【2023最新】「美術館」のおすすめ本!人気ランキング
- 鑑賞のための西洋美術史入門 (リトルキュレーターシリーズ)
- 武器になる知的教養 西洋美術鑑賞
- 絵を見る技術 名画の構造を読み解く
- ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)
- 楽園のカンヴァス (新潮文庫)
- 東京藝大で教わる西洋美術の見かた (基礎から身につく「大人の教養」)
- 366日の西洋美術 (366日の教養シリーズ)
- たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)
- いちばん親切な 西洋美術史
- マンガで教養 はじめての西洋絵画 (マンガで教養シリーズ)
親しみやすい西洋美術史の解説書 ギリシャ美術から現在進行形の美術の歴史をコンパクトに読みやすくまとめた、美術鑑賞のための入門書です。 いろいろな美術の解説書では知っている前提の専門用語や美術の概念、よく出てくる言い回しを引っ張り出して、Q&Aで誰にでもわかる言葉で説明しています。 Qヘレニズム的って、どういうことですか? Aギリシャ彫刻の理想化された肉体のことです Qなぜロココはイギリスに根付かなかったの? Aフランスの軽薄さが悪趣味に見えて合わなかったのでしょう。 本文に加えてはみ出し情報もとてもためになります。ふたりの学芸員さんのおしゃべり、美術に全く興味の無かったネコさんの素直な質問。これらは読者の理解をグッと身近で立体的にしてくれます。 ギリシャ美術から現在進行形の美術の歴史をコンパクトに読みやすくまとめた、美術鑑賞のための入門書。専門用語や美術の概念、よく出てくる言い回しを、Q&Aで誰にでもわかる言葉で説明しています。 紀元前5000年〜0年 ギリシア美術、ローマ美術 紀元0年〜10世紀 初期キリスト教美術、ビザンティン美術、初期中世の美術 11〜14世紀 ロマネスク美術、ゴシック美術、国際ゴシック美術 15〜16世紀 初期ルネサンス美術、盛期ルネサンス美術、マニエリスム、北方ルネサンス 17〜18世紀 バロック美術、ロココ美術 19世紀 新古典主義、ロマン主義、写実主義、印象派、新印象主義 1900年〜現在 後期印象派、ポン・タヴェン派、ナビ派、象徴主義 フォーヴィスム、ドイツ表現主義、キュビスム、未来派 オルフィスム、絶対主義、構成主義、デ・スティル 幾何学的抽象、抽象芸術、エコール・ド・パリ 素朴派、ダダイズム、形而上絵画、シュルレアリスム 抽象表現主義、ネオ・ダダ、ポップ・アート、1960年以降の美術
【同じ絵を見ても、プロと素人では、見ているところが違っていた!?】 ・この絵の主役はどこ? ・なぜ、この絵に惹きつけられるのだろう? ・前情報なしに絵を見たとき、どう目を動かしたらいいの? ・バランスや構図が良いとか悪いとか、みんな何を見て言っているの? ちゃんと絵の中にヒントがあるんです。 センスがなくても、知識がなくても、目の前の絵画を「自分の目で見る」、 そして「良し悪しを判断する」ことは、できるんです。 謎を解くカギは、ぜんぶ絵の中にあります。 絵の研究は、「意味」と「形」の二本柱。 この本では、これまであまり触れられてこなかった、「造形」(線や色やバランスや構図)の面から歴史的名画を見ていきます。 描かれたモノを「見る」ためには、少し見方を訓練していないと気づかないものです。 ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ルーベンス、 ベラスケス、フェルメール、ゴッホ、セザンヌ―― 超有名なあの名画、知られざるあの傑作、 どう見たらいいか迷う抽象絵画、20世紀を代表する写真まで―― たくさんのカラー作品を練習問題に、初歩の初歩から階段を上がっていきます。 はじめて見る絵でも、パズルを解くようにスルスルと絵を読み解いていく面白さ、 味わってみませんか? 「どういう絵に対しても使える本書で紹介した絵の見方は、 コンパスのような役割を果たしてくれるはず。 名画がどうして名画と呼ばれるのか。 今まで見ようとしなかった真実が、きっと見え始めるでしょう」――著者 ■序 章 君は見ているけど、観察していないんだ、ワトソン君――ビジュアル・リテラシー 名画をちゃんと見られるようになりたい! 「見る」と「観察」の違い/「目の動かし方」が違った! /形を見ることが意味を知ることにつながる この本で見えるようになること センスとは何か/これまで提案されてきた「絵の見方」 /「絵ってそうなっていたんだ」が分かる /「この世は誰も観察しようともしないけど明らかなことに満ちている」 ■第1章 この絵の主役はどこ?――フォーカルポイント 絵の主役、「フォーカルポイント」の探し方 なぜ目立つの?/光を探せ!/線はどこに集まっているのか? /隠れたフォーカルポイント 集中と分散 新たな疑問――焦点が二つある絵? 準主役の投入/二つのフォーカルポイントをどうやって結ぶ? ■第2章 名画が人の目をとらえて放さないのはなぜか?──経路の探し方 名画は「角」を避けている――周回路 四つの角に潜む引力/周回型の経路の「形」 画面の両サイドにも危険が潜む――ジグザグ経路 ストッパーを置く/水平方向にジグザグさせる/S字カーブを描く 大事なものから放たれる視線――放射型の経路 ・集中線型/・十字型/・クラッカー型 視線誘導の細かな工夫 親切にも入口と出口がある絵/見えないつながりが見えてくる /二次元と奥行きとを複眼的に見る/経路が一番の見どころの絵 ■第3章「この絵はバランスがいい」ってどういうこと?――バランスの見方 線のバランス――リニア・スキームで見る 絵の雰囲気と構造線/カーブする構造線/縦線は横線を求める /横線や斜線だって悩みがある/両サイドの法則/リニア・スキームと印象 バランスは名画の絶対条件――左右対称の絵 フォーカルポイントを真ん中に置いて何がいけないの?/左右の重さを天秤にかける/ 左右対称に潜む危険/左右にフォーカルポイントが分裂 ラファエロを乗り越えて――左右非対称の絵 フォーカルポイントを真ん中以外に置く/小さくても「効く」理由/ シーソーだけじゃないバランスの取り方――竿秤/なぜバランスを取るの? ■第4章 なぜ、その色なのか?──絵具と色の秘密 絵画は「物質」でできている ゴッホの手紙は間違っていなかった?/そもそも絵具って何?/マリアの服はなぜ青い? /青の発明という大革命/土気色から極彩色へ カラー・スキームを見よう! 名画は白黒でもちゃんとしてる/明暗の見方/鮮やかな色か濁った色か/ 鮮やかさと陰影のつけ方/色の取り合わせとその効果/色で埋め尽くした絵は? /歴史的な影響を踏まえて色を見る ■第5章 名画の裏に構造あり──構図と比例 右は左より格上?――位置が明かす力関係 画面の上下問題/画面の左右問題/異時同図法/構図の定石 名画に隠された十字線と対角線 名画にはどうして秩序があるのか/秩序と自然は相反する 注目すべきは½と⅓と¼――等分割パターン まとまった形やリーディングラインに活用する/「三分の一の法則」の由来 /見分けられないとダメ? 等分割以外のマスター・パターン――正方形・直交・黄金比 長方形の中の正方形――ラバットメント・パターン /90度という角度の魅力――直交パターン/名画と黄金比――黄金分割パターン ラファエロ『アテネの学堂』――四等分に隠された深い意味 *ルート矩形について ■第6章 だから、名画は名画なんです 絵の表面的な特徴が統一感を生む 輪郭線はあるか?/疎か密か/仕上げの質感の違い/形の反復――フラクタル /主要ポイントを一致させる/傾きを揃える 『ウルビーノのヴィーナス』の秘密 何が見えますか?/フォーカルポイントはどこ? /視線誘導――視線の流れで物語が明らかに/バランス――お椀のようなヴィーナス /色――主役はヴィーナスの肌/配置――いまや定番となったポーズ 総合的に分析してみよう――ルーベンス『キリスト降下』 自由な感想と客観的な分析
モネ、マティス、ドガ、セザンヌ。19世紀から20世紀にかけて活躍した美の巨匠たちは何と闘い、何を夢見たのか。彼らとともに生きた女性たちの視点から色鮮やかに描き出す短編集。(解説/馬渕明子)
これが藝大の美術史だ。作品のメッセージを読み解いて鑑賞眼を鍛える! 本書は、東京藝術大学で実際に行われている 講義に基づいて作られた西洋美術の入門書です。 通史的に作品を概説するのではなく、 著者の視点で選んだ個々の作品について、 そこに込められたメッセージをわかりやすく読み解きます。 クローズアップや補助線の導入など、 読者の理解を助けるビジュアルも多用。 楽しみながら、知らず知らずのうちに 鑑賞眼が鍛えられることを意図しています。 カルチャー・センターなどでは学べない作品も多数掲載。 1. 序章/古典古代と中世の西洋美術 ルネサンス アルプスの南と北で 2. ジョット/ルネサンスの最初の光 3. 初期ネーデルラント絵画1/ロベルト・カンピンの再発見 4. 初期ネーデルラント絵画2/ファン・エイク兄弟とその後継者たち ルネサンスからバロックへ 天才たちの時代 5. ラファエッロ/苦労知らずの美貌の画家 6. デューラー/ドイツルネサンスの巨匠 7. レオナルド/イタリアとドイツで同時に起きていた「美術革命」 8. カラヴァッジョ/バロックを切り開いた天才画家の「リアル」 9. ピーテル・ブリューゲル(父)/中世的な世界観と「新しい風景画」 古典主義とロマン主義 国際交流する画家たち 10. ゲインズバラとレノルズ/英国で花開いた「ファンシー・ピクチャー」 11. 19世紀のローマ1/「ナザレ派」が巻き起こした新しい風 12. 19世紀のローマ2/アングルとその仲間たち 13. ミレイとラファエル前派/「カワイイ」英国文化のルーツ 14. シャルフベックとハマスホイ/北欧美術の「不安な絵画」 15. ヴァン・デ・ヴェルデ/バウハウス前夜のモダニズム
1月1日から12月31日まで1日1名画、西洋絵画の見方を多方面から解説。1日5分で美術鑑賞の基礎知識がみるみる身につきます。 ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ゴッホ、フェルメール、クリムト、モネ、セザンヌ、ブリューゲル、ルーベンス、ゴーギャン、ミュシャ、ムンク...など、世界の画家の代表作を一挙掲載! 1月1日から12月31日まで1日1名画、西洋絵画の見方を多方面から解説。閏年の2月29日にも対応し、世界の名画を366作品取り上げます。 1週間で7つの切り口。(①美術史②主題③ジャンル④画家の逸話⑤画報・技法⑥謎・フェイク⑦周辺)1日5分で美術鑑賞の基礎知識がみるみる身につきます。
本書は西洋美術入門者の方にもわかるよう、絵画やそれにまつわる写真などを大きく、ふんだんに掲載し、難しい用語にはルビを付け、丁寧に解説しています。エジプト・メソポタミアに始まり、古代ギリシャ、ルネサンス・バロック・ロココに印象派などから、世紀末美術を経て、現代美術、その後の展開まで、美術史の全体像をしっかり学びながら、楽しく西洋美術を学べる一冊です。 西洋美術入門者の方にもわかるよう、絵画やそれにまつわる写真などを大きく、ふんだんに掲載。楽しく西洋美術を学べる一冊。
全世界800万部の大ベストセラー、絶賛の美術書。洞窟壁画から現代美術まで美術の流れが驚くほどわかりやすく入門書にして決定版。 全世界800万部超の大ベストセラー、絶賛の美術書。洞窟壁画から現代美術まで美術の流れが驚くほどわかりやすく、入門書にして決定版。多数のカラー図版と平易な文章であらゆる年代にお薦め。
古代から20世紀末まで、西洋美術の流れをコンパクトにまとめ、図版340点をオール・カラーで掲載。用語解説、カラー年表及び関連地図を添えた、美術愛好者の手引きとして、また、学生の参考書として最適の美術史入門書。 原始美術と古代オリエント美術 ギリシア美術とローマ美術 中世(初期キリスト教美術・ビザンティン美術・初期中世美術 ロマネスク美術・ゴシック美術) イタリア初期ルネサンス美術・15世紀の北方美術 イタリア盛期ルネサンス美術・マニエリスム・北方ルネサンス美術 バロック美術・ロココ美術 近代(新古典主義・ロマン主義・写実主義 印象主義・象徴主義・後期印象主義) 現代
OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター久遠久美の祝辞だった。空気を一変させる言葉に魅せられてしまったこと葉はすぐに弟子入り。久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!目頭が熱くなるお仕事小説。
ルネサンス、印象主義、象徴主義、モダンアート…34人の巨匠を紹介、鑑賞のヒントから画家のプロフィールまで、基本がわかる。 ギリシャ神話からキリスト教へ-古代ギリシャ・ローマ/ロマネスク/ゴシック 西洋絵画の「古典」の完成-ルネサンス/北方ルネサンス/マニエリスム/バロック/ロココ(ボッティチェリ・ヴィーナスの誕生-古代ギリシャ文化と裸体の「復興」を、初々しく宣言 ボッス・快楽の園-"オランダの水木しげる"が描いたゴシック感覚満載の教訓画 ダ・ヴィンチ・モナ・リザ-「世界一有名な名画」にまつわる謎の数々 ほか) 外界の模倣から内面の表現へ-新古典主義/ロマン主義/写実主義/印象主義/象徴主義/アール・ヌーヴォー(アングル・トルコ風呂-新古典主義の巨匠が貫いた"オレ流"の官能美 ドラクロワ・民衆を導く自由の女神-同時代の事件を「熱い」心と筆でリアルに描く ミレー・晩鐘-「農民画家」が描いたフランス人の心の故郷 ほか) 何をどう描いても自由な時代に-エコール・ド・パリ/フォーヴィスム/キュビスム/ドイツ表現主義/未来派と絶対主義・構成主義/抽象主義/ダダイスム/シュルレアリスム(ルソー・私自信、肖像=風景-元祖"天然"ヘタウマ画家の「芸術家宣言」 モディリアーニ・黄色いセーターを着たジャンヌ・エビュテルヌ-夭折の"イケメン画家"が描いた、切ない愛の肖像 シャガール・誕生日-"色彩の魔術師"が描きとめた人生最高の瞬間 ほか)
鑑賞ポイントがひと目でわかり、名画の見方が変わる!磨かれる!西洋美術史を築いた作品を年代ごとに紹介。作品の見所と背景をカラー写真で見える化。巨匠たちの意外なエピソードが満載。美術鑑賞の基礎知識をわかりやすく解説。 名画の見方が変わる!ワンランク上の鑑賞術(ツッコミを入れながら見る 時代やジャンルを問わずなんでも見る くらべながら見る 西洋絵画のお約束を知る) すごさが見える!美術史を築いた名画と画家68選(14〜16世紀 プロト・ルネサンス、ルネサンス 15〜16世紀 北方ルネサンス、マニエリスム 17〜18世紀 バロック、古典主義、ロココ 19世紀 新古典主義、ロマン主義、写実主義 19世紀 印象主義 19〜20世紀 世紀末・20世紀絵画)
年に複数回美術館に足を運ぶ美術ファンは今や国内で1000万人以上いると言われ、日本各地で開催される展覧会の動員数は年々拡大傾向にあります。昨年から今年にかけてはゴッホやフェルメール、ダリ、ミュシャ、ルーベンス、クリムトの過去最大規模となる展覧会が開催され、日本の画家では伊藤若冲や藤田嗣治、現代美術家の草間彌生の過去最大規模の展示がありました。 美術ファンの裾野が広がる一方で、「もっと深く美術史を勉強したい」「アートの見方を知りたい」という声もよく聞きます。美術館ではそうしたニーズに応える各種イベントが開催されていますが、近年は美術研究者や専門家以外の美術関係者による「わかりやすい」「ウラ話的」なトークイベントに人気が集まっています。本書の著者ナカムラクニオ氏は、そうしたイベントに多数出演しています。特に来場者にウケが良いのは、画家の人脈や系譜などを、相関図(チャート)を作って解説することです。チャートを用いることで画家同士の師弟関係や交友関係、ライバル関係までが見えてきて、より広く深く理解できて、新たな興味が広がります。 本書は著者が作成したチャートによって、画家の名前や作品、人脈について簡単かつ総合的に知ることができる、これまでになかった美術入門書です。「画家の成分分析」などには著者独自の新たな見解が含まれています。西洋美術と日本美術の2章構成で、美術史上最大の芸術運動であるルネサンス、日本人からも人気が高い印象派絵画、さらに日本が世界に誇る浮世絵を軸に、美術史の流れをチャートで紐解きます。著者自身による要点を押さえたイラストも、本書の見どころです。 【内容構成】 第1章 西洋美術 ルネッサンス ヨーロッパ全土に及ぶ芸術運動の全貌をチャートで俯瞰 ルネサンス/ロココ年表 ルネサンス画家の人生の浮き沈みがわかるライフチャート 印象派 ルネサンスと印象派の系譜 近代絵画の成分分析〜著名な画家はどんな画家や美術の影響を受けたのか 人気画家のライフチャート〜印象派以降の画家の人生の浮き沈みがわかる 近代美術年表 エコール・ド・パリ、シュルレアリスム、キュビスムなどのアート運動 抽象絵画やポップアートなど近現代絵画の流れを俯瞰する 彫刻の系統樹 近代&現代彫刻 第2章 日本美術 縄文土器・土偶・古墳・埴輪 縄文文化や古代美術を読み解く 浮世絵師 江戸〜幕末までの浮世絵師の系譜と多様性を見ていく 近代日本画/近代洋画家年表 明治以降の日本の美術の流れを知る 注目すべき洋画家・版画家 歴史に埋もれているが、再評価されるべき画家や版画家にスポットを当てる
こんなうまい米、はじめてだ! 驚いた引きこもりは、病気のばあちゃんのため米づくりへ一直線。それは自分を取り戻す旅だった。 いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生。頼りだった母が突然いなくなった。残されていたのは、年賀状の束。その中に一枚だけ記憶にある名前があった。「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科へ向かうと、予想を覆す状況が待っていた????。人の温もりにふれ、米づくりから、大きく人生が変わっていく。
誰が引き金を引いたのか? 「ゴッホの死」。アート史上最大の謎に迫る、著者渾身の傑作ミステリ。 パリ大学で美術史の修士号を取得した高遠冴(たかとおさえ)は、小さなオークション会社CDC(キャビネ・ド・キュリオジテ)に勤務している。週一回のオークションで扱うのは、どこかのクローゼットに眠っていた誰かにとっての「お宝」ばかり。 高額の絵画取引に携わりたいと願っていた冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれる。 それはフィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという。 「ファン・ゴッホは、ほんとうにピストル自殺をしたのか?」 「――殺されたんじゃないのか? ……あのリボルバーで、撃ち抜かれて。」 ゴッホとゴーギャン。 生前顧みられることのなかった孤高の画家たちの、真実の物語。
『楽園のカンヴァス』新山周賞作家が描くリセット・ストーリー! 脇目もふらず猛烈に働き続けてきた女性経営者が恋にも仕事にも疲れて旅に出た。だが、信頼していた秘書が手配したチケットは行き先違いで――? 女性と旅と再生をテーマにした、爽やかに泣ける短篇集。 脇目もふらず猛烈に働き続けてきた女性経営者が恋にも仕事にも疲れて旅に出た。だが、信頼していた秘書が手配したチケットは行き先違いで――? 女性と旅と再生をテーマにした、爽やかに泣ける短篇集。
古代から現代アートまで、 通史とポイントがすぐにわかる。「西洋美術史」の決定版が登場! 「美術」の起源から、現代まで、全11章構成、700点以上におよぶ豊富なビジュアルとともに通史を学ぶ、最新の「西洋美術史」が刊行します。 本書は数々の美術系大学で教科書にも採用されている『ライブラリー 日本美術史』のシリーズ第二弾。圧倒的な歴史のボリュームをこの1冊で学べる、待望シリーズから登場します。本書の特徴は、重要項目を見開きごとに掲載し、そのポイントがひと目でわかる構成です。どの頁からも読み始められるレイアウトで、これから美術を学ぶ人にも、さらに知識を深めたい人にも使いやすい内容となっています。執筆者は第一線で活躍する研究者11名。最新の視点から、いま私たちが学ぶべきポイントを、わかりやすく解説します。 (目次) 1章…古代I「美術」の原点 2章…古代II ギリシア・ローマ 3章…中世I ビザンティン、西欧初期中世 4章…中世II ロマネスク、ゴシック 5章…15-16世紀I イタリア・ルネサンス 6章…15-16世紀II アルプス以北のルネサンス 7章…17-18世紀 バロック、ロココ 8章…19世紀前半 新古典主義、ロマン主義、レアリスム 9章…19世紀後半 印象主義、象徴主義、ポスト印象主義 10章…20世紀前半 モダニズムをめぐる葛藤 11章…20世紀後半以降 多様性と越境性
ある学芸員がマカオで見た、俵屋宗達に関わる意外な文書とは。『風神雷神図屏風』を軸に、圧倒的スケールで描かれる歴史アート小説! 美術(アート)という名のタイムカプセルが、いま、開かれる――。 日本が誇る名画『風神雷神図屏風』を軸に、海を越え、時代を超えて紡がれる奇跡の物語! 20××年秋、京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、マカオ博物館の学芸員、レイモンド・ウォンと名乗る男が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてその中に記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。 織田信長への謁見、狩野永徳との出会い、宣教師ヴァリニャーノとの旅路…… 天才少年絵師・俵屋宗達が、イタリア・ルネサンスを体験する!? アートに満ちた壮大な冒険物語!
ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。MoMAのキュレータ ー八神瑤子はピカソの名画を巡る陰謀に巻き込まれていく。故国スペイン内戦下に創造した衝撃作に、世紀の画家は何を託したか。ピカソの恋人で写真家のドラ・マールが生きた過去と、瑤子が生きる現代との交錯の中で辿り着く一つの真実。怒濤のアートサスペンス!
希代のストーリーテラーが、慌ただしい日常の中に潜む小さな幸せを描き出す、心温まる20の物語(ギフト)。 もやもやとした気持ちを抱いて私は旅に出る(「この風がやんだら」)。大学時代の親友の結婚式へ向かう特別な近道(「コスモス畑を横切って」)。海外留学の前夜、桜並木の下を父親と歩く(「そのひとひらを」)。エニシダの枝に飾られた、彼からのメッセージ(「花、ひとつぶ」)。 希代のストーリーテラーが、慌ただしい日常の中に潜む小さな幸せを描き出す、心温まる20の物語(ギフト)。 母と娘の切ない絆を描いた短編「ながれぼし」を併録。
もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください-。きっかけは絵馬に書いた願い事だった。「嫁に来ないか。」と書いた明青のもとに、神様が本当に花嫁をつれてきたのだ-。沖縄の小さな島でくりひろげられる、やさしくて、あたたかくて、ちょっぴりせつない恋の話。選考委員から「自然とやさしい気持ちになれる作品」と絶賛された第1回『日本ラブストーリー大賞』大賞受賞作品。
世紀末のロンドン。妖しい容貌と数々のスキャンダルで時代の寵児となった作家ワイルドと、天才画家ビアズリーの愛憎を描く。 現代のロンドン。日本からビクトリア・アルバート美術館に派遣されている客員学芸員の甲斐祐也は、ロンドン大学のジェーン・マクノイアから、未発表版「サロメ」についての相談を受ける。 このオスカー・ワイルドの戯曲は、そのセンセーショナルな内容もさることながら、ある一人の画家を世に送り出したことでも有名だ。彼の名は、オーブリー・ビアズリー。 マクノイア曰く、「とにかく、世界は知ったわけだ。あのオスカー・ワイルドを蹴散らすほどの強烈な個性をもった若い画家が存在するということを」。 保険会社に勤める病弱な青年・ビアズリーは、1890年、18歳のときに本格的に絵を描き始め、ワイルドに見出されて「サロメ」の挿絵で一躍有名になるが、その後、肺結核のため25歳で早逝。 フランス語で出版された「サロメ」の、英語訳出版の裏には、彼の姉で女優のメイベル、男色家としても知られたワイルドとその恋人のアルフレッド・ダグラスの、四つどもえの愛憎関係があった……。 退廃とデカダンスに彩られた、時代の寵児と夭折の天才画家、美術史の驚くべき謎に迫る傑作長篇。
売れないアラサータレント“おかえり"こと岡えりか。ひょんなきっかけで始めた「旅代理業」は依頼人や出会った人々を笑顔に変えていく。『楽園のカンヴァス』の著者が贈る感動の物語。(解説/吉田伸子)
世界はひとつ。熱い思いを胸に、空を駆けたアメリカ人女性パイロットがいた 新聞記者の翔子は、資料室で1939年に世界初の世界一周を成し遂げた「ニッポン号」の写真を見つけた。翔子はプロジェクトにカメラマンとして参加していた男を追って、カンザスへと飛ぶが……。 新聞記者の翔子は、資料室で1939年に世界初の世界一周を成し遂げた「ニッポン号」の写真を見つけた。翔子はプロジェクトにカメラマンとして参加していた男を追って、カンザスへと飛ぶが……。
夢に破れ、時に恋や仕事に悩み揺れる……。様々な境遇に身をおいた女性たちの逡巡、苦悩、決断を切り口鮮やかに描いた連作短篇集。 恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。▼さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。▼寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。▼顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。▼『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)
いつか終わる恋をしていた私。不意の病で人生の選択を迫られた娘。忘れられないあの人の記憶を胸に秘めてきた彼女。運命に悩みながら美術館を訪れた人々の未来を、一枚の絵が切り開いてくれたーー足を運べばいつでも会える常設展は、今日もあなたを待っている。ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷……実在する6枚の絵画が物語を豊かに彩る、極上のアート短編集。
問題を解くだけで絵画の見方がわかる! 「この絵、いいね」以上の感想を語れるようになる53問 ◆知識ゼロでも目のつけどころがわかる! 今すぐ美術館に行きたくなる! ◆国内トップクラスの美術系YouTuberだから、解説がわかりやすい! 西洋絵画を見ることが好き。美術館にもたまに行く。 ……でも、絵の見方がわからない。 そんな美術初心者・中級者に向け、国内トップクラスの美術系YouTuberである著者が、知識やセンスのいらない鑑賞方法を「問題形式」でお伝えします。 ◆そうか! こうやって見ればよかったんだ! ダ・ヴィンチ、フェルメール、モネ、ゴッホ……名画が教えてくれる絵画の楽しみ方 Q.この絵の主役は誰? Q.どうしてこの色で塗られている? Q.この絵の舞台はどこだろう? Q.モデルと画家の関係を想像しよう など 専門的な知識がなくても解ける、それなのに一度読んだら忘れない、 美術鑑賞中級者・上級者への道が開けること間違いなし! 知識がなくても感覚的に解ける「感情的鑑賞ドリル」 ほんの少しの知識で深い鑑賞体験ができる「論理的鑑賞ドリル」 本書では、美術鑑賞に欠かせない視点を2つのドリルで紐解きます。 【目次より】 第1部 見る目を育てる感情的鑑賞ドリル 第1章 この絵の主役はどこにいる? 第2章 色や光に注目してみよう 第3章 筆致から動きを感じてみよう 第4章 「この後どうなった?」を想像しよう 第2部 深く絵を知る論理的鑑賞ドリル 第1章 描かれている人物について想像しよう 第2章 “そこ”はどこなんだろう? 第3章 モチーフから読み解こう 第4章 画家の人生を想像してみよう
美術とは何なのか?この根源的な問題をはらみつつ20世紀美術は多様な展開を見せた。その「わかりにくさ」を「面白さ」に変える入門書の決定版。 第1章 第一次世界大戦までの美術(フォーヴィスム キュビスム オルフィスム ほか) 第2章 両世界大戦間の美術(ヨーロッパ構成主義 ピュリスム バウハウス ほか) 第3章 第二次世界大戦後の美術(抽象表現主義 ポップアート コンセプチュアル・アート)
西洋美術、日本美術、現代アートも工芸も。人気のアートブロガーによる「美術を完全に味わう方法」。つまらない鑑賞にさようなら! 「わからない」にさようなら! 1年に300以上の展覧会を見るカリスマブロガーが目からウロコの美術の楽しみ方を教えます。アートファン必読の書。
美術に関する文章を書く為の「技」を伝授 米国では美術のための文章読本の決定版として版を重ねる “A Short Guide to Writing About Art”(第7版)の日本語版。文系の学生から美術ブロガーまで、「美術を言葉で語る」ための必読の書。
観れば観るほど怖くなる……大ヒットシリーズの第一弾、いよいよ文庫化! 残酷、非情で甘美……名画の“怖さ”をいかに味わうか、そんな新しい鑑賞法を案内する大ヒットシリーズの第1弾、待望の文庫化。ラ・トゥール『いかさま師』、ドガ『踊り子』など20点の隠れた魅力を堪能! 残酷、非情で甘美……名画の“怖さ”をいかに味わうか、そんな新しい鑑賞法を案内する大ヒットシリーズの第1弾、待望の文庫化。ラ・トゥール『いかさま師』、ドガ『踊り子』など20点の隠れた魅力を堪能!
美しい部屋の情景を描いた「室内画」の世界を楽しくめぐる 家具やインテリアがちりばめられたリビング・ルーム、かわいらしい子ども部屋、光と音が閉じこめられた静謐な書斎…美しい部屋の情景を描いた「室内画」。本書では、フェルメール、マティス、ハマスホイなど巨匠たちの名画から、北欧やアメリカ、ロシアなどの知られざる名作まで366作品を紹介。各作品のテーマやモチーフ、画家について、海野弘氏が楽しくわかりやすく解説し、絵画の見方や知識も身につきます。画家たちの自邸に招かれたような楽しい1冊です。
22のフィールド・ワークで現代アートのすべてがわかる。印象派からハイテク・アートまで現代アートの完全見取図。 現代美術へのアプローチ-3つのユニークな試み 1 印象派からシュールレアリズムへ-現代美術の創世期(画家と科学とパトロンたち 本物と複製の発想) 2 ふたつの世界大戦-激動の時代と美術(工業社会とデザイナーの誕生 戦争と美術または道化師たち) 3 摩天楼からポップアートへ-アメリカ美術の時代(アメリカ美術の誕生 進化と選択の時代) 4 ニューメディアのハードからソフトへ-現代美術から未来美術へ(芸術の喪失 メディアと人間の未来戦争)
パートナーたちは画家の生涯と作品にどのような影響を及ぼしたか。そこには様々な葛藤やドラマがあった。印象派を中心とした15人。 画家たちのパートナーに焦点を当てながら、彼らが画家の生涯と作品にどのようにかかわり、影響を及ぼしたかを探ってゆく。そこには実にさまざまな葛藤やドラマがある。印象派を中心とするフランスの著名画家ら15人を取り上げる。 はじめに 1 ヴィジェ=ルブラン──王妃マリー・アントワネットに愛された美貌の女流画家 2 カウフマン──名声と失意の女流〝歴史画家〟 3 グルーズ──悪妻に悩まされ続けた風俗画家 4 ダヴィド──激動の時代に君臨した巨匠 5 アングル──保守・伝統主義を貫いた〝良き夫〟 6 マ ネ──フランス近代絵画の先駆けとなったパリジャン 7 モ ネ──生活の苦しさ、創作の苦しさを支えたふたりの妻 8 ルノワール──多くの女性を愛し描いた「バラ色の人生」の画家 9 モリゾ──男社会での制約に悩みながらも、〝最も純粋な印象派〟を貫いた紅一点 10 ピサロとシスレー ピサロ──長年貧困に苦しんだ、印象派の「農民画家」 シスレー──終始不遇な人生だった〝晴の日〟の画家 11 モローとシャヴァンヌ モロー──ひとり〝象牙の塔〟に生きた世紀末の隠者 シャヴァンヌ──名家出身の貴婦人との遅すぎる結婚 12 セザンヌ──絵画において人もリンゴも同価値と見做した〝不器用な天才〟 13 ゴーガン──都会を捨て、未開の〝楽園〟に創造の源泉をもとめて おわりに 主要参照文献
ギリシア美術からアール・ヌーヴォーまで西洋美術の見方がみるみるわかる!名画がより美しく、楽しく鑑賞できるようになる1冊です。 ギリシア美術からアール・ヌーヴォーまで 西洋美術の見方がみるみるわかる 『世界でいちばん素敵な教室』シリーズ第10弾! ダ・ヴィンチ、フェルメール、ゴッホ、ルノワール、モネ……。これまでヨーロッパでは何人もの巨匠が登場し、数多くの名画を生み出してきました。日本でも有名画家の展覧会が開かれれば、押すな押すなの大行列。“人類の遺産"が間近でみられるのですから、心が踊り、胸がときめくのも当然でしょう。でも、絵画を始めとする西洋美術は簡単に理解できるものばかりではありません。歴史や技法、画家の来歴などを知らないとせっかくの名画が単なる1枚の紙切れになってしまうかも……。本書はあなたの好みの名画がより美しく、楽しく鑑賞できるようになる1冊です。(「はじめに」より) [主な内容] ●古代ギリシアの彫刻はなぜ男性のヌードばかりなの? ●ローマの彫刻とギリシアの彫刻は、なぜ似ているの? ●キリスト教の影響で、美術はどう変わったの? ●教会建築のロマネスク様式とゴシック様式は、どこで見分けるの? ●中世には絵画のほかにどんな美術品があったの? ●国際ゴシックはなにが「国際」なの? ●ルネサンス前と以降の絵画は、どう違うの? ●女性の裸を描くことに問題はなかったの? ●天井画はどうやって描かれたの? ●イタリア出身のダ・ヴィンチの代表作が、なぜフランスにあるの? ●ダ・ヴィンチとミケランジェロの影響を受けたルネサンスの画家といえば? ●同じような構図の裸婦像がいくつもあるのはなぜ? ●『アルノルフィーニ夫妻』の2人はどうして正面から描かれていないの? ●画家はどんな偽物対策をしていたの? ●絵画には、鑑賞する以外にも楽しみ方があるの? ●『死の勝利』のような不吉な絵が描かれたのはなぜ? ●バロックの特徴を教えて。 ●バロックでいちばん有名な画家は? ●『夜警』について教えて。 ●青いターバンを巻いた少女はいったい誰? ●宮廷画家ってどんな絵を描いていたの? ●バロックの時代、フランスではどんな作品が描かれたの? ●プッサンの絵について教えて。 ●ロココ美術ってなに? ●アルプス越えのナポレオンの肖像が何枚もあるのはなぜ? ●新古典主義を完成させたアングルってどんな人? ●ロマン主義のロマンってどんな意味? ●画家はどうやって収入を得ていたの? ●ルネサンスのラファエロとラファエル前派はどう関係があるの? ●裸の絵画を描いて怒られなかったの? ●印象派の「印象」ってなんの印象なの? ●印象派がはじめて目を向けた絵のテーマを教えて。 ●ヨーロッパの人はどうやって浮世絵の存在を知ったの? ●ゴッホの絵は、なぜ印象派っぽくないの? ●魔性の女を描いた有名な画家は? ●ムンクの『叫び』はなにを叫んでいるの? ●サイズの大きな作品にはどのようなものがあるの?
19世紀末、パリ。浮世絵を引っさげて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、孤高の画家たる兄を支えたテオ。四人の魂が共鳴したとき、あの傑作が生まれ落ちた-。原田マハが、ゴッホとともに闘い抜いた新境地、アート小説の最高峰。ここに誕生!
現代アートはワカラナイ、現代アートはムツカシイ。そう、決めつけてはいないだろうか。しかし、一枚の絵は人生を変えうる力を持ち、同時代を生きるアーティストの作品と出会うことで、刺激に満ちあふれた世界が始まる。現代アートの現場を見続けてきた若きプロデューサーが、日本と世界のアートシーン、今見るべき作品、行く価値のある美術館、作品を見るときのちょっとしたポイント、オススメの現代アーティスト達までを公開する。 第1章 ニューヨークで起こった事件 第2章 世界の美術館は今 第3章 日本独自の「貸画廊」というシステム 第4章 日本の現代アートの流れ 第5章 アートの時代 第6章 一枚の絵は人生を変える 第7章 時代を映す三人の海外現代アーティスト 第8章 独断と偏見の美術館インデックス 第9章 自信を持ってオススメする現代アーティストインデックス
可愛くない子どもたち、どう見てもおかしな動物……偉大な西洋画家たちが描いた”へんな絵”で、笑って学ぶアート入門。 可愛くない子どもたち、どう見てもおかしな動物…… 偉大な西洋画家たちが描いた“へんな絵”で、 笑って学ぶアート入門 誰もが知る傑作から、知る人ぞ知る名画まで、 選りすぐりの“へんな絵”120点を掲載。 美術評論家・山田五郎氏が、絵につっこみを入れながら、 どうして「へん」なのかを真面目に解説しています。 笑いながら読んでいるうちに西洋美術の知識が身につく、 これまでにない一冊。 純粋におもしろい絵が見たい人にも、 西洋美術の教養を身に付けたい人にもおすすめです! 【目次】 ・可愛くない子どもたち ・なにぶん昔のことですから ・見たことのない未確認生物[UMA]たち ・小さいおじさん、大きいおばさん ・多すぎ、描きすぎ、細かすぎ ・あえてそう描く、その意味は? ・自分で自分をへんに描く 「西洋絵画史とへんな絵の流れ」年表つき
キリスト教美術の知識をわかりやすく満載 西洋美術に接するたびに「キリスト教のことをもっと知っていたら…」と思うもの。本書は画中のストーリーをイラストやマンガも混ぜて、コンパクトかつディープに解説。 キリスト教美術の知識を、イラストやマンガも混ぜて、コンパクトかつディープに解説。
美術史の流れをざっくり掴みながら、時代ごとに絵画を解説。巨匠の感想や意見も読め、初心者から中・上級者も楽しめる奥深い解説書。 美術史の流れをざっくり掴みながら、時代ごとに絵画をていねいに解説。絵に対する巨匠たちの感想や意見も同時に読むことができ、初心者から中、上級者まで楽しめる奥深い解説書。 初心者に読んで欲しい基本の美術史+主要な画家 ルネサンス前夜の画家・ジョットから20世紀ポップアートの画家・ホックニーまで、美術史の流れにそって各時代で活躍した画家を取り上げて解説しています。 はじめに、ルネサンス、バロック、ロココなど、各時代ごとに章を立て、コンパクトに時代の特徴を把握します。 次からは、代表的な画家のページ。 例えば、ルネサンスの章は、 ダ・ヴィンチ——名画という代名詞を残した画家。 ミケランジェロ——肉体を手段として人間の内面を表現した画家。 ラファエロ——清く優しく美しく健康的なマドンナを描いた画家。 と続きます。 バロックの章は、 レンブラント——見た目の美しさより大切なものに気づいた画家。 ロココ——貴族趣味の中、庶民の生活に迫った写実派の画家。 後期印象主義は、セザンヌ——自然の印象ではなく、構造を解説した画家。 などなど。 秀逸なサブタイトルから始まる画家の解説は読みやすく、しかも重要ポイントはしっかりおさえています。 また、どこからでも読める、見開き読み切りスタイルなので、短い時間でも拾い読みをすることができます。 面白コラムも充実。美術史をいろいろな角度から分析しています。 「芸術家にみる愛のかたち」 「絵画は社会を映す鏡」 「貧乏生活は画家の常」 など、時間軸だけにとらわれない、美術の楽しみ方がギュッと詰まった1冊です。 本当の楽しみ方は画家たちの言葉にある この本のもうひとつの顔は、絵画に対する多くの画家の発言です。 同時代の絵に対する発言もあれば、過去の絵を見ての発言もあります。 実はこちらがこの本の要です。 画家たちは絵への批判、その絵から受けた影響「好きだ」「嫌いだ」といった意見など言いたい放題ですが、美術史からは見えない時代の空気が感じられます。 「芸術の歴史は輝かしいもの、しかし芸術家の歴史とは別だ…」 とは、ベン・シャーンのゴッホへのひと言。 人間としての画家たちの苦労や生活が生き生きと見えてきます。 巻末には画家の言葉の引用元文献リストがあります。 興味がわいたら元の文献をたどって、さらに深く画家の感性を追求していくことも可能です。 ルネサンスの天才ミケランジェロは、それ以前の絵画に何を想ったのか。そのミケランジェロを観たルノワールは、マティスは何を考えたのか。連綿と続く美術史の内側に迫る。 イタリアルネサンス 14〜16世紀 北方ルネサンス 15〜16世紀 バロック 16世紀後〜18世紀初 ロココ 18世紀初〜後 新古典主義 18世紀後〜19世紀初 ロマン主義 18世紀末〜19世紀後 写実主義 19世紀中 印象主義 19世紀後 新印象主義 19世紀後 後期印象主義 19世紀末〜20世紀初 象徴主義/ナビ派 19世紀末 世紀末芸術 19世紀末 表現主義の先駆 19世紀末〜20世紀初 20世紀美術 第一次世界大戦まで 20世紀美術 第一次世界大戦後
アート鑑賞を通じて子どもの「観察力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」を育成するVTSの実践法と、その成果がわかる。 〈美術鑑賞教育VTSで学力がのびた!〉 〈アート鑑賞で総合学力をのばす、アメリカ発の教育カリキュラム〉 「VTS——Visual Thinking Strategies」とは、フィリップ・ヤノウィン氏(元ニューヨーク近代美術館教育部部長)が開発した、アートを通じて鑑賞者(学習者)の「観察力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」を育成する教育カリキュラム。対話を介してグループで作品をみる鑑賞方法を提唱するVTSは、算数、社会、理科など他教科へも応用できるメソッドであるところが特長です。日本の学校教育においても、対話型美術鑑賞教育が重要視され、その具体的な方法を説く教科書がもとめられています。わが国で対話型鑑賞を実践している京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センターが翻訳した『VisualThinking Strategies』(ハーバード大学出版局刊行)は、まさに日本で唯一の鑑賞教育のためのテキストです。
誰が一番ヘンタイか?ルネサンス、バロック、新古典、ロマン、写実、印象派まで。12人の天才が集まってガチンコ対決! 1 ルネサンス三大巨匠-いちばんのヘンタイは誰!?(三大巨匠、とりあえずいちばんエライのは誰だ!? ダ・ヴィンチは一発屋!? ほか) 2 やりすぎバロック-誰がいちばんToo Much!?(豪華すぎ!派手すぎ!ドラマチックすぎ!バロック文化 エロいか?エロくないか?バロック彫刻の劇的演出 ほか) 3 理想と現実-どっちがヘンタイ?(社会もアートも解体!?激動の時代を生きたヘンタイたち コテン古典のラスボスキャラ!?ドミニク・アングル ほか) 4 2文字ネーム印象派-ヘンタイ王者決定戦(マネは「たけし」で印象派は「たけし軍団」 実は古典リスペクト!物議を醸した『草上の昼食』 ほか)
シリーズ全10巻中、第1期5巻がセットに(美麗函)。テーマは「黒の闇」。内容:悪魔/魔性/怪物/髑髏/横死 大好評シリーズ「アルケミスト双書」から 『闇の西洋絵画史』篇が登場! 西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、 妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。 著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。 ◆シリーズ全10巻のうち、第1期5巻がセットに◆ テーマは「黒の闇」。 「アルケミスト双書」から『闇の西洋絵画史』篇が登場!(フルカラー)。全10巻のうち、第1期5巻がセットに。テーマは「黒の闇」。セット内容:〈1〉悪魔〈2〉魔性〈3〉怪物〈4〉髑髏〈5〉横死 ※美麗ケース入。 【セット内容】 〈1〉悪魔 〈2〉魔性 〈3〉怪物 〈4〉髑髏 〈5〉横死 ※上記を美麗ケースに入れてお届けします。
東京大学の講義をベースにした『まなざしのレッスン 1西洋伝統絵画』の続篇.印象派以降,伝統的な絵画の枠組みが崩れていくなか,画家たちは何をめざしたのか.難解な近現代絵画を解きほぐし,まったく新しい視点から実践的に読み解く.美術館に行くのが楽しくなる決定版テキスト第2弾. 第1章 西洋近現代絵画をいかに見るか 第1部 主題とテーマ 第2章 物語表現の変容 第3章 現実の表象I 近代都市の諸相 第4章 現実の表象II 人間と自然の新たな表現 第5章 幻視の世界 第2部 造形と技法 第6章 空間と平面 第7章 色彩と筆触 第8章 抽象と超越性 第9章 引用と遊戯性 第3部 受容と枠組み 第10章 制度と運動 第11章 異文化の受容,逸脱の系譜 第12章 絵画という枠組み 掲載図版一覧 画家名索引
第1章 芸術で起業するということ(芸術には、世界基準の戦略が必要である なぜ私の作品は一億円で売れたか ほか) 第2章 芸術には開国が必要である(芸術家は、技術より発想に力を注ぐべき 世界で評価されない作品は、意味がない ほか) 第3章 芸術の価値を生みだす訓練(六八〇〇万円の源は「門前払い」だった 評価されていない作品ほど大化けする ほか) 第4章 才能を限界まで引きだす方法(作品が歴史に残るかどうかが問題である 徹夜なんて、努力のうちに入りません ほか)
ページをめくれば、有名な絵がたくさん!じっくり見て、すみずみまで楽しんで、画家の絵のかきかたをちょっぴりまねしてみよう。 目を引く色 貴婦人の肖像 仮面 物語 遊び 抽象画 いすの絵 虎の版画 動きをかく 大きな花〔ほか〕
なんでこの絵が1億円するのですか? 「なぜこれがアートなの?」といいたくなるような絵の分かりやすい見方、アートの価値の不思議等、初心者にも「値段」という切り口を付けて分かりやすい内容に。
シリーズ全10巻中、第2期5巻がセットに(美麗函)。テーマは「白の闇」。内容:天使/美童/聖獣/楼閣/殉教 第2期【白の闇】篇刊行。 堂々のシリーズ完結! 大好評シリーズ「アルケミスト双書」、 『闇の西洋絵画史』篇、全10巻がついに完成!! 西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、 妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。 著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。 ◆シリーズ全10巻のうち、第2期5巻がセットに◆ テーマは「白の闇」。 「アルケミスト双書」『闇の西洋絵画史』第2期【白の闇】篇が刊行。全10巻のうち、第2期5巻がセットに。テーマは「白の闇」。セット内容:〈6〉天使〈7〉美童〈8〉聖獣〈9〉楼閣〈10〉殉教 ※美麗ケース入。 【セット内容】 〈6〉天使 〈7〉美童 〈8〉聖獣 〈9〉楼閣 〈10〉殉教
古代から20世紀末まで、日本美術の流れをコンパクトにまとめ、図版297点をオール・カラーで掲載。用語解説、カラー年表及び仏像各部の名称や寺院建築各部の名称図を添えた、美術愛好者の手引きとして、また、学生の参考書として最適の美術史入門書。 第1章 先史・古墳時代 第2章 飛鳥・奈良1(白鳳)時代 第3章 奈良2(白鳳・天平)時代 第4章 平安時代1(前期) 第5章 平安時代2(後期) 第6章 鎌倉・南北朝時代 第7章 室町時代 第8章 桃山・江戸1(江戸初期)時代 第9章 江戸2(江戸中・後期)時代 第10章 近代 第11章 現代1 第12章 現代2
暗号(アトリビュート)を読み解けば、名画はもっと面白くなる! 「書物」は知性、学識、聖母マリア。 「鹿」は神聖、誠実な愛。 「虹」は神との契約の証、希望、平和……。 本書では西洋絵画に隠された約80個の暗号(アトリビュート)を取り上げ、 実際の名画の中でどう使われているのか、 部分アップも多用してやさしく解説していきます。 複数の名画の比較、作品に込められた謎解き、絵が描かれた人物の特定など、 楽しみながら鑑賞眼が鍛えられるコラムも満載。 美術館へ行くのがもっと楽しくなる一冊です。 第1章・アイテム 書物 鍵 鏡 鎌 コンパス 金槌と金床 車輪 財布 硬貨 旗 斧 矛槍 天秤 弓矢 剣 小刀 甲冑 戦車 鉄道 船 心臓 眼 生首 乳房 皮 髪 髑髏 傘 サンダル 宝石 杖 壺 十字架 杯と聖杯 冠 蝋燭 楽器 第2章・動物 鹿 兎 牛 豚 羊 猫 猿 馬とロバ ライオン 白貂 山羊 鳩 鶏 鷲 孔雀 白鳥 蛇 竜 一角獣 蝶 蜂 蝿 魚 鯨 第3章・自然 虹 月 雷 雨 ユリとアイリス 薔薇 林檎 ブドウ(パン) 貝殻 泉 ザクロ 棕櫚 オリーブ コラム 謎解きをしてみよう 私は誰でしょう? 画中画の意味 くらべてみよう! ほか
本書では、名作誕生の時代背景を、歴史上の出来事や重大事件とともにビジュアル年表付きで解説。 美術の誕生にはかならずと言っていいほど社会の動きが関係しています。事実、西欧世界では古代から19世紀末まで王侯貴族や教会の注文によって芸術が発展し、主題や描き方も当時の社会背景に大きな影響を受けてきました。 本書では、省略されがちな名作誕生の時代背景を、切っても切れない歴史の出来事や重大事件とともにビジュアル年表付きで解説。 西洋美術の成り立ちをより深く知りたい、教養を高めたい人に最適の一冊です。 『いちばん親切な西洋美術史』の姉妹本。 ●歴史の出来事と美術の関係を示す巻頭ビジュアル年表付き! ●西洋史の流れをつかみながら美術の成り立ちが一目でわかる! ●豊富なカラー図版と共に見開き2ページで1つのテーマを解説! ●当時の人々の暮らしがわかるコラムも充実。
2021年秋映画化決定! 出演 田中圭 中谷美紀 20××年、相馬凛子(そうま・りんこ)は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。鳥類学者の夫・日和(ひより)は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。 税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、陰謀を企てる者が現れ……。凛子の理想は実現するのか!? 痛快&感動の政界エンターテインメント! 「なぜ日本の総理は当たり前のように男性なのか?それをフィクションで覆してみたかった。凜子は私の理想そのもので、彼女を支える夫・日和は何があっても妻を信じ、陰ながら守り抜く。 本作は政界を舞台にした、信じ合い支え合う夫婦愛の物語である。 日和役の田中圭さんはお茶目でまっすぐな役柄にぴったり。凛子役の中谷美紀さんは書きながらイメージしていたのでとても嬉しい。このカップルが日本を変える、封切りの日が待ち遠しい。」 ――原田マハ(映画化決定にあたって) ※本書は、2016年刊行の『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社文庫)と同じ内容です。新版刊行にあたり装幀を新たにし、国谷裕子氏による解説を収録しました。
美術作品の作品名やキャプション、解説などに使われている「美術の言葉153種の「美術の言葉」を西洋美術、西洋建築、西洋工芸デザイン、日本美術、日本建築、色彩などのジャンルに分け解説。 1 西洋美術(西洋美術 西洋建築 西洋工芸デザイン) 2 日本美術(日本美術 日本建築 日本の工芸) 3 色彩
西洋絵画には、特定の人物と一緒に描かれる「アトリビュート」や、単独で意味を持つ「シンボル」が随所に描きこまれています。その意味がわかると、馴染みのある名画に込められた本来のメッセージが見えてきます。
印象派時代のフランス社会 印象派再考 テオドール・デュレ『印象派の画家たち』 図録篇(19世紀のパリへようこそ 印象派への道 パリ・コミューンと画家たち 印象派の世界-モネ、ルノワールを中心に グラフィック・アートの黄金時代-世紀末パリ セザンヌと印象派以降) 資料篇
肩ひじ張らずに、まず「見る」ことから始めましょう。これが芸術鑑賞の第一歩です。面白いと感じたら、なぜかと思います。これにこたえるレシピが、本書の作品解説です。「なにが描かれているのか」「その見どころ」「その位置づけ」というふうに、段階を追って味わいが深まります。 古代(先史 エジプト ほか) 中世(ビザンティン ロマネスク ほか) 近代(新古典主義 スペイン近代 ほか) 現代(現代美術 ポップ・アート ほか)
約400点の地図・書籍・版画・油絵を辿りノスタルジーあふれる壮大な旅へ。パリへの熱い思いと、パリ研究の成果が集約された決定版。 1 パリ、変貌の歴史(パリの伝説 地図と復元図で見るパリの歴史) 2 タブロー・ド・パリ(タブロー・ド・パリ 一点ものパリ版画の変遷 トーマス・ショッター=ボーイズ パリの内側のパノラマ 諷刺画に見る改造前夜) 3 ナポレオン3世とセーヌ県知事オスマンのパリ大改造(いにしえのパリ ナポレオン3世 大改造期のパリ風景 帝政下のパリの人々 サロンとマネ) 4 1870年、新しいパリ(新しいパリの景観 普仏戦争とパリ・コミューン 新しいパリの生活) 5 世紀末のパリ-ベル・エポック(世紀末のパリ風景 世紀末パリの心象風景 ポスター芸術) 6 20世紀、描かれ続けるパリ
ひと目でわかり、読みやすい。第一線の研究者による、最新の日本美術史!! 第1章 縄文・弥生・古墳時代 第2章 飛鳥・奈良時代 第3章 平安時代 第4章 鎌倉・南北朝時代 第5章 室町時代 第6章 桃山時代 第7章 江戸時代 第8章 明治時代 第9章 大正時代・戦前 第10章 戦後・現代 資料編
最新の知見をふまえた研究の最前線。名品の図版をオールカラーで多数掲載し、近代京都日本画史をナビゲートする唯一の入門書。 本書は、幕末明治期から昭和戦後まもなくまでの近代京都における日本画の流れを概観する書籍である。 近年、近代京都日本画は多くの人の関心を集め、京都だけでなく各所で展覧会も開催されているが、一冊で近代京都日本画史を概観できるハンディな概説書がない。 そこで本書では、全体を6章で構成し、章のなかでは画家紹介とコラムのページを設け、近代京都日本画の流れを時代の変遷とともにたどれるようにしている。 画家紹介のページでは近代京都日本画史におけるきら星のような代表的画家約60名をピックアップし、シンプルに絵画作品に向き合えるよう、B5サイズの判型で、視点に収まりやすく、かつしっかりした大きさで掲載する。 また、当時の状況を説明するコラムページを加えることで理解を深めながら、珠玉の作品群を紹介する。 各章末には、理解をひろげるために「深く知りたい方への文献案内」のコーナーを設けるほか、同時期の東京日本画の動きを紹介する「同時代の美術界」のコーナーによって、広い視野から京都日本画の動きを理解する一助とする。 また、巻頭・巻末には「系図、関係図、年譜など」を掲載。 近代京都日本画の流れをこの一冊でわかりやすく案内するとともに、今後の近代京都日本画史研究への貴重な資料として広く活用されることを願う決定版。 1章 再興する京都画壇ー如雲社と画学校の時代ー 2章 栖鳳・春挙の登場ー「日本絵画の一大革命」ー 3章 文展開幕ー台頭する新世代ー 4章 国展独立の新風ー「自由ノ創造ヲ生命トス」ー 5章 花開く帝展モダニズムー京都画壇の昭和新時代ー 6章 戦争の時代を越えてー現代日本画の幕開けー
高橋由一の「螺旋展画閣」構想とは何か――。制度論によって近代日本の「美術」を捉え直し、美術史研究を一変させた衝撃の書。解説 足立元・佐藤道信 高橋由一の「螺旋展画閣」構想とは何か――。制度論によって近代日本の「美術」を捉え直し、美術史研究を一変させた衝撃の書。解説 足立元・佐藤道信
20××年、相馬凛子は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。鳥類学者の夫・日和は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、陰謀を企てる者が現れ…。凛子の理想は実現するのか?感動の政界エンタメ!
アート界旬の2人が案内する名画の迷宮 あらゆる時代の名画が一堂に会する奇跡の迷宮へようこそ 原田マハ『リボルバー』の創作秘話、ヤマザキマリ『テルマエロマエ』誕生の知られざるエピソードも披露! マハ&マリの好きな美術館、おすすめ美術館、好きな作家、好きな作品など2人のアートの世界にどっぷり浸れる1冊。 アートを溺愛する作家と漫画家の2人が創る究極の美術館とは? 原体験から現在に至るまでのアートヒストリー、偏愛アーティストたちから受けたインスピレーション、小説や漫画の創作のバックステージをまじえ、名画にまつわる裏話、お気に入りの美術館案内、絵画鑑賞の秘訣、画家たちの知られざるエピソードなど尽きぬアート談義。泉のように湧き上がる2人のファンタジーが炸裂する名画のラビリンスに迷い込んでみませんか? はじめに 原田マハ 第1章 美術館は快楽の館 Column 1 思い出美術館 2章 終わりなきアートの迷宮 第3章 偏愛するアーティストたち Column 2 好きな作品ベスト10 第4章 未完の魅力への憧れ 第5章 マニアックな情熱ゾーン Column 3好きな作家ベスト10 第6章 心ゆさぶるアート空間 あとがき ヤマザキマリ
まだまだ人生、捨てたもんじゃない。六つの小さな幸福の物語。疲れた心に効く、読む特効薬。 勤務先の美術館に宅配便が届く。差出人はひと月前、孤独のうちに他界した父。つまらない人間と妻には疎まれても、娘の進路を密かに理解していた父の最後のメッセージとは……(「無用の人」)。歳を重ねて寂しさと不安を感じる独身女性が、かけがえのない人に気が付いたときの温かい気持ちを描く珠玉の六編。 文庫版刊行に寄せて 原田マハ 「見知らぬ町を歩くとき、心地よい風が吹き、なんともいえない幸福感に包まれることがある。それはきっと、おだやかな日常がそこにあるからだ。その日常は、誰かが誰かを大切に思っているからこそ、そこにあるのだ。 あなたがもしも、いま、なんということのない日々を生きているとしたら、それはきっと、あなたが誰かの大切な人であることの証しだ。それが言いたくて、私は、この物語たちを書いた。あなたは、きっと、誰かの大切な人。どうか、それを忘れないで。」 最後の伝言 Save the Last Dance for Me―母が亡くなった。だが、告別式に父の姿はない。父は色男な以外はまったくの能無し。典型的な「髪結いの亭主」だった……。 月夜のアボカド A Gift from Ester´s Kitchen―メキシコ系アメリカ人の友人エスター。彼女は60歳で結婚をして、5年後に夫と死別したのだという。その愛の物語とは……!? 無用の人 Birthday Surprise―勤務先の美術館に宅配便が届いた。差出人はひと月前に他界した父。母には疎まれながらも、現代アートを理解してくれて……。 緑陰のマナ Manna in the Green Shadow―イスタンブールを訪れた。トルコを紹介する小説を書くために。そこで聞いたトルコの春巻と、母親の味の話は……。 波打ち際のふたり A Day on the Spring Beach―学時代の同級生ナガラとは年に4回くらい旅をしている。今回、近場の赤穂温泉を選んだのには訳があって……。 皿の上の孤独 Barragan´s Solitude―メキシコを代表する建築家、ルイス・バラガンの邸までやってきた。かつてのビジネスパートナーの「目」になるために……。 最後の伝言 Save the Last Dance for Me 月夜のアボカド A Gift from Ester's Kitchen 無用の人 Birthday Surprise 緑陰のマナ Manna in the Green Shadow 波打ち際のふたり A Day on the Spring Beach 皿の上の孤独 Barragan's Solitude
ダンテ〈地獄篇〉に秘められた暗号を解読せよ! 「地獄」。そこは“影”――生と死の狭間にとらわれた肉体なき魂――が集まる世界。目覚めたラングドン教授は、自分がフィレンツェの病院の一室にいることを知り、愕然とした。ここ数日の記憶がない。動揺するラングドン、そこに何者かによる銃撃が。誰かが自分を殺そうとしている? 医師シエナ・ブルックスの手を借り、病院から逃げ出したラングドンは、ダンテの『神曲』の〈地獄篇〉に事件の手がかりがあると気付くが――。 フィレンツェの病院で目覚めたラングドン教授は、ここ数日の記憶がないことに動揺していた。そこに何者かが襲いかかる。医師シエナと逃げ出したラングドンは、ダンテ『神曲』〈地獄篇〉に手がかりがあると気付くが。
幸せのレシピ。隠し味は、誰かを大切に想う気持ち――。阪急沿線の小さな洋菓子店で繰り広げられる、とびきり温かな絆の物語。 幸せのレシピ。 隠し味は、誰かを大切に想う気持ち――。 舞台は阪急沿線の小さな洋菓子店。 頑張るあなたに元気をくれる、 とびきり温かな絆の物語。 香田陽皆は、雑貨店に勤める引っ込み思案な28歳。 地元で愛される小さな洋菓子店「スイート・ホーム」を営む、 腕利きだけれど不器用なパティシエの父、明るい「看板娘」の母、 華やかで積極的な性格の妹との4人暮らしだ。 ある男性に恋心を抱いている陽皆だが、なかなか想いを告げられず……。 さりげない毎日に潜むたしかな幸せを掬い上げた、 心にあたたかく染み入る珠玉の連作短編集。 【解説/瀧 晴巳】
現代美術の入門書。抽象表現主義、ポップアート、ミニマリズム、フェミニズム・アート等の定番からポスト3.11の美術まで。 現代美術の入門書。ポップアート、抽象表現主義、ミニマリズム、コンセプチュアル・アートから、フェミニズム・アート、メディア・アート、写真、建築、工芸を包括し、ポスト3.11の美術まで、10人の気鋭による論考。 現代アートの入門書。ポップアート、抽象表現主義、ミニマリズム、コンセプチュアル・アートから、フェミニズム・アート、メディア・アート、写真、建築、工芸を包括し、ポスト3.11の美術まで、なぜそれが出現したのかを真剣に考えることによって、私たちの社会が抱える問題の本質がえぐり出される。いつの時代にも「現代アート」は存在する。アートは常に私たちの価値観を攪乱し、制度に揺さぶりをかけ、視座の見直しをせまるのだ。 1 美術作品とそうでないもの――デュシャン、ポップ・アート、クーンズ 田中正之 2 メディウムの探求 ――ミニマリズムとポストミニマリズム 松井勝正 3 抽象表現主義と絵画、あるいは絵画以上のもの――ポロック、ニューマン、ロスコ 沢山 遼 4 コンセプトが前景化するとき――コスースから始める 橋本 梓 5 美術における身体表象とジェンダー――眼差しの権力とフェミニズム・アート 天野知香 6 アート&テクノロジーの様相――メディア・アート、マクルーハン、パイク 畠中 実 7 現代アートと写真 ――アプロプリエーションの時代からティルマンスまで 土屋誠一 8 現代建築を語るために――モダニズムと5つの建築をめぐって 岡山理香 9 現代工芸とデザインの地平――クレイワークとうつわ 木田拓也 10 ポスト3.11の美術――美術と社会はどう関わるべきか 蔵屋美香 参考文献 アーティスト・グループ/人名索引
名著『ルネサンス 経験の条件』から17年――。 近代芸術はいかに展開したか。その根幹から把握する、美術史的傑作。 【推薦】 批評的視点による大胆かつ刺戟的な近代美術論。 そして何よりも「美術の力」理解のための絶好の案内書。 高階秀爾 我々はモダニズムや抽象――いやそもそもアートのことをまるで知らなかったのだ! 本書は素早く脳内に入り込むと爆弾のように破裂して悦ばしい驚きと混乱で満たし、交換台のように機能して無数の異質な情報から新しい世界像を紡ぎ出す。 読み終えたとき、あなたと世界は完全に更新されているだろう。 浅田彰 20 世紀美術を動かした真の芸術家たちは誰か―― ヒルマ・アフ・クリント、夏目漱石、ヴァネッサ・ベル、トーレス・ガルシア、熊谷守一、ダヴィド・ブルリューク、ジョン・D・グラハム、ゾフィー・トイベル=アルプ、坂田一男、ジョルジョ・モランディ、岸田劉生、恩地孝四郎、村山知義、白井晟一、イサム・ノグチ、長谷川三郎、瑛九、内間安瑆── 「キュビスム以降の芸術の展開の核心にあったのは唯物論である。戦後美術史の不分明を晴らし、現在こそ、その力を発揮するはずの抽象芸術の可能性を明らかにする」(本書より) 第69回芸術選奨文部科学大臣賞(評論部門)受賞 第Ⅰ部 抽象の力 本論 第Ⅱ部 抽象の力 補論 第Ⅲ部 メタボリズム-自然弁証法 第Ⅳ部 批評を招喚する
実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部、28歳。純沖縄産のラム酒を造る夢は叶うか! ほんとうにあった夢物語契約社員から女社長に――実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか!風の酒を造りたい!まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。 ほんとうにあった夢物語 契約社員から女社長に―― 実話を基に描いたサクセス・ストーリー。琉球アイコム沖縄支店総務部勤務、28歳。純沖縄産のラム酒を造るという夢は叶うか! 風の酒を造りたい! まじむの事業計画は南大東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。持ち前の体当たり精神で島に渡り、工場には飛行場の跡地を借り受け、伝説の醸造家を口説き落として――。
ファッション雑誌編集者の藍は、ある日ゴールデンレトリバーのリラを飼うことになった。恋人の浩介と一緒に育て始めたものの、仕事が生きがいの藍はは、日々の忙しさに翻弄され、何を愛し何に愛されているかを見失っていく…。浩介が去り、残されたリラとの生活に苦痛を感じ始めた頃、リラが癌に侵されてしまう。愛犬との闘病生活のなかで、藍は「本当に大切なもの」に気づきはじめる。"働く女性"と"愛犬"のリアル・ラブストーリー。