【2024年】「理科」のおすすめ 本 132選!人気ランキング
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理科の人気サイトを運営する著者による読みやすく丁寧な解説で科目というより「科学の入り口としての理科」をしっかり学べる入門書。 理科の人気サイトを運営する著者による読みやすく丁寧な解説で、科目というより「科学の入り口としての理科」をしっかり学べる入門書。 中学生の頃は理科の面白さがよくわからなかったけど、大人になったいま、気軽に楽しく学び直してみたい、そんな方に最適な一冊。中学校で習う理科は、「科学」の入り口として重要なものです。生物、化学、地学、物理はそれぞれが現代社会でも重要な役割を担う「科学」です。その基礎が体系的にまとめられている「中学の理科」を学び直すことで、社会人に必要な科学の基礎知識を改めて身につけることができます。 教育大学を卒業後、中学理科の教員を11年勤め、IT企業への転職を経たのちに理科の人気サイトを運営している著者による読みやすく丁寧な解説で、「科目としての理科」というよりも「科学としての理科」をしっかり学べる入門書です。
占星術、超能力研究、東洋医学、創造科学……これらはなぜ「疑似科学」と言われるのだろうか。はたして疑似科学と科学の間に線は引けるのだろうか。科学のようで科学でない疑似科学を考察することを通して、「科学とは何か」を解き明かしてゆくユニークで真っ当な科学哲学入門。 序 章 第1章 科学の正しいやり方とは? ――創造科学論争を通して 1 創造科学のしぶとさ 2 帰納と反証 3 創造科学と進化論の比較 第2章 科学は昔から科学だったのか? ――占星術と天文学 1 占星術と科学の微妙な関係 2 蓄積的進歩からパラダイム論へ 3 科学の変化と疑似科学 第3章 目に見えないものも存在するのか? ――超能力研究から 1 超心理学とは何か? 2 科学的実在論と反実在論 3 超能力なんかなくても超心理学はできるのか? 第4章 科学と疑似科学と社会 ――代替医療を題材に 1 代替医療と機械論的世界観 2 科学社会学と相対主義 3 合理主義からの相対主義批判と社会への影響 第5章 「程度」の問題 ――信じやすさの心理学から確率・統計的思考法へ 1 信じやすさの心理学 2 統計的に有意とは? 3 「程度」思考の有用性 終 章 参考文献・ウェブサイト表 あとがき 索 引
自律的な学習者を目指すために重要なキーワードとなる「メタ認知」。第1部ではその概念について,第2部ではよりよい学習法や教授法における科学的根拠について,読み切り形式で平易に解説。生涯学習が求められる現代において,単なるノウハウではなく,臨機応変に活用できる学習方略をあらゆる学習者に提供する。 もくじ はじめに 第1部 メタ認知を理解するための20のトピック Topic 1 認知とは何か,メタとはどういう意味か Topic 2 メタ認知とは何か Topic 3 メタ認知的知識とは何か Topic 4 メタ認知的活動とは何か Topic 5 メタ認知という言葉が使われるようになった背景 Topic 6 記憶についてのメタ認知(メタ記憶)の発達 Topic 7 理解についてのメタ認知(メタ理解)の発達 Topic 8 「視点取得」とメタ認知 Topic 9 「心の理論」とメタ認知 Topic 10 学習に困難を抱える子どもの支援とメタ認知 Topic 11 協同学習における他者とのやりとりとメタ認知 Topic 12 学習における加齢の影響とメタ認知 Topic 13 メタ認知が働かなくなる場合 Topic 14 「不明確な問題」が要求するメタ認知 Topic 15 メタ認知を司る脳の部位 Topic 16 自己調整学習とメタ認知 Topic 17 頭のよさ(知能)とメタ認知 Topic 18 意欲(動機づけ)とメタ認知 Topic 19 感情とメタ認知 Topic 20 メタ認知の問題点・留意点 第2部 メタ認知的知識を学習と教育に活かす Section 1 意識・注意・知覚編 〇睡眠をとることが頭の働きをよくする 〇睡眠中にも学習は進む 〇意識せずに学習できることがある 〇学習やテストに適した緊張感(覚醒レベル)がある 〇カフェインの覚醒効果を濫用することは危険 〇音楽で覚醒レベルをコントロールできる 〇注意を向けなければ,見れども見えず聞けども聞こえず 〇頭を休めている間に解決策がひらめく 〇努力せずに長時間,没頭できる状態がある 〇ノートの情報をグループ化しておくとすばやく関連づけられる 〇アンダーラインの活用で重要な点が一目でわかる Section 2 知識獲得・理解編 〇一度に記憶できる範囲は限られている 〇最初と最後に学習したことは忘れにくい 〇情報を目立たせると記憶に残りやすくなる 〇知識はネットワークの形で蓄えられている 〇覚えたい内容に対して深いレベルの処理をすると忘れにくい 〇自分に関連づけると覚えやすい(精緻化1) 〇自分で考えたことや自分で選んだことは覚えやすい(精緻化2) 〇テキストの内容をイラストで表すと覚えやすい(精緻化3) 〇語呂合わせをすると数字を覚えやすい(精緻化4) 〇バラバラの記号や単語などはストーリーにすると覚えやすい(精緻化5) 〇環境手がかりを利用すると覚えたことを思い出しやすい 〇視覚情報を言語化すると記憶が歪む場合がある 〇コンセプトマップを描くことが理解・記憶を促す 〇これから学ぶ内容のテーマや要約を先に見ておくと理解しやすくなる 〇テキスト学習には,「SQ3R法」を取り入れると理解・記憶を促す 〇テキストを読みながら聞かされると理解・記憶が妨げられる場合がある 〇習熟度が低い場合には,パフォーマンスの自己評価はあてにならない 〇テストは記憶の定着を促す Section 3 思考・判断・問題解決編 〇思い込みが創造的問題解決を妨げる 〇習熟による「慣れ」がよりよい問題解決を妨げることがある ○命題論理では「真か偽か」の判断をまちがえやすい 〇三段論法では結論のもっともらしさに惑わされる 〇事例の思い出しやすさに惑わされる 〇最初に目に飛び込んだ数字に惑わされる 〇「偶然」には気づきにくい 〇仮説は修正されにくい 〇カバーストーリーに惑わされると問題の本質が見えなくなる 〇質問の仕方が答を誘導する 〇代表値の用い方で判断が変わってくる 〇因果推理は短絡的になりやすい 〇アイデアの量と質とは比例する 〇「創造性は特殊な才能」という考えが創造的思考を邪魔する 〇粘り強く考えると,よいアイデアが出る 〇アイデアをどんどん外化することが発想を促す Section 4 意欲・感情編 〇「この学習は自分に役立つ」ととらえることが意欲を高める 〇「自分にはできる」と考えると,やる気が出る 〇難しすぎず易しすぎない課題には最もやる気が出る 〇外発から内発へと,意欲(動機づけ)には段階がある 〇がんばってもうまくいかないことを何度も経験するとやる気を失う 〇好きで学習していることにご褒美を出されると,逆にやる気がなくなる 〇学習の成果は自分次第であると考えると学習意欲が高まる 〇自分で選べるという感覚がやる気を高める 〇評価ばかりを気にすると学習における新たな挑戦意欲が低下する 〇過度にがんばりすぎると,その後しばらく自制心が働かなくなる 〇自分が学習の主体だと感じれば学習者は能動的になる 〇多少苦手な科目も頻繁に接していると親しみが湧く 〇気分がよいと発想が豊かになる 〇テスト不安はテスト成績を低下させる ○楽観的な気持ちで臨むと学習もうまくいく 〇ネガティブな感情は書き出すことで和らぐ Section 5 他者との協働・コミュニケーション編 〇他者に教える(説明する)ことは理解を促進する 〇他者との自由なやりとりは創造的思考を促す 〇あいづちとうなずきがアイデアを引き出す 〇他者の考えに触れることが発想力を高める 〇頻繁な発話交替が問題解決のアイデアを出しやすくする 〇個人思考と協同思考をうまく使い分けることが大切 〇討論は複眼的なものの見方を助ける 〇討論でものごとを決める場合,思慮が浅くなることがある 〇討論では同調圧力が生じることがある 〇グループワークで社会的手抜きが生じることがある Section 6 行動・環境・時間管理編 〇自分で自分を条件づけて学習行動を引き出すことができる 〇他の人が学ぶ様子を見ることは学習行動を促す 〇大変そうな学習も少しずつに分ければ楽にできる 〇とりあえず学習を始めれば,そのまま続けられる 〇作業机や周辺が散らかっていると作業効率が落ちる 〇物理的な学習環境が学習効率を左右する 〇学習計画がうまくいくためには,すべきことと所要時間の可視化が必要 〇環境を変えれば学習行動が変わる 引用文献 索引
特に学習に関する研究の現状と可能性を論じ、日常の学習場面におけるメタ認知活用の足がかりとなることを目指す。 メタ認知とは、自分が「何を知っているか、何ができるか、どうすれば出来るのか」ということを知っている、ということ。効果的な学習のあり方を追求するための切り口として注目を集める、メタ認知研究の全体像と可能性を示す。 現在,メタ認知概念の実用的価値への期待が先行し,研究における概念の位置づけがやや不明確となっている。本書は特に学習に関するメタ認知研究の現状と可能性を論じ,メタ認知の理論研究から応用研究までを幅広く網羅,読者の正確な理解を助けるとともに,日常の学習場面におけるメタ認知活用の足がかりとなることを目指す。 はじめに 第1章 メタ認知研究の背景と意義 第1節 メタ認知概念の起源 第2節 現在のメタ認知研究の背景 1.言語報告をデータとする思考研究 2.Piagetの認知発達研究 3.Vygotskyの認知発達研究 4.ワーキングメモリーの中央実行系に関する研究 5.メタ認知研究の原動力 第3節 メタ認知の定義と分類 1.メタ認知的知識 2.メタ認知的活動 第4節 学習研究におけるメタ認知研究の意義と課題 1.メタ認知研究の意義 2.メタ認知研究の課題 3.本書の内容 第2章 学習におけるメタ認知と知能 第1節 新しい学習研究の鍵となるメタ認知 1.学習研究の変遷 2.学習の自己調整 第2節 知能とメタ認知の関係 1.知能研究の変遷と多様な知能観 2.知能の意味するもの 3.知能研究の最近の展開 4.メタ認知能力は知能なのか 第3節 学習力を高めるメタ認知の促進 1.PIFSプロジェクト 2.メタ認知をうながす学習支援法 3.学習のトータルデザインに向けて 第3章 知識の獲得・利用とメタ認知 第1節 認知発達とメタ認知の形成 1.幼児期中頃における質的変化:心の理論とメタ表象機能の発達 2.児童期中頃における質的変化:思考過程の意識化とプラニングの発達 第2節 社会的相互作用を通じたメタ認知の形成 1.Vygotskyの発達論 2.他者とのやりとりが知識獲得に及ぼす影響 第3節 メタ認知の形成による知識獲得の促進 1.相互教授法 2.プラニングを重視した作文指導法 3.ヒューリスティックスを利用した指導法 4.メタ認知を育成する指導法の特質 第4節 学習観の形成と知識の獲得・利用 1.日本の子どもの学力・リテラシーと学習観 2.学習観の変容をめざした中学校の数学授業:プロセスと効果の検討 3.大学生の学習観・学習方略と記述形式の問題への取り組み 第4章 学習方略とメタ認知 第1節 学習方略と課題解決方略 1.学習方略 2.課題解決方略 第2節 方略使用に影響する要因 1.なぜ方略を使わないのか:有効性の認知とコスト感 2.方略の柔軟な選択に関する知識 3.方略の獲得・使用に影響する学習観と学習動機 第3節 学習方略の診断とフィードバック 1.行動観察による診断 2.質問紙による診断 3.フィードバックを通じた学習者による自覚化 第4節 学習方略改善のための指導・支援 1.認知カウンセリングにおける学習方略の改善 2.授業での教示による学習方略の指導 3.学習者どうしのかかわりを通じての方略の獲得 第5節 学びのリソースとしての他者とのかかわり 1.学習場面における援助要請 2.仲間どうしの教え合い 3.他者の力を借りることの長所と短所 第5章 学習における動機づけとメタ認知 第1節 動機づけの概念とそのメタ認知的特徴 第2節 期待にまつわる概念 1.期待の下位分類 2.期待にかかわる信念と概念 第3節 目標,価値 1.目標の特徴 2.価値にかかわる自己への信念 第4節 メタ認知機能と動機づけの関係 1.実行機能と動機づけの関係 2.その他の動機づけの情報処理的制約:意思決定のバイアスの問題 第5節 感情としての動機づけ 1.自己意識的情動 2.負の情動制御の問題 3.学習の制御と負の情動制御 第6節 学校に限らない,日常生活の中でのとまどい 1.社会的文脈の変化に対するメタ認知的問題 2.動機づけの転移 第7節 終わりに:メタ認知と対話 1.メタ認知は対話から始まり,続いていく 2.個の中で閉じた物語を超えて 第6章 文章の理解におけるメタ認知 第1節 読解過程におけるメタ認知とは 1.メタ認知的知識とモニタリング 2.読解方略の機能と種類 第2節 メタ認知の形成と指導 1.特定方略使用の指導 2.対話を通した多様なメタ認知方略の獲得 3.読解意欲を高めることがメタ認知を高める 第3節 授業実践からとらえるメタ認知の育成 1.メタ認知を支える心理的な道具と読解の授業 2.メタ認知能力を育てるためのカリキュラム構想とコミュニケーション 第7章 数学的問題解決におけるメタ認知 第1節 数学的問題解決とメタ認知 1.数学的問題解決におけるメタ認知研究の始まり 2.数学的問題解決とは 3.数学的問題解決の分類とその過程 第2節 計算問題解決におけるメタ認知 1.計算問題解決の過程 2.計算問題解決のモニタリングと検算 3.概算を用いたモニタリング 第3節 代数的文章題解決におけるメタ認知 1.文章題の4段階説 2.変換過程におけるメタ認知 3.問題統合・プラン過程でのモニタリング 4.解決過程におけるメタ認知 第4節 幾何的図形問題解決とメタ認知 1.幾何的図形問題の解決過程 2.統合段階とメタ認知 3.プラン段階・実行段階でのメタ認知 第5節 数学的問題解決の予測と評価 第6節 メタ認知の働きを支える要因 1.作動記憶とメタ認知 2.メタ認知知識とモニタリング・プランニング 第7節 数学的問題解決の熟達化とメタ認知 1.計算技能の熟達化とメタ認知 2.文章題・幾何的問題解決の熟達化とメタ認知 3.数学的問題解決の転移とスキーマ・メタ認知 第8節 終わりに:今後の課題 1.数学的思考の形成とメタ認知 2.数学的概念の獲得とメタ認知 第8章 科学的思考と科学理論の形成におけるメタ認知 第1節 科学的思考とメタ認知の役割 1.素朴な「科学者」としての一般の人々の思考 2.3タイプの科学のイメージとメタ認知の役割 第2節 科学的思考の局面と課題による影響 1.科学的思考の局面 2.領域固有な知識が科学的思考とメタ認知に及ぼす影響 3.個人のメタ認知技能の評価 第3節 科学に関する多様な考えとメタ認知 1.科学的現象,科学的思考,科学に関する多様な考え 2.素朴概念は,理論か断片的知識か 3.ファシット 第4節 科学教育におけるメタ認知技能の支援 1.自己の考えを意識化し,知識の統合をうながす教授方略 2.教室の話し合いでの多様な考えの表現と意識的な検討 3.数学の道具の利用による自己の考えの意識的な検討 4.まとめ 第9章 談話の産出・理解におけるメタ認知 第1節 談話過程の自動性と意識化 1.談話過程のメタ認知 2.ことばの機能 3.ことばの機能についての調査 第2節 談話の産出におけるメタ認知 1.どのように表現するか:要求表現 2.間接的な要求表現 3.間接的な拒否表現 4.オンラインでのメタ認知 第3節 談話理解・記憶におけるメタ認知 1.発話の理解とメタ認知 2.ソースモニタリング 第4節 まとめ 第10章 学習の障害とメタ認知 第1節 障害児の生活とメタ認知 第2節 知的障害児の学習とメタ認知 1.分類学習 2.弁別学習 第3節 軽度発達障害児の学習とメタ認知 1.学習障害児の教科学習 2.他の軽度発達障害児の学習困難とその対応 第4節 特別支援教育とメタ認知 第11章 認知行動療法とメタ認知 第1節 認知行動療法の基本仮説と技法 1.情動障害を引き起こす「認知」 2.認知のセルフコントロール 第2節 精神病理の発生におけるメタ認知 1.侵入思考に対するメタ認知的評価が病理の発展を決める 2.情動障害のメタ認知理論 3.特異なメタ認知的基準によって心配が持続する 4.メタ認知的知識とメタ認知的方略の関連 第3節 治療過程におけるメタ認知の役割:ラディカルな展開 1.ネガティブな認知はなくならない 2.ネガティブな認知を相対化する 3.ネガティブな思考から距離をおく技法 第4節 メタ認知の働く基盤:注意機能 1.治療による注意能力の向上 2.注意機能の神経基盤 第5節 より高次のメタ認知の役割:治療の目標・価値・素朴心理学 1.明示的な治療目標の重要性 2.素朴理論の役割 第6節 終わりに 第12章 メタ認知の神経科学的基礎 第1節 脳損傷とメタ認知の障害 1.フィネアス・ゲイジの例 2.Luriaの患者の例 3.Penfieldの姉の例 第2節 メタ認知と前頭連合野 第3節 メタ認知的制御と前頭連合野の働き 1.反応抑制と前頭連合野 2.反応基準の切り替えと前頭連合野 第4節 ワーキングメモリーと前頭連合野 第5節 心の理論を支える脳 1.誤った信念課題 2.発達と心の理論の獲得 3.心の理論を支える脳 第6節 まとめ 引用文献 人名索引 事項索引
基礎的な内容から新しい知見まで,認知心理学の全体像を理解するための106のキーワードを見開き2ページで解説する。 基礎的な内容から新しい知見まで,認知心理学の全体像を理解するための105のキーワードを厳選し,それぞれのキーワードを見開き2ページで解説する。わかりにくい用語も巻末の用語解説で丁寧に解説。認知心理学の広がりと面白さを体感できる最適の入門書。 第1章 認知心理学の成立と展開 第2章 知覚と注意 第3章 記憶と忘却 第4章 知識と表象 第5章 概念と言語 第6章 問題解決と推論 第7章 学習と認知発達 第8章 認知心理学の研究の広がりと応用 ◎用語解説
アクティブ・ラーニングの観点から,人の学びのメカニズムについて科学的に考える。各節3~5ページの読み切りで易しく解説。 アクティブ・ラーニングの観点から,人の学びのメカニズムについて,経験や憶測でなく「科学」に基づいて考える。新しい学びの考え方や授業設計・改善を3パート,9つの章に分けてガイド。各節3~5ページの読み切りで編集し,スキーマ,メタ認知,自己調整学習といった知見を易しく解説した,教養としての学習科学入門。 ●秋田喜代美 氏 推薦! (東京大学教育学部長) 学習科学が示す教育改革への学びの見取り図。 きっと,ずっと,もっとと学びたくなる知の宝物。 序 章 教育をより良くしていく教養としての学習科学 第1部 新しい学びの考え方 第1章 深い学び 1.1 スキーマとメンタルモデル 1.2 誤概念と概念変化 1.3 モデルベース学習 1.4 学習の転移 第2章 対話的な学び 2.1 外化 2.2 自己説明 2.3 構成主義と構築主義 2.4 コラボレーション 2.5 学習共同体 ●コラム:学びのメタファ 第3章 主体性のある学び 3.1 動機づけ 3.2 メタ認知 3.3 自己調整学習 3.4 協調学習の調整 3.5 学びに関する素朴理論 3.6 協調問題解決 ●コラム:集団的認知責任 第2部 新しい学びのための授業設計 第4章 主体的な学びを深める授業設計のために 4.1 知識統合 4.2 未来の学習のための準備(PFL) 4.3 生産的失敗(PF) 4.4 動機づけの授業デザイン 4.5 ラーニング・プログレッションズ 4.6 マルチメディア学習 4.7 複雑系 4.8 知識構築 第5章 学びを深めるための対話を授業に取り入れる 5.1 議論 5.2 分散認知と分業 5.3 シミュレーション 5.4 探究学習 5.5 自己説明を促す教授法 5.6 社会数学的規範 第6章 学び手の主体性を重視した授業設計のために 6.1 真正な学習 6.2 メタ認知と自己調整を促すには 6.3 深い学びを捉えるICAPフレームワーク 6.4 社会共有的調整学習 6.5 リフレクション 6.6 足場かけ 6.7 構成主義・構築主義的な実践 第7章 新しい学びの評価手法と考え方 7.1 深い学びの評価 7.2 学習分析学 ●コラム:認識的認知 第3部 教師の学び:継続的な授業改善のために 第8章 Teacher as Researcher Approach 8.1 授業研究(レッスンスタディ) 8.2 デザイン研究 第9章 スケールアップ型デザイン研究 9.1 学校の組織改革に向けた改善科学 9.2 活動理論 引用文献 索 引 編者対談(あとがきにかえて)
学習科学の知見をふまえ,認知過程や魅力的な授業実践を解説。 超一流の研究者を総動員し,国をあげて出版した学習科学の本。子ども達の豊かな学びを探求する人々に,最も新しく,そして信頼できる魅力的な知見を提供する。米国学術研究推進会議を構成する2つの委員会の協働作業の成果。 学習科学の知見をふまえ, 認知過程や魅力的な授業実践を解説。 超一流の研究者を総動員し米国が国をあげて出版した,学習科学の成果と教育実践が見事に橋渡しされた本。学習者の認知過程について,脳科学を含む最新の学習科学の知見をふまえ,子どもたちの豊かな学びを探求する人たちに,最も新しく魅力的な授業実践のあり方を解説する。 まえがき 第1部 導 入 第1章 学習科学:思弁から科学へ 3つの焦点:人間,学校教育,学習可能性 学習科学の発展 第2部 学習者と学習 第2章 熟達:熟達者と初心者の違いは何か 情報の有意味なパターン 知識の体制化 文脈および知識へのアクセス スムーズな検索 熟達者と学習指導 適応的熟達者 結論 第3章 転移:学んだことを活用するために 転移に影響を及ぼす先行学習の要因 転移に影響を及ぼすその他の要因 先行経験からの転移による学習 学校での学習の日常生活への転移 まとめと結論 第4章 認知発達:子どもはいかに学ぶのか 乳児の有能さ 特権的領域における乳児の能力 学習方略とメタ認知 子どもの知能観と学習観:学習と理解への動機づけ 子どもの学習をいかに導くか 結論 第5章 神経科学:学習を支える脳のメカニズム 学習の神経科学的な基礎 脳の発達を促す経験と環境 脳を発達させるための教育の役割 記憶と脳の過程 結論 第3部 教師と授業 第6章 学習環境:学びの環境をデザインする 教育目標の変化 学習者中心の環境 知識中心の環境 評価中心の環境 共同体中心の環境 テレビ 連携の重要性 結論 第7章 授業法:歴史,数学,理科をいかに教えるか 歴史 数学 理科 結論 第8章 教師の学習:教師の成長を支援する 現職教師の学習機会 学習機会の質 アクションリサーチ 教員養成の教育 結論 第9章 情報教育:学習を支える情報テクノロジー 新しいカリキュラム 足場作りと学習支援ツール 省察と自己修正のためのフィードバックの提供 学校と地域社会の連携 教師の学習 結論 第4部 結び 第10章 結論:学習科学の現状 学習者と学習 教師と授業 学習環境 第11章 今後の課題:学習科学のさらなる挑戦 包括的な研究課題 教材 教員養成・教職研修 教育政策 社会とメディア 本書を超えて 研究成果の伝達 結論 文献 委員名簿 謝辞 索引 監訳者あとがき
現代の学校教育の問題(特に思考力,創造力の欠如)を示し,学力を身につけるにはどうすればよいのかを問い,その答えとして,認知心理学の成果を生かして新しい教育的手法を設計することを提案。 現代の学校教育の問題(特に思考力,創造力の欠如)を示し,今,社会から強く要求されている学力を身につけるにはどうすればよいのかを問い,その答えとして,認知心理学の成果を生かして新しい教育的手法を設計することを提案。論理の明快さ,理論と実践の結合の筋道の明確さは見事である。認知心理学の専門用語の解説付。 日本の読者のみなさまへ 謝辞 第1章 学習の科学:認知科学を教育実践に応用する もはや大部分の生徒ができることでは十分ではない 新しい期待 心の科学:MIT大会 認知革命が一つの学問分野になる 認知的停滞と高次の技能 なぜかを知ること 第2章 認知科学:課題と行動と表象を分析する 天秤問題 人間コンピュータとその働き シンボルの処理と貯蔵:人間の記憶構造 問題と表象 課題分析 天秤問題の分析 子どもの知識状態を探る 熟達者と反応時間研究 天秤問題と学習 プロトコル分析,符号化,表象 ルールⅢからルールⅣへ 認知研究と効果的教授法 第3章 学習の転移とメタ認知:「知的な初心者」を育てる 転移 形式陶冶と強靱な知性 要素,プロダクション,転移 一般的な方法と知的な行動 熟達者の領域固有の知識 学校での弱い方法 メタ認知 メタ認知と知的な初心者 最後の要素:一般的な技能の再考 新統合理論と高次な技能の教授 第4章 算数・数学教育:意味を理解させる 就学前児と数 心的数直線:算数のレディネスの本質 レディネス教具 何ができるのかを知る:2桁以上の計算の学習 バグのある計算 概念を手続きに結合させる バグの状況 文章題:ミドルスクールの数学におけるブラックホール ジャスパー・ウッドベリの冒険:思考への招待 ジャスパーの理論的基礎:表象と不活性な知識 理論からジャスパーのプロトタイプへ ジャスパーのデビュー ジャスパー実行ネットワーク GPチュータ:世に知られていない傑作 幾何学の悲しむべき現状 熟達者モデル チュータ インターフェース 教室でのGPチュータ 実践のための理論から理論へ 第5章 理科教育:ブラックボックスの内部を探る ブラックボックスの内部 誤概念と認知発達 理科教育の出発点 物理学における熟達者と初心者 シンカー・ツール:ミドルスクールでの物理 シンカー・ツールの設計 教授の理論:小世界の使用 学校におけるシンカー・ツール 認知の観点から見た高校の物理 ファセット 基準授業:今のあなたの考えは? 馬鹿だと思わないで! それはうまくいくのだろうか? なぜ? 理解のための授業 第6章 読みの指導:大きな構図を見る 熟練した読解の認知モデル 読みの循環過程 認知モデルと読み指導 理由を説明する 単語の再認:正確さと速さ 自動化と大論争 言語的知識の向上:豊かな語彙教授法 読みを学ぶことにおける背景知識 学ぶための読みにおける背景知識 大きな構図:相互教授法,メタ認知,読み 実践へ 第7章 作文教育:知識の陳述から知識の変換へ 文章を書く:不良構造化問題を解く 情報処理過程の研究:書くことの認知モデル プランニングとその下位過程 書くことの熟達者,初心者,そして生徒 認知過程から認知修辞学へ 構成的プランニング:修辞学的表象を築く 知識の陳述と知識の変換 再びターニャ 学校文化における作文 協力的プランニング:思考を目に見えるようにする ヒューロンストリート校でのCSILE 第8章 教育評価:指導と評価を一体化する 認知とテスト:相関から原因へ テストに関する伝統的理論 学習評価についての認知理論 知能と評価:IQを越えて 動的な評価:出来の悪い生徒を援助する 動機づけ:伸びる生徒と伸びない生徒 動機づけと教室活動 教師の認知:ナンシーは何を知っているのか? あるべきものが欠けている研究 教えることと知識の変換 第9章 教育改革:教育問題についての表象を考える 教室の中での学習の科学 研究についての表象 不良構造化問題の解決 なぜかを知ること 注釈 引用文献 事項索引 人名索引 監訳者あとがき
「人はいかに学ぶのか」の科学的最新知見を包括的に提供。 学習を,個人を超えた相互作用の中で成立するものと捉え,知識の主体的習得及び他者との共有・協調による創造の営みとみなす学習科学。メタ認知,足場かけ,概念変化等の基本的概念を取り上げ,デザイン研究,協調の分析,教育データマイニングといった新しい方法論により,主体的・対話的で深い学びの成立条件を明確にする。 ■第1巻-基礎/方法論-の主な目次 第1章 イントロダクション:新しい学びの科学 PARTⅠ 基礎 第2章 学習科学の基礎 第3章 足場かけ 第4章 メタ認知 第5章 概念変化研究の歴史:その議論の筋道と断層線 第6章 認知的徒弟制 第7章 活動の中の学び PARTⅡ 方法論 第8章 デザイン研究:変化をもたらす方法論的道具 第9章 マイクロジェネティック法 第10章 協調の分析 第11章 学習科学におけるデジタルビデオ研究の最先端:研究領域を描く 第12章 教育におけるアセスメントの設計と利用についての学習科学的視点 第13章 教育データマイニングとラーニング・アナリティクス ◇◇◇関連書のご案内◇◇◇ ◆第2巻-効果的な学びを促進する実践/共に学ぶ-主な目次 PARTⅢ 効果的な学びを促進する実践 第14章 課題解決型学習 第15章 問題基盤型学習 第16章 複雑系と学習科学 第17章 学習におけるタンジブルと身体性のインタフェース 第18章 身体化と身体化デザイン 第19章 ビデオゲームと学習 PARTⅣ 共に学ぶ 第20章 知識構築と知識創造:理論,教授法,そしてテクノロジ 第21章 協調学習の社会的次元と相互作用的次元 第22章 学ぶために議論する 第23章 ミュージアムにおけるインフォーマルな学習 第24章 コンピュータに支援された協調学習 第25章 モバイルラーニング 第26章 バーチャルワールドにおける学び ◆第3巻-領域専門知識を学ぶ/学習科学研究を教室に持ち込む- 主な目次 PARTⅤ 領域専門知識を学ぶ 第27章 数学教育における研究:人の学びについてそれは何を教えてくれるのか? 第28章 共に進化する種としての科学教育と学習科学 第29章 歴史概念を学ぶ 第30章 リテラシーを学ぶ 第31章 芸術教育と学習科学 PART Ⅵ 学習科学研究を教室に持ち込む 第32章 学習科学と政策デザイン・実施:協調的な参画のための重要な概念と道具 第33章 学びのためのデザイン:興味,動機づけ,積極的関与 第34章 文化的プロセスとしての学び:多様性を通した平等の達成 第35章 教師の学びについての研究への学習科学的視点 第36章 おわりに:学びの未来―学習科学に基づく教育改革 全巻まえがき 第1分冊:PARTⅠ「基礎」PART Ⅱ「方法論」 まえがき 第1章 イントロダクション:新しい学びの科学 教育の目標 専門家の知識の性質 学習に含まれるプロセス 教育テクノロジ デザイン科学 学習科学という領域の始まり 結論 文献 PARTⅠ 基礎 第2章 学習科学の基礎 イントロダクション 学習科学の原則とテーマ デザイン科学としての学習科学 まとめ 文献 第3章 足場かけ イントロダクション 足場かけの歴史的ルーツ 足場かけはどのように学習を支援するか? 足場かけはどのように学習課題を変えるのか? 足場かけはいかにして学習環境に埋め込まれうるか? 学習科学における足場かけを用いた挑戦 学習科学における足場かけ:今後の展望 文献 第4章 メタ認知 イントロダクション メタとは何か? 1つめの分類:さまざまな形の知識に関するメタ認知 2つめの分類:思考としてのメタ認知の形態 学習におけるメタ認知の役割に関する実証研究 今後の展望 結論 文献 第5章 概念変化研究の歴史:その議論の筋道と断層線 イントロダクション プレビュー ピアジェ研究からの示唆 科学哲学と科学史の影響 誤概念 誤概念を越えて 教授 フロンティアを描き出す 文献 第6章 認知的徒弟制 イントロダクション 伝統的な徒弟制から認知的徒弟制へ 認知的徒弟制の枠組み 認知的徒弟制の研究テーマ 結論 文献 第7章 活動の中の学び イントロダクション システムレベルの活動と学習を分析するための枠組み 活動システムレベルの現象や概念を含む説明パターン 活動の中での概念の学習 結論 文献 PARTⅡ 方法論 第8章 デザイン研究:変化をもたらす方法論的道具 イントロダクション ステージを設定する デザイン研究を定義する 変化をもたらすためにデザインを変化させる 結論と考察 文献 第9章 マイクロジェネティック法 イントロダクション マイクロジェネティック法の概要 現代発達心理学におけるマイクロジェネティック法 学習科学にマイクロジェネティック法を適用する マイクロジェネティック研究のバリエーション 学習科学からの典型例 マイクロジェネティック法が適するリサーチ・クエスチョン まとめ マイクロジェネティック法の利用への課題 結論 文献 第10章 協調の分析 イントロダクション 協調と学習を研究する4つの理由 結論 文献 第11章 学習科学におけるデジタルビデオ研究の最先端:研究領域を描く イントロダクション デジタルビデオ研究のための基盤的なリソース 映像研究・ビデオ研究のイノベーター デジタルビデオ研究の方法とツール 教室や教師の学習に関するビデオ研究の知見 統制された環境および自然環境におけるビデオ研究の知見 学習科学におけるデジタルビデオの可能性 文献 第12章 教育におけるアセスメントの設計と利用についての学習科学的視点 イントロダクション 概念的枠組み アセスメントの設計と測定に対するインプリケーション バランスのとれたアセスメントシステム 最終考察:学習科学研究におけるアセスメントの役割 文献 第13章 教育データマイニングとラーニング・アナリティクス イントロダクション アナリティクスの出現 研究コミュニティの発展 鍵となる方法とツール 学習科学へのインパクト 実践へのインパクト EDM/LAと学習科学:未来に向けて 文献 索引