【2025年】「日本古典文学」のおすすめ 本 132選!人気ランキング
- 枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川文庫ソフィア 95 ビギナーズ・クラシックス)
- 現代語古事記
- こころ (新潮文庫)
- 砂の女 (新潮文庫)
- 万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫 92 ビギナーズ・クラシックス)
- 異邦人 (新潮文庫)
- 破戒 (新潮文庫)
- 山椒大夫・高瀬舟 (新潮文庫)
- まんがで読む古典 1 枕草子 (ホーム社漫画文庫)
- 新編 日本古典文学全集 (22) 源氏物語 (3)
この書籍は、古代日本の神話や歴史を描いた「古事記」を現代語に完全翻訳したもので、特に読みやすさを重視しています。著者の竹田恒泰は明治天皇の玄孫で、解説を加えることで内容の理解を深める工夫がされています。巻末には神々や天皇の系図、主要語句の索引もあり、初心者でも読みやすいと好評です。シリーズ累計30万部を超えるベストセラーです。
この作品は、親友を裏切って恋人を得た主人公が、その親友の自殺によって罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶという孤独な内面を描いています。物語は、学生の視点から主人公の魅力を描写した前半と、主人公の告白が対照的に展開される後半で構成されています。夏目漱石の後期三部作の集大成であり、「我執」のテーマが透明な文体で表現されています。
砂丘で昆虫採集中の男が砂穴の底に閉じ込められ、脱出を試みる。彼を引き留めようとする女と、男の逃亡を妨害する地域の人々が絡む中、人間存在の象徴を探求するサスペンスフルな長編小説。20数ヶ国語に翻訳された名作。
カミュの代表作『異邦人』は、母の死後に海水浴や女との関係を楽しむ主人公ムルソーが、友人を巡るトラブルで殺人を犯し、「太陽のせい」と動機を述べる物語です。彼は死刑判決を受けながらも幸福を感じ、処刑の日に見物人の憎悪を望むという、理性や人間性の不合理を探求しています。
三島由紀夫の長編小説『仮面の告白』は、女に魅力を感じない少年が、戦時中に級友の妹と出会い、幸福を感じるも、その瞬間に自らの逃避本能に気づく物語。少年の内面の葛藤と性的指向に関する告白が描かれ、著者自身のスキャンダラスな自伝的要素が含まれている。三島は1949年にこの作品で作家としての地位を確立し、その後も多くの名作を残した。
『平家物語』は、12世紀末の源平の争乱を背景に、平家一門の盛衰や愛と死を叙事詩的に描いた戦記です。無常観に満ちた悲しい物語は、後世の文学や芸術に大きな影響を与えました。本書は、事件や流れを簡潔に把握できるビギナーズ向けのダイジェスト版で、ふりがなが付いています。また、関連情報や系図、コラムも収録されており、作品の理解を深める内容となっています。
島村は新緑の山あいの温泉で美しい娘・駒子に出会い、彼女に魅了される。年末、再会を望んで汽車に乗ると、同じ車両に葉子という娘が現れ、彼女と駒子の間には秘密があった。川端康成によるこの作品は、日本的な美を描写した名作で、ノーベル文学賞を受賞している。
日本人の美意識の原点『古今集』を、もっとも詳しく、わかりやすく解説。 日本人の美意識を決定づけ、『源氏物語』などの文学や美術工芸ほか、日本文化全体に大きな影響を与えた最初の勅撰集。四季の歌、恋の歌を中心に一一〇〇首を整然と配列した構成は、後の世の規範となっている。 日本人の美意識を決定づけ、『源氏物語』などの文学や美術工芸ほか、日本文化全体に大きな影響を与えた最初の勅撰集。四季の歌、恋の歌を中心に一一〇〇首を整然と配列した構成は、後の世の規範となっている。
貧しく孤独な少年ジョバンニが親友カムパネルラと共に銀河鉄道で美しい夜空を旅する「銀河鉄道の夜」をはじめ、イーハトーヴォの多彩で切ない物語を収めた14編の童話集。作品には「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」などが含まれ、賢治の豊かな世界観を楽しめる。
貧しい大学生ラスコーリニコフは、「微細な罪悪は百の善行に償われる」という理論から高利貸の老婆を殺し、その財産を利用しようとしますが、偶然妹も殺してしまいます。この予期しない出来事が彼に罪の意識をもたらし、苦悩することになります。
新古今和歌集の優美で幽玄な世界を、珠玉の文庫に仕立てあげました。 「春の夜の夢の浮橋とだえして峰に別るる横雲の空 藤原定家」「幾夜われ波にしをれて貴船川袖に玉散る物思ふらむ 藤原良経」など、優美で繊細な古典和歌の精華がぎっしり詰まった歌集を手軽に楽しむ決定版。 「春の夜の夢の浮橋とだえして峰に別るる横雲の空 藤原定家」「幾夜われ波にしをれて貴船川袖に玉散る物思ふらむ 藤原良経」など、優美で繊細な古典和歌の精華がぎっしり詰まった歌集を手軽に楽しむ決定版。
古代の伝説が息づく伊勢湾の小島で、若者新治と少女初江が出会い、恋に落ちる物語。嵐の日に二人きりになり、彼らの関係が深まる様子が描かれ、三島由紀夫の文学が持つ美しさと青春の永遠性が表現されている。著者は三島由紀夫で、彼は多くの名作を残し、世界中で愛読されている。
アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法を、広い視野とシャープな論理で知られる著者が、明快に提示する。 大学生協文庫年間ランキング2年連続1位! 2018年1月~2019年12月 (大学生協事業連合調べ) 歴代の東大生・京大生が根強く支持する異例のベスト&ロングセラー! 刊行から34年で124刷・253万部突破! 「もっと若い時に読んでいれば……」 そう思わずにはいられませんでした。 ――松本大介さん 自分の頭で考え、自力で飛翔するためのヒントが詰まった学術エッセイ。 アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に即し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。 考えることの楽しさを満喫させてくれる一冊。 2008 年に東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1 位を獲得して以来、12年間の間にともに7度の売上1 位を獲得。 「東大・京大で一番読まれた本」として知名度を高め、新たな読者を増やし続けています。 ■なぜ東大生が根強く支持するのか? 東大生の感想……外山滋比古講演会「思考の整理学を語る」より ・今の時代に必要なのは、情報を手に入れることよりも「捨てる」ことなのだ。 ・他分野との接触、混在が新しい思考法を生み出すという考えがとても新鮮に思えた。 ・大学やその先で求められている「学び」に対する姿勢が、少し分かった気がする。 ・知識に偏った勉強をしてきたからこそ、それじゃいけないんだ、と思いを新たにした。 ・考えがまとまらない時、くよくよするのがいちばんいけない。 ・メモをとり、整理する癖がつきました! ・根底にある理念は自ら学べ、という点だと感じた。 ・高校生の時は意味が良く分からなかったけれど、大学に入って文章を書くようになり、先生の仰っていたことの重要性が良く分かった。 ・今の自分を肯定して考えることの楽しさを教えてくれます。 ・時を経ても変わらない価値がある。 ・この本を読んでいないなんて、人生の半分を損している。
本書『愛するということ』は、エーリッヒ・フロムによる愛の技術を探求する作品の改訳・新装版であり、愛は学べる技術であると説いています。著者は、現代人が愛よりも成功や権力にエネルギーを費やす中、愛が幸福な生活を送るための最も重要な技術であると強調しています。愛は能動的な行為であり、読者はその技術を習得することで、より充実した人生が得られるとされています。多くの著名人が本書の重要性を語り、愛の理解を深めることの価値を述べています。
751年に編纂された日本最古の漢詩集『懐風藻(かいふうそう)』は、『風土記』『古事記』『日本書紀』『万葉集』と並ぶ国家創成時の貴重な史料、魅力満載の文学作品である。近江朝から奈良朝時代、律令制天皇国家樹立をめざした大友皇子、大津皇子、藤原宇合(ふじわらのうまかい)や遣唐留学生などの詩、新時代への讃美や清新溌刺とした若き気漲(みなぎ)る佳品、120編の文庫版初の全訳注。 1 大友皇子 二首〔伝記〕 2 河島皇子 一首〔伝記〕 3 大津皇子 四首〔伝記〕 4 釈智蔵 二首〔伝記〕 5 葛野王 二首〔伝記〕 6 中臣大島 二首 7 紀麻呂 一首 8 文武天皇 三首 9 大神高市麻呂 一首 10 巨勢多益須 二首 ほか
書かれた当時の訓みを再現する訓み下し文、最新の歴史注、現代語対訳 記紀の名で『古事記』と並び称される『日本書紀』は、天皇の命で編まれた日本国史の第1号。最新の発掘成果が『日本書紀』の記述を次々と裏づけて、模糊とした古代史像がより鮮明になりつつあることは連日の報道にも明らかです。古来、『魏志倭人伝』に名高い耶馬台国が、正統の国史に見当たらぬ不思議など、『日本書紀』の成立に関わる政治的意図が論議されてきました。勝者が自己の正当性を主張し、権力の永続をはかるためにつくる性格を色濃くもつ歴史書の常からも、ありそうな話です。ともあれ、神話時代から始まる『日本書紀』も、三分冊目の本書では、成立年時(720年)を遡ること約100年前の推古女帝の死去(628年)に始まり、持統女帝の譲位(697年)に筆をおく約70年間、つまり当時の現代史に匹敵する出来事を扱います。実にこの間に、朝鮮半島では百済が滅亡し、日本への緊張が高まるなか、蘇我氏の専横と大化の改新による中大兄皇子(後の天智天皇)のクーデター。その子大友皇子と大海人皇子(後の天武天皇)の天下分け目の壬申の乱など生き生きと描かれます。 日本で最初の勅撰国史全30巻、三分冊の完結編。巻23舒明天皇から、巻30持統天皇までを収める。朝鮮半島の激動を背景に、皇位継承をめぐる争いが相次ぐ。山背大兄王の自殺、大化の改新、壬申の乱など。図版・索
セネカの代表作3篇を収録した新訳本で、内容は以下の通りです。『生の短さについて』では、人生を浪費せずに活用する重要性を説き、『心の平静について』では心の安定を得る方法を探ります。『幸福な生について』では、快楽よりも徳が幸福の鍵であると主張しています。
日本霊異記は、日本最古の説話集。奈良末~平安初期に成立した。巻頭の第1話は、雄略天皇時代(5世紀)の奇談。以後約4世紀にわたる説話120篇ほど。記紀・万葉集だけを上代人の全容と信じていた者は、上代の半面を霊異記に見て驚愕する。霊異記の作者は、奈良西京の薬師寺景戒(きょうかい)。彼は悪行は必ず悪結果で報いられる、善行は好結果を生むと熱心に信じ、彼と同時代の説話、及び上代以来の説話に、その理法を見出そうとした。 序 1.仏教の伝来 2.因果応報 3.著者、薬師寺景戒の抱負 第1 電(いかづち)を捉へし縁 第2 狐を妻(め)として子を生ましめし縁 第3 電を憙(むがしび)を得て、生ましめし子の強力在りし縁 1.雷神の子の誕生 2.雷神の子の強力 3.元興寺の強力童子 第4 聖徳太子の異(くす)しき表(しるし)を示したまひし縁 1.聖徳太子と病める乞食 2.百済の僧、円勢の奇蹟 第5 三宝を信敬したてまつりて現報を得し縁 1.大部屋栖野古(おおとものやすのこ)の造仏 2.大部屋栖野古の功績 3.大部屋栖野古、極楽国に往還す 第6 観音菩薩を憑(たの)み念ぜしによりて、現報を得し縁 第7 亀の命を贖(あか)ひて放生し、現報を得て亀に助けらえし縁 第8 聾(みみし)ひたる者の方広経典に帰敬したてまつり、報(むくい)を得て両つの耳ながら聞こえし縁 第9 嬰児(みどりご)の鷲に擒はれて他の国にして父に逢うこと得し縁 第10 子の者を偸(ぬす)み用ゐ、牛と作りて役はれて異しき表を示しし縁 第11 幼き時より網を用ちて魚を捕りて、現に悪報を得し縁 第12 人・畜に履まれしひと髑髏(ひとかしら)の、救ひ収めらえて霊しき表を示して、現に報いし縁 第13 女人の風声(みさを)なる行を好みて仙草を食ひ、現身を以て天を飛びし縁 第14 憎の心経を憶持し、現報を得て奇しき事を示しし縁 第15 悪人の乞食の僧を逼(おびえか)して、現に悪報を得し縁 第16 慈(うつくし)びの心なくして、生ける兎の皮を剥りて、現に悪報を得し縁 第17 兵災に遭ひて、観音菩薩の像(みかたち)を信敬したてまつり、現報を得し縁 第18 法花経を憶持し、現報もて奇しき表を示しし縁 第19 法花経品を読む人を呰(あざけり)りて、現に口ゆがみて悪報を得し縁 第20 僧の湯を誦す薪を用ちて他に与へ、牛と作りて役はれ、奇しき表を示しし縁 第21 慈びの心なくして、馬に重き駄(に)を負せ、以て現に悪報を得し縁 第22 勤
われわれ日本人にとって、陶淵明や李白や杜甫は身近かに親しまれている。しかし、3千年というとほうもなく長い中国文学史上において、彼らの詩や作品はどのように位置づけられるのか。はたまた、中国文学そのものの特色はどんなところにあるのか。そうした中国文学の特色や性質を、本書は、各時代各ジャンルの代表的な作品に即し、しかも、世界文学という広い視野から平易に解明する。と同時に、文学とは何かをもわれわれに考えさせる。 1 中国文学入門 1.叙説 2.詩経の文学 3.楚辞の文学 4.五言詩の文学 5.陶淵明の文学 6.杜甫の文学 7.李白の文学 8.白居易の文学 9.韓愈の文学 10.戯曲の文学 11.小説の文学 12.近世の詩と散文 13.文学革命 2 1つの中国文学史 3 中国文学の四時期 4 中国文学の性質 5 中国文学における希望と絶望 6 中国文学に現われた人生観 7 中国文学の政治性
この文章は、フランスのモラリスト文学の代表者ラ・ロシュフコー(1613-1680)の箴言集に関する内容を紹介しています。彼の箴言は、愛や友情といった美徳の裏に潜む打算や自己愛を鋭く指摘し、読者に挑戦を投げかけます。目次には、箴言、削除されたものや没後に刊行された箴言、考察、自画像、肖像などが含まれています。
平安時代の純文学、あの難解な蜻蛉日記が分かる! 感情移入してしまう! 美貌と和歌の才能に恵まれ、藤原兼家という出世街道まっしぐらな夫をもちながら、蜻蛉のようにはかない自らの身の上を嘆く、二一年間の記録。有名章段を味わいながら、真摯に生きた一女性の真情に迫る。 美貌と和歌の才能に恵まれ、藤原兼家という出世街道まっしぐらな夫をもちながら、蜻蛉のようにはかない自らの身の上を嘆く、二一年間の記録。有名章段を味わいながら、真摯に生きた一女性の真情に迫る。
竹取物語はロマンティックな空想物語ではない。かぐや姫の全貌を解明! 五人の求婚者に難題を出して破滅させ、天皇の求婚にも応じない。月の世界から来た美しいかぐや姫は、じつは悪女だった? 誰もが読んだことのある日本最古の物語の全貌が、わかりやすく手軽に楽しめる! 五人の求婚者に難題を出して破滅させ、天皇の求婚にも応じない。月の世界から来た美しいかぐや姫は、じつは悪女だった? 誰もが読んだことのある日本最古の物語の全貌が、わかりやすく手軽に楽しめる!
本書は古代中国の古典「論語」の改訂版で、孔子とその弟子たちの言行を収録しています。人間として守るべき基本的な教えが簡潔に表現されており、読みやすさが向上しています。目次には20の章があり、それぞれが異なるテーマを扱っています。
ぼくは人生を愛している。これはいわば告白だ――孤独で瞑想的な少年トーニオは成長し芸術家として名を成す……巨匠マンの自画像にして不滅の青春小説、清新な新訳版。併録「マーリオと魔術師」。
清少納言も紫式部も読んでいた、『うつほ物語』が手軽にわかる! 異国の不思議な体験や琴の伝授にかかわる奇瑞などの浪漫的要素と、源氏・藤原氏両家の皇位継承をめぐる対立を絡めながら語られる。スケールが大きく全体像が見えにくかった物語を、初めてわかりやすく説く。 異国の不思議な体験や琴の伝授にかかわる奇瑞などの浪漫的要素と、源氏・藤原氏両家の皇位継承をめぐる対立を絡めながら語られる。スケールが大きく全体像が見えにくかった物語を、初めてわかりやすく説く。
池上彰さんも感動した名著「君たちはどう生きるか」が、マンガ化され新装版として刊行されました。1937年の出版以来、多くの人に読み継がれ、人生のテーマである勇気や貧困、いじめなどに真摯に向き合う内容が特徴です。主人公のコペル君と叔父さんの対話を通じて、読者は人間としての生き方を考えさせられます。活字も大きくなり、子供から大人まで楽しめる作品です。
読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、古典文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、文学全集の決定版 『落窪物語』は、早くに母を失った姫君が、継母にいじめられ、苦労しながらもやがてすばらしい貴公子とめぐりあい、幸せを得る物語である。このストーリーの基本的なパターンはシンデレラに代表されるが、古来、世界各地で作られ、今に語り継がれている。平安時代に書かれたこの物語も、みやびな恋物語というより、生身の人間の喜怒哀楽を興味深く描いた大衆文学として読み継がれ、語り継がれてきたロングセラー小説の1つである。 継母にいじめられるおちくぼ姫の運命は? けなげすぎ……ちくちく、毎日頑張ってます。 辞書なしで、古典の名作がラクラク読める! 『落窪物語』は、 早くに母を失った姫君が、継母にいじめられ、苦労しながらも、やがてすばらしい貴公子とめぐりあい、幸せを得る物語である。このストーリーの基本的なパターンは、シンデレラに代表されるが、古来、世界各地で作られ、今に語り継がれている。平安時代に書かれたこの物語も、みやびな恋物語というより、生身の人間の喜怒哀楽を興味深く描いた大衆文学として、長く読み継がれ、語り継がれてきたロングセラー小説の1つである。 名作古典文学を21世紀の少年少女たちに!読みやすいふりがな、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う少年少女の理解を助ける古典文学全集の決定版です。 <目次より> 第1章 おちくぼ姫と右近の少将 第2章 北の方の逆襲 第3章 三条邸の夜 監修 司馬遼太郎/田辺聖子/井上ひさし 編集委員 興津要/小林保治/津本信博
誰もが知る名著なので一度は目を通しておくべきだが、内容は冗長で個人的にはあまりはまらなかった。重要度×緊急度のマトリクスの話が一番重要で、そこだけ理解しておけばいい気がする。緊急度は低いが重要度が高いタスクになるべく長期的な視点で取り組めるようになるべき。
約三〇〇段からなる随筆文学。『源氏物語』が王朝の夢幻であるとすれば、『枕草子』はその実相であるといえる。中宮定子をめぐる後宮世界に注がれる目はいつも鋭く冴え、華やかな公卿文化を正確に描き出す。 約三〇〇段からなる随筆文学。『源氏物語』が王朝の夢幻であるとすれば、『枕草子』はその実相であるといえる。中宮定子をめぐる後宮世界に注がれる目はいつも鋭く冴え、華やかな公卿文化を正確に描き出す。
日本人なら誰もが知っている古典中の古典『古事記』を、実際に読んだ読者は少ない。名訳としても名高く、もっとも分かりやすい現代語訳として親しまれてきた名著をさらに読みやすい形で文庫化した決定版。
イワンのばか 人は何で生きるか 人には多くの土地がいるか 愛のあるところには神もいる ふたりの老人 三人の隠者 小さい話 小 鳥 年寄りの馬 ふたりの兄弟と黄金 大くま星座 カフカースのとりこ 訳者のあとがき
「あはれ」の情感が色濃く漂う歌物語、『大和物語』は、十世紀後半に成立、一七三の章段からなる佳作である。王朝人の間に流伝した噂話や歌にまつわる逸話を集め、『源氏物語』『枕草子』『大鏡』等にも影響を与えた。失意と不遇、宇多天皇の退位・出家から話は始まり、としこや監の命婦など当時のスター的女性の歌が続き、宮廷を中心に悲しくも美しい魂の交流が語られてゆく。 亭子の帝、今はおりゐさせたまひなんと 帝、おりゐ給ひて、又の年の秋 故源大納言、宰相におはしましける時 野大弐、純友がさわぎの時 前坊の君、亡せたまひにければ 朝忠の中将の、人の妻にてありける人に 男女あひ知りて年経けるを 監の命婦のもとに、中務の宮おはしまし 桃園の兵部卿の宮亡せ給ひて 監の命婦、堤にありける家を人に〔ほか〕