【2024年】「映画」のおすすめ 本 125選!人気ランキング
- 18歳までに子どもにみせたい映画100
- みんなの映画100選
- 14歳からの映画ガイド: 世界の見え方が変わる100本 (14歳の世渡り術)
- 映画を撮りながら考えたこと
- フランス映画史の誘惑 (集英社新書)
- 淀川長治 究極の映画ベスト100〈増補新版〉 (河出文庫)
- 定本 映画術 ヒッチコック・トリュフォー
- レインツリーの国 (角川文庫)
- 死ぬまでに観たい映画1001本 第五版
- 仕事と人生に効く教養としての映画
最新の話題作から往年の名作まで……監督・脚本家・声優・作家・科学者・精神科医など、多様な分野で活躍する25名からの映画案内。 往年の名作から最新の話題作まで、気軽に映画に触れられる今こそ観てほしいこの1本。映画監督・脚本家・声優・小説家・科学者・精神科医etc.多様な分野で活躍する25名が10代へ贈る映画案内。
『誰も知らない』『そして父になる』『海街diary』『海よりもまだ深く』… 全作品を振り返り、探… 全作品を振り返り、探った、「この時代に表現しつづける」。その方法と技術、困難、そして可能性。構想8年の決定版。 『誰も知らない』『そして父になる』『海街diary』『海よりもまだ深く』… 全作品を振り返り、探った、 「この時代に表現しつづける」 その方法と技術、困難、そして可能性。 構想8年の決定版 第1章 絵コンテでつくったデビュー作 第2章 青春期・挫折 第3章 演出と「やらせ」 第4章 白でもなく、黒でもなく 第5章 不在を抱えてどう生きるか 第6章 世界の映画祭をめぐる 第7章 テレビによるテレビ論 第8章 テレビドラマでできること、その限界 第9章 料理人として 終章 これから「撮る」人たちへ
処女作から最後の作品まで、華麗なテクニックとその映画人生のすべてを、520枚の写真を駆使して大公開。ヒッチコックの魅力を満載した名著、待望の決定版!! 幼年時代 警察ぎらい 映画との出会い 下宿人-最初の真のヒッチコック映画 恐喝-最初のトーキー映画 サスペンスとは何か アメリカ映画の言語と文体 単純であること、明晰であること チキン・パイとセックス 批評家を批評する 俳優は家畜だ サルバドール・ダリとともに グレゴリー・ペックはミスキャストだった ロープ-全篇ワン・カットの映画 映画の基本はカット割り たかが映画じゃないか 映画と演劇-ドラマの集約 クレショフ効果 人間はみなのぞき屋である 時間と空間をいかに操作するか 深夜のアイデア ジャネット・リーのブラジャー シャワーと殺人 映像作家の映画、わたしたちの映画 なぜ鳥が人間を襲うのか 一作一作が新しい冒険だ わたしは視覚人間である ヒッチコックはカトリック作家か?〔ほか〕
全米に人種差別を蘇らせた「名画」、米軍が封印した「巨匠の記録映画」、今も論争が続く「感動作」、トランプ現象を予告した「問題作」──アメリカ映画の中に潜む「超大国の暗部」を徹底解説!
本書は、現代ドイツ映画史への手引書である。「移民」「ナチス」「東西ドイツ」を扱った21世紀以降のドイツ映画賞受賞作を取り上げ、現代のドイツ映画が〈ドイツ人のディアスポラ〉という戦後のモチーフをどう描いたのかを解明し、その歴史的変容を解説する。新しい視点でドイツ映画を観るのに最適な一冊。 序 第I部 2000年代 第1章 移民の背景を持つ者(帰還) 1《愛より強く》(2004年/金賞) ――トルコ・ナショナリズムからトルコ・ローカリズムへ―― 2 《タフに生きる》(2006年/銀賞) ――「統合の失敗」と「平行社会」―― 3 《そして、私たちは愛に帰る》(2008年/金賞) ――左翼テロリズムへの批判―― 第2章 ナチ・ドイツ(和解) 1《名もなきアフリカの地で》(2002年/金賞)――故郷の再認―― 2《ベルンの奇蹟》(2004年/銀賞)――戦後の世代間葛藤―― 3《白バラの祈り》(2005年/銀賞)――天上への回帰―― 4《四分間のピアニスト》(2007年/金賞)――自己回帰する天才―― 5《ウェイヴ》(2008年/銅賞)――擬似ホームからの帰還―― 6《ジョン・ラーベ》(2009年/金賞)――ホームの死守―― 第3章 東西ドイツ(再生) 1《階段の踊り場》(2002年/銀賞)――青い鳥症候群―― 2《グッバイ、レーニン!》(2003年/金賞)――嘘から生まれた真実―― 3《幻の光》(2003年/銀賞)――希望のポツダム広場―― 4《何でもツッカー!》(2005年/金賞)――五分五分の決着―― 5《善き人のためのソナタ》(2006年/金賞)――アクチュアルな芸術劇場―― 第II部 2010年代 第1章 移民の背景を持つ者(消失) 1《よそ者の女》(2010年/銅賞) ――トルコ的伝統と西洋近代の相克―― 2《おじいちゃんの里帰り》(2011年/銀賞) ――血族共同体から歴史共同体へ―― 3《女闘士》(2012年/銅賞)――ネオナチの代償―― 4《ヴィクトリア》(2015年/金賞)――神としての資本主義―― 5《女は二度決断する》(2018年/銀賞)――ネオナチ化する犠牲者―― 第2章 ナチ・ドイツ(決別) 1《白いリボン》(2010年/金賞)――破滅への序曲―― 2《女闘士》(2012年/銅賞)――金銭教育の末路―― 3《コーヒーをめぐる冒険》(2013年/金賞)――過去の弔い―― 4《ハンナ・アーレント》(2013年/銀賞)――理解か? 許しか?―― 5《さよなら、アドルフ》(2013年/銅賞)――連鎖の拒絶―― 6《アイヒマンを追え!》(2016年/金賞) ――「ドイツの誇り」と「ドイツ人の誇り」―― 第3章 東西ドイツ(贖罪) 1《東ベルリンから来た女》(2012年/銀賞)――エデンの園の東―― 2《誰でもない女》(2014年/銅賞)――「生命の泉」の真実―― 3《ヘビー級の心》(2016年/銀賞)――幻のロス五輪―― 4《グンダーマン》(2019年/金賞)――東ドイツのボブ・ディラン―― 結 註 あとがき 作品リスト 索 引
新しい恐竜と、新しいのび太の物語! のび太が恐竜博の化石発掘で見つけた化石。恐竜のたまごだと信じたのび太は、タイムふろしきで化石を元の状態に戻すと…生まれたのは双子の恐竜! しかも、未発見の新種だった。のび太に似て、ちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。個性の違いに苦労しながら、親のように愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界が来てしまう。キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちとともに6600万年前へと出発。キューやミューの仲間を探す旅がはじまった! 【編集担当からのおすすめ情報】 ドラえもん50周年記念作品!川村元気のオリジナル脚本を完全小説化!! のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた化石。タイムふろしきで元に戻すと、生まれてきたのは双子の恐竜、しかも未発見の新種だった。のび太は、キューとミューと名付け、親のように育てるのだが……。
映画前史からフィルムカルチャー全盛期、そしてデジタルが加速する2010年代まで。デジタル・グローバリズム時代に知っておきたい映画史キーワード!鑑賞・研究・批評にコンパクトに使える映画事典。 1895年まで-映画の誕生前夜、「動く映像」への試作期 1895…1900年代末-シネマトグラフの誕生、「驚き」から「物語」へ 1900年代末…1910年代-パテ社、MPPCなど産業システムの始動期 1920年代-夢の工場、アヴァンギャルド、モダニスムの高揚期 1930年代-無声映画からトーキーへ、夢と現実の交差 1940年代-戦争下のプロパガンダ、国策映画時代 1950年代-娯楽王国の変調、ハリウッド・システムの凋落期 1960年代-自由と新しい波の台頭、撮影所システムから離れて 1970年代-ニュー・ハリウッドの誕生、香港、インド映画の台頭 1980年代-マルチプレックス化と多様なヴィジュアライゼーションの実験 空前のインディーズ・ブーム、そして新しい世紀へ 情報社会の幕開けと液状化するリアリティ、ハリウッドの苦悩 立ち上がるソーシャルとクラウド、デジタル時代の新たな地平
日本映画界の頂点、大スター三船敏郎のデビューから最晩年までの全出演映画を通して描く本格評伝。全出演映画のデータ付き!! 日本映画界の頂点、大スター・三船敏郎の本格評伝!! 不世出の大スター、黒澤映画の象徴、世界のミフネ。デビューから最晩年までの全出演映画を通して描く、評伝にして、映画史。全出演映画のデータ付き!! 三船プロダクション監修 生誕100 周年(2020 年)記念出版!! 『三船敏郎の映画史 』 目次 三船敏郎はひとりしかいない、ひとりでいい 宝田 明 序章 俳優・三船敏郎登場前夜 第一章 三船敏郎と映画俳優行路 第二章 三船敏郎と映画デビュー作『銀嶺の果て』 一 『山小屋の三悪人』(『銀嶺の果て』) 二 谷口千吉が『銀嶺の果て』に至るまで 三 三船敏郎の出現 四 黒澤明、岡本喜八、伊福部昭 第三章 三船敏郎と戦後東宝映画成長期…一九四〇年代~一九五〇年代記初期 一 『酔いどれ天使』『静かなる決闘』 二 『ジャコ萬と鉄』『野良犬』 三 『醜聞(スキャンダル)』『婚約指輪(エンゲージ・リング)』『羅生門』 四 『愛と憎しみの彼方へ』『白痴』『海賊船』『完結 佐々木小次郎 巌流島決闘』 五 『馬喰一代』『荒木又右ヱ門 決闘鍵屋の辻』『霧笛』 第四章 三船敏郎と東宝映画成熟期…一九五〇年代中期 一 『西鶴一代女』『戦国無頼』『激流』『港へ来た男』 二 『吹けよ春風』『抱擁』『ひまわり娘』『太平洋の鷲』 三 『七人の侍』 四 『宮本武蔵』『潮騒』 五 『密輸船』『男ありて』『続 宮本武蔵 一乗寺の決斗』『生きものの記録』 第五章 三船敏郎と東宝映画隆盛期…一九五〇年代後期 一 『宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島』『黒帯三国志』『愛情の決算』『ならず者』 二 『囚人船』『蜘蛛巣城』『嵐の中の男』『この二人に幸あれ』 三 『柳生武芸帳』『どん底』『下町─ダウンタウン─』『柳生武芸帳 双龍秘劔』 四 『無法松の一生』『隠し砦の三悪人』『暗黒街の顔役』 五 『或る剣豪の生涯』『戦国群盗伝』『独立愚連隊』『日本誕生』 第六章 三船敏郎と東宝娯楽映画群の玉座…一九六〇年代初期 一 『暗黒街の対決』『国定忠治』『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』 二 『男対男』『悪い奴ほどよく眠る』『サラリーマン忠臣蔵』『大坂城物語』 三 『用心棒』『価値ある男』『椿三十郎』 四 『どぶろくの辰』『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』『太平洋の翼』 第七章 三船敏郎と東宝黄金時代の終幕…一九六〇年代中期 一 『天国と地獄』『五十万人の遺産』 二 『大盗賊』『侍』『赤ひげ』 三 『太平洋奇跡の作戦 キスカ』『血と砂』『暴れ豪右衞門』 四 『大菩薩峠』『奇巌城の冒険』『怒涛一万浬』『グラン・プリ』 第八章 三船敏郎と日本映画大作時代…一九六〇年代後期 一 『上意討ち 拝領妻始末』『日本のいちばん長い日』 二 『黒部の太陽』『連合艦隊司令長官 山本五十六』 三 『太平洋の地獄』『風林火山』『栄光への5000キロ』『日本海大海戦』 四 『赤毛』『新選組』 第九章 三船敏郎とスター映画大作の時代…一九七〇年代 一 『座頭市と用心棒』『幕末』『待ち伏せ』『激動の昭和史 軍閥』 二 『レッド・サン』『太陽にかける橋 ペーパータイガー』『日本の 野望篇』 三 『犬笛』『お吟さま』 第十章 三船敏郎と映画俳優人生の閉幕…一九八〇年代~一九九〇年代 一 『1941』『制覇』 二 『日本海大海戦 海ゆかば』『男はつらいよ 知床慕情』 三 『千利休 本覺坊遺文』『深い河』 あとがき 付章 三船敏郎映画作品リスト 索引(人名索引・映画名索引)
動画以降の世紀を生きるための、ポピュラー文化のタイム・トラベル。映画、ゲーム、アニメ、PV、アート、CG、マンガ…ハイカルチャー/ポップカルチャーの枠組みを超えて視覚文化を語る! 1 カルチャー/情報過多-誰が「カルチャー」を作るのか? 2 ノスタルジア/消費-消費文化の構造と「懐かしさ」の問題 3 ナラティヴ/ヴィジュアル-メロドラマとPVにみる「フェイク」の可能性 4 ホビー/遊戯性-「ガジェット」が文化の意味をくつがえす 5 メディエーション/ファンコミュニティ-「速度と時間」を複数化して考える 特別対談 國分功一郎×石岡良治-新しい時代のための、視覚文化をめぐる哲学
映画はいったいどこで見るべきものなのだろうか。ホームヴィデオの普及以降一般的になった、個人的な鑑賞は、果たして映画の本来的な姿から遠ざかってしまったものなのだろうか。本書は、黎明期から今日までの一一〇年間の上映形態を入念にたどりながら、映画の見かたが、じつは本来、きわめて多様なものだったことを明らかにする。作品論、監督論、俳優論からは到達し得ない映画の本質に迫る試みである。 はじめに パノラマ館を見る-絵画、幻燈、写真、映画、ヴィデオ・ゲーム 理論的予備考察 第1部 アメリカ篇(映画を見ることの多様性 一九〇五年から三〇年代までの映画館 オルターナティヴ映画館 テーマパークの映画館 観客の再定義) 第2部 日本篇(日本映画の問題の傾向と対策 映画都市の誕生-戦後京都の場合 多種多様な観客)
脚本、演出、撮影、編集、製作…… 時代を揺るがす作品はいかにして生まれるのか? ──第一線の映画人たちから学ぶ。 何かを作る上でわからないことがあるというのは強い動機になる。わかってることを訴えたいっていうより、わからないからこそもっと知りたいっていう姿勢の方が、面白い。 ──是枝裕和 多彩な映像制作者たちをゲストに、実作にまつわる様々な事柄、あるいはそのために必要とされる思考が、教員・学生との対話の中で語られる早稲田大学の人気講義「マスターズ・オブ・シネマ」。本書は2018〜2022年度の講義回から構成した一冊となります。制作の準備について、現場での実際について、スタッフと俳優との関係について、フィクションとドキュメンタリーについて、テレビと映画の横断について等々、映画制作におけるさまざまなテーマを通じて、映画がいま、いかに生み出されつづけているかを解き明かします。 より良い作品をつくりあげるために、実作者たちは何を考え、何を実行し、何を選択するのか。 その声に耳を傾けることで、映像をめぐる創作活動の本質についての思考を垣間見ることができます。 映像制作を志す学生に限らず、現役クリエイター、あるいはそれぞれの映画作品のファンにまで、21の対話を通して「いま、映画をつくる」ということの意義と可能性を探るために、必読の一冊です [対話ゲスト] 青山真治/芦澤明子/大九明子/大友啓史/大林宣彦/奥寺佐渡子/菊地健雄/岸善幸/空族(富田克也+相澤虎之助)/黒沢清/周防正行/諏訪敦彦/関弘美/想田和弘/冨永昌敬/中島貞夫/西谷弘/深田晃司/丸山昇一/三宅唱 [座談会]映画について教えるということ──講義「マスターズ・オブ・シネマ」について 是枝裕和・土田環・岡室美奈子・谷昌親・藤井仁子゠談 Ⅰ 言葉で描く、言葉を撮る──脚本という息吹 ◎非日常を描くためには、どのくらい日常が書けているかが勝負だ 丸山昇一(脚本家) ◎出来事を、同じ空間で見ているという意識で、書く 奥寺佐渡子(脚本家) Ⅱ 映画撮影という労働──撮影現場で起きていること ◎カメラに記録されたいい瞬間を残したい 三宅唱(映画監督) ◎すべてに答えを用意せずに現場に挑む 菊地健雄(映画監督) ◎自分の生活の何かを映画の中に置いておきたい 青山真治(映画監督) ◎一〇〇年後も色褪せないものを 芦澤明子(撮影監督) Ⅲ 俳優と作劇──登場人物とは誰か ◎「ダメ」から「バカ」へ──登場人物の変身と映画をはみ出すこと 冨永昌敬(映画監督) ◎映画と現場を開かれたものにする 深田晃司(映画監督) ◎忠実と誠実──原作や登場人物たちにどう向き合うのか 大九明子(映画監督) ◎見知らぬ世界と出会ったときの驚きや喜びを忘れない 周防正行(映画監督) Ⅳ 現実と虚構、時代と社会──ドキュメンタリー/フィクションの境域 ◎観察の先に見える映画のありかた 想田和弘(映画監督) ◎僕らはフィクションに未来を託しているのかもしれない 空族(映像制作集団) ◎作品を撮る中で何かを発見する方向に行きたい 是枝裕和(映画監督) Ⅴ メディアとしての映像作品──映画とテレビのあいだ ◎テレビドラマと映画の横断から見えるもの 西谷弘(映画監督) ◎組織から個へ──時代と社会とフィクションと 大友啓史(映画監督、テレビディレクター) ◎憧れと共感──オリジナル・アニメーションを手がけるために 関弘美(アニメーション・プロデューサー) ◎ドラマはドキュメンタリーのように、ドキュメンタリーはドラマのように 岸善幸(演出家、テレビディレクター、映画監督) Ⅵ 映画はどうして映画なのか ◎弱さにおいて表現を生み出すこと 諏訪敦彦(映画監督) ◎映画だけが扉の向こうに何かがあることを撮ることができる 黒沢清(映画監督) ◎衰退の時期にこそ本格的なものをやりたくなる 中島貞夫(映画監督) ◎いつか見た映画の夢 大林宣彦(映画作家) 謝辞 編者略歴
フィルム撮影の黄金期を駆け抜けた撮影監督たちによる貴重な証言集 世界中で愛読される伝説的名著、完全版で待望の復刊! 1988年に刊行された『マスターズ・オブ・ライト アメリカン・シネマの撮影監督たち』(原著『Masters of Light』[1983年刊、2013年新版刊])は、撮影技術を学ぶ世界中の学生、キャメラマン志望者、プロの撮影監督たちのバイブルとして今日まで読み継がれています。 最初の邦訳以来、約35年の時を経て、旧版では未収録だったビル・バトラー(『ジョーズ/JAWS』)、コンラッド・ホール(『明日に向かって撃て!』)、マリオ・トッシ(『キャリー』)、ビリー・ウイリアムズ(『ガンジー』)の章に加え、新たにジョン・ベイリーによるまえがき「新版によせて」を収録した「完全版」として復刊。アメリカン・ニューシネマ以後の"映画撮影術の黄金時代"を彩る総勢15名の撮影監督たちの証言は、フィルム撮影の真価が見直されつつあるデジタル全盛の今日においてこそ、新たに読まれ直されるべき知見に溢れています。 本書で語られるのは、キャメラという装置の技術的な問題ばかりではありません。60〜80年代のハリウッド映画の制作現場におけるシナリオの問題、俳優の演技、監督による演出・演技指導に対し、撮影を統括する撮影監督はいかに向き合ってきたのか。本書は「撮影」に焦点を当てた、超一流カメラマンたちの実体験に基づくハリウッドの映画制作をめぐる貴重な証言集でもあります。 1900年代後半における撮影技術の進化と変化、制作現場での様々な出来事、そこに眠る秘密を読み進めることは、映画史を学ぶ学生や若きキャメラマン志望者ばかりでなく、すべての映画ファンにとってのめくるめく冒険となるでしょう。 翻訳を手がけるのは初邦訳時と同じく、同時代のアメリカにわたり本書にも登場する撮影監督たちの現場に立ち会った髙間賢治氏、『サイレント映画の黄金時代』(国書刊行会)など多くの映画書を手掛ける宮本高晴氏。 【収録されている撮影監督と主な作品】◇は初収録 ◆ネストール・アルメンドロス 『アデルの恋の物語』『天国の日々』『クレイマー、クレイマー』 ◆ジョン・アロンゾ 『バニシング・ポイント』『チャイナタウン』『スカーフェイス』 ◆ジョン・ベイリー 『アメリカン・ジゴロ』『キャット・ピープル』『再会の時』 ◇ビル・バトラー 『ジョーズ/JAWS』『ロッキー2』『ジョン・カサヴェテスのビッグ・トラブル』 ◆マイケル・チャップマン 『タクシー・ドライバー』『ラスト・ワルツ』『レイジング・ブル』 ◆ウィリアム・フレイカー 『ローズマリーの赤ちゃん』『エクソシスト2』『透明人間』 ◇コンラッド・ホール 『明日に向かって撃て!』『マラソンマン』『ボビー・フィッシャーを探して』 ◆ラズロ・コヴァックス 『イージー・ライダー』『ペーパー・ムーン』『ゴーストバスターズ』 ◆オーウェン・ロイズマン 『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』『トッツィー』 ◆ヴィットリオ・ストラーロ 『暗殺のオペラ』『地獄の黙示録』『ラストエンペラー』 ◇マリオ・トッシ 『キャリー』『ベッツィー』『マッカーサー』 ◆ハスケル・ウェクスラー 『アメリカン・グラフィティ』『カッコーの巣の上で』『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』 ◇ビリー・ウイリアムズ 『風とライオン』『黄昏』『ガンジー』 ◆ゴードン・ウイリス 『ゴッドファーザー』『アニー・ホール』『スターダスト・メモリー』 ◆ヴィルモス・スィグモンド 『ギャンブラー』『未知との遭遇』『天国の門』 新版 まえがき 新版によせて ジョン・ベイリー 旧版 まえがき 第1章 ネストール・アルメンドロス リアリズムは想像力を超える 第2章 ジョン・アロンゾ キャメラマンは監督の生きた道具であるべきだ 第3章 ジョン・ベイリー 映像スタイルを構築する審美家 第4章 ビル・バトラー キャメラマンは子どものような眼を持つべきだ 第5章 マイケル・チャップマン 映画は神様が作るものだと思っていた 第6章 ウイリアム・フレイカー ルックの一貫性を求めて 第7章 コンラッド・ホール 義務のごとくに映画の仕事をしたくはない 第8章 ラズロ・コヴァックス 被写体に命を吹き込む魔術師 第9章 オーウェン・ロイズマン どうしても譲れないのは色の選択、パレットだ 第10章 ヴィットリオ・ストラーロ 色彩設計とキャメラワークの美学 第11章 マリオ・トッシ 最後の芸術形態としての映画撮影 第12章 ハスケル・ウェクスラー ドキュメンタリーは社会変革の道具だ 第13章 ビリー・ウィリアムズ すぐれた映画はクリエイティブな要素すべてが 高いレベルで渾然とひとつになっている 第14章 ゴードン・ウイリス 映画界屈指の完全主義者 第15章 ヴィルモス・スィグモンド ハリウッド・スタイルへの抵抗 訳者あとがき 撮影用語集 索引
永遠に完成しない二通の手紙 裏切らないこと 私たちがしたこと 夜にあふれるもの 骨片 ペーパークラフト 森を歩く 優雅な生活 春太の毎日 冬の一等星 永遠につづく手紙の最初の一文 解説
メリル・ストリープら人気俳優が次々と反トランプを表明する一方、オリバー・ストーン監督は、これまでハリウッドは政府べったりだったと批判し、トランプに期待を寄せる。自由・民主主義という理念の担い手として、またアメリカ覇権主義の喧伝者として、アメリカのひとつの象徴だったハリウッドが今、政権と敵対し、さらに人々からは「しょせん特権層」と反感を抱かれ、大きな岐路に立たされている-。話題の映画の背景と監督・俳優・プロデューサーらへのインタビューから、アメリカと世界が直面する問題の深層に迫る。 第1部 ハリウッドから見えるアメリカ(強さは文明を維持する唯一の手段ではない『沈黙‐サイレンス‐』 弾圧されても書きに書きまくった気骨『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』 「事実」を報じる痛みと責任『ニュースの真相』 ほか) 第2部 人種・性・マネーのリアル(スカートをやめたディズニーヒロイン『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』 映画を本物に思わせる魔法-世界的指揮者が語る映画音楽 大ヒット作を支えたのはオランダの銀行家『ハリウッドがひれ伏した銀行マン』 ほか) 第3部 スクリーンが映す激動の世界(交わらないふたつの世界『海は燃えている-イタリア最南端の小さな島』 「優等生ドイツ」のもうひとつの顔『帰ってきたヒトラー』 「トルコの敵」と酷評された告発の映画『裸足の季節』 ほか)
日本映画界の女性監督の草分け的存在である浜野佐知の自叙伝。圧倒的男性社会に残した足跡を後世に伝える。 男社会に挑んだ映画監督・浜野佐知の人生をかけた戦記! 渾身の12万字に監督作品リスト、多数の記録写真を収録し堂々刊行。 ————— ピンク映画から一般映画に転身した男性監督の多くは二度とピンク映画に戻って来ない。だが、私はこの第一作が評価されてもピンク映画を撮り続けた。それが私の「職業」だったからだ。 そして、私の撮るべきテーマは、ピンク映画だろうと一般映画だろうと変わりはなかった。 「女の性を女の手に取り戻す」 これが私の映画人生をかけたテーマだった。(序章より) 序章 1章 ふたつの原風景 2章 ピンク映画へ 3章 自分の会社を作る 4章 母の死 5章 『第七官界彷徨—尾崎翠を探して』 6章 『百合祭』 7章 『こほろぎ嬢』 8章 『百合子、ダスヴィダーニヤ』 9章 女性がピンク映画を観る、ということ 10章 『BODY TROUBLE』 11章 転機 12章 『雪子さんの足音』 終章 アナザーストーリー 資料編 浜野佐知フィルモグラフィー 『百合祭』映画祭&上映会リスト
映画の授業 ホラー映画とは何か ホラー映画ベスト50 ホラー映画の3本 トビー・フーパー『悪魔のいけにえ』の革命 コッポラの『ドラキュラ』を支持する 生涯映画ベスト10 映画のある場所 映画にルールはない NOと言える映像 映画が死ぬ時 映画と政治 フィルムと男とビデオテープ 映画はMTVに快楽を売り渡してしまったが…… 映画で人が歌う時 人が歌う映画. 1 加藤泰『真田風雲録』 人が歌う映画. 2 内田吐夢『たそがれ酒場』 トビー・フーパーに賭けろ、そして真の面白さをつかみ取れ。 全世界はジョン・カーペンターに頭を下げよ。 悪いことは言わない。一度ジョン・カサベテスを見てみたまえ。 ゴダールとは何者か。 クリント・イーストウッド、世界最強の男 ディック・スミス、ハリウッドの賢人 タランティーノの時代がやってくるぞ。 われ鎮西尚一を発見せり。 鶴田法男の映画をみよう。 ビート氏の演技 相米慎二は何故アメリカでうけないのか。 悪魔の成せるわざ あまりに無茶なオペラ映画 モンタージュの幻惑 映画の暴力を知る者 "世界"に向き合うビジョン 最強のインディペンデント映画作家を養成する チャンバラ映画が撮りたい 藤田敏八主演で『エクソシスト3』を撮りたかった モロ大阪 例えば「ドラゴン・クエスト」という名前が…… 「ポピュラス」は、よくできたつつましやかなゲームである…… 「ロビンとマリアンは死ぬまで幸せに暮らしました」…… そうなのだ。ドラクエ2、あれは確かに凶暴なゲームだった…… いつかくるとは思っていたが、ついにその時が…… 解けない謎について 現代日本映画の恐るべき秘密 さりげない真実 この一線を越えていいのだろうか 後ろ側に気をつけろ サンダンス・フィルム・インスティテュート滞在日記 カンヌ映画祭日記 フランスの思い出 人間なんかこわくない
お茶が熱くてのめません.うすうす知ってた.恋の棺.それだけのこと.荷造りはもうすませて.いけどられて.ジョゼと虎と魚たち.男たちはマフィンが嫌い.雪の降るまで