【2023最新】「難民」のおすすめ本34選!人気ランキング
- 難民と移民 (児童図書館・絵本の部屋)
- 難民選手団 オリンピックを目指した7人のストーリー (角川つばさ文庫)
- わたしは13歳、シリア難民。: 故郷が戦場になった子どもたち
- わたしたちの権利の物語 第1期 難民と祖国 (第1巻)
- なんみんってよばないで。
- 難民鎖国ニッポンのゆくえ (ポプラ新書)
- 難民に希望の光を 真の国際人緒方貞子の生き方
- 世界の難民をたすける30の方法
- わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女
- 国際貢献のウソ (ちくまプリマー新書)
難民てどんな人? 移民とどうちがうの? 今、世界で起きていることをわかりやすく説く絵本。子どもたちにできることも提案。 C・ロバーツ文 H・カイ絵 大山泉訳 佐藤学解説;1200;07;難民てどんな人? 移民とどうちがうの? 今、世界で起きていることをわかりやすく説く絵本。子どもたちにできることも提案している。;20171001
困難をのりこえ、希望をつかんだ、オリンピック出場選手の感動の実話! 「難民」という言葉を知っていますか? 紛争や戦争がおきて、自分が生まれ育った国から 逃げざるをえなくなった人たちのことをいいます。 ゴムボートで海をわたったり、爆撃から逃れたり……。 でも、悲しみにくれるだけでなく、 力強く多くの困難をのりこえ、オリンピックに出場し、 世界中に希望をあたえた難民アスリートたちがいます! 彼らはなぜ、難民になったのでしょう? どうやってオリンピック選手になったのでしょう? 読めばきっと勇気がもらえる、“本当にあった”物語。 困難をのりこえてオリンピックに出場し、世界中に希望を与えた「難民アスリート」を知っていますか? 彼らはなぜ難民になり、どうやってオリンピック選手になったのでしょう。読めば勇気がもらえる、感動の実話。
シリアの人びとがどのような目に遭っているのか、難民キャンプで出会った子どもたちを紹介することから、難民のお話を始めましょう。 シリアという国では、内戦がもう7年間もつづき、550万人もの人びとが難民となっています。 国境なき子どもたち(KnK)は、2013年から、シリアの隣国ヨルダンの難民キャンプでシリア難民の支援活動をしています。ヨルダンには、シリア内戦で故郷を追われ、難民になったシリア人がたくさん暮らしているのです。 シリアの内戦がなぜはじまり、シリアの人びとがどのような目に遭っているのか、難民キャンプで出会った子どもたちを紹介することから、難民のお話を始めましょう。 第1章 私たちがヨルダンで出会ったシリア難民の子どもたち 第2章 なぜ、美しいシリアは、がれきの都市になってしまったの 第3章 難民キャンプで暮らすってどういうこと? 第4章 キャンプの外に移り住んだ難民 第5章 子どもたちが安心して学べる場をつくるために 第6章 シリアの子どもたちが見る夢 第7章 私たちにできること
権利についてわかりやすく解説 すべての人が生まれながらにしてもつべき権利について、わかりやすく解説した絵本シリーズ(第1期3巻)。自由や平等を手にするために人びとはどのような行動をとり、どのように闘ってきたのか。各巻テーマにそって、歴史上の重要なできごとや進展のために力を尽くした人びとの活動をとりあげ、その長い闘いと、現在の状況までを伝えます。第1巻では、難民の権利。難民とはどういった人たちのことをいうのか、にはじまり、難民の人たちが新しい国で直面するさまざまな問題、難民の権利を向上させるための取り組み、国連を中心にした支援活動について、歴史にそってわかりやすく説明していきます。
「このまちをでていかなくてはならないの」とお母さんがいった。きみならどうする? 小学校低学年から読める社会問題を知る絵本。 「このまちをでていかなくてはならないの」とお母さんがいいました。 そうなったら、あなたはどうしますか。 何を持って、だれに別れを告げて、どんなふうに移動していくのか。 安全に暮らせなくなった故郷を去り、難民として逃れる親子の物語。 遠く逃れた先でもなくしたくないものとは何か、ぜひ大切な人と一緒に見つけてください。 小学校低学年から読める、社会問題を知るための入門絵本。 難民支援協会推薦!
日本はなぜ難民を受け入れないのか――? 知られざる日本の大問題「難民」について考える入門書的な一冊! 日本はなぜ難民を受け入れないのか――? 難民問題を考える入門書的な一冊! 「東京・四谷の雑居ビルの六階にあるNPO法人・難民支援協会のドアを開けると、 たちまち「日本の中の別世界」に引き込まれます。」 難民問題が世界的に注目されるなか、世界第三位の経済大国・ニッポンはなぜ難民を受け入れないのか? ふくれあがる難民申請者とそれでも日本の片隅でたくましく生きる人々、そして難民を支えようとする日本の企業や草の根の活動から、難民問題について多角的に考える。 私たちの意識を変える現場からの提言。
日本人初・女性初のUNHCRの高等弁務官として10年間、世界中の紛争地をめぐり、難民支援に携わった、緒方貞子の生涯をたどる。 日本人初・女性初の国連難民高等弁務官として、世界各地の紛争地で難民支援に携わるなど、世界で活躍した「真の国際人」緒方貞子の生涯をたどり、その源となる強みを知る。
日本を代表する国際派知識人,緒方貞子.自らの人生とともに,日本を,世界を語る.(解説=中満泉) 「人の命を助けること」、これに尽きます――。日本外交史研究者として出発しながら、国連にかかわる仕事を続け、民族紛争が激化した冷戦後には国連難民高等弁務官をつとめた日本を代表する国際派知識人、緒方貞子(一九二七―二〇一九)。自らの人生とともに、日本を、そして世界を語りつくした回顧録の決定版。(解説=中満泉) はしがき 緒方貞子 第1章 子どもの頃 曽祖父のこと、祖父のこと/父とともにアメリカ、中国へ/太平洋戦争の開戦と終戦 第2章 学生時代 聖心女子大学時代/最初のアメリカ留学へ/岡義武先生の指導を受ける/再びアメリカへ 第3章 満州事変研究 片倉日誌との出会い/満州事変を解明する/「無責任の体制」としての戦前日本/結婚のいきさつ 第4章 研究と教育 河口湖会議へ/戦前日本の自由主義者/財界研究/米中・日中国交回復の比較研究/大学人として 第5章 国連にかかわる仕事 初めての国連総会出席/国連代表団での仕事/国連総会での印象深い議題/国連代表部公使として/ユニセフ執行理事会/カンボジア難民にかかわって/国連人権委員会での活動 第6章 国連難民高等弁務官として(上) 就任まで/クルド難民危機と「国内避難民」/サラエヴォ空輸と陸路輸送/泥沼化するボスニア内戦/スレブレニッツァ虐殺からデイトン合意へ/難民帰還と共生プロジェクトへ/コソヴォ紛争と空爆の逆説 第7章 国連難民高等弁務官として(下) ソ連解体と民族紛争/ルワンダ難民の大量発生/難民キャンプの軍事化という問題/ザイールでの紛争拡大/難民の帰還から再定住、復興へ/ダボス会議の役割/UNHCRでの一〇年を振り返って 第8章 人間の安全保障 「人間の安全保障」委員会/人間の安全保障という考え方/国内避難民と人間の安全保障/人道救援と開発援助とのギャップ問題/「保護する責任」をめぐって/日本と「人間の安全保障」/9・11からアフガニスタン復興へ 第9章 日本の開発援助を主導して JICA理事長就任のきっかけ/現場主義から始めた改革/「人間の安全保障」と開発援助/アフガニスタンとミンダナオ/アフリカの重点化/組織統合という難関/研究機能を強化する/これからのJICAへ 終 章 日本のこれからのために 中国とどう向き合うか/開かれた多様性に基づく社会へ 主な著作 編者あとがき(単行本版) 編者あとがき(岩波現代文庫版) 解説 緒方貞子さんの真骨頂……………中満 泉
難民問題は、現在、欧州の反移民・反難民感情を巻き起こすと同時にEUの政治危機の原因にもなっている。「難民」について、法律学・政治学・経済学・社会学など学際的なアプローチで、理論的な問題から世界各地の現状と取り組み、さらに支援の在り方までを概説する。 本書の刊行に寄せて[フィリッポ・グランディ] はじめに[滝澤三郎] 第1部 国際政治と難民問題[山田満] 第1章 国民国家と難民 第2章 冷戦後の世界と難民 第3章 難民問題の政治経済学 コラム 「難民」として日本で暮らした経験から思うこと[その1] 日本における「難民」受け入れの教育・社会問題[ミョウ・ミン・スウェ] 第2部 難民と強制移動のダイナミズム[山本剛] 第4章 難民「問題」から難民「危機」へ 第5章 紛争と難民 第6章 環境と難民 第7章 経済開発と難民 コラム 「難民」として日本で暮らした経験から思うこと[その2] 難民との共存・共生を目指した日本社会を求めたい[ミョウ・ミン・スウェ] 第3部 国際機関と難民[堀江正伸] 第8章 難民救援機関としてのUNHCR 第9章 難民と国内避難民 第10章 国内避難民救援機関とは何か 第11章 保護クラスターをめぐる国際人道支援機関 第4部 難民の社会統合[人見泰弘] 第12章 難民受け入れと法的保護──法的地位の多様化と階層化 第13章 難民受け入れと就労──エスニック・コミュニティと経済的自立への道 第14章 難民受け入れと難民二世の教育──教育達成経路の多様化 第15章 難民受け入れとジェンダー──ジェンダー規範への挑戦・強化・再生産 コラム 「ファンドレイザー」という職業について[鳥井淳司] 第5部 第三世界の難民[佐藤滋之] 第16章 第三世界の国々での難民流入への対応 第17章 第三世界における難民問題の現状 第18章 アジア太平洋地域の難民 第19章 アフリカ・中東地域の難民 コラム 「食」を通じた難民支援を目指して[テュアン シャンカイ] 第6部 ヨーロッパの難民問題[橋本直子] 第20章 二つのヨーロッパ 第21章 欧州連合(EU)の難民政策 第22章 欧州評議会(Council of Europe)の難民政策 第23章 最近の欧州における「難民危機」 第7部 米国の難民問題[佐原彩子] 第24章 米国における難民概念──難民概念の変遷とその意味 第25章 米国国境を越える中米難民──米国政府の取り組みと課題 第26章 米国の難民政策──その現状と課題 第27章 米国における移民問題と難民問題──非合法移民問題と退去強制 コラム 難民交流プロジェクト──早稲田発フットサルを通じた難民交流[酒井亮圭] 第8部 日本の難民問題[滝澤三郎] 第28章 日本の難民受け入れの歴史(インドシナ難民の受け入れ) 第29章 インドシナ難民の定住・社会統合状況 第30章 第三国再定住の試み 第31章 日本の難民政策の問題点 コラム 難民支援・研究団体 PASTEL[尾関花保] 第9部 難民と人間の安全保障[山本哲史] 第32章 「保護する責任」と難民 第33章 テロリズムと難民 第34章 難民と人間開発 第35章 難民支援の多角的アプローチ あとがき[山田満] 編著者紹介
日本ドキュメンタリー写真ユースコンテスト(DAYS JAPAN、毎日新聞、早稲田大学主催)に入賞した若きフォトジャーナリストが「なぜアジアなのか、なぜカメラなのか」を語る。決定的瞬間を求めたかつての戦場カメラマンとの違いを鮮明にしながら。 「正解」のない旅へ 第1章 安田菜津紀 インタビュー「カンボジアに出会った。だから伝えたい。」 第2章 幸田大地 インタビュー「状況ではなく、内面を写真で表現したい。」 第3章 白潟禎 インタビュー「彼らにとっては、地雷があることが日常なんです。」 第4章 ファインダーの外側 あそこにエイズの村がある なぜ差別がいけないのか、インドに思うこと 自立復興としての地雷撤去
「入管法改定」は、本当に日本社会を変えるか? 緊急刊行! 〈座談会〉日本につながった私たちの今(温又柔・高部心成 ほか) 〈寄稿〉安里和晃/石川朝子/石川美絵子/稲葉奈々子・樋口直人/小ヶ谷千穂/カルダー淑子/川上郁雄/小島祥美/近藤敦/斉藤善久/坂本久海子/佐々木てる/定松文/関聡介/髙谷幸/滝澤三郎/竹ノ下弘久/田中雅子/土井佳彦/旗手明/原めぐみ/人見泰弘/藤本伸樹/丸山由紀/山口智之/山田貴夫/山野上麻衣/山本かほり ほか
第1章 群馬と埼玉のアフガニスタン人(パラチナルの山の向こう ナンのかけら パシュトゥンのパスポート) 第2章 日本の見えない難民(隠れ家の日常 歪んだ目 パキスタンと日本を結ぶ写真) 第3章 六年八カ月の結末(空爆、だから帰国 自主出頭 事情聴取の日 最後の会話) 第4章 アフガニスタンとの国境の村(苦労の恩恵 日本で失ったもの)
アメリカ53%、日本0.3%。この数字の意味を、知っていますか?世界の難民問題と対峙してきた著者が見つめ直す、故国日本の、摩訶不思議な現状。 はじめに ネットカフェ難民ではない、あなたの隣の「本当の難民」 1 ニッポン国内の難民事情 2 彼女が「難民」になるまで 3 難民同士、そして日本人がつながる 4 新しい難民受け入れのかたち おわりに みんなで支える時代へ
6歳で来日し、逆境の下でも周囲と家族に支えられ生きてきたイラン人少女。異文化ルーツの子どものリアルを等身大で語った半生記。 6歳で来日し、言葉や習慣、制度の壁など数々の逆境の下でも、周囲の援助と家族の絆に支えられ生きてきたイラン人少女ナディ。移民社会化する日本で、異文化ルーツの子どもたちが直面するリアルを等身大で語った貴重な手記。 はじめに 1章 外国に行くってどういうこと? 2章 想定外!な日本の暮らし 3章 うれしい、楽しい、でも困った学校生活 4章 日本で胸をはって暮らしたい! 5章 私はイラン人? 日本人? 6章 私はここにいます あとがき 解説 山口元一
ストリートチルドレンってなに?児童労働はどうしてあるの?日本の子どもたちの実際の活動をとおして、過酷な状況にある世界の子どもたちを見つめ、支援する方法を考える。 1 実際の活動に学ぼう(五十嵐敬也-アンコールワットにちかった夢 中台中学校生徒会-ストリートチルドレンに支援を 平岡良介-11歳の仲間とはじめた「広島イレブン」) 2 もっと知ろう(ストリートチルドレンというのは、どういう意味? どうしてストリートチルドレンとなる子どもがいるの? トラフィックトチルドレンって、なに? ほか) 3 こんなことやってみよう(まず知ること 多くの人に知らせること こんな参加の方法があるよ)
外国人労働者の受け入れ拡大のなか、就学状況が不明な子どもが少なくとも1万6000人いることが判明した。文部科学省による全国調査の実施など、行政を動かす原動力にもなった、毎日新聞の連載の待望の書籍化。新聞労連ジャーナリズム大賞優秀賞、新聞協会賞受賞。 はじめに 第1章 閉ざされた扉――就学不明2・2万人 学校に行かない子どもたち 1 不就学の連鎖、命を落としたアユミ 2 逮捕され、ようやく見つけた学びの場 3 教育の受け皿なく、追い詰められたプリンセス 4 「発見」された子どもたち 5 就学を強制できないジレンマ 不就学ゼロを提唱――小島祥美さんに聞く岐阜県可児市の15年 調査データ――取材班による100自治体調査と文部科学省の全国調査 Q&A 不就学になる理由 インタビュー 前川喜平さん「教育を受けさせないのは虐待」 第2章 学校には来たけれど――無支援状態1・1万人 日本語を学べない子どもたち 1 自力で学ぶ限界、無支援状態1年半のサロチャー 2 話せない、読めない理由 3 「日本語が分からないと学校には入れません」 4 スキルも人手もなく、担い手不足に悩む学校 調査データ――無支援の子の実態と自治体の苦悩 海外の母国語教育事情 インタビュー サヘル・ローズさん「言葉は人と人をつなぐ橋渡し」 第3章 「発達障害」と見なされて――特別支援学級の在籍率2倍 特別支援学級にいる子どもたち 1 IQ検査の日本語が分からなかったタケシ 2 教師の葛藤 3 日本語教育を特別支援学級に丸投げ 4 ブラジル大使館の危機感 5 ドイツの事例 調査データ――特別支援学級にいる子の割合と分析 インタビュー 中川郷子さん「子どもに責任を押しつけないで」 第4章 ドロップアウトの先に――不就学・不就労3000人 社会で迷う子どもたち 1 特殊詐欺に利用されたマイケル 2 日系ギャングと呼ばれたホドリゴ 3 断たれゆく再起の道 4 20歳の高校受験生、アンドレア 5 消えない過去を背負って 6 少年院でルーツと向き合う 調査データ――国勢調査からみた不就学・不就労の未成年 高校中退率は7倍 高校入試の壁 インタビュー 田中宝紀さん「教育と就労の境目で支援を」 第5章 見つかった居場所――日本語教育に救われて 未来を描けた子どもたち 1 「急がなくていい」、名月のメッセージ 2 16歳の中学生、マリオン 3 9歳で就学が実現したナディ 4 横浜市立南吉田小学校の多国籍な日常 第6章 にほんでいきるために 政策の現状と課題 1 文部科学省による有識者会議の設置と報告書 2 日本語教師資格の創設へ 寄稿 山野上麻衣さん 不就学問題の20年、現在とこれから 取材をふりかえって おわりに
世界を100人に縮めると まったく違う あなたが見えてくる。 持続可能な社会を目指す わたし・たちにたくされたバトンを 未来につなげるために―― 世界中を感動でつつんだネットロア*を あなたに届けたい。 (*ネットロア=インターネット上の民話) アメリカの環境学者のエッセイが世界中をかけ巡り、 日本に届いたメールが絵本仕立ての一冊になった。 ――平和へのメッセージを添えた本書は大ベストセラーとなり、 グローバル時代の今も読み継がれています。
私たちの「当たり前」を問うために。日本における移民の子どもたちとその教育を網羅的かつ体系的に扱った初の本格的なテキストブック はじめに 序章 グローバル時代の国際移動と変容する日本社会:移民と出会う日常 額賀美紗子 1 はじめに:国際移民の時代に生きる 2 グローバル化とトランスナショナリズム 3 加速する国際移動 4 移民がもたらす国民国家の変容 5 多民族化・多文化化が進む日本社会 6 おわりに:移民の子ども・若者たちを理解するために コラム1 「カテゴリー」を批判的に問いつづける(金南咲季) Part I 日本社会の多文化化 Chapter1 オールドカマー:その歴史が問いかけるもの 呉永鎬 1 はじめに:在日朝鮮人とは 2 戦前の在日朝鮮人 3 朝鮮学校 4 公立学校における在日朝鮮人教育 5 おわりに:歴史から学ぶ コラム2 「世界のウチナーンチュ」政策から私を問う:日本と沖縄の不公正な関係をめぐって(藤浪海) コラム3 日本の先住民族・アイヌの権利とその保障(三浦綾希子) Chapter2 ニューカマー:加速する日本社会の多文化化 三浦綾希子 1 はじめに:「ニューカマー」とは 2 ニューカマーの子どもたちの実態 3 ニューカマーの来日経緯 4 ニューカマー第二世代を取り巻く諸課題 5 おわりに:「多文化社会・日本」の行方 コラム4 「ハーフ」という言葉から考える(坪田光平) Chapter3 海外帰国生:教育問題の変遷と新たな動向 芝野淳一 1 はじめに:古くて新しい海外帰国生問題 2 海外帰国生の実態と教育支援 3 海外帰国生問題の変遷 4 海外帰国生問題の新たな動向 5 おわりに:海外帰国生教育のこれから コラム5 国際移動する教師たち:在外教育施設派遣教員について(芝野淳一) Chapter4 留学生:日本における外国人留学生と日本からの海外留学 新見有紀子 1 はじめに:「人生を変える」留学 2 留学交流の背景 3 日本における外国人留学生の受け入れ 4 日本からの海外留学 5 おわりに コラム6 私の人生を変えた海外留学経験(新見有紀子) Part II 移動する子ども・若者の生活世界 Chapter5 家族:多様な文化と教育戦略 敷田佳子 1 はじめに:教育戦略とは何か 2 日本に住む多様な家族 3 家族の教育戦略 4 家庭における母語・母文化の伝達とその困難 5 移民の子どものエスニック・アイデンティティ形成 6 おわりに:家族の多様性を認める コラム7 異なる人びとがつながろうとするときに生ずる葛藤とその背景を知る:映画『ビッグ・シック(The Big Sick)』から(敷田佳子) Chapter6 学校:子どもの生きにくさから考える 坪田光平 1 はじめに:学校とはどんな場所か 2 移民の子どもの進学状況と日本の教育制度 3 「特別扱いしない」日本の学校文化 4 教室における差異の管理と子どもたちの抵抗 5 生きにくさの広がり 6 おわりに:これからの学校はどんな場所か コラム8 「進路保障」のジレンマ(山野上麻衣) Chapter7 地域:見慣れた風景と出会いなおす 金南咲季 1 はじめに:身近な地域を歩いてみよう 2 子どもの教育は「学校」と「家庭」で完結する? 3 地域によって教育課題や実践はどう異なる? 4 地域が教育をつくり,教育が地域をつくる 5 おわりに:見慣れた風景と出会いなおす コラム9 移民の町を歩こう(新大久保編)(三浦綾希子) コラム10 移民の町を歩こう(神戸編)(山本晃輔) Chapter8 労働市場:それはいかに移民の教育と関係するのか 藤浪海 1 はじめに:コンビニで働く留学生の姿から 2 「フレキシブルな派遣労働力」としての日系ブラジル人と子どもの教育 3 職業的スティグマのなかを生きるフィリピン人女性と子どもの教育 4 学業と就労のはざまで揺れるネパール人留学生 5 おわりに:移民の教育と労働市場の多面的関係性 コラム11 技能実習制度が生み出す過酷な労働・生活環境:ドキュメンタリー映像『技能実習生はもうコリゴリ――ベトナム人の声』から(藤浪海) Chapter9 トランスナショナルな生活世界:往還する日系ブラジル人の教育経験から 山本晃輔 1 はじめに:継続する日本とブラジル間の移動 2 日系ブラジル人の日本における生活と教育 3 移動とともにある日系ブラジル人の生活と教育 4 おわりに:移動を支える教育を模索する コラム12 複数の国・文化のはざまを生きる若者のアイデンティティ:小説『真ん中の子どもたち』から(住野満稲子・徳永智子) Chapter10 グローバル社会と教育格差:東アジアにおける教育移住を手がかりに 五十嵐洋己 1 はじめに:子どもの教育のために海外へ移住する時代 2 教育移住の実態 3 教育移住が起こる背景 4 東南アジアに教育移住する日本人家族 5 教育移住をめぐるリスクと移動と教育格差 6 おわりに:グローバル社会と教育格差を考える コラム13 「グローバル人材」は「グローバル市民」のこと?(五十嵐洋己) Part III 多様性の包摂に向けた教育 Chapter11 移民国家アメリカの多文化教育:多様性の尊重と社会的公正をめざして 額賀美紗子 1 はじめに:「多様性の統合」をめざすアメリカ社会 2 統合理念の変遷 3 「平等(equality)」から「公正(justice/equity)」へ 4 移民の子どもの適応過程 5 多文化教育の発展と定着 6 おわりに:多文化教育の課題と展望 コラム14 移民の教育に関する国際比較(髙橋史子) Chapter12 多文化共生と日本の学校教育(施策編):公正な社会をめざす学校教育のあり方とは 山野上麻衣 1 はじめに:自分のこととして考えてみよう 2 多文化共生とは何か 3 異文化の理解をめぐる施策 4 外国人児童生徒を取り巻く教育施策 5 教育における公正を考える:高校入試の特別枠をめぐって 6 おわりに:多文化共生の教育に向けて コラム15 公立学校で働く外国籍教員(呉永鎬) Chapter13 多文化共生と日本の学校教育(学校実践編):多文化社会における学校の役割と課題 髙橋史子 1 はじめに:多文化共生に向けた学校内の先進的な教育実践 2 日本語学習 3 多文化共生と社会的公正に向けた先進的取り組み 4 おわりに:多文化社会における学校役割の課題と展望 コラム16 アメリカのバイリンガル教育(額賀美紗子) Chapter14 外国人学校:多様な教育を創造する 薮田直子 1 はじめに:「外国人学校」という用語の複雑性 2 外国人学校とはどのような学校か 3 なぜ外国人学校に通うのか 4 外国人学校はどこへ向かうのか 5 おわりに:外国人学校の可能性 コラム17 ヘイトスピーチ(呉永鎬) コラム18 高校無償化制度と朝鮮学校(三浦綾希子) Chapter15 ノンフォーマルな教育と居場所:夜間中学校・NPO・エスニック組織・メディア 徳永智子・住野満稲子 1 はじめに:多様な学びの場に目を向けて 2 ノンフォーマルな教育と居場所 3 夜間中学校 4 NPO 5 エスニック組織 6 メディア 7 おわりに:ノンフォーマルな場からみえてくる世界 コラム19 ベトナム語の継承語教室(薮田直子) 終章 移民から教育を考える 三浦綾希子・芝野淳一 1 本書で学んだこと 2 日本の教育がこれまで想定してこなかったこと,これから想定すべきこと 3 移民から教育を考えるために
「100人の村」の数字の背景がさらに明らかに!世界の現実を最新統計で再現して、わたし・たちの未来を考える。 村の現状報告 「100人の村」白書(世界人口 性別 年齢 性愛 ほか) 「100人の村」から新しい世界へ(平和について(池沢夏樹) 経済発展の時代は終わった踊りましょう!(C.ダグラス・ラミス) グローバリゼーションは「村」の自立を助けるか(大野健一) 現実の「100人の村」で医療援助活動をして(黒崎伸子))
160万部のミリオンセラー、ついに完結!写真50点により、よりリアルな全面改訂版。 世界がもし100人の村だったら 完結編 2015年までに世界はもっとよくなる?-国連ミレニアム開発目標2008 未来は人間の技術で変えることができる-インタビュー ジェフリー・サックス(コロンビア大学地球研究所所長) ハノイのトゥイさんものがたり changemakers10-世界を変える人びと
「アンコール遺跡」「貧困」「戦争」といった、固定したイメージで語られることの多かったカンボジア。だが、近年の経済発展は目覚ましい。変化するカンボジアの現在を活写するために三人の執筆者を新たに迎え、社会や経済関係の記述を刷新した。 はじめに I ことばを読む 第1章 カンボジア? カンプチア? クメール?――カンボジア語が話されている地域 第2章 奥が深い文法――ことばのしくみ 第3章 カタカナ表記が難しいわけ――音と文字 【コラム1】少数民族のことば 第4章 日本でよみがえった国語辞典――語彙と辞書 【コラム2】僧王チュオン・ナートと正書法 第5章 お付き合いの秘訣――名前と呼び方 第6章 小さくともダイヤモンドの輝き――ことわざとなぞなぞ 第7章 ウサギの裁判官――人間社会を描く民話の数々 【コラム3】おすすめ民話 第8章 天界の喜びから農民の苦しみまで――古典文学と伝統詩 【コラム4】おすすめ古典文学 第9章 小説の誕生と復興――現代文学を取り巻く情勢 【コラム5】おすすめ現代文学 II 暮らしを知る 第10章 季節のリズム――自然環境 第11章 復活した信仰――内戦後の仏教の復興 【コラム6】寺院住まいの女性修行者、ドーンチー 第12章 多様な民族・多様な文化――民族と宗教 【コラム7】漁業を営むイスラム教徒 第13章 厄除けと占い――日常に残る民間信仰 第14章 暦を彩る祭り――休日と年中行事 第15章 家族のつながり方――婚姻と世帯 第16章 人生における二大儀礼――婚礼と葬儀 第17章 新しい命の誕生――出産を支える伝統文化 第18章 厳しい環境で育つ子どもたち――求められる保健と教育 【コラム8】ココナツおじさんになりたい 第19章 布のマジック――衣服の変遷 第20章 自然をおいしく食べる――食生活の基本 【コラム9】食のことば 第21章 土地に合わせて住む――住居と暮らし 【コラム10】市民の乗りもの 【コラム11】成長する都市 III 歴史をたどる 第22章 カンボジアのはじまり――先史期からアンコール王朝の展開 第23章 祇園精舎への巡礼――アンコールのたどった歴史 【コラム12】西バライ遺跡にまつわる伝承 第24章 歴代の王の記録 王の年代記――ポスト・アンコール期 第25章 王宮に凧を落としたら――伝統法に見る法原理 第26章 インドシナの枠組みの中で――フランス植民地期 【コラム13】象徴としての国王 第27章 平和の島、東洋のパリ――独立から内戦へ 第28章 革命の理想と現実――内戦から和平へ 【コラム14】オンカーに捧げる文学 【コラム15】国歌と国旗の変遷 IV 社会を考える 第29章 紛争の終わりに向かって――体制転換と政党の創出 第30章 政治の安定を目指して――総選挙と憲法改正 第31章 誰をどう裁くのか――ポル・ポト政権崩壊後から四半世紀 【コラム16】クメール・ルージュ裁判の進捗 第32章 国際社会の信頼を得るために――東南アジア諸国連合(アセアン)・隣国との関係 【コラム17】国境地帯の遺跡 第33章 経済発展の影で――深刻な社会問題 【コラム18】海外への出稼ぎ 第34章 住民が築く復興の礎――住民参加の地方行政 第35章 土地を奪われる苦しみ――新法がもたらした係争 第36章 友好の架け橋となった人々――カンボジアとかかわった日本人 【コラム19】カンボジア人から見た日本 第37章 14年ぶりの故郷――難民流出から本国帰還まで 第38章 アイデンティティーの模索――海外で暮らすカンボジア人たち 【コラム20】アメリカ最大のカンボジア系コミュニティー 第39章 本は贅沢品――読書の環境と出版事情 第40章 学校へ行こう――就学率と教育制度 【コラム21】最高学府 王立プノンペン大学 V 芸術を楽しむ 第41章 世界遺産と共存する重荷――遺跡保護と地域住民 第42章 歴史に翻弄された美術品――世界に散ったアンコールの至宝 【コラム22】国立博物館 第43章 工夫をこらした楽の器――伝統楽器のつくり 第44章 社会を映し、社会に語る伝統歌謡――歌謡の維持と発展 第45章 みんなのうた――ポピュラー・ミュージックと人気歌手 第46章 踊りにこめた祈りと喜び――古典舞踊と民俗舞踊 【コラム23】ソンペア・クルーの儀式 第47章 神に捧げる芝居――伝統芸能・大衆芸能 【コラム24】生活のすべては芸能 第48章 カンボジアの微笑み――現代演劇の試み 第49章 人気はホラーと感動もの――映画は人々が大好きな娯楽 第50章 遺跡と冒険の国――カンボジアを舞台にした映像 【コラム25】日本のマンガに見るカンボジア VI 明日へつなぐ 第51章 グローバル化への道――急速に発展する経済 【コラム26】注目される金融・証券セクター 第52章 貧困の削減へ――貧困の特徴 第53章 米をつくる――農地の大部分が水田 第54章 メコン川の恵み――漁業を支える河川と湖 【コラム27】魚の利用法あれこれ 第55章 原産国 カンボジア――縫製・製靴企業の進出 第56章 世界に誇るシルク――受け継がれてきた織物文化 第57章 遺跡が直面する変化――観光によって変わる環境 【コラム28】お土産さまざま 第58章 難しい税――納税者にも課税庁にも 第59章 次の発展段階に向けて――援助と自立 第60章 進む日本企業の投資――投資を決めた理由 【コラム29】カンボジアでの生活環境 第61章 難民キャンプからカンボジア国内へ――日本のNGOの活躍 【コラム30】国際協力NGOに参加するには 【コラム31】東日本大震災 第62章 読むことが一番たいせつ――カンボジア研究の始め方 参考文献