Nのために (双葉文庫)
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2024年9月4日12:01
登場人物全員が誰かのために、誰かを想い誰かを守って行動するからこそ引き込まれるミステリー感が読み応えあり、一気に読めました。
章ごとにそれぞれの視点や生い立ちや真実を書いてくれるからこんがらがずにスラスラと頭に入ってきました、とくに第5章の西崎の視点は幼少期の虐待のせいで愛に飢えてたがゆえに奈央子を一方的に助けようと躍起になった理由も分かりとてもスッキリしました。全体的に薄暗いのですが、薄暗さの中にも誰かを愛する心が見え隠れし、大変良かったです。