本日は、お日柄もよく (徳間文庫)
OLの二ノ宮こと葉は、幼なじみの厚志の結婚式で感動的なスピーチを聞き、伝説のスピーチライター久遠久美に弟子入りする。彼女は久美の教えを受け、野党のスピーチライターとして活躍することになる。感動と成長を描いたお仕事小説。著者は原田マハ。
感動が止まらない!!スピーチライターを題材にした小説。作品中のスピーチ部分に感動して、作品全体を読むのにも感動するので、二重に感動する作品になっている。まさに感動の嵐だ。日米の政権交代を舞台にした実話なのかと思わせるような展開がたまらなく良い。著者自身が本物のスピーチライターなのかと思ってしまうほど小説を越えた小説に仕上がっている。原田マハの操る言葉の魅力にまいってしまう。原田マハの作品は多彩でジャンルが幅広い。良い作品ばかりだけど、一番の作品はこの作品かな♪
政治的な要素もある作品なのでもしかすると好みが分かれるかもしれませんが、個人的にはフィクションの娯楽作品として深く考えず楽しく読みました。ひょんなことからスピーチライターに抜擢されたOLがお仕事に恋愛にと奔走する、気軽に楽しめる良い作品だと思います。
安定の読みやすい文章でした。言葉は人を熱くさせますね!プロのスピーチライターとして成長していく様子を描いたお仕事小説でした。この話を読んで言葉を容易に発信できる今こそ言葉の重さにみんな気付いてほしいと思いました。いい物語に出逢えたことに感謝いたします。