【2025年】「実存主義」のおすすめ 本 147選!人気ランキング
- 実存主義とは何か
- 史上最強の哲学入門 (河出文庫)
- 存在と無 全3巻セット (ちくま学芸文庫)
- 存在と時間〈上〉 (ちくま学芸文庫)
- 最強の成功哲学書 世界史
- 西洋哲学史: ルネサンスから現代まで (ちくま学芸文庫 ノ 8-1)
- マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」 (NHK出版新書 645)
- ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書 441)
- 哲学を知ったら生きやすくなった
- サルトル『実存主義とは何か』 2015年11月 (100分 de 名著)
実存主義への非難に応えたサルトルの講演と討論からなる入門書。本書は実存主義の本質を伝え、その思想がヒューマニズムに直結することを明快に描いている。今回改版にあたり、その発想を具体的に示す初期作品を5点増補した。サルトル哲学理解への新たなアプローチのための必読書。
この書籍は、哲学の歴史を強者たちの論争を通じてわかりやすく紹介した入門書です。ソクラテスやデカルト、ニーチェなどの哲学者の考えを基に、真理、国家、神、存在についての議論を展開しています。著者の飲茶は、難解な哲学や科学の知識を楽しく解説することで人気を博しています。
ハイデッガーの著作『存在と時間』は、1927年に刊行され、ドイツ哲学界に大きな影響を与えました。本書は「現存在」の意味を「時間」性から解釈し、存在の統一的意味を探求します。上巻では、現存在の基本的構成を「世界=内=存在」として提示し、現存在における存在理解を深めるための問いを提起しています。目次は序論と現存在の基礎分析に関する内容で構成されています。
戦後日本を代表する哲学者、野田又夫によるロングセラー入門書で、ルネサンスから現代までの約80人の哲学者の理論とその背景を解説し、500年の哲学史を概観しています。中世から近世への移行、啓蒙主義とロマン主義の対立、20世紀の実存哲学への発展など、哲学の流れを明らかにしています。目次は近世と現代の哲学の概観に分かれており、詳細な分析が行われています。
本書は、ギリシアの思想とヘブライの信仰がヨーロッパ哲学の基盤であることを探求する。第1部ではギリシアの思想、特にホメロスや哲学の発展を扱い、第2部では旧約・新約聖書を通じてヘブライの信仰を考察。第3部では中世から近現代の哲学の流れを分析し、これらの源泉がどのように現代思想に影響を与えているかを明らかにする。著者は岩田靖夫で、古代ギリシア哲学を専門とする教授である。
本書は、日経WOMANの人気連載を基にしたもので、現代の不安やモヤモヤを哲学的視点から解消するためのガイドです。哲学者小川仁志の監修のもと、マンガ形式で様々なテーマ(上司との関係、怒りのコントロール、孤独との向き合い方など)に対する哲学的なアプローチを紹介しています。全20話を通じて「哲学スイッチ」をオンにし、悩みを軽減する方法を学ぶことができます。
知の帝王・サルトルの著作や人生からエッセンスとなる言葉を解説し、思考の核心に迫る。イラストとともに、サルトルの魅力を紹介。 著作や人生からエッセンスとなる言葉を解説し、クスリと笑えるイラストとともに、輝き続けるサルトルの魅力に迫る。制御不能な科学技術や、偏ったナショナリズム、人間自身への不信が高まる現在の困難に立ち向かう言葉の力。 えっ、サルトルって、こんなに刺激的だったの! 対人恐怖でナマモノ嫌いの「知の帝王」、でも、制御不能の科学技術や、戦争に向かうナショナリズムを前に、なすすべもなく立ちすくむとき、世界を知り尽くし、変えようとしたサルトルの言葉が、鮮やかによみがえる。 Ⅰ 知の万能人の仕事 Ⅱ 私とは誰か Ⅲ 存在とは何か Ⅳ 他者の顔 Ⅴ 世界へ Ⅵ 書くこと、そして人生
本書は、西洋哲学の流れをプラトンからニーチェ以降の反哲学に分けて解説し、難解な哲学用語を平易に理解できるようにすることを目指しています。目次には、哲学の起源、キリスト教との関係、近代哲学の発展、反哲学の誕生、ハイデガーの影響などが含まれ、現代の思想状況も俯瞰しています。著者は哲学者の木田元で、現代西洋哲学の主要著作を日本語に翻訳したことで知られています。
哲学の入門として最適なのだろうが、これを読んでも残念ながら哲学の面白さというのは分からなかった。。。もっと入門としては山口周さんの武器になる哲学がおすすめ。もはや哲学書と言っていいのかは分からないが・・・
この本『はじめての構造主義』は、構造主義の基本的な概念をわかりやすく解説した入門書です。西欧文明の近代を終わらせ、現代思想に新たな視点を提供した構造主義について、レヴィ=ストロースの研究やソシュールの言語学、モースの贈与論などの背景を紹介しています。軽快な文章でモダニズムからポスト構造主義への知的変遷を探求し、構造主義の核心を理解できる内容となっています。目次には、構造主義の定義や主要な思想家についての章が含まれています。
本書では、現代人が抱える「将来の不安」「お金への欲望」「死への恐怖」といった悩みを、哲学者たちの視点から解決に導く内容が紹介されています。アリストテレスやアンリ・ベルクソン、マックス・ウェーバーの考えを通じて、平易な言葉で哲学を学びながら悩みを解消することができる一冊です。
この書籍は、1960年代初頭にサルトルの実存主義に代わって登場した構造主義の思想史を探求しています。レヴィ=ストロースやラカン、バルト、アルチュセールなどの思想家の影響から、68年の五月革命を経てフーコー、ドゥルーズ=ガタリ、デリダによるポスト構造主義の展開までを網羅しています。また、90年代の管理社会論や脱構築の政治化についても触れ、構造主義成立から現在に至るまでのダイナミックな思想の流れを示しています。著者は岡本裕一朗で、哲学・倫理学を専門としています。
この書籍は、決算早期化に関する実務手引きで、著者の武田雄治が経理部の進化と会社の変革に焦点を当てています。具体的な進め方や豊富な事例を通じて、決算早期化の重要性と実現方法を解説しています。目次には、決算早期化を実現するための特徴、原因と解決策、経理の仕組み、アウトプット事例、プロジェクトの進め方が含まれています。著者は公認会計士であり、豊富な経験を基に業務改善に取り組んでいます。
実存主義の哲学者としてのみならず、小説や戯曲の作家として、そして知識人として多方面に活動したサルトルの全体像を明らかにする。 実存主義の哲学者としてのみならず、小説や戯曲の作家として、そして何より行動する知識人として多方面にわたる活動を行ったサルトルの全体像を明らかにする。 実存主義の哲学者、小説や戯曲の作家、そして行動する知識人として様々な活動を行ったサルトル。ドゥルーズ、レヴィナス、ボーヴォワール、ハイデガー、バタイユ、ラカン、フェミニズム、ポストコロニアル、エコロジーなど多方面にわたる影響関係、再評価されるイマージュ論や、晩年の『倫理学ノート』など最新の研究も紹介し、いまなおアクチュアルに読み継がれるその全体像を明らかにする。 編者まえがき 第Ⅰ部 サルトルの可能性をめぐって サルトルと翻訳──または他者への想像力について(鈴木道彦) 知識人としてのサルトル(石崎晴己) 分水嶺としてのサルトル(ジャン = リュック・ナンシー) サルトルの花粉(フランソワ・ヌーデルマン) 共同討議 新しいサルトル像を求めて(合田正人+松葉祥一+澤田直) 第Ⅱ部 サルトル解釈の現状 サルトルの栄光と不幸──『存在と無』をめぐって(谷口佳津宏) 媒介者としての『倫理学ノート』(清眞人) 倫理と歴史の弁証法──「第二の倫理学」をめぐって(水野浩二) サルトルの「応答」──『弁証法的理性批判』における「集団」と「第三者」(竹本研史) 第Ⅲ部 サルトルの問題構成 サルトルとマルクス,あるいは,もうひとつの個人主義,もうひとつの自由のあり方──変革主体形成論の試み(北見秀司) エピステモロジーとしてのサルトル哲学──『弁証法的理性批判』に潜むもうひとつの次元(生方淳子) サルトルの知識人論と日本社会──サルトルを乗り越えるということ(永野潤) 挫折・ナルシシスム・人間的条件──サルトルの伝記的批評における詩的倫理(根木昭英) 芸術は道徳に寄与するのか──中期サルトルにおける芸術論と道徳論との関係(森功次) 第Ⅳ部 サルトルと同時代1 サルトルとボーヴォワール──『第二の性』の場合(井上たか子) 身体と肉──サルトルとメルロ=ポンティの身体論再考(加國尚志) エコロジストという実存主義者──アンドレ・ゴルツ(鈴木正道) 状況論(シチュアシオン)再考──ファノンとの批判的対話を通じて(中村隆之) 第Ⅴ部 サルトルと同時代2 ヒューマニズムの余白──ハイデガーとサルトル(齋藤元紀) 不可能な交わりがもたらしてくれる可能性について──サルトルとバタイユ(岩野卓司) サルトルとレヴィナスへの序奏(合田正人) サルトルとドゥルーズ──非人称的なものの力能(檜垣立哉) フロイトを巡るサルトルとラカンの三角関係──「実存的精神分析」が提起したもの(番場寛) 第Ⅵ部 作家サルトル──文学論・芸術論 サルトルの美術批評の射程(永井敦子) サルトルの演劇理論──離見演劇(翠川博之) 『家の馬鹿息子』の「真実の小説」という問題──「ポン = レヴェックでの落下」をめぐって(黒川学) 小説家サルトル──全体化と廃墟としてのロマン(澤田直) サルトル略年譜(黒川学) サルトル関連文献目録(澤田直+翠川博之) 事項索引 人名・著作名索引
本書は、出口治明氏が古代ギリシャから現代までの哲学と宗教の全史を体系的に解説した教養書で、特に日本人の苦手とするこのテーマに焦点を当てています。3000年の歴史を俯瞰し、100以上の哲学者・宗教家の肖像を用いて、知識の深まりを促します。著者はライフネット生命の創業者であり、立命館アジア太平洋大学の学長。多くの著名人から高く評価されており、教育や思索の重要性を強調しています。
この文章は、構造主義の歴史とその先駆者たちについての内容を紹介しています。具体的には、ソシュールの『一般言語学講義』やフーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンといった重要な思想家たちの貢献が取り上げられています。また、著者の内田樹はフランス現代思想や映画論、武道論の専門家であり、神戸女学院大学で教鞭を執っています。
短歌で哲学を詠む?その破天荒な試みがもたらした絶大な効果!…本書は高校生から読める「哲学史」を目指して書き下ろされた。古代ギリシアのタレスからアリストテレスまで、また中世神学、カント、ヘーゲルからドゥルーズ=ガタリまで、一気に読ませると同時に、学説の丁寧な解説により哲学の醍醐味を十分に味わうことができる。そして本書の最大の魅力は、短歌の抒情性と簡潔性が複雑な西欧哲学の本質に見事に迫り、そのエッセンスを掴んでいること。本書に触れた読者はおそらく、まるで哲学の大海原に漕ぎ出す船に乗ったかのような知的興奮と醍醐味を堪能するにちがいない。 1 ギリシア哲学 2 イエス・キリストと教父哲学 3 中世神学 4 ルネッサンスの哲学 5 近世哲学 6 近現代哲学 7 構造主義以降
この書籍は、公認会計士を目指す人や資格保持者に向けて、試験の難易度や勉強法、キャリアの可能性などを網羅的に解説しています。著者は15年以上の講師経験を持つ平林亮子と、独立した公認会計士の武田雄治で、実体験を交えたアドバイスを提供。公認会計士資格がビジネスの幅広い知識に役立つことや、会計以外の分野での活躍の可能性も強調されています。全8章で構成され、受験生からキャリア形成までの情報が得られる内容です。
この書籍は、哲学者ミシェル・フーコーの思想を探求し、彼が提唱した「思考のエチカ」について解説しています。フーコーは「真理」「ヒューマニズム」「セクシュアリティ」といった知の権力を解体し、思考の枠組みを問い直す方法論を展開しました。内容は、彼の人間学や狂気、知の考古学、権力と真理の関係など多岐にわたり、フーコーの影響力を明確に示す入門書となっています。
近代と向き合い、格闘し、支えた思想家たちの思考のエッセンスを平易に解説、自由と公共をめぐる思想的遺産を縦横に論じて、現代社会をよりよく考える基盤を指し示す。政治・経済・哲学の枠を超え、近代社会の通奏低音をなす思想の姿を浮かび上がらせた、刺激に満ちた最良の道案内。 序 章 社会思想とは何か 1 社会思想の歴史とは何か 2 社会思想史の方法 3 「時代」 と 「思想」 の文脈 4 社会思想の基本問題 —— 「自由」 と 「公共」 の相関 第1章 マキアヴェリの社会思想 1 「時代」 の文脈 —— 市場経済の復活と近代国家の胎動 2 「思想」 の文脈 —— イタリア・ルネサンスの人文主義 3 マキアヴェリの 「問題」 4 『君主論』 の人間観 5 『ディスコルシ』 の共和制論 6 マキアヴェリにおける 「自由」 と 「公共」 第2章 宗教改革の社会思想 1 「時代」 の文脈 —— 近代国家の出現と市場経済の発展 2 「思想」 の文脈 —— ルネサンスから宗教改革へ 3 宗教改革思想の 「問題」 4 ルターの信仰義認論と万人司祭主義 5 カルヴァンの予定説と資本主義の精神 6 宗教改革思想における 「自由」 と 「公共」 第3章 古典的 「社会契約」 思想の展開 1 「時代」 の文脈 —— 国際商業戦争の幕開け 2 「思想」 の文脈 —— 科学革命から自然法学へ 3 社会契約思想の 「問題」 4 ホッブズの機械論的人間観と絶対主権の理論 5 ロックの理性的人間観と政治社会論 6 社会契約思想における 「自由」 と 「公共」 第4章 啓蒙思想と文明社会論の展開 1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の発展 2 「思想」 の文脈 —— フランスとスコットランド 3 啓蒙思想の 「問題」 4 フランス啓蒙の文明社会像 —— ヴォルテールから重農主義まで 5 スコットランド啓蒙の文明社会像 —— ハチソンとヒューム 6 啓蒙思想における 「自由」 と 「公共」 第5章 ルソーの文明批判と人民主権論 1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の危機 2 「思想」 の文脈 —— 啓蒙から文明批判へ 3 ルソーの 「問題」 4 『社会契約論』 における一般意志と人民主権 5 ルソーにおける 「自由」 と 「公共」 第6章 スミスにおける経済学の成立 1 「時代」 の文脈 —— 文明社会の危機を超えて 2 「思想」 の文脈 —— 啓蒙から社会科学へ 3 スミスの 「問題」 4 『道徳感情論』 における共感と道徳秩序 5 『国富論』 における分業・市場・富裕 6 スミスにおける 「自由」 と 「公共」 第7章 「哲学的急進主義」 の社会思想 —— 保守から改革へ 1 「時代」 の文脈 —— 二重革命のはじまり 2 「思想」 の文脈 —— バークとマルサス 3 哲学的急進主義の 「問題」 4 功利主義の思想 —— ベンサムとジェームズ・ミル 5 古典派経済学の思想 —— リカードウの 『経済学原理』 6 哲学的急進主義における 「自由」 と 「公共」 第8章 近代自由主義の批判と継承 —— 後進国における 「自由」 1 「時代」 の文脈 —— 二重革命の光と影 2 「思想」 の文脈 —— カント、フィヒテ、ロマン主義における自我の発見 3 ヘーゲルの 「問題」 4 ヘーゲルの学問論と市民社会論 5 ヘーゲルにおける 「自由」 と 「公共」 第9章 マルクスの資本主義批判 1 「時代」 の文脈 —— 資本主義の危機 2 「思想」 の文脈 —— マルクス以前の社会主義 3 マルクスの 「問題」 4 哲学批判 —— 『経済学・哲学草稿』 から 『ドイツ・イデオロギー』 へ 5 『資本論』 の資本主義批判 6 マルクスにおける 「自由」 と 「公共」 第10章 J・S・ミルにおける文明社会論の再建 1 「時代」 の文脈 —— 資本主義の変化と民主主義の進展 2 「思想」 の文脈 —— 哲学的急進主義の再検討 3 ミルの 「問題」 4 哲学と道徳の革新 5 社会主義の可能性 6 ミルにおける 「自由」 と 「公共」 第11章 西欧文明の危機とヴェーバー 1 「時代」 の文脈 —— 帝国主義と大衆社会 2 「思想」 の文脈 —— 実証主義の諸潮流 3 ヴェーバーの 「問題」 4 『職業としての学問』 と近代合理主義の起源 5 『職業としての政治』 と民主主義の運命 6 ヴェーバーにおける 「自由」 と 「公共」 第12章 「全体主義」 批判の社会思想 —— フランクフルト学派とケインズ、ハイエク 1 「時代」 の文脈 —— 世界大戦、ロシア革命、大恐慌 2 「思想」 の文脈 —— 全体主義批判の諸相 3 全体主義批判の 「問題」 4 『啓蒙の弁証法』 の資本主義文明批判 5 ケインズとハイエクにおける2つの自由主義 6 全体主義批判における 「自由」 と 「公共」 第13章 現代 「リベラリズム」 の諸潮流 1 「時代」 の文脈 —— 社会主義体制の成立と崩壊 2 「思想」 の文脈 —— 「歴史の終わり」 か 「文明の衝突」 か 3 現代リベラリズムの 「問題」 4 ハーバーマスとロールズ 5 ロールズにおける公正としての正義 6 現代リベラリズムにおける 「自由」 と 「公共」 終 章 社会思想の歴史から何を学ぶか 1 方法からの問い 2 現代における 「自由」 と 「公共」 の可能性
この書籍は、社長が経営に必要なスキルや能力を見直し、壮大な夢を実現するためのガイドです。内容には、環境変化への対応、ビジネスシナリオ、マネジメント、マーケティング、財務分析、リーダーシップなどが含まれており、17の「ビジネステンプレート」が成功を導く手助けをします。著者は公認会計士の武田雄治氏で、経営や財務の専門知識を基にしています。
本書は、図解を用いて哲学の歴史をわかりやすく解説した入門書です。ソクラテス以前から21世紀の思想まで幅広くカバーし、中世の普遍論争やハイデガーの『存在と時間』なども詳しく説明しています。哲学用語の理解を助けるための解説や、問題設定の背景を丁寧に説明し、視覚的な資料を多く用いることで直感的な理解を促進します。著者は専修大学の教授で、現代哲学や舞踊研究に精通しています。
この本は、経理部の存在意義や業務内容、効果的な働き方について解説しています。著者は経営者から感謝される仕事をするための基本を伝え、経理部の役割や日常業務、決算業務、経営サポートの重要性を説明しています。また、経理部員が自己の価値を向上させるための心得も紹介されています。著者は公認会計士で、多くの企業の業務改善に携わってきた専門家です。
この文章は、ローマの哲学者セネカの著作を紹介しています。セネカは、絶対権力のもとでの生と死について考察し、特に「怒り」という感情の分析とその治療法を論じた『怒りについて』を中心に、苦難と真の幸福について述べた『摂理について』と『賢者の恒心について』を併録した新訳作品です。
本書は、著者のコンサルティング経験を基に、業務改善や決算早期化の方法を解説した実務マニュアルです。主要な原則として、全体を俯瞰する視点、属人化の排除、会計監査の理解、重要性の考慮、子会社への配慮、業務フローの見直し、現状の受け入れと迅速な行動が挙げられています。著者は公認会計士で、中小企業支援や起業支援に携わっています。
この文章は、プラトンの作品「ソクラテスの弁明」と「クリトン」を紹介しています。「ソクラテスの弁明」では法廷でのソクラテスの所信が描かれ、「クリトン」では彼が不正な死刑宣告を受けた後、脱獄を勧める友人クリトンとの対話が展開されます。両作品はソクラテスの偉大さを芸術的に表現しています。
この書籍は、哲学を学ぶ際の多様さと難解さに対処するための実用ガイドです。古代ギリシャから現代哲学、さらに西洋形而上学と東洋思想を網羅し、哲学者同士の関係を通じて思考の本質を理解する手助けをします。著者は専修大学の教授で、現象学や歴史理論を専門としています。
世界遺産、人類の遺産、文化財に含まれる「遺産」とは何か。ノートル=ダムなど具体的な事例とともに紹介。文化に関わる必読文献。 世界遺産、人類の遺産、文化遺産/文化財に含む「遺産」とは何か。歴史的資料とともにノートル=ダムなど具体的な事例を紹介して論じる。文化に関わる必読文献。 世界遺産、人類の遺産、文化遺産/文化財に含まれる「遺産(patrimoine)」とは何か。老朽化や破壊という運命から免れ、特別な威光を与えられ、熱狂的な執着や、真の信仰を喚起してきた日用品、武具、宝飾品、建築物、さらに、これから新しい時代に生まれる遺産=文化財を守る、保存や修復には何が重要か。歴史的資料とともに、ノートル=ダムといった具体的な事例も紹介し、簡潔にして決定的に論じる。文化に関わるすべての人々の必読書。図版多数。 第一章 宗教的事象 聖遺物 聖像破壊 第二章 王政的事象 レガリア〔王の事物〕 図書館と公文書館 古代遺跡 王城 世論の目覚め 第三章 一族的事象 第四章 国家的事象 遺産の宮 第五章 行政的事象 第六章 科学的事象 参考資料 図版資料 訳者あとがき
本書は、レヴィ=ストロースの構造主義を中心に、彼の影響力や思想の核心を探る内容です。哲学を放棄しブラジルへ向かった背景、彼の主要著作『親族の基本構造』『野生の思考』『神話論理』を通じて、未開社会の親族構造や神話研究の豊かな可能性を解明します。また、構造主義の誤解を解き、ポストコロニアル論への応用を目指す新たな入門書です。
このビジュアル大図鑑は、古代から現代までの哲学者198名の生涯や思想を網羅し、視覚的に楽しめる構成となっています。古代ギリシャからポスト構造主義まで、幅広い哲学者を取り上げ、女性哲学者も多数含まれています。内容は時代ごとに整理されており、写真や図版が豊富で、哲学史を楽しく学べる一冊です。著者はケンブリッジ大学のサイモン・ブラックバーンと東京大学の熊野純彦です。
アドラーによる心理学入門書で、人は誰でも劣等感を持ち、それが向上心につながると説いています。著者はアドラー自身で、彼の理論をわかりやすく解説。内容は劣等感、ライフスタイル、教育問題、恋愛、性など多岐にわたります。アドラーは精神科医で、個人心理学を創始し、子供の精神的健康に取り組んだ人物です。翻訳は桜田直美が担当しています。
「どうして勉強しなければいけないの?」「どうしていじめはなくならないの?」「生きている意味はあるの?」 学校の… 「どうして勉強しなければいけないの?」 「どうしていじめはなくならないの?」 「生きている意味はあるの?」 学校の先生や親がなかなか答えられない、子どもが抱えるリアルな悩みや疑問を、哲学者の言葉をヒントに解決。 哲学を通して子どもの考える力を育てる、必読の一冊。 古代ギリシャから近代、現代の有名な哲学者の解説も。 ■第1章 自分について考える Q 運動が苦手 Q 勉強ができない Q 自分の言葉で上手く話せない Q 綺麗になりたい Q 自分のいいところがわからない Q 「自分らしさ」って何? ■第2章 友達について考える Q 友達ができない Q 友達が他の子と仲よくしているとムカムカしてしまう Q 友達グループの中で仲間外れにする子がいる Q ケンカをした友達に「ごめんなさい」が言えない Q 人を好きになるってどういうこと? ■第3章 悪について考える Q どうしてルールを守らなくちゃいけないの? Q 人にやさしくしなきゃいけないのはなぜ? Q どうしていじめはなくならないの? Q 悪いことをしている人には注意した方がいい? ■第4章 生き方について考える Q どうして勉強しなければいけないの? Q 苦手なことはあきらめちゃダメ? Q 「本をたくさん読みなさい」って言われたけどなぜ? Q 自分の夢を反対される Q 生きている意味はあるの? Q 幸せって何? ■第5章 命について考える Q 心はどこにあるの? Q 花や木に命はある? Q 死ぬのが怖い Q 人は死んだあとどうなるの? Q 人はどうして人を殺すの? ■岩村先生の哲学講座 人間の祖先「ホモ・サピエンス」が生き残れたわけ 物事の原因はすべて「目に見えない」 「ふたつの時間」を生きる 愛は「心を受ける」こと
男性、男性性、そして援助要請の文脈 ハイブリッドな男性性 ヤワなペニスを硬くして 新自由主義的メリトクラシーにおける白人労働者階級の少年たち グローバルな文脈における男性の実践とジェンダー関係を研究する 「ヘゲモニックな男性性」から「男性のヘゲモニー」へ 防衛専門家たちの合理的な世界におけるセックスと死 ヴェールに隠された参照項 国際関係における軍事化された男性性 男性性、身体化された男性労働者、そして歴史学者のまなざし キリスト教的兄弟愛、あるいは変態性欲? ジェンダーと帝国主義
この本は、子どもたちが「しあわせとは何か?」を考えるための6つの大きな問いを通じて、自分自身の答えを見つける手助けをする哲学絵本です。様々な視点を組み合わせながら、日常では見えない考えを探求し、子どもたちと大人が本気で対話することを促します。また、日本版監修の重松清による書き下ろしの短編も収録されています。シリーズ累計23万部の人気を誇ります。
ヘイト本がつくりあげる〝憎悪の棚〟を直視し、熱くもなければ、かっこよくもない、書店と出版の仕事の実像を明らかにする。 「ヘイト本」の15年は書店・出版業界のなにを象徴し、日本社会になにをもたらすのか。見て見ぬふりでつくり上げられてきた〝憎悪の棚〟を直視し、ごく〝普通〟で凡庸な人たちによる、書店と出版の仕事の実像を明らかにする。 反日、卑劣、心がない。平気でウソをつき、そして儒教に支配された人びと。かかわるべきではないけれど、ギャフンと言わせて、黙らせないといけない。なぜなら○○人は世界から尊敬される国・日本の支配をひそかに進めているのだから。ああ〇〇人に生まれなくてよかったなあ……。 だれもが楽しみと知恵を求めて足を運べるはずの本屋にいつしか、だれかを拒絶するメッセージを発するコーナーが堂々とつくられるようになった。そしてそれはいま、当たりまえの風景になった──。 「ヘイト本」隆盛の理由を求めて書き手、出版社、取次、書店へ取材。そこから見えてきた核心は出版産業のしくみにあった。「ああいう本は問題だよね」「あれがダメならこれもダメなのでは」「読者のもとめに応じただけ」と、他人事のような批評に興じるだけで、無為無策のまま放置された「ヘイト本」の15年は書店・出版業界のなにを象徴し、日本社会になにをもたらすのか。 書店・出版業界の大半が見て見ぬふりでつくりあげてきた〝憎悪の棚〟を直視し、熱くもなければ、かっこよくもない、ごく〝普通〟で凡庸な人たちによる、書店と出版の仕事の実像を明らかにする。 ◎すこし長いまえがき─不愉快な旅だちのまえに 本屋はただそこにあるだけで影響力がある/モラルハザードが起きやすい流通システム/「返品しない」のも判断/書店員も組織の一員/どんどんネトウヨが喜ぶ社会に/ヘイト本を「ヘイト本」と呼ぶのは適切か/インターネットが生んだ出版トレンド/雑誌・ムックから書籍・新書へ/ヘイト本とポルノの類似性 1◎ヘイト本が読者に届くまで ■町の本屋のリアル─書店経営者座談会 「こういう本を望んでいたんだよ」/女性が『WiLL』を買うのを見たことがない/反対する本は、どれもこれも売れそうにない/中高年男性の癒しとファンタジー/どの店でも売れるわけではなかった/新書はブームのきっかけになりやすい/中韓経済崩壊本は『ムー』と読者が重なる/買う・買わないはお客さんが判断すること/いちど出版しておいて、引っこめるのはおかしい/女性客が多い店で「成人向け」は置けない/営業に支障が出るのは怖い/店が小さくったって、間口は狭めちゃだめ ■チェーン書店─ 個人の意思だけでは決められない すべてがオートマチック─ 某大手チェーン本部の場合/どう扱うかは各店にまかされる─あゆみBOOKSの場合/書店人としての意見を旗幟鮮明にする─ジュンク堂書店・福嶋聡の場合/クレームへの対応─「アリーナとしての書店」の困難①/「書店員の仕事」ができない─「アリーナとしての書店」の困難②/どんな本も積極的に排除はしない─某大手書店の場合 ■出版取次─まったくの透明な装置 出版社と書店のあいだを〝取り次ぐ〞会社/「出版社がつくった初版部数を基本、信頼はする」/「そもそも、ヘイト本のブームなんてありましたっけ?」/担当書店の返品率をいかに下げるか/ヘイト本ブームとPOSは無関係?/たんに入荷したから並べているだけ ■出版社─「売れるから」と「売れなくても」 ちょっと新しい見方の本/売れたジャンルをイナゴのように食いつくす/歴史に名を残す出版社の〝大転回〞/パワハラとヘイト本/ひと炎上三万部/〝自己実現〞のための本づくり ■編集者─かなりの部分、仕事だからやっている インターネットが重要な供給源/編集者は仕事だからやっている/青林堂で〝ピンチヒッター〟/読むのは意外と〝知識層〟/『マンガ嫌韓流』刊行の立役者もあの人?/保守系の本をつくる人にはバランス感覚が必要 ■ライター─願望をなぞり、陰謀をほのめかす 「こんなの読むのはバカだよね」/ヘイト本の読者はネット右翼ではない/ネット右翼誕生の伏流、『戦争論』/保守デフレ時代を生きのこる「経済右翼」/ネットと無知の融合が生んだ都市伝説/民主化以前の韓国をみんな知らない/自信がないから日本自賛本を読む/ヘイト本ブームが去っても 2◎ヘイト本の現場を読み解く ■川上から川下まで─ 出版界はアイヒマンか ヘイト本はポルノとは違う/ホロコーストも、こんなふうに ■書店への幻想─書店員は本を選べない セレクト書店はヘイト本を選ばない/「書店=アリーナ」論は有効か/本屋大賞の成功と「カリスマ書店員」と/ひろがる誤解、ふくらむ幻想/選ばないのか、選べないのか ■取次の岐路─いまのままでは維持できない POSデータが生んだ画一化とランキング依存/出版業界の外から迫る危機 ■出版社の欺瞞─だれも責任をとらない 不本意な仕事の結果にも責任がある/本当は出してはいけないものを知っている/編集者の名を本に明記するべき ■ネットと本とマスメディア─ 刷りこまれる嫌悪感 「ヘイト本を買うのは普通のこと」/マスメディアによる日常的な刷りこみ/自分の店にマイノリティが来ると思っていない/現代でも人間は簡単に扇動される/マスメディアへの不満のはけ口/わたしたちになにができるか ◎すこし長いあとがき─変わらなければ、滅ぶだけ この難題とどう向きあえるか/答えは出ているのに変われない現状/日本の出版産業の欠陥のあらわれ/〝人〟が働く本屋をとりもどすには/パターン配本と委託制をやめなければ変われない/ヘイト本が客を遠ざけてはいないか/魅力のない本屋は滅びるのだから
本書『ラカン対ラカン』増補改訂版は、ラカンの複雑な理論を歴史的に追い、前期・中期・後期に分けて分析しています。鏡像段階や対象aなどの多様な概念を用い、精神分析の革新と人文・社会科学への影響を探求。著者はラカンがなぜ多彩な概念を創造したのか、その問いを深く掘り下げています。著者は北原保雄と向井雅明で、それぞれの専門知識を活かしてラカン理論を解説しています。
『ソクラテスの弁明』は、古代ギリシアの哲学者ソクラテスの裁判をプラトンが記録した作品で、彼の生き方や思想を明らかにする名著です。幸福を追求するためには、何が「善」であるかを理解することが重要であり、これは知恵や真実を求める意味でもあります。新訳と解説を通じて、ソクラテスの言動や哲学的概念(アレテーなど)を探求し、人生や哲学の本質に迫ります。著者は岸見一郎で、哲学やアドラー心理学を専門とする学者です。
本書『14歳からの哲学』の続編は、人生についての考察をエッセイ形式で柔らかく表現した「人生の教科書」です。著者は、幸福な人生を生きるために必要な16のテーマ(友愛、個性、社会、戦争、言葉など)を通じて、読者に自ら考える力を促します。池田晶子氏は、専門用語を使わず、日常の言葉で哲学を語る気鋭の哲学者です。
「物象化」をめぐりルカーチの議論と立ち向かいながら、現代の社会的批判理論が支持すべきパラダイムについて検討した著者の講義録。 「物象化」をめぐり、公式にはルカーチの議論と立ち向かいながら、非公式には現代の社会的批判理論が支持すべきパラダイムについて検討した「タナー講義」の記録。 フランクフルト学派の強い影響下で独自の社会理論を形成し、「批判理論」の現代における代表者とされるホネットの講義録。「物象化」をめぐり、公式にはルカーチの議論と立ち向かいながら、非公式には現代の社会的批判理論が支持すべきパラダイムについての再検討を行う。同講義におけるJ.バトラー、R.ゴイス、J.リアの批判、それに対するホネットの反批判をも紹介した訳者の詳細な解説を付す。 前書き はじめに 1章 ルカーチにおける物象化 2章 ルカーチからハイデガー、デューイへ 3章 承認の優位 4章 承認の忘却としての物象化 5章 自己物象化の輪郭 6章 物象化の社会的起源 訳者解説1(宮本真也) 訳者解説2(辰巳伸知) 人名索引
初期ヘーゲルの愛、法(権利)、尊重を援用し「承認」論の重要性を決定的に位置づけた必読書。増補「承認の理由」を新たに収録する。 愛、法(権利)、尊重の初期ヘーゲルの承認形式を援用し、新たな批判理論の地平を目指す。増補「承認の理由──批判的な反問に対する応答」を新たに収録する。 現在の批判理論における最重要の課題である「承認」論の重要性を、決定的に位置づけた必読書。第一版の刊行後に寄せられた反響に原著者が応えた、増補「承認の根拠──批判的な反問にたいする応答」を新たに収録する。愛、法(権利)、尊重という三つの承認形式に基づく初期ヘーゲルの思考を援用し、ハーバマスのコミュニケーション論を批判的に展開させ、新たな批判理論の地平を目指す。 日本語版への序文 序文 第Ⅰ部 歴史的な想起──ヘーゲルの本来の理念 第1章 自己保存をめぐる闘争──近代の社会哲学の基礎づけ 第2章 犯罪と人倫──ヘーゲルの間主観性論の新たなアプローチ 第3章 承認をめぐる闘争──ヘーゲルのイェーナ実在哲学の社会理論 第Ⅱ部 体系の現在化──社会的承認関係の構造 第4章 承認と社会化──ミードによるヘーゲルの理念の自然主義的な転換 第5章 間主観的な承認のモデル──愛、法(権利)、連 第6章 人格の同一性と尊重欠如──暴力的抑圧、権利の剥奪、尊厳の剥奪 第Ⅲ部 社会哲学的な展望──道徳と社会的発展 第7章 社会哲学的な伝統の軌跡──マルクス、ソレル、サルトル 第8章 尊重欠如と抵抗──社会的コンフリクトの道徳的論理 第9章 人格的統合の間主観的条件──人倫の形式的構想 承認の根拠──批判的な反問にたいする応答 訳者あとがき(旧版) 訳者あとがき(増補版) 原注 参考文献 事項索引 人名索引
西洋文化・伝統の根幹をなす営み、ここに始まる-西洋哲学の全体像を描き出す日本初のシリーズ、第10弾。 総論 始まりとしてのギリシア 1 最初の哲学者たち 2 エレア学派と多元論者たち 3 ソフィスト思潮 4 ソクラテス 5 小ソクラテス学派 6 プラトン 7 アリストテレス 8 テオプラストスと初期ペリパトス学派
本書は、哲学の歴史を「魂の哲学」から「意識の哲学」、「言語の哲学」を経て「生命の哲学」へと展開するストーリーとして描いています。古代から21世紀までの人間の思考と精神の営みを探求し、ヘーゲルやシュペングラー、ローティを超えた新たな哲学史を提示します。著者は伊藤邦武で、京都大学で学び、教授を務めた経験があります。
この文章は、キルケゴールの晩年の思索を通じて、絶望という「死にいたる病」を分析し、キリスト教界の欺瞞を批判しながら、有限なる自己と無限なる神との関係を探求する内容です。現代人の自己疎外の問題に迫り、精神の教化と覚醒を促すことを目的としています。目次には、絶望の定義とその罪としての側面が示されています。
フェルディナン・ド・ソシュールの『一般言語学講義』の新訳が登場しました。この書籍は1906年から1911年にかけてのソシュールの講義をまとめたもので、言語学や現代思想に大きな影響を与えています。新訳は原著の内容を忠実に反映しつつ、現代の言語学の知見を取り入れ、読みやすさを追求しています。内容は言語学の歴史、言語の構造、音韻論、共時・通時言語学、言語地理学など多岐にわたります。著者は名古屋大学の町田健教授で、専門は言語学です。
フーコーの重要な著作が42年ぶりに新訳され、彼の方法論が伝統的な思想史から解放された「考古学」として再評価される。内容は、言説の規則性や考古学的記述に焦点を当て、従来の思考を根本的に転換させることを目指している。著者は20世紀の重要な思想家フーコーであり、翻訳者は明治学院大学の教授慎改康之。
アルバート・エリスが提唱する自己改善メソッドを紹介した本です。内容は、モヤモヤやイライラを解消するための思考法や行動法、自己受容の重要性、最悪の状況を想定することで動揺を減らす方法などを含んでいます。最終的には、幸せは自分自身で作り出すことができるというメッセージが伝えられています。
この書籍は、センター試験・倫理の形式で西洋思想を学ぶための内容で、ソクラテスからウィトゲンシュタインまでの重要な哲学的テーマを厳選した20問を通じて解説しています。著者は哲学の基本を楽しく理解できるように工夫しており、古代から近代、そして批判的な哲学の流れを網羅しています。著者は東京大学哲学科卒のライター・編集者、斎藤哲也氏です。
この入門書は、古代から現代までの哲学の流れや近代日本の哲学、主要な哲学的テーマを網羅しています。見開き2ページで各トピックを解説しており、全体の流れを理解しつつ個別の学びが可能です。現代的なテーマとしてSTS(科学技術社会論)、子どもの哲学、クィア・LGBT、アフォーダンスなども取り上げています。著者は東京大学、阪大、慶應義塾大学の教授たちです。
14歳からの「考える」のための教科書。「自分とは何か」「死」「家族」「恋愛と性」「メディアと書物」「人生」など30のテーマ。 今の学校教育に欠けている14歳からの「考える」の為の教科書。「言葉」「自分とは何か」「死」「家族」「社会」「理想と現実」「恋愛と性」「メディアと書物」「人生」等30のテーマ。 人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある。 言葉、自分とは何か、死、心、他人、家族、社会、理想と現実、友情と愛情、恋愛と性、仕事と生活、本物と偽物、メディアと書物、人生、善悪、自由など、30のテーマを取り上げる。 Ⅰ 14歳からの哲学[A] 1 考える[1] 2 考える[2] 3 考える[3] 4 言葉[1] 5 言葉[2] 6 自分とは誰か 7 死をどう考えるか 8 体の見方 9 心はどこにある 10 他人とは何か Ⅱ 14歳からの哲学[B] 11 家族 12 社会 13 規則 14 理想と現実 15 友情と愛情 16 恋愛と性 17 仕事と生活 18 品格と名誉 19 本物と偽物 20 メディアと書物 Ⅲ 17歳からの哲学 21 宇宙と科学 22 歴史と人類 23 善悪[1] 24 善悪[2] 25 自由 26 宗教 27 人生の意味[1] 28 人生の意味[2] 29 存在の謎[1] 30 存在の謎[2]
この書籍は、社会における権力、快楽、知の関係を探求し、フーコーの考古学的アプローチを通じてその構成と成立を明らかにしています。目次には、ヴィクトリア朝の人間像、抑圧の理論、性に関する科学、性的欲望のメカニズム、死と生に対する権力の関係が含まれています。
本書は、近代言語学の父フェルディナン・ド・ソシュールの思想を探求し、残された手稿や講義ノートをもとに彼の言語学と文化記号学を復元します。ソシュールは、言語が指し示す実体がなく、差異のみが存在することを示し、これに基づいて文化や社会の幻想性を解明します。彼の影響は構造主義やポスト構造主義に及び、言語、読み、書き、生きることの関係を再考させる内容となっています。
ロールズ以降の正義論に根本的な反省を迫り、フェミニズム理論や多文化主義論に多大な影響を与え続ける政治哲学の古典的名著。 ロールズ以降の正義論に根本的な反省を迫り、フェミニズム理論や多文化主義論に多大な影響を与え続ける政治哲学の古典的名著。差異を肯定する民主主義を提唱。 自分と異なる他者への嫌悪や抑圧は、差異を取り除き、同一にすればなくなるのだろうか。正義の分配的パラダイムの限界を指摘し、性や人種、年齢や文化などの差異を認知して肯定する都市の公衆と民主主義にこそ、著者は希望を見いだす。差異と正義に関する社会的・規範的な理論としてもはや古典とされる、政治哲学者ヤングの主著ついに翻訳。 謝辞 序章 第1章 分配的パラダイムを置き換える 第2章 抑圧の五つの側面 第3章 反乱と福祉資本主義社会 第4章 不偏性と公民的公衆の理想 第5章 身体の序列化とアイデンティティの政治 第6章 社会運動と差異の政治 第7章 アファーマティブ・アクションと能力という神話 第8章 都市生活と差異 エピローグ 国際正義 訳者あとがき 参考文献 索引
本書は「創造」と「狂気」の深い関係を2500年にわたる思想史を通じて探求する。プラトンやアリストテレスから始まり、デカルト、カント、ヘーゲルを経て、ラカン、デリダ、ドゥルーズに至るまでの哲学的議論を明快に描写。著者は、創造性を促進するためには「クレイジー」な人物を雇うべきだというビジネス界の見解を背景に、歴史的な視点からこのテーマを掘り下げている。著者は精神病理学の専門家であり、思想の展開を通じて新たな理解を提供することを目指す。
この作品は、アリストテレスが「自然学者」と位置づけたソクラテス以前の哲学者たちが、神や自己の内的世界、社会問題に関心を持っていたことを探求しています。タレス、ピュタゴラス、ヘラクレイトスなどの思想を詳細に分析し、彼らの言葉の真価を明らかにすることを目的としています。内容は二部構成で、第一部では哲学者たちの思想を、第二部では彼らの著作の断片を紹介しています。
指針なき現代にこそ響く最強の古典!資本主義の本質を見抜き、日本実業界の礎となった渋沢栄一が、生涯を通じて貫いた経営哲学とは。 1番読みやすい現代語訳! 60万部突破!! いまこそ全ての日本人必読! 最強の古典 2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」主人公! 新1万円札の顔に決定! 指針なき現代においてわたしたちは「どう働き」「どう生きる」べきか? 迷ったとき、いつでも立ち返りたい原点がここにある!! 各界のトップ経営者も推薦! 岩瀬大輔氏 「あなたの仕事観を変える本。東洋の叡智がここにある! 」 佐々木常夫氏 「資本主義に対する彼の思想は、時代や国境を越えている」 新浪剛史氏 「“道徳に基づいた経営"という発想には学ぶべきことが多い」 資本主義の本質を見抜き、日本実業界の礎となった渋沢栄一。 「論語」とは道徳、「算盤」とは利益を追求する経済活動のことを指します。 『論語と算盤』は渋沢栄一の「利潤と道徳を調和させる」という経営哲学のエッセンスが詰まった一冊です。 明治期に資本主義の本質を見抜き、約480社もの会社設立・運営に関わった彼の言葉は、ビジネスに限らず、未来を生きる知恵に満ちています。 第1章:処世と信条 第2章:立志と学問 第3章:常識と習慣 第4章:仁義と富貴 第5章:理想と迷信 第6章:人格と修養 第7章:算盤と権利 第8章:実業と士道 第9章:教育と情誼 第10章:成敗と運命 なぜいま『論語と算盤』か(本書「はじめに」より抜粋) ここで現代に視点を移して、昨今の日本を考えてみると、その「働き方」や「経営に対する考え方」は、グローバル化の影響もあって実に多様化している。「金で買えないモノはない」「利益至上主義」から「企業の社会的責任を重視せよ」「持続可能性」までさまざまな価値観が錯綜し、マスコミから経営者、一般社員からアルバイトまでその軋轢の中で右往左往せざるを得ない状況がある。そんななかで、われわれ日本人が、「渋沢栄一」という原点に帰ることは、今、大きな意味があると筆者は信じている。この百年間、日本は少なくとも実業という面において世界に恥じない実績を上げ続けてきた。その基盤となった思想を知ることが、先の見えない時代に確かな指針を与えてくれるはずだからだ。 第1章:処世と信条 第2章:立志と学問 第3章:常識と習慣 第4章:仁義と富貴 第5章:理想と迷信 第6章:人格と修養 第7章:算盤と権利 第8章:実業と士道 第9章:教育と情誼 第10章:成敗と運命 十の格言 渋沢栄一小伝 『論語と算盤』注 参考図書
多くの経営者がバイブルとして挙げることの多い「論語と算盤」。明治維新後多くの企業を立ち上げて日本国を強くしてきた渋沢栄一の経営哲学が学べる。論語と算盤、すなわち今で言うとアートとサイエンス。この2つの両輪なくして経営は成り立たないしインパクトのある仕事はできない。常に渋沢栄一の経営哲学を頭に入れて日々過ごしていきたい。
この書籍は、ロラン・バルトの『零度のエクリチュール』の新訳で、彼の批評家としての登場を明らかにし、詳細な註釈が付されています。目次には、エクリチュールの定義や政治的、文学的側面、文体についての考察が含まれています。著者バルトは1953年にこの作品を発表し、現代思想に大きな影響を与えました。訳者の石川美子はフランス文学の専門家で、明治学院大学の教授です。
ハイデガーの「存在の思索」に寄り添いつつ、人類にとって原初の思索・哲学を「みずみずしい姿」で復活させ、従来のギリシア哲学観に変更を求めるとともに、そこから西洋哲学一般、近代科学、人間の思考のあり方そのものに疑問を呈する、過激にして痛烈な現代文明批判の書(上下巻)。 まえがき 本書(上巻)に登場する主な哲学者 生没年早見表 紀元前5世紀ごろのギリシアと周辺諸国地図 第1講 ギリシア哲学俯瞰 言語について 本講義の記述方針 第2講 ミレトスの哲学者(Ⅰ) タレス 哲学者、タレス。 タレスの哲学 コラム:逸話 第3講 ミレトスの哲学者(Ⅱ) アナクシマンドロス アナクシマンドロス哲学の原理 ヒューマニズムを徹底的に超える哲学 アナクシマンドロス、自然の境内に住まう。 第4講 ミレトスの哲学者(Ⅲ) アナクシメネス 哲学者、アナクシメネス。 アナクシメネスの自然哲学 コラム:太古的概念「ピュシス」 第5講 ピュタゴラス 哲学者、ピュタゴラス。 ピュタゴラスとテラトポイイア 第6講 アルキュタス ギリシア世界に確信を持つ哲学者、アルキュタス。 アルキュタスの哲学 コラム一:ピュタゴラス教団 コラム二:ピュタゴラス派の数形而上学 第7講 ヘラクレイトス ロゴスvs主観性 ヘラクレイトスの自然哲学 コラム一:世界大火 コラム二:ヘラクレイトスの出自と著作 第8講 エレア派(Ⅰ) 故郷喪失の哲学者クセノパネス クセノパネスの神観 クセノパネスの哲学 コラム:漂白の哲学者クセノパネス 第9講 エレア派(Ⅱ) パルメニデス(其の一) 天才も存在の構造を脱しえず、パルメニデス。 古代のパルメニデス評価 第10講 エレア派(Ⅲ) パルメニデス(其の二) 近代のパルメニデス解釈史、ないしは誤解史 再び歴史的存在としてのパルメニデスに コラム:哲学者パルメニデス 第11講 エレア派(Ⅳ) ゼノンとメリッソス (1)ゼノン 哲学者、ゼノン。 ゼノンの哲学 (2)メリッソス 第12講 エンペドクレス 哲学者エンペドクレス エンペドクレスの自然哲学 コラム:アクラガスの哲学者エンペドクレス 第13講 アナクサゴラス 伝統の哲学者、アナクサゴラス。 アナクサゴラスの自然哲学 コラム:クラゾメナイの哲学者アナクサゴラス 第14講 デモクリトス 哲学者、デモクリトス。 原子論哲学概観 第15講 ハイデガーと原初の哲学者たち――アナクシマンドロス、ヘラクレイトス、パルメニデス―― 初期ギリシアに対するハイデガーの基本スタンス アナクシマンドロス ヘラクレイトス パルメニデス 回顧と展望 人名索引
この書籍は、ロマン・ヤコブソンの多岐にわたる言語学的な業績を紹介しており、ロシア・フォルマリズムから構造主義、文化記号論に至るまでの批判的思考を探求しています。ヤコブソンは、日常生活の惰性を批判し、新しいものを求め続けたことで知られ、一般言語学や詩学、記号論など様々な分野に影響を与えました。著者は、ヤコブソンの生涯とそのアヴァンギャルドな精神を理解するための重要な資料です。
哲学はどのように始まったのか? ギリシア哲学史の枠組みを根底から見直し、新たな視点で哲学者たちの思索を一望する記念碑的通史。 古代ギリシアで哲学はどのように始まったのか。近年の研究成果を踏まえギリシア哲学史の枠組みを見直し、哲学者たちの思索を新たな視座から一望する記念碑的通史 全てはここから始まる―― 古代ギリシアで哲学はどのように始まったのか。 人間と社会と自然を根源から問い、わたしたちの生き方・考え方を形作った知の原点。 近年の研究成果を踏まえギリシア哲学史の枠組みを見直し、哲学者たちの思索を新たな視座から一望する記念碑的通史! はじめに 第Ⅰ部 ギリシア哲学史序論 序章1 ギリシア哲学とは何か 1 ギリシア哲学史の哲学的意義/2 ギリシア哲学史の規定/3 ギリシア哲学史の四期区分 序章2 ギリシア哲学資料論 1 古代ギリシア哲学資料の概要/2 中世写本の伝承とテクスト校訂/3 パピュロス断片、金石文/4 断片集の編集 第Ⅱ部 初期ギリシア哲学 A ギリシア哲学の他者 1 エジプト/2 メソポタミア/3 叙事詩の伝統 B 総論 初期ギリシア哲学の枠組み C イオニアでの探究 序 探究(ヒストリアー)の成立 第1章 タレス ――最初の哲学者 1 人物と著作/2 知者/3 自然の探究/4 受容 第2章 アナクシマンドロス ――始源の探究 1 人物と著作/2 無限という始源/3 宇宙論/4 受容 第3章 アナクシメネス ――空気の変容 1 人物と著作/2 空気という始源/3 受容 第4章 クセノファネス ――神を語る詩人哲学者 1 人物と著作/2 酒詩と自然探究/3 神への視点/4 人間の認識/5 受容 第5章 ヘラクレイトス ――謎かけるロゴス 1 人物と著作/2 知への挑発/3 一なる万物/4 人間の生き方/5 受容 D イタリアでの探究 序 イタリアへの伝播 第6章 ピュタゴラス ――魂の教導者 1 人物と資料/2 生の教導/3 哲学の創始/4 受容 第7章 パルメニデス ――「ある」の衝撃 1 人物と著作/2 詩の序歌/3 真理の道/4 思い込みの道/5 受容 第8章 エレアのゼノン ――パラドクスの創出 1 人物と著作/2 逆説/3 受容 第9章 エンペドクレス ――浄化の宇宙詩 1 人物/2 著作/3 浄め/4 自然について/5 詩による真理の体験/6 受容 第10章 フィロラオス ――無限と限定の調和 1 人物と著作/2 ピュタゴラス派哲学の理論化/3 受容 第11章 アルキュタス ――数学者にして政治家 1 人物と著作/2 数学と哲学/3 受容 E イオニアでの自然哲学 序 イオニアの伝統 第12章 メリッソス ――一元論の展開 1 人物と著作/2 「ある」の一元論/3 受容 第13章 アナクサゴラス ――万物の秩序と知性 1 人物と著作/2 万物の混合/3 知性による宇宙生成/4 天体から生物まで/5 受容 第14章 レウキッポスとデモクリトス ――原子論の成立> 1 人物と著作/2 原子論/3 認識論/4 倫理的箴言/5 受容 第15章 アポロニアのディオゲネス ――自然一元論の復活 1 人物と著作/2 空気の一元論/3 受容 第Ⅲ部 古典期ギリシア哲学 A 総論 古典期ギリシア哲学の枠組み B ソフィスト思潮とソクラテス 序 ソフィストをめぐる知的活況 第16章 プロタゴラス ――最初のソフィスト 1 人物と著作/2 徳の教育/3 人間尺度説と神不可知論/4 受容 第17章 ゴルギアス ――言論の力 1 人物と著作/2 言論の技術/3 無の論証/4 受容 第18章 アンティフォン ――弁論の挑発 1 人物と著作/2 弁論術の教育/3 ノモスとフュシス/4 受容 第19章 ソクラテス ――対話による生の吟味 1 人物/2 資料/3 対話と不知/4 徳と知/5 受容 第20章 プロディコス ――言葉の正しさ 1 人物と著作/2 言葉の探究/3 神々について/4 受容 第21章 ヒッピアス ――記憶の博捜 1 人物と著作/2 オリンピック競技会と博識/3 受容 C ソクラテス文学とプラトン 序 ソクラテス文学とソクラテス派 第22章 アンティステネス ――ソフィストとソクラテスのハイブリッド 1 人物と著作/2 弁論術と哲学/3 倫理説/4 言語論/5 受容 第23章 アリスティッポス ――快楽主義の創始者 1 人物と著作/2 快楽の現実主義/3 受容 第24章 プラトン ――対話篇と学園の哲学 1 人物/2 著作/3 解釈の枠組み/4 魂とイデア/5 ディアレクティケー/6 受容 第25章 クセノフォン ――有為な人間の教育 1 人物と著作/2 立派な生と教育/3 受容 第26章 イソクラテス ――弁論と哲学の一致 1 人物と著作/2 弁論術の教育/3 スタイルの実験/4 受容 D アカデメイアとアリストテレス 序 アテナイの哲学学校 第27章 スペウシッポス ――イデアなき多元と分割 1 人物と著作/2 イデア論否定と数学/3 類似性の分類論/4 受容 第28章 クセノクラテス ――イデアと数の一致 1 人物と著作/2 宇宙論的存在論/3 受容 第29章 ヘラクレイデス ――バロックの学問と文学 1 人物と著作/2 文学と対話篇/3 哲学議論の応酬/4 受容 第30章 アリストテレス ――あらゆる学問知識の探究 1 人物/2 著作/3 学問と方法/4 言葉から実在へ/5 自然から形而上学へ/6 人間の幸福/7 受容 第31章 テオフラストス ――自然と人間の観察者 1 人物/2 著作/3 自然学と植物論/4 形而上学/5 性格論/6 受容 第32章 シノペのディオゲネス ――犬と呼ばれた哲学者 1 人物と資料/2 逸話による哲学/3 価値の転倒/4 受容 注 あとがき 参考文献 ギリシア哲学史関連年表 人名索引 事項索引
この書籍は、対話形式と1コママンガを用いたニーチェ入門書で、わかりやすく哲学を紹介しています。内容は、哲学の意義やニーチェの思想(ニヒリズム、道徳、死の意味など)を通じて、前向きな生き方を提案しています。著者は飲茶で、哲学の学びが人生にどのように役立つかを探求しています。
ソクラテスからデリダまで古典・名著の精粋を抄訳,直接に原典を読むことを通して哲学することの魅惑と苛烈さに誘なう.簡潔な概説とともに,西洋哲学史を一望することができるアンソロジー.巻末に邦訳文献を紹介,教養課程のテキストに最適. 【執筆者】山本巍,今井知正,宮本久雄,藤本隆志,門脇俊介,野矢茂樹,高橋哲哉 第一章 古代哲学 序 哲学の始めと「始め」の哲学 1 ソクラテス以前の哲学 a ミレトス学派 b ヘラクレイトス c パルメニデス d エンペドクレス e デモクリトス 2 アテナイ盛期の哲学 a ソクラテス b プラトン c アリストテレス 3 ヘレニズム期の哲学 第二章 中世哲学 序 旅人の帰郷の哲学 1 キリストと教父たち a 教父哲学の胎動 b 初期教父時代 c 盛期教父時代 d 晩期教父時代 2 学僧たち a 初期スコラ哲学 b 中期スコラ哲学 c 盛期スコラ哲学 d 晩期スコラ哲学 結び 中世哲学の遺産と今日的問い 第三章 近代哲学 序 ヒューマニズムの哲学 1 近代理性の哲学 a デカルト b スピノザとライプニッツ 2 イギリス経験論 a ロック b バークリー c ヒューム 3 ドイツ観念論 a カント b ヘーゲル 第四章 現代哲学 序 実体主義から機能主義へ 1 ニーチェ 2 プラグマティズム 3 論理的言語分析の哲学 a フレーゲ b ラッセル c 前期ウィトゲンシュタイン d 論理実証主義 4 現象学とその周辺 a フッサール b ハイデッガー c ベルクソンからフランス現象学へ 5 分析哲学 a 後期ウィトゲンシュタイン b オースティン c クワイン 6 ヨーロッパ哲学の現在 a ドイツ哲学 b フランス哲学 あとがき/邦訳文献一覧/人名索引
セネカの代表作3篇を収録した新訳本で、内容は以下の通りです。『生の短さについて』では、人生を浪費せずに活用する重要性を説き、『心の平静について』では心の安定を得る方法を探ります。『幸福な生について』では、快楽よりも徳が幸福の鍵であると主張しています。
この文章は、著書の目次と著者情報を紹介しています。目次では、信仰と知の調和をテーマにした哲学者や思想の流れが列挙されており、アレクサンドリアの神学から始まり、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、オッカムなどの重要な哲学者が含まれています。著者は慶應義塾大学教授の中川純男で、1948年に広島県で生まれ、京都大学大学院を修了しています。
本書は、重要な哲学者の思想を平易に解説し、原典資料を集めた手引き書である。内容は古代から現代にかけての哲学の流れをカバーしており、著者たちは各分野の専門家である。
日々起きる事件や問題発言をめぐってネットユーザーは毎日のように言い争っている。諍いを生み出す社会やメディアのあり方を考える。 日々起きる事件や出来事、問題発言をめぐって、ネットユーザーは毎日のように言い争っている。終わりのない諍いを生み出す社会やメディアのあり方を考える。 日々起きる事件や出来事、問題発言をめぐって、ネットユーザーは毎日のように言い争っている。終わりのない諍いを生み出す社会やメディアのあり方を考える。 そして誰も何も言えなくなった―― キャンセルカルチャー、テキストコミュニケーションの困難、 入り乱れ矛盾する「公共性」、陰謀論とフェイクニュース、 シニカルな勘繰り、分断と無関心…終わりのない論戦。 「炎上」を経験したメディア社会論者が分析。 日々起きる事件や出来事、問題発言をめぐって、 ネットユーザーは毎日のように言い争っている。 他人が許せないのは、対話が難しいのはなぜか。 物事の見え方に違いが生まれるのはなぜなのか。 背景にある社会やメディアのあり方を考える。 ・ネット上のコミュニケーションがうまくいかない社会的背景、構造的問題を丁寧に解説 ・SNS上で議論になっているトピックの論点がわかる ・ネットを超えた社会の政治的対立についてもわかる ・SNSとの付き合い方を見直したくなる ・ネットに疲れている、なのに見ずにはいられない方は必読 第一章 「表現の自由」をめぐる闘争 …アニメの感想を書いたら炎上した実体験 第二章 ソーシャルメディアの曖昧さと「権力」 …メッセージ解釈はいかにしてズレていくか 第三章 エコーチェンバーの崩壊と拡大する被害者意識 …①カテゴリー思考 ②単純化 ③怒りの増幅 第四章 「不寛容な寛容社会」とマスメディア批判 …快適な社会のパラドクス、新たな迷惑行為の発見 第五章 二つの沈黙、二つの分断 …「ヘタなこと言うくらいなら黙っておくか…」という心理 終 章 単純さと複雑さのせめぎ合い …他者の目に映る世界を眺めてみるということ
古代ギリシアにおけるデモクラシーの誕生から19世紀までの政治思想の流れを平易に説明したテキスト。 古代ギリシアにおけるデモクラシーの誕生以来の政治思想の流れを平易に説明したテキスト。政治的人文主義や共和主義といった,近年活発に議論されている考え方を盛り込み,グローバル・ヒストリーの時代にふさわしい新しい政治思想史を構想する。 はじめに 政治思想史とは何か 第1章 古代ギリシアの政治思想 第2章 ローマの政治思想 第3章 中世ヨーロッパの政治思想 第4章 ルネサンスと宗教改革 第5章 17世紀イングランドの政治思想 第6章 18世紀の政治思想 第7章 米仏二つの革命 第8章 19世紀の政治思想 結 章 20世紀の政治思想