなかった。そうした「大きな政治」を左派は思い出し、右派も同調する変革へと進むべきだ■解説 欧州の新しい知性の登場 日本語版編集部
経済学のトレンドが成長から分配へ変わった今、不平等研究の第一人者が具体的で革新的な処方箋を提示する。全世界で読むべき一冊。 全世界待望! ピケティの師の書、ついに刊行! 不平等研究の権威が、現代社会の根本を問い直す。 思想の大転換を迫る書。 格差をあきらめない 15の方法がここにある。 世界16カ国で刊行・刊行予定の話題の書 【推薦の言葉】 「ウィットに富んで、エレガントで深遠なこの本を是非読んでほしい。」 トマ・ピケティ(パリ経済学校教授) 「アトキンソンは、多くの点で現代の不平等研究の父だが、すばらしい新著を発表した。」 ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授) 「好き嫌いにかかわらず、これは野心的な本だ。」 ティム・ハーフォード(ジャーナリスト) 「不平等研究の新しい基本書。日本の格差対策にも本書の15の提案は必読だ。」 大竹文雄(大阪大学社会経済研究所教授) 序文:もっと平等な社会に向けた現実的なビジョン ――トマ・ピケティ はじめに 第I部 診断 第1章 議論の基礎 第2章 歴史から学ぶ 第3章 不平等の経済学 第II部 行動のための提案 第4章 技術変化と対抗力 第5章 雇用と将来の賃金 第6章 資本の共有 第7章 累進課税 第8章 万人に社会保障を 第III部 できるんだろうか? 第9章 パイの縮小? 第10章 グローバル化のせいで何もできないか? 第11章 予算は足りるだろうか? 用語集