旅屋おかえり (集英社文庫)
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2025年1月18日7:19
うるうるしっ放しの小説だ!1回だけかと思ったら、2回もうるうるさせられてしまった。「旅屋」という仕事に感動は生まれるのだろうかと疑っていた。だって、頼んだ人の代わりに旅をするのは良いけど、頼んだ人はどうやって感動するのか半信半疑だった。でも、違った。うるうるしてしまった!難病の娘のために代わりに旅に出掛ける。離れ離れになってしまった姪に会いに代わりに旅に出掛ける。この2つの「旅屋」の話から大きな感動が生まれる。人情物語と言って良い程、人の心の機微を描いている。原田マハの魔法にかかってしまった。「いってらっしゃい」と送り出してくれて、「おかえり」と迎えてくれる。こんな良い小説を読むと旅に出掛けたくなるね ♪