【2023最新】「言語学」のおすすめ本!人気ランキング

この記事では、「言語学」のおすすめ本をランキング形式で紹介していきます。インターネット上の口コミや評判をベースに集計し独自のスコアでランク付けしています。

一般言語学の諸問題【新装版】

エミール・バンヴェニスト
みすず書房
おすすめ度
100
紹介文
「この言語学の新しい方法は、他の学問分野の先例、さらには模範に当たるものとさえなり、今やことばの諸問題は多種多様な専門分野からの関心を集めて、そうした隣接分野の数も増加の一途を辿っている」 (「言語学の発展を顧みて」より) 「能動態の動詞形が、はじめは中動態に対立し、後には受動態に対立しているのが見られる」 (「動詞の能動態と中動態」より) ソシュールの後継者と称され、ヤーコブソンと並び20世紀を代表する言語学者の主著の一冊。収録21篇の論文は、言語学の領域をこえて、文化人類学、社会学、歴史学、精神分析とも関連する広がりをもつ。ソシュールの歴史的意味、言語学における《構造》とは、能動態と中動態・受動態、印欧語彙における贈与と交換など、言語と人間・文化の関係を考えるうえで重要な書。 凡例 はしがき I 言語学の変換 1 一般言語学の最近の傾向 2 言語学の発展を顧みて 3 ソシュール没後半世紀 II コミュニケーション 4 言語記号の性質 5 動物のコミュニケーションと人間のことば 6 思考の範疇と言語の範疇 7 フロイトの発見におけることばの機能についての考察 III 構造と分析 8 言語学における《構造》 9 言語の分類 10 言語分析のレベル IV 統辞機能 11 名詞文について 12 動詞の能動態と中動態 13 《be》動詞と《have》動詞の言語機能 V 言語における人間 14 動詞における人称関係の構造 15 フランス語動詞における時称の関係 16 代名詞の性質 17 ことばにおける主体性について 18 分析哲学とことば VI 語彙と文化 19 再構成における意味論上の諸問題 20 婉曲語法:昔と今 21 印欧語彙における贈与と交換 あとがき 索引

社会志向の言語学 ―豊富な実例と実証研究から学ぶ

南 雅彦
くろしお出版
おすすめ度
94
紹介文
第1章 言葉の分析を楽しもう(言葉の分析は楽しい 語彙の創出 ほか) 第2章 言葉はどのように使われるのか-談話の構造を考える(非日本語母語話者の語り 一貫性(coherence) ほか) 第3章 言語変化はどのように進むのか-地域方言と若者言葉1(地域方言 方言周圏論 ほか) 第4章 実際に調査してみてわかること-地域方言と若者言葉2(方言否定形の調査 研究の展望) 第5章 言語はなぜ変化するのか(カテゴリー化:階層分類 言語変化 ほか)

やさしい言語学

高橋 留美
研究社
おすすめ度
83
紹介文
基本/学際領域をバランスよく扱う言語学の概説書。豊富な例と丁寧な説明で、最初の1冊に最適。授業にも使いやすい全14章構成。 「言語学」と言われて思い浮かべる主だった分野を見渡せる言語学の概説書です。例を多く入れ、やさしい言葉で説明してあるので、言語学を勉強するための最初の1冊に最適です。半期の授業にも使いやすい全14章構成。各章末には、内容理解を確認し、さらに深い学びにつなげるための「問題」と「読書案内」が、そして巻末には「問題」の解答がついています。「社会言語学」「心理言語学」といった学際領域も扱っています。 〈目次〉 第1章 はじめに-ようこそ言語学の世界へ 第2章 音の作り方(音声学) 第3章 音の使い方(音韻論) 第4章 単語のしくみ(形態論・語彙論) 第5章 意味の世界(意味論1) 第6章 単語間の意味関係(意味論2) 第7章 文のしくみ(統語論1) 第8章 文の意味(統語論2) 第9章 談話のしくみ(語用論1) 第10章 会話のしくみ(語用論2) 第11章 言語のバリエーション(社会言語学1) 第12章 言葉と変化(社会言語学2) 第13章 文理解(心理言語学1) 第14章 文産出(心理言語学2) 「言語学」の主な分野に加え、社会言語学、心理言語学を概説。豊富な例でやさしく説明、言語学学習の最初の1冊に最適。全14章構成。各章末に、内容理解を確認する「問題」、深い学びにつなげるための「読書案内」付き。 第1章 はじめに-ようこそ言語学の世界へ 第2章 音の作り方(音声学) 第3章 音の使い方(音韻論) 第4章 単語のしくみ(形態論・語彙論) 第5章 意味の世界(意味論1) 第6章 単語間の意味関係(意味論2) 第7章 文のしくみ(統語論1) 第8章 文の意味(統語論2) 第9章 談話のしくみ(語用論1) 第10章 会話のしくみ(語用論2) 第11章 言語のバリエーション(社会言語学1) 第12章 言葉と変化(社会言語学2) 第13章 文理解(心理言語学1) 第14章 文産出(心理言語学2)

日本手話で学ぶ 手話言語学の基礎

松岡 和美
くろしお出版
おすすめ度
78
紹介文
初学者が手話言語学の基礎知識を得るための入門書。「言語学の基本知識を持たない」「手話言語学の基本を勉強したい」ろう者と聴者のために、日本手話ということばの仕組みを豊富な写真入りで平易に解説。日本手話DVD付。

言語は本能か - 現代言語学の通説を検証する -

Vyvyan Evans
開拓社
おすすめ度
77
紹介文
本書はエヴァンズ博士によるThe Language Mythの全訳である。ここでいう Myth(神話)とは根拠のない仮説が広まり通説となったもの、とりわけ言語生得説や言語普遍説などを指す。筆者は、言語は独立した本能として存在するのではなく、実際の運用を通して文化的に学習・継承されるものであること、すべての言語を超越した抽象的な普遍文法なるものは存在しないことを、具体的な言語事実と最新の諸科学の知見をもって多角的に論証していく。

ベーシック応用言語学

石川慎一郎
ひつじ書房
おすすめ度
76
紹介文
応用言語学と第2言語教育 第1部 第2言語の習得と学習(言語習得の基本モデル 言語の対照 言語処理 学習者特性) 第2部 第2言語の教授と評価(言語教授法の確立 現代の言語教授法 言語能力観 言語能力の評価 言語能力テストの諸相)

文字の言語学: 現代文字論入門

フロリアン クルマス
大修館書店
おすすめ度
76
紹介文
文字の役割、表音文字と表意・表語文字、表音の種類、歴史、文字使用の心理などを総合的に扱った文字の言語学の入門書。

28言語で読む「星の王子さま」 世界の言語を学ぶための言語学入門

風間伸次郎
東京外国語大学出版会
おすすめ度
75

フィールドワークではじめる言語学—なじみのない言語から考える

古閑恭子
ひつじ書房
おすすめ度
75
紹介文
言語学入門書にこそ、なじみのない言語を——! 言語学テキストのほとんどは、最もなじみのある言語を中心に作られている。しかし、既存の枠組みを取っ払って考えるという言語学の基本を実践するのに、なじみのない言語こそ格好の素材である。日本語や英語とは違ったことばの世界があることを知り、なじみのある言語を見つめ直すことにもつながる。筆者の研究対象であるガーナの言語を主に取り上げ言語のしくみを紐解いていく、一味違った言語学入門書。 はじめに 第1章 言語の多様性と危機言語—アフリカで話されるのは「アフリカ語」? 1.1 世界にはいくつの言語があるのか 1.2 話者数による分布 1.3 話者数の多い言語 1.4 地域による分布 1.5 言語数の多い国家 1.6 危機言語 第2章 言語の系統と類型—対象言語を俯瞰的にみる 2.1 系統的分類 2.2 類型的分類 2.3 基本語順 2.4 母音 2.5 譲渡可能性 コラム1 アカン語のあいさつ 第3章 音声学—言語音をつかまえる 3.1 音声学とは 3.2 発音のしくみと音声器官 3.3 国際音声字母 3.4 子音 3.5 母音 3.6 超分節音 第4章 音韻論—音のしくみ 4.1 音韻論とは 4.2 音素の設定 4.3 音節とモーラ 4.4 さまざまな音韻現象 4.4.1 同化 4.4.2 中和 4.4.3 母音調和 4.4.4 声調 4.4.5 アクセント コラム2 アカン語の名前 第5章 形態論—語のしくみ 5.1 形態素 5.2 語形変化 5.3 語形成 5.3.1 派生 5.3.2 重複 5.3.3 複合 5.4 異形態 5.5 語とは 第6章 統語論—文のしくみ 6.1 文法とは 6.2 語順 6.3 格標示 6.4 一致 6.5 動詞連続構文 6.6 主題化 コラム3 アカン語のことわざ 第7章 言語をフィールドワークする 7.1 未調査言語の調査 7.2 フィールドワークによる言語調査 7.3 対象言語を決める 7.4 インフォーマントを決める 7.5 基礎語彙調査 7.6 文法調査 7.7 基礎調査の先へ 第8章 言語の変種—言語内の多様性 8.1 言語変種 8.2 言語と地域差 8.3 言語と階級差 8.4 言語と性差 8.5 言語と年齢差 8.6 言語と場面、状況 8.7 言語意識と変種 コラム4 アフリカと「文字」 第9章 言語の変化—言語の通時的多様性 9.1 言語は変化する 9.2 音の変化 9.3 語彙の変化 9.4 文法の変化 9.5 文法化 第10章 一つの言語とは何か 10.1 ガーナの言語状況 10.2 言語学的にみた「アカン語」 10.3 「アカン語」という言語名称 10.4 アカン語の標準化、書記化 10.5 メディアにおけるアカン語 10.6 おわりに コラム5 シンボル・模様が伝えるメッセージ 索引

日本語教師のための入門言語学-演習と解説-

原沢伊都夫
スリーエーネットワーク
おすすめ度
74
紹介文
言語学の要点を、身近な日本語を題材に解説。構造主義言語学から最新の認知言語学まで、言語学の基礎知識をカバー。問題を解きながら理解を深める、わかりやすい構成。 第1章 言語学のはじまり 第2章 音声学 第3章 音韻論 第4章 形態論 第5章 統語論 第6章 意味論 第7章 認知言語学

誰でも言語学

牧 秀樹
開拓社
おすすめ度
74
紹介文
ことばについての面白い事実や不思議な性質。小学生にも楽しんでもらいたい「ことば」の調査の楽しさを、専門家が開示します。 本書は、小学生から大学生、家を守る方から退職した方まで、言葉に興味がある方にもない方にも、言葉に関する面白い事実や不思議な性質をお伝えします。小学校の国語の教科書の不思議、紫式部の癖、日本語の助詞の不思議、そして、モンゴル語、ウルドゥ語、ベンガル語、アイルランド語、英語の癖など、気楽に楽しんでいただき、ご友人やご家族に、物知り顔で話していただければ、さいわいです。「ねえねえ、こんなの知ってる?」(漢字ルビあり)。

意味がよくわかるようになるための言語学: 体系機能言語学への招待

照屋 一博
くろしお出版
おすすめ度
74
紹介文
体系機能言語学的研究の発達と展開を射程におさめつつ、その応用性を書き下ろす。体系機能言語学の代表的研究者による豪華競演。 まえがきより(一部省略・修正) 第1章は,クリスチャン・マティスンの論考で,音声から日常のディスコースへと探究の領域を移動しながら体系機能言語理論を概観し,言語とかかわるための体系機能的なストラテジーを導入している。ストラテジーとして導入される音声ヨガやディスコース日記,ディスコース地理と意味の潜在性をとらえる理論が言語を探究するのに必要な「言語のセンス」を高め,後続する章の探究を支援している。 第2章では,日本語の体系機能文法を意味分析のリソースとしてもちいて,日本語の意味・文法システムとそのシステムの具現化をテクスト環境に位置づけ記述している。それは,テクストの底辺にある意味をあらわにするのに体系機能的なテクスト分析が有用であり,言語の専門家でなくともテクストの意味づくりを知ることができるということの一例でもある。 第3章は,照屋がマティスンと開発をすすめているレジスター研究の概要を示したものである。英語教育,日本語教育,言語学教育に実践応用している枠組みでもある。意味のまとまりとしてのテクストに焦点をあて,異なるコンテクストで展開する社会意義活動を8つのフィールド(活動領域)に類型化し,あるフィールドで展開するテクスト群があるレジスター的な意味文法的素性をもちながら,テクストタイプとして具現していることを例示している。 第4章は,ジョン・ベイトマンのマルチモダリティ理論と方法論に関する論考である。意味づくりの様式である意義モードを理論・実証的に再考し,意義モードを物質と形式,ダイナミックなディスコース意味論が密接に相関したまとまりとして定義づけ,それが存在論的基盤となってはじめてマルチモーダルメディアとジャンルの緻密なマルチモーダル分析が可能となることを提示した。 第5章の奥泉香の論考は,意味表現様式の異なるひとつ以上の様式,モードによって具現されたマルチモーダルテクストのなかから絵本を国語科教育の学習対象としてとりあげ,絵本のイメージと言語が相補的に,かつ独立してつくりだす意味を系統的に提示している。国語科の授業で示された中学生の意味づくりが,体系機能的なマルチモーダル研究とマルチモーダルリテラシーの必要性を示唆している。 第6章は,ハイジ・バーンズの論考で,第二言語発達を把握することに焦点をおきながら,公共一般や特殊な場面での言語使用に不自由を感じない第二言語の使用者を育成するために,指導による言語発達をどのように想定するべきなのかという疑問を専門家に投げかけ,それと同時に,体系機能理論をベースにした方法論だけでなく,教育実践につなげていく枠組みを提示している。 第7章は,公開講座のためにハリデー先生が準備なされた未出版の原稿を照屋が翻訳した。ハリデーは,言語の性質と機能についての意識を獲得することは,教育をうけた一般大衆でも可能であり,言語がもつ意味づくりの機能を理解することが21世紀への挑戦につながっていくことを,体系機能言語学的な観点から多言語を複雑な環境社会体系のなかに位置づけている。 第1章 言語理論 クリスチャン・マティスン/翻訳 照屋一博 1. はじめに―言語から言語理論へ 2. 言語への着眼 3. 音声の体系的な探求 4. ディスコース日記 5. ディスコースの地理 6. アーカイブとコーパス 7. むすび 第2章 意味づくりのリソース 照屋一博 1. はじめに 2. 行動としての日本語 3. 経験の表象と論理としての言語 4. テクストに意味をまとめあげる言語機能―テーマと修辞関係 5. 意味づくりのリソースとわれわれ 第3章 社会意義活動と意味の具現化 照屋一博,クリスチャン・マティスン 1. はじめに 2. テクストと状況のコンテクスト 3. テクスト類型とレジスター 4. テクスト類型とトポロジー 5. おわりに 第4章 マルチモダリティの方法論と理論的課題 ジョン・ベイトマン/翻訳 照屋一博 水澤祐美子 1. はじめに 方法の必要性 2. 意義モードの定義 3. 意義モードと「テクスト力学」 4. テクストとイメージのまとまりのマルチモーダル記述 5. 結論 第5章 体系機能理論を援用したマルチモーダルテクストの意味づくり 奥泉香 1. 目的と背景 2. 絵本の読みの研究に必要なマルチモーダルテクストの検討方法 3. 例示する絵本と分析の基本単位 4. 見開きにおける絵の部分の意味づくり 5. 見開きにおける絵とことばとの関係による意味づくり 6. 体系マルチ分析が国語科教育にもたらす意味づくりと学習可能性 7. おわりに 第6章 意味づくりを拡張する外国語・第二言語発達 ハイジ・バーンズ/翻訳 照屋一博 水澤祐美子 奥泉香 1. はじめに 2. 言語研究における第二言語発達の現状 3. 意味づくりの能力を伸展させる第二言語発達 4. 時の経過のなかでの言語発達の受容 5. 発達−習得−学習:領域の明確化 6. 「習得」を拒否する―何を拒否するのか? 最初の一歩 7. 社会文化理論における学習と発達の解釈 8. 三つの理論的アプローチにおける発達についての見解 9. SFLに向けての歩み 10 発達の方向性とSFLにおける中心的な仮定と理論的構築物 11. 意義作用の二つの言語形式:文字どおりの形と比喩的な形 12. SFLをさらに一歩進める ― カリキュラム構想の課題 13. SFLに触発されたカリキュラム的枠組みのベネフィットの詳述 14. おわりに 第7章 日常の言語学 M. A. K. ハリデー/翻訳 照屋一博 1. われわれと言語 2. 言語学者と言語の記述 3. 言語は恣意的ではない 4. 言語とはなにか 5. 読むことができれば文字 6. リソースとしての言語 7. 言語を認知するために

認知言語学入門

籾山 洋介
研究社
おすすめ度
74
紹介文
認知言語学の考え方(1):基本的な認知能力 認知言語学の考え方(2):経験の重視 カテゴリー化とプロトタイプ 同じ物事に対する異なる捉え方 メタファー メトニミー 主体化 経験基盤主義:身体性 意味と認知領域 イメージスキーマ フレーム 百科事典的意味 使用依拠モデル 認知言語学の位置づけ
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