【2024年】「福岡伸一」のおすすめ 本 23選!人気ランキング
- 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
- 沈黙の春 (新潮文庫)
- ナウシカ考 風の谷の黙示録
- 森の生活 上: ウォールデン (岩波文庫 赤 307-1)
- これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義
- デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)
- 福岡伸一、西田哲学を読む――生命をめぐる思索の旅 動的平衡と絶対矛盾的自己同一
- できそこないの男たち (光文社新書 371)
- ミラーニューロン 新装版
- 意識と自己 (講談社学術文庫)
西田哲学と福岡生命科学は驚くほど似ている! 生命の定義と知の統合に向かう京都学派の記念碑的成果! 「動的平衡」概念の提唱者・福岡伸一氏(分子生物学者)が、西田哲学の継承者・池田善昭氏(哲学者)を指南役に、専門家でも難解とされる西田哲学を鮮やかに読み解く。その過程で2人の碩学は生命の真実をがっちり掴む1つの到達点=生命の定義=にたどり着く……。 西田哲学を共通項に、生命を「内からみること」を通して、時間論、西洋近代科学・西洋哲学の限界の超克、「知の統合」問題にも挑んだスリリングな異分野間の真剣"白熱"対話。 福岡伸一訳西田幾多郎「生命」、池田―福岡往復メール、書き下ろし(プロローグ、「動的平衡」理論編、エピローグ)も収録! プロローグ 西田幾多郎の生命論を解像度の高い言葉で語りなおす[福岡伸一] ダイアローグ 第1章 西田哲学の森に足を踏み入れる 西田哲学と福岡生命科学 哲学者からの期待 生物学のゴールとは何か 生命とは何かを語る言葉 よくわからなかった西田哲学 西田哲学は後ろから見れば解きやすい ピュシス対ロゴス 存在と存在者 ピュシスに還れ 存在と無の「あいだ」 「あいだ」の思考 第2章 西田哲学の森に深く分け入る 「~でなければならない」という独特の文体 「歴史的自然の形成作用」 「主客未分」 「純粋経験」 「自覚」と「先回り」 「行為的直観」と「先回り」 今西錦司の「棲み分け理論」 「逆限定」 年輪と環境の「逆」限定 「絶対矛盾的自己同一」 ピュシスを語る言葉 第3章 西田の「逆限定」と格闘する 年輪は作られつつ歴史を作る 年輪から環境への逆向きの力とは何か 歴史は観測したときに初めて作られるのか 「年輪が環境を包む」と言えるためには何が必要か 逆限定を解く鍵は時間か 生命が時間を生み出す作用としての「逆限定」 福岡―池田往復メール 「逆限定」がピュシスの時間を生み出している もう一度「自覚」について 「行為的直観」「場所」「絶対無」 「歴史的自然の形成作用」とは何か 第4章 福岡伸一、西田哲学を読む 西田の問いに対する真摯さ 西田の『生命』を読む:「個物的多」と「全体的一」 「多(一)の自己否定的一(多)」「過去と未来との矛盾的自己同一」 西田の『生命』における「ロゴス」 絶対現在の自己限定――時間と時刻 西田の生命論はそのまま「動的平衡」論である 福岡伸一訳西田哲学 第5章 動的平衡と絶対矛盾的自己同一の時間論 動的平衡論の「生命の定義」と西田の「歴史的自然の形成作用」 画期的な実在論としての「生命の定義」 西田哲学によって福岡生命科学を基礎づける 動的平衡論の「先回り」における時間 時間と空間はいかに取り違えられやすいか かけがえのない「いま」を生きる 動的平衡の数理モデル(構想) 第6章 西田哲学をいまに活かす ダイアローグの効用 対話によってもたらされた「5つの気づき」 近代科学では「時間」が消されている モノを見過ぎた科学、自然が見えていなかった自然科学 動的平衡論vs機械論:マイナーであっても言い続ける 因果律では逆限定を語れない:「同時性」の問題 生と実在と論理は一つのものである:統合する学としての西田哲学 統合のために自分の道具を持つ 大切なことは隠されている ピュシスの側からみた動的平衡 理論編[福岡伸一] エピローグ 生命を「内から見ること」において統合される科学と哲学[池田善昭]
ベストセラー『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』などで 「生命とはなにか?」という大命題を解き明かしてきた福岡伸一氏。 次なる根源への問いとして選んだのは「芸術とは、科学とはなにか?」。 過去から現代までの芸術と科学が混ざり合う軌跡をたどりながら、 バランス、対、記号、擬態などをキーワードに俯瞰すると、 どんな物語が潜んでいるのか? 科学のなかに芸術を見いだし、芸術を科学の言葉で解き明かす72の芸術深読み論。日本経済新聞で連載された人気コラムが待望の書籍化! 「染色体の手品を解き明かす」、「対の構造を愛する」、「人々が愛する太古のカバ」、「絵画修復は情報の上書き」、「ネアンデルタール人は何者か」、「らせん建築・流れゆく動線」、「被写体の秘密、写真の性質逆手に」、「虫の模様に見る文化の起源」「ダリにもまた科学者の心」「北斎、瀑布にベクトル見いだす」など、72編を収録。 1 マンハッタンヘンジ 2 親魏倭王の金印 3 聖女プラクセデス 4 右手と左手 5 バベルの塔 6 ヴィレンドルフのヴィーナス 7 パワーズ・オブ・テン 8 ミミクリーズ 9 カバのウィリアム 10 メランコリア1
動的平衡は、古くて新しい世界観であり、機械論的・因果律的な世界観に対するアンチテーゼ、あるいはアンチドート(解毒剤)としてある。この考えに共鳴してくれた人たちとともに、世界の過去・現在・未来を動的平衡の視点から論じ合った記録。 プロローグ 第一章 見えないものに、動的平衡は宿る カズオ・イシグロ 記憶とは、死に対する部分的な勝利なのです 平野啓一郎 複数の「私」を生きる ― 分人主義とは ? ― 佐藤勝彦 「知的生命体」が宇宙にいるのは必然か 玄侑宗久 無常の世では「揺らぐ」ことが強さである 第二章 目に映るものは、動的平衡と寄り添う ジャレド・ダイアモンド 未来の知は「昨日までの世界」に隠されている 隈 研吾 建築にも新陳代謝する「細胞」が必要だ 鶴岡真弓 「ケルトの渦巻き」は、うごめく生命そのもの 千住 博 「美しい」と感じるのは、生物にとって必要だから 対談を終えて
生命よ、自由であれ 生命の本質は、自己複製ではなく、絶え間のない流れ、すなわち動的平衡にある。鮮やかに喝破した前著から2年。生物学の新しい潮流エピジェネティクスは、ダーウィン進化論の旧弊を打ち破るか。動物を動物たらしめた必須アミノ酸の意味とは? 美は動的平衡にこそ宿り、遺伝子は生命に対して、自由であれと命じている。さらなる深化を遂げた福岡生命理論の決定版がついに登場。 第1章 「自由であれ」という命令-遺伝子は生命の楽譜にすぎない 第2章 なぜ、多様性が必要か-「分際」を知ることが長持ちの秘訣 第3章 植物が動物になった日-動物の必須アミノ酸は何を意味しているか 第4章 時間を止めて何が見えるか-世界のあらゆる要素は繋がりあっている 第5章 バイオテクノロジーの恩人-大腸菌の驚くべき遺伝子交換能力 第6章 生命は宇宙からやって来たか-パンスペルミア説の根拠 第7章 ヒトフェロモンを探して-異性を惹き付ける物質とその感知器官 第8章 遺伝は本当に遺伝子の仕業か?-エピジェネティックスが開く遺伝学の新時代 第9章 木を見て森を見ず-私たちは錯覚に陥っていないか
ロハスの思考は新しいライフスタイルへのパラダイムシフト。 ロハスの基礎知識(酸化と還元 ワンガリ・マータイさん(2004年ノーベル平和賞受賞者)のこと ほか) 懐かしい言葉を探そう(時間その1 クローン 時間その2 進化 ほか) 食について考える(何を食べるか? 脳細胞の求めるものについて ほか) トーク・ウィズ(坂本龍一 ヨーヨー・マ ほか)