【2024年】「ヘーゲル」のおすすめ 本 89選!人気ランキング
- 新しいヘーゲル (講談社現代新書)
- その悩み、哲学者がすでに答えを出しています
- 哲学の歴史 7 18-19世紀
- ヘーゲル哲学入門 (SQ選書11)
- 法哲学講義
- 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (河出文庫 や 33-2)
- ヘーゲル 自由と普遍性の哲学 (河出文庫 に 6-3)
- 10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉: 哲学者から学ぶ生きるヒント (10歳に贈るシリーズ)
- カントからヘーゲルへ
- 歴史哲学講義 (上) (岩波文庫 青 629-9)
序論 法(正義)の概念 第1部 抽象的な正義(法)(財産 契約 不法) 第2部 道徳(企てと責任 意図としあわせ 善と良心) 第3部 共同体の倫理(家族 市民社会 国家)
「どうして勉強しなければいけないの?」「どうしていじめはなくならないの?」「生きている意味はあるの?」 学校の… 「どうして勉強しなければいけないの?」 「どうしていじめはなくならないの?」 「生きている意味はあるの?」 学校の先生や親がなかなか答えられない、子どもが抱えるリアルな悩みや疑問を、哲学者の言葉をヒントに解決。 哲学を通して子どもの考える力を育てる、必読の一冊。 古代ギリシャから近代、現代の有名な哲学者の解説も。 ■第1章 自分について考える Q 運動が苦手 Q 勉強ができない Q 自分の言葉で上手く話せない Q 綺麗になりたい Q 自分のいいところがわからない Q 「自分らしさ」って何? ■第2章 友達について考える Q 友達ができない Q 友達が他の子と仲よくしているとムカムカしてしまう Q 友達グループの中で仲間外れにする子がいる Q ケンカをした友達に「ごめんなさい」が言えない Q 人を好きになるってどういうこと? ■第3章 悪について考える Q どうしてルールを守らなくちゃいけないの? Q 人にやさしくしなきゃいけないのはなぜ? Q どうしていじめはなくならないの? Q 悪いことをしている人には注意した方がいい? ■第4章 生き方について考える Q どうして勉強しなければいけないの? Q 苦手なことはあきらめちゃダメ? Q 「本をたくさん読みなさい」って言われたけどなぜ? Q 自分の夢を反対される Q 生きている意味はあるの? Q 幸せって何? ■第5章 命について考える Q 心はどこにあるの? Q 花や木に命はある? Q 死ぬのが怖い Q 人は死んだあとどうなるの? Q 人はどうして人を殺すの? ■岩村先生の哲学講座 人間の祖先「ホモ・サピエンス」が生き残れたわけ 物事の原因はすべて「目に見えない」 「ふたつの時間」を生きる 愛は「心を受ける」こと
カントの批判哲学から,フィヒテ,シェリングをへてヘーゲルの哲学体系までドイツ観念論を平明に解説したスタンダードな入門書.哲学を志す者にとって,またカント,ヘーゲル哲学へのすぐれた手引として,待望の書といえよう.解説=坂部恵【書物復権:初版1977年】 第一章 カント 1 カント哲学の背景と意図 2 生涯と著作 3 批判哲学の意図 4 数学および自然科学の基礎づけ 5 伝統的形而上学の否定 6 実践的形而上学の基礎づけ 7 自然界と道徳界との統一 第二章 フィヒテ 1 生い立ちからイエナ赴任まで 2 前期思想 3 無神論論争 4 ベルリン時代 5 後期思想 第3章 シェリング 1 生い立ちからイエナ時代まで 2 前期思想 3 ヴュルツブルク、ミュンヘン、ベルリン時代 4 後期思想 第四章 へーゲル 1 ヘーゲルに対する相反する評価 2 生涯と著作活動 3 根本思想 4 弁証法 5 体系の概観 6 『精神現象学』序論と『法の哲学』 7 後世への影響
『精神現象学』をはじめ、難解なヘーゲル哲学を、第一人者が「自由」の哲学として読みなおす。ヘーゲルこそ、今私たちに必要だった! カントの二元論を乗り越え、ヘーゲルが追求したのは、私たちが自由に生きる、その哲学的根拠だった。『精神現象学』をはじめ、難解で知られるヘーゲル哲学の全体像を「自由」の哲学として読みなおす。 ヘーゲル哲学は、いまこそ、私たちに必要な哲学だった! カントの二元論を乗り越え、ヘーゲルが追求したのは、私たちが自由に生きる、その哲学的根拠だった。『精神現象学』をはじめ、難解で知られるヘーゲル哲学の全体像を「自由」の哲学として読みなおす。 はじめに 第一章 「自由の哲学」の誕生 第二章 ヘーゲル哲学の時代区分 ヘーゲルの略歴 第三章 カント(二世界論)の超克 二重の「矛盾」 第四章 「無」・「死」という視点から 第五章 『精神現象学』(1) 「序論」・「緒論」 第六章 『精神現象学』(2) 「意識」・「自己意識」・「理性」 第七章 『精神現象学』(3) 「精神」・「宗教」・「絶対知」 第八章 必然性と自由 『論理学』より 第九章 法・国家・歴史 おわりに 参考 『精神現象学』目次 あとがき
人類知の全貌を綴った哲学史上最大の快著。四つの原典との頁対応を付し、著名な格言を採録した索引を巻末に収録。従来の解釈の遥か先へ読者を導く。 人類知の全貌を綴った哲学史上最大の快著。四つの原典との頁対応を付し、著名な格言を採録した索引を巻末に収録。従来の解釈の遥か先へ読者を導く。
人類知の全貌を綴った哲学史上最大の快著。四つの原典との頁対応を付し、著名な格言を採録した索引を巻末に収録。従来の解釈の遥か先へ読者を導く。 人類知の全貌を綴った哲学史上最大の快著。四つの原典との頁対応を付し、著名な格言を採録した索引を巻末に収録。従来の解釈の遥か先へ読者を導く。
奴隷制と植民地支配が形成した世界資本主義市場を背景に、ヘーゲル哲学とハイチ革命を同時に思考し、非西洋中心的な世界史を構想す… 奴隷制と植民地支配が形成した世界資本主義市場を背景に、近代市民社会をめぐるヘーゲルの洞察とハイチ革命の現実とを同時に思考すること。それは、主人と奴隷の弁証法のプロセスないし階級闘争史とみなされた世界史のヴィジョンを、従来問われずにいたまったく別の観点から批評することである。非西洋中心主義的で真に普遍的な人類史にむけた、ポストコロニアル的批判の刺激的成果! 序言 第Ⅰ部 ヘーゲルとハイチ 第Ⅰ部への序論 ヘーゲルとハイチ 第Ⅱ部 普遍的な歴史(ユニヴァーサル・ヒストリー) 第Ⅱ部への序論 普遍的な歴史 原註 訳註 訳者解題 参考文献 図版一覧 人名索引
(近代の再検討が根源的に問われるなか、近代的思惟の原点の翻訳。) 『精神現象学』が出版されて間もない1807年7月8日に、ヘーゲルはニートハンマーに宛てて「出来るだけ多くの力を」自分の論理学総論の仕事に注いでいると書いている。『大論理学』全三巻は、1812年から1816年にかけて出版された。しかし、当時の書評界かこの著作にたいして一顧だに与えなかった。・・・・・ 最近20年間のヘーゲル受容においてはじめて『大論理学』にたいして、ヘーゲル自身の理解にふさわしいと思われる位置づけがなされるようになった。 絶対的否定性は、絶対的概念の構造そのものであるから、主観性の構造である。したがって『大論理学』は主観性の理論のまったき姿である。『精神現象学』の「序文」で定式化された意図、すなわち実体を同様に主体としても把握することが問題だという企図は、『大論理学』においてはじめて果たされる。ここでは、実体の弁証法的運動が概念のもっとも直接的な起源となっているのである。 訳者のまえがき 序 言 序 論 論理学の一般的区分について 第一書 存 在 学は何を端初としなければならないか 存在の一般的区分 第一編 規定態(質) 第一章 存 在 第二章 定 在 第三章 向自存在 第二編 大きさ(量) 第一章 量 第二章 定 量 第三章 量的相関〔比〕 第三編 度 量 第一章 特有の量 第二章 独立した度量の比 第三章 本質の生成 訳者注 付 論 付論一 A版の序言がB版でどのように改変されているか 付論二 「論理学の一般的区分」に関する叙述のA版とB版とのちがい 付論三 A・B両版における「端初論」のちがい 付論四 「定在」の章はB版でどのように改変されているか 付論五 A・B両版における「向自存在」の章のちがい 付論六 「大きさ」と「量」 付論七 A・B両版における「度量」の編のちがい 訳者のあとがき
(近代の再検討が根源的に問われるなか、近代的思惟の原点の翻訳。) 『精神現象学』が出版されて間もない1807年7月8日に、ヘーゲルはニートハンマーに宛てて「出来るだけ多くの力を」自分の論理学総論の仕事に注いでいると書いている。『大論理学』全三巻は、1812年から1816年にかけて出版された。しかし、当時の書評界かこの著作にたいして一顧だに与えなかった。・・・・・ 最近20年間のヘーゲル受容においてはじめて『大論理学』にたいして、ヘーゲル自身の理解にふさわしいと思われる位置づけがなされるようになった。 絶対的否定性は、絶対的概念の構造そのものであるから、主観性の構造である。したがって『大論理学』は主観性の理論のまったき姿である。『精神現象学』の「序文」で定式化された意図、すなわち実体を同様に主体としても把握することが問題だという企図は、『大論理学』においてはじめて果たされる。ここでは、実体の弁証法的運動が概念のもっとも直接的な起源となっているのである。 訳者のまえがき 第一巻 客観的論理学 第二書 本質論 第二書 本 質 第一編 それ自身における反省としての本質 第一章 仮 象 第二章 諸本質態または反省諸規定 第三章 根拠 第二編 現 象 第一章 現実存在 第二章 現 象 第三章 本質的相関 第三編 現実性 第一章 絶対的なもの 第二章 現実性 第三章 絶対的時間 訳者注 付 論「本質論」の体系構成について 訳者のあとがき
(近代の再検討が根源的に問われるなか、近代的思惟の原点の翻訳。) 『精神現象学』が出版されて間もない1807年7月8日に、ヘーゲルはニートハンマーに宛てて「出来るだけ多くの力を」自分の論理学総論の仕事に注いでいると書いている。『大論理学』全三巻は、1812年から1816年にかけて出版された。しかし、当時の書評界かこの著作にたいして一顧だに与えなかった。・・・・・ 最近20年間のヘーゲル受容においてはじめて『大論理学』にたいして、ヘーゲル自身の理解にふさわしいと思われる位置づけがなされるようになった。 絶対的否定性は、絶対的概念の構造そのものであるから、主観性の構造である。したがって『大論理学』は主観性の理論のまったき姿である。『精神現象学』の「序文」で定式化された意図、すなわち実体を同様に主体としても把握することが問題だという企図は、『大論理学』においてはじめて果たされる。ここでは、実体の弁証法的運動が概念のもっとも直接的な起源となっているのである。 凡 例 前 言 概念総論 区 分 第一編 主観性 第一章 概 念 第二章 判 断 第三章 推 理 第二編 客観性 第一章 機械的関係 第二章 化学的関係 第三章 目的論 第三編 理 念 第一章 生 命 第二章 認識の理念 第三章 絶対的理念 訳者注 訳者あとがきにかえて---寺沢和子 寺沢訳を読んでくださる方々へ---稲葉守 人名索引・事項索引
ヘーゲルの思考法 プロローグ 革命の死んだ日に歴史が生まれた 市民社会観の転回 プロムナード. 1 実体=主体説の三つの局面 『精神現象学』におけるキリスト教の必然性 創造以前の神の叙述 プロムナード. 2 哲学にとって体系とは何か ヘーゲル哲学の歴史的位置づけ プロムナード. 3 空と弁証法 死によって否定される人間の存在とは何か ヘーゲル『自然法講義草稿』 純粋存在とエーテル 輪郭と使命 絵入り辞典の世界 対立の想定ごっこと磁石 何度も「矛盾」の出てくるびっくり箱 ヘーゲル「概念論」のなかの自己関係性 本質は現象する
論理学・形而上学・方法論 『小論理学』「予備概念」の意義 『論理学講義一八三一年』における「主体」と「自由」 論理と現実をめぐって ヘーゲル論理学における矛盾論 矛盾律、アンチノミーとヘーゲル 主体の生成と論理構造 主体の推理構造 必然性と自由の論理 意志の自由と社会的自由 Widerspruch,Subjekt und Freiheit in Hegels Logik
精緻なテクスト読解によりヘーゲル実践哲学のアクチュアリティを提示し行為者性や自由という現代実践哲学の最も重要な問題に答える。 自由とは何か。自由に行為することは可能なのか。実践哲学から近代自由論へと架橋して、行為者性や自由という現代の最重要課題に応答する独創的なヘーゲル論。 自由とは何なのか。自由に行為するとはどういうことなのか。そもそも自由に行為することは可能なのか。そして、自由に生活することがどれほど重要なのか。精緻なテクスト読解により近代自由論の中心にヘーゲル実践哲学が位置すること示し、ヘーゲルのアクチュアリティを提示する。行為者性や自由という現代実践哲学において最も重要な問題に答える。長らく紹介が待たれていた哲学者の本邦初訳。 謝辞 第一部 精神 第一章 前置き──自由な生活を送る I 「行為者性」とその条件──自由と理性 II 自由と規範性 III 各章の概要 IV ヘーゲル実践哲学の解釈について 第二章 自然と精神(心)──ヘーゲルの両立論 I 自由をめぐる三つの問い──自由と精神 II 自由と両立論 III 自然と精神の両立論 IV 精神は「それ自身の産物」である 第三章 自分自身に法則を与えることについて I 「自己立法」原理──カントからヘーゲルへ II カントの「自己立法」の逆説性 III 「自己立法」と理性による拘束 IV 社会によって媒介された実践的アイデンティティ V 社会的・歴史的な「自己立法」原理 第四章 自由の現実化 I 二つのヘーゲル批判 II 概念と現実性 III 概念がその現実性を「それ自身に与える」 IV 概念の現実性と自由 V 規範的拘束力の起源 VI 自由と精神の現実性 VII 規範性と歴史性 VIII 規範的拘束力の現実化と人倫共同体 第二部 自由 第五章 意志の自由──心理的次元 I 自由と共同性──ルソーの受容 II 自己否定と倫理的存在者 III 思惟と意志──理論と実践 IV 自由と主知主義 V 自由の心理的要素 VI 自然的・社会的依存と自立 VII 「行為者性」と「理性の形式」──相互承認と遡及的正当化 第六章 意志の自由──社会的次元 I 行為と意図 II 社会と時間に埋め込まれた主体 III 「行為者性」の内と外──「事そのもの」 IV 意図をめぐる自己欺瞞の暴露 V 実行されなかった「真の意図」と意志の弱さ VI 主体性の権利 VII 意図せざる結果と意図の暫定性──偶然性の介入と後悔 VIII 主体性の持続 IX 「本当の自分」とは 第三部 社会性 第七章 ヘーゲルにおける社会性──承認された地位 I ヘーゲル承認論をめぐって II ヘーゲルの「自由」概念──その四つの特質 III 達成された様態としての自由 IV 自由と相互承認 V 承認の成功形態としての人倫的制度 第八章 承認と政治 承認という依存性──政治的主張 I 近代の二つの伝統──個人主義と相互主体性論 II 承認への依存 III 承認された地位としての「行為者性」 承認という依存性──「発展史的な」論証 IV 精神の「発展史的な」物語 V 精神の発展の動力源としての自己否定 VI 『精神現象学』における可能的な経験モデルと現実的経験 VII 経験による概念内容の実現 VIII 行為における自己喪失 IX 行為と規範性 X 小括 第九章 制度の理性性 I 自由と実践的理性性──社会性の優位 II 制度の理性性──方法論的個人主義と社会有機体論の批判 III 自由の社会的条件について IV 社会秩序の客観的理性性 V 社会秩序の主観的理性性 第十章 結論 I プラグマティックな実践的理性性とその「発展史的な」正当化 II ヘーゲルへの回帰 監訳者あとがき 参考文献 索引
なんだか難しそうな哲学。しかし哲学することは特別なことではない。身近なテーマから、哲学するとはどんな行為なのかを解き明かす。 なんだか難しそうな哲学。中身は分からなくても、漠然と難しそうにみえる哲学。しかし、哲学することはなにも特別な行為ではない。哲学が扱うのはどれも実は身近な問題ばかりである。ニュースなどで見かける問題、人と話すときに話題にするようなこと、実はそこに哲学が隠れている。本書は、これを手がかりにさらに読者なりに考えを深めるための道具箱のようなものである。カントいわく、哲学は学べない。読者はこれをヒントに自分で考える。そこに哲学が存在する。 はじめに(戸田剛文) 第一部 身近なテーマから 第1章……いま芸術に何が期待されているのか(阿部将伸) はじめに 1 視線の向けかえ―古代 2 視線の落ち着き先の変容1―古代末から中世へ 3 視線の落ち着き先の変容2―近代 4 コミュニティ感覚 おわりに ❖おすすめ書籍 第2章……犬と暮らす(戸田剛文) はじめに 1 動物への道徳的配慮 2 具体的な問題 3 動物を食べることは正当化できるのか 4 幸福な社会 ❖おすすめ書籍 第3章……宗教原理主義が生じた背景とはどのようなものか(谷川嘉浩) はじめに 1 原理主義とはどのようなものか 2 近代化と、キリスト教原理主義 3 手のなかに収まらないものへ ❖おすすめ書籍 第4章……幸福の背後を語れるか(青山拓央) はじめに 1 幸福をめぐる三説 2 「私」の反事実的可能性 3 私的倫理と自由意志 4 『論考』と言語 5 『論考』と倫理 ❖おすすめ書籍 第二部 哲学の伝統 第5章……原因の探求(豊川祥隆) はじめに―「なぜ」という問いかけ 1 言葉の根―「アイティア」について 2 近代科学という営みと「目的」の瓦解 3 ドミノ倒し 4 現代の「原因」観―概念の多元主義にむけて 5 おわりに―人間の進歩と面白さ ❖おすすめ書籍 第6章……言葉と世界(佐野泰之) はじめに―言葉のない世界 1 言語論的転回 2 論理実証主義への批判 3 解釈学的転回 おわりに―私たちは言語の囚人なのか? ❖おすすめ書籍 第7章……知識と懐疑(松枝啓至) はじめに 1 古代懐疑主義 2 デカルトの「方法的懐疑」 3 「懐疑」について「懐疑」する―ウィトゲンシュタインの思索を手掛かりに ❖おすすめ書籍 第8章……存在を問う(中川萌子) はじめに 1 「存在とは何か」という問いの動機と必要性―ニーチェとハイデガーの時代診断 2 存在とは何か? 「存在とは何か?」と問うことはどのような営みか? 3 「存在とは何か」という問いの形式と歴史 4 「存在とは何か」と問うことの自由と責任―ハイデガーとヨナスの責任論 おわりに ❖おすすめ書籍 あとがき 索引(人名・事項)
◆倫理的思考の故郷へ サンデル教授の公開講義ブームに始まり正しい行為とは何かを問う哲学書が人 気です。こうした本では以下のような極限的事例が議論されます。「列車が暴 走し線路上に立つ5人を轢かんとしている。ただし、眼前のレバーを引けば列 車は1人しか轢かない別の線路へと入る。引くべきか否か、その選択はどんな 理論で正当化されるのか……」。しかし、ジレンマに陥った中での苦渋の選択 というものから、倫理について多くを学べるのでしょうか。我々の目指すもの は、こうした状況で躊躇せず正しい行為を選び取れる、ということではないの ではないでしょうか。筆者は、我々の理解から乖離しない倫理の解明に向けて、 自由意志の有無、意図と行為の関係、さらには義務や責任と運との関係といっ た「行為」の深い謎へと切りこみます。ままならぬ世界で不完全な道徳行為者 として生きる人間の核心に迫る哲学入門書。著者は新潟大学准教授。
「考える」ためには何が重要か 多様性の時代の利他と利己 私はプロセスの途中にいる時間的存在 自分が自分であることの意味 民主主義とは何か わかりあえなさをつなぐということ
14歳からの「考える」のための教科書。「自分とは何か」「死」「家族」「恋愛と性」「メディアと書物」「人生」など30のテーマ。 今の学校教育に欠けている14歳からの「考える」の為の教科書。「言葉」「自分とは何か」「死」「家族」「社会」「理想と現実」「恋愛と性」「メディアと書物」「人生」等30のテーマ。 人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある。 言葉、自分とは何か、死、心、他人、家族、社会、理想と現実、友情と愛情、恋愛と性、仕事と生活、本物と偽物、メディアと書物、人生、善悪、自由など、30のテーマを取り上げる。 Ⅰ 14歳からの哲学[A] 1 考える[1] 2 考える[2] 3 考える[3] 4 言葉[1] 5 言葉[2] 6 自分とは誰か 7 死をどう考えるか 8 体の見方 9 心はどこにある 10 他人とは何か Ⅱ 14歳からの哲学[B] 11 家族 12 社会 13 規則 14 理想と現実 15 友情と愛情 16 恋愛と性 17 仕事と生活 18 品格と名誉 19 本物と偽物 20 メディアと書物 Ⅲ 17歳からの哲学 21 宇宙と科学 22 歴史と人類 23 善悪[1] 24 善悪[2] 25 自由 26 宗教 27 人生の意味[1] 28 人生の意味[2] 29 存在の謎[1] 30 存在の謎[2]
山積する現代の難問に、哲学・思想を大胆に「使う」本。難解で鳴るヘーゲルを誰にでも理解できるようにわかりやすく解説。超入門書。 戦争、グローバル化といった山積する現代の難問に、ヘーゲルの哲学・思想を大胆に「使う」本。「矛盾」「自己対象化」「家族」「対立物の統一」等、難解で鳴るヘーゲルを誰にでも理解できるようにわかりやすく解説。超入門書。 山積する現代の難問に、哲学・思想を大胆に「使う」本 難解で鳴るヘーゲルを誰にでも理解できるようにわかりやすく解説~超入門書 ◆0 ヘーゲル哲学って使いべりしない ◆1 「日本の直面する課題」を解くヘーゲルの思考法 10のキーワード~1「矛盾」 なぜエネルギー危機を突破できたか? 2「自己対象化」 日米開戦は回避できたか? 4「一者」 天皇の存在理由とは? 5「対立物の統一」「日本的経営」は経済成長の「桎梏」か? ほか ◆2 ヘーゲルの人生に学ぼう 「成功」をもたらす10の人生ポイント~11 引きこもり 12フリーター 家庭教師 17 一派をなす 派閥力と敵対者 18知は権力「御用哲学者」ほか ◆3 ヘーゲルが学んだ人、ヘーゲルに学んだ人~21 ヘーゲル哲学には、その反対も含めた、すべてがある 22 アリストテレス23 デカルト24 スピノザ 25 ルソー 26 カント 27 アダム・スミス 28 キルケゴール 29 マルクス 「欲望社会」 30 ニーチェ ◆4 ヘーゲルに世界問題を占ってもらおう~31 アメリカの一極支配 一極支配と反米感情 32 EUの未来 統合と対立 33 チャイナの躍進 市場経済と共産党・軍支配 34 イスラム世界 国家主権と宗教支配 35 機会と人間
本書は身近な「感情」をテーマにした哲学の入門書です。感情や人間がどういうものか哲学がどういうものかわかる一冊となっています。 本書は身近な「感情」をテーマにした哲学の入門書です。大学でおこなわれた全15回の講義をまとめたものなので、哲学を知らなくても、感情や人間がどういうものか、哲学がどういうものかわかる一冊となっています。 感情と理性は対立する? ロボットは感情をもてる? 「感情」にまつわる疑問に答える、まったくの哲学初心者にむけて書かれた入門書 私たちの生活の中心にある感情。 私たちは日々うれしくなったり悲しくなったりして過ごしています。 誰もがもつこの「感情」とはいったい何なのでしょうか? 本書は身近な「感情」をテーマにした哲学の入門書です。大学でおこなわれた全15回の講義をまとめたものなので、哲学を知らなくても、感情や人間がどういうものか、哲学がどういうものかわかる一冊となっています。 「本書は、感情や哲学に興味をもった人が最初に読む本を目指して書かれたものです。なので、この本を読むために、感情についても、哲学についても、予備知識は一切必要ありません。 タイトルに「感情の哲学」と入っていますが、哲学だけでなく、心理学や脳神経科学、文化人類学、進化生物学など、さまざまな分野での感情研究も紹介します。つまり、できるだけ多くの観点から感情について考えてみたいと思います。そのため本書は、感情に興味をもつすべての人に向けて書かれています」 (「はじめに」より) はじめに 第1講 ガイダンス 1 日常のなかの感情 2 哲学は何をするのか 3 「感情」という言葉について 4 各講義の概要 第2講 感情の本質は何か 1 本質の見つけ方 2 本質の候補 3 思考の重要性 第3講 感情と身体 1 ジェームス=ランゲ説 2 根拠となる思考実験 3 身体説の検討 第4講 感情と思考 1 志向性 2 身体と思考の組み合わせ 3 どんな思考が必要なのか 4 「感情の本質」まとめ 第5講 感情と価値/基本的な感情 1 価値の客観性 2 正しい感情と誤った感情 3 基本感情 4 感情価 第6講 複雑な感情/感情と文化 1 感情の混合 2 高度な思考に基づく感情 3 文化の影響 第7講 無意識の感情/ロボットの感情 1 感覚と無意識 2 感情の役割 3 ロボットは感情をもてるか 4 意識のハード・プロブレム 第8講 他人の感情を見る 1 他我問題 2 「見る」とはどういうことか 3 表情は感情の表象か 4 表情は感情の部分 第9講 感情と気分/感情と痛み 1 感情と気分を分ける基準 2 なぜ憂うつになるのか 3 痛みの感情的側面 第10講 感情と理性は対立するか 1 感情は合理的でないのか 2 VMPFC損傷 3 二重過程理論 第11講 道徳哲学と感情の科学 1 道徳的判断 2 トロリー問題の二つのシナリオ 3 功利主義と義務論 4 道徳と二重過程 第12講 恐怖を求める矛盾した感情 1 負の感情のパラドックス 2 消去説 本当は怖がっていない 3 補償説 恐怖と喜びを同時に抱く 4 フィクションが関わる場合 第13講 感情とフィクション 1 フィクションのパラドックス 2 錯覚説 フィクションを現実と間違える 3 ごっこ説 怖がるフリをしている 4 思考説 思い浮かべて怖くなる 5 二つのパラドックスを合わせる 第14講 感情とユーモア 1 愉快な感情 2 笑いとコミュニケーション 3 ユーモアとは何か 4 不一致と、あと何か 第15講 全体のまとめ 1 感情をコントロールする 2 読書案内 あとがき 文献一覧
「差別とはどういうものか」「差別はなぜ悪いのか」「差別はなぜなくならないのか」の3つの問いを通して、哲学的に考える入門書 本書は「差別とはどういうものか」「差別はなぜ悪いのか」「差別はなぜなくならないのか」の3つの問いを通して哲学的に考え、日常で起きている差別的な行為、発言、偏見について、どう考えていいのか手がかりを得る入門書 日常にある差別や偏見。どう考えれば、どうすればいいのかに応える待望の本! 差別的な行為、発言、あるいは偏見について、またハラスメントやいじめと差別との相違、アファーマティブ・アクションと逆差別、配慮しているつもりが差別になるというマイクロアグレッションなど、実際、日常で起きている差別や偏見について、どう考えていいのかわからなくなったら、立ち戻るところがようやく見つかった。 本書は「差別とはどういうものか」「差別はなぜ悪いのか」「差別はなぜなくならないのか」の3つの問いを通して、差別について哲学的に考えていきます。本書の基本的なスタンスは、悪質な差別をあたかも問題のない単なる区別かのように偽装しないこと、それと同時に、何でもかんでも差別と呼ぶような言葉のインフレに陥らないようにすること。 世界では盛んな差別の哲学だが、日本の哲学ではこれまで扱われてこなかった。本書は具体的な事例を使った日本では初めての差別の哲学入門書の決定版!! 序章 なぜ「差別の哲学」なのか 第1章 差別とはどういうものか 単なる区別と不当な差別はどう違うのか/区別か差別かの分類のむずかしさ/アファーマティブ・アクションと逆差別/ヘイトスピーチはどういう意味で差別か/中間考察ーー拾いすぎることと拾えないこと/ハラスメントは差別か/いじめは差別か/差別に歴史は必要か 第2章 差別はなぜ悪いのか 四つの答え/差別者の心や態度に問題があるのか(心理状態説) /害が大きいから悪いのか(害説) /自由を侵害するから悪いのか(自由侵害説) /被差別者を貶めるような社会的意味をもつから悪いのか?(社会的意味説) /結局、差別はなぜ悪いのか 第3章 差別はなぜなくならないのか なぜ嘘はなくならないのか/悪気はなくても差別は起こるーー事実による正当化/事実なのだから仕方がない、とはなぜ言えないのか/配慮しているつもりが差別になるーーマイクロアグレッション/差別されていると言えなくなる/反差別主義者も無自覚に差別している/科学との付き合い方/接触理論の着想/ためらいの好機 終章 差別の問題とこれからの哲学