【2024年】「異文化」のおすすめ 本 105選!人気ランキング
- 世界えじてん
- 改訂版 多文化共生のコミュニケーション
- 両手にトカレフ
- ジャクソンひとり
- 超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける (五百田達成の話し方シリーズ)
- 異文化コミュニケーション・トレーニング ––「異」と共に成長する
- 異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養
- ぶらり、世界の家事探訪<ヨーロッパ編> (だいわ文庫)
- 多文化都市ニューヨークを生きる
- よくわかるアサーション 自分の気持ちの伝え方 (こころのクスリBOOKS)
大阪で民族的マイノリティを支える教育や制度、その担い手に光を当て、「反差別」や「人権」という対抗的な理念に基づき共生を目指す実践としてそれらを再評価する。大阪の先駆的な取り組みから、全国で進められる多文化共生を批判的に分析する。 まえがき 髙谷 幸 第1部 教育の実践 第1章 大阪の多文化共生教育――公立学校の外国人教育研究組織に着目して 榎井 縁 1 在日朝鮮人教育論の起源――日教組教育研究全国集会で扱われた「民族」言説 2 大阪の公立学校での外国人教育問題の顕在化 3 大阪市での外国人教育研究組織の成立 4 教育運動の変動期と府外教の設立 5 府外教の中心概念としての「ちがいを豊かさに」と「多文化共生教育」 6 多文化共生の日本語教育 7 高校進路保障への取り組み 第2章 共に生きる「仲間」を目指して――大阪府豊中市の「進路保障」を事例に 安岡健一 1 大阪府豊中市という教育の場 2 豊中市の「進路保障」運動 3 「生き方」としての進路――「地元育成」と「進路公開」 第3章 紐帯はどのようにして育まれたか――大阪市中央区での多文化家族支援の実践から 原 めぐみ 1 多文化な繁華街・大阪ミナミ 2 組織内の紐帯の形成 3 外部との橋渡し機能 4 コロナ禍で発揮される「弱い紐帯の強さ」 第4章 教育分野での人権運動・政策の変化――多文化共生をめぐる歴史的・社会的背景 髙田一宏 1 同和教育の課題 2 同和教育の展開――一九九〇年代始めまで 3 同和教育から人権教育へ――一九九〇年代後半から二〇〇〇年代前半にかけて 4 人権教育の動揺――二〇〇〇年代後半以降 コラム1 「民族のほこりと自覚」をもって生きるから「自分のルーツを肯定し、ありのままに生きる」へ 朴洋幸 コラム2 朝鮮学校無償化裁判で何が問われたか 丹羽雅雄 第2部 実践の担い手 第5章 多文化共生を牽引する在日コリアンの教育実践運動の役割――いま生かされつつある「民族学級」というアイデア 金光敏 1 ニューカマーの子どものそばで 2 民族学級の現場の声を韓国政府に届けて 3 ブラジル学校の支援から見えてきた日本社会のいま 4 外国人学校支援 5 ブラジルの子どもたちとの運命的な出会い 6 民族学級というアイデア 7 「多文化共生」を語る筆者の思いと戸惑い 第6章 無条件の生の肯定 ラボルテ雅樹/稲葉奈々子 1 通り過ぎていっただけの社会運動 2 「多文化教室的なもの」がなかった時代 3 進学 4 社会に対して声を上げる権利 5 従順な労働者を製造する工場のような大学への疑問 6 大学中退 7 原発いらない八尾市民の会 8 生存権を取り戻す 9 ルーツ=名乗りたい名前を名乗る権利 10 フィリピン 11 ユニオンぼちぼち 12 とよなか国際交流協会 13 「いま、ここ」での無条件の生の肯定 第7章 アクティビストの不正義感覚と運動ネットワーク 髙谷 幸 1 アクティビストの不正義感覚・運動ネットワーク・制度 2 アクティビストの不正義感覚 コラム3 社会の疑問や怒りを「共生」のエネルギーに変えるカフェcomm cafe 岩城あすか コラム4 マジョリティも問題解決の当事者だ!――「みんなで住民投票!」の問いかけ 小野潤子 第3部 理念/規範的考察 第8章 公正を重視する大阪の公教育理念 志水宏吉 1 ルーツ――同和教育・解放教育 2 在日外国人教育――展開1 3 障害児教育――展開2 4 大阪の教育を貫くもの 5 変化の兆し 第9章 承認の観点からみた大阪の民族学級 河村倫哉 1 承認をめぐるこれまでの議論 2 民族学級の歴史と現在 3 ほかの外国人生徒に対する教育との統合について 4 本名を名乗ることについて 5 日本人の参加について 第10章 民主的実践としてのシティズンシップと多文化共生 遠藤知子 1 民主主義と公正な社会 2 フレイザーの三次元的正義と「代表」の位置づけ 3 民主的実践としてのシティズンシップと多文化共生 4 民主的実践としての多文化共生の意義 第11章 反ヘイトと多文化共生――大阪市と川崎市の比較を通じて 樋口直人 1 移民政策の先進都市の復活?――問題の所在 2 多文化共生と傍観者的態度――「訓練された無能力」の現在 3 反ヘイトでの多文化共生の位置――大阪市と川崎市の場合 4 川崎の反ヘイトと多文化共生 5 鶏肋としての多文化共生を超えて――結語にかえて コラム5 コロナ禍で見えてきた外国人労働者の生活実態 勝部麗子 あとがき 髙谷 幸
入管法改正を契機に実質的な移民政策へと舵をきった日本において、多様性の問題にどのように向き合い、他者と共に生きていけばよいのかを考え、多文化共生の未来を切り拓く想像力・創造力を14の章によって養う、包括的かつ平易なテキストブック。 はじめに 第Ⅰ部 多文化共生について考える 第1章 一人ひとりが異なると同時に同じ私たち――多様性と同一性 1.一人ひとり異なる私たち 2.人間としての私たち 3.多文化の共生に向けて 第2章 激しく変化する現代社会――多文化をめぐる見方・考え方 1.大きく変貌する現代社会 2.多文化と現代社会の課題 3.多文化共生に求められるパースペクティブとは 第3章 人を理解するとは――他者理解と自己理解 1.他者を理解すること 2.自己理解と他者理解――白人性の議論から 3.他者理解を進めるために 第4章 偏見と差別――マジョリティとマイノリティ 1.マジョリティとマイノリティ 2.「青い目茶色い目」の実験授業 3.偏見や差別との対峙 第5章 多様性との出会い――ヒューマンライブラリー 1.自己と他者 2.どのような「本」との出会いをデザインするか 3.ヒューマンライブラリー(HL)の企画と実施 第6章 人であることの権利――多文化社会と人権 1.人権とは 2.世界人権宣言から 3.ジェンダーをめぐって 第7章 日本人性を考える――マジョリティの意識改革 1.日本人性(日本人であること)とは 2.不平等な日本社会の構築 3.異文化間能力を構成するもの 第Ⅱ部 移民時代の生き方を考える 第8章 移民時代の到来――入管法の改正 1.多文化の進む日本社会と外国人の流入 2.人口減少社会と入管法の改正 3.外国人と共に生きていくということ 第9章 在日外国人と共に生きる――青丘社ふれあい館の事例から 1.在日コリアンとは 2.青丘社の誕生と在日コリアンの人権保障の取り組み 3.多文化共生の地域づくりの取り組み 第10章 イスラムを知ろう――信仰をもつ人々 1.イスラム教について知ろう 2.日本を訪れるムスリム 3.日本のなかのムスリム 第11章 外国につながる子どもたちと教育――言語と文化の支援 1.外国につながる子どもの受け入れの概要 2.外国につながる子どもの受け入れ 3.外国につながる子どもたちへの支援 第12章 国際的な人の移動――海を渡った日本人 1.国際的な人の移動とその展開 2.海を渡った日本人 3.ハワイの日系人について学ぼう 第13章 移民政策の国際的動向――直面する社会統合の課題 1.国の物語と国家統合の理念 2.多様性をめぐる歴史的な展開 3.国際比較から得られた知見 第14章 移民時代を生きる想像・創造力――バリアフリーとユニバーサルデザイン 1.多文化共生に向けて 2.多文化共生へのプロセス――バリアフリーとユニバーサルデザイン 3.多文化共生を想像・創造する おわりに 世界地図 資料 総務省「多文化共生推進プログラム」(2006年) 索引
架空の島を舞台に多文化共生社会の課題をシミュレーションを通して考える教材を改訂。時代状況を踏まえて実践編に新章を設け、解説・資料の充実を図る。YouTubeで視聴できる動画やダウンロード可能なスライド用画像を用意し、オンライン授業にも対応。 はじめに 付録〈紙芝居ツール〉〈動画版〉の利用法 第1部 実践編 第1章 3つの島――ひょうたん島物語 1.状況設定 2.紙芝居ツールと読み聞かせ(朗読)、もしくは動画版の視聴 第2章 あいさつがわからない――異文化コミュニケーション【レベル1】 1.ねらい 2.時間 3.すすめ方 4.あいさつの役割カード 5.紙芝居ツールと読み聞かせ(朗読)、もしくは動画版の視聴 6.すすめ方とふりかえり、ここがポイント 第3章 カーニバルがやってきた――祝祭と労働【レベル2】 1.ねらい 2.時間 3.すすめ方 4.紙芝居ツールと読み聞かせ(朗読)、もしくは動画版の視聴 5.役割カードの内容 6.すすめ方とふりかえり、ここがポイント 7.現実、共生モデル 第4章 ひょうたん教育の危機――教育の国際化【レベル3】 1.ねらい 2.時間 3.すすめ方 4.紙芝居ツールと読み聞かせ(朗読)、もしくは動画版の視聴 5.役割カードの内容 6.「ひょうたん教育の危機」を救う9つの方法(ランキング) 7.すすめ方とふりかえり、ここがポイント 8.現実、共生モデル――外国人の子どもに対する学習支援 第5章 リトル・パラダイスは認められるか?――居住地域とコスト【レベル4】 1.ねらい 2.時間 3.すすめ方 4.紙芝居ツールと読み聞かせ(朗読)、もしくは動画版の視聴 5.役割カードの内容 6.「リトル・パラダイス」をめぐる9つの政策(ランキング) 7.すすめ方とふりかえり、ここがポイント 8.現実、共生モデル――集住と住み分け 第6章 ひょうたんパワーの消滅?――共有財産とは何か【レベル5】 1.ねらい 2.時間 3.すすめ方 4.紙芝居ツールと読み聞かせ(朗読)、もしくは動画版の視聴 5.すすめ方とふりかえり、ここがポイント 6.応用編:ひょうたん島問題」の全体をふりかえり 7.現実、共生モデル 第7章 日本に住む多様な外国ルーツの人々(語りとしてのロールプレイ) 1.ねらい 2.時間 3.すすめ方 4.日本に暮らす多様な外国にルーツを持つ人々(15人の人物誌) 5.すすめ方とふりかえり、ここがポイント 6.応用編:「〇〇(日本)人って誰?」 第2部 理論編 第8章 「ひょうたん島問題」とは何か 1.「ひょうたん島問題」 2.国境を越える人の移動 3.多文化学習 4.「ひょうたん島問題」の学習構造 5.多文化社会における民族・文化集団の相互関係 6.類型化とロールプレイ――議論の構造(レベル3「ひょうたん教育の危機」の場合) 7.問題の深刻化(居住地域とコストをめぐって)(レベル4「リトル・パラダイスは認められるか?」の場合) 8.普遍的な価値の設定(レベル5「ひょうたんパワーの消滅?」の場合) 9.多文化主義のジレンマ――文化摩擦・対立のサイクル 10.日本における多文化主義の可能性 11.ポスト「ひょうたん島問題」 12.シミュレーション「ひょうたん島問題」を含む学習単元 第3部 資料編 1.講演・ワークショップ配布資料 2.関連年表など 3.参考・関連文献 4.紙芝居ツール画像確認表 5.動画版(YouTube)一覧 おわりに 索引
外国につながる若者が多く在籍する都内の定時制高校を拠点に、高校・NPO・大学の三者連携の枠組みで、居場所づくりやアクションリサーチを通したエンパワメントと具体的な政策提言などの実践を紹介すると同時に、関わってきた若者たちや取り巻く大人とコミュニティがどのように変容してきたのかを考察する。 外国につながる若者の「問題」に目を向けるのではなく、「強み」を引き出すというアプローチから、未来の社会を担う若者たちと共によりインクルーシブで公正な学校や社会づくりを実現するための一助となる一冊。 はじめに 序章 外国につながる若者を取り巻く状況とエンパワメント[徳永智子] 第Ⅰ部 学校編 部活動と授業による居場所づくりと多文化共生の取り組み 第1章 多文化共生社会をつくる定時制高校での部活動の実践――外国につながる生徒たちとの居場所づくり[角田仁] コラム1 若者の声「私にとってのONE WORLD」 やさしい大人になるために[山中麻里奈] ONE WORLDに入ったから、今の自分がある[曽根樹理亜] 自分自身が成長することができた[シャ・アルジュン] この活動にエンパワーされた[マチャド・ダ・シルバ・イザベル] コラム2 外国出身の生徒たちの人間関係を広げる活動[小林佳朗] コラム3 大学生と高校生の異文化交流――越境する教育実践[徳永智子] 第2章 高校・NPO・市民の三者が協働したシティズンシップ教育――対話と参加を通した多文化共生の授業実践の試み[角田仁、宮城千恵子、渡邉慎也、澁谷優子、木村さおりサブリナバルトロ] 第3章 座談会――当事者が考える「移民」という呼び方[木村さおりサブリナバルトロ、栗秋マリアン、セレスタ・プラギャン、澁谷優子(聞き手:海老原周子、徳永智子、角田仁)] 第Ⅱ部 学校外編 インターンシップとアクションリサーチによるエンパワメント 第4章 外国ルーツの若者を育てるインターンシップ・プログラム[海老原周子] コラム4 移民の若者のストレングスとアートの力[オクイ・ララ] 第5章 コロナ禍を生きる外国につながる若者とのアクションリサーチ――YPARの試み[徳永智子] コラム5 YPARのユニークな特徴――ニ人の視点から[ディネス・ジョシ、田畑智子] コラム6 ユースの今に期待するということ――YPARにおける大人の変容が与えるインパクト[渡邉慎也] コラム7 YPARプロジェクトに参加して――ユースリサーチャーの視点から[パオロ、シャ・アルジュン] 第Ⅲ部 実践からアドボカシーへ 第6章 定時制高校での外国ルーツの生徒支援から政策提言へ[海老原周子] コラム8 対談 支援のネットワークづくりとアドボカシー活動[角田仁、海老原周子] 第7章 学校をアップデートする――若者と共に考える教育の未来[徳永智子、角田仁、海老原周子、パオロ、シャ・アルジュン、曽根樹理亜、山中麻里奈] おわりに――ONE WORLDとこれから
マインドとしての〈やさしい日本語〉 移民受け入れに向かう日本と〈やさしい日本語〉の可能性 「日本語による国際化」と〈やさしい日本語〉 母語話者にとっての〈やさしい日本語〉は学ぶに値するものか 「やさしい日本語」から「わかりやすいことば」へ 「多文化共生」の実践としての「やさしい日本語」 「やさしい日本語」の活用に向けて 公用文がやさしくならないのはなぜ? やさしい日本語の使い手を養成する 書き換え支援システム 誰にでも伝わる「公共サイン」の手法を考える ことばのバリアフリーからみたピクトグラムと〈やさしい日本語〉 News web easyは外国人だけのもの? 知的障害者の情報保障と〈やさしい日本語〉 やさしい日本語化と情報の加除 ろう児と〈やさしい日本語〉 言語権の観点からみた日本手話とろう教育 スコットランドの年少者日本語教育 日本における年少者日本語教育と〈やさしい日本語〉 「日本語支援」から「共に社会のことばを考え創る」活動へ 民間視点からの、やさしい日本語普及
身近な経験とつながるさまざまな制度や出来事を人類学はどのように見るのか,最新の成果をわかりやすく伝える入門テキスト。 私たちの身近な経験とつながる制度や出来事を人類学はどのように見るのか,最新の成果をわかりやすく伝える入門テキスト。文化と社会の多様性がわかるさまざまなテーマを通じて世界の見方を学び,世界を変えていく手がかりを得るための1冊。 序 論 第Ⅰ部 傷つきやすいものとしての人間 第1章 貧困(森田良成) 第2章 自然災害(金谷美和) 第3章 うつ(北中淳子) 第4章 感染症(浜田明範) 第5章 性愛(深海菊絵) 第Ⅱ部 文化批判としての人類学 第6章 アート(兼松芽永) 第7章 人間と動物(奥野克巳) 第8章 食と農(竹沢尚一郎) 第9章 自分(春日直樹) 第10章 政治(松田素二) 第Ⅲ部 人類学が構想する未来 第11章 自由(中川 理) 第12章 分配と価値(西 真如) 第13章 SNS(久保明教) 第14章 エスノグラフィ(小川さやか)
エドワード・バーネット・タイラー ヴィルヘルム・シュミット フランツ・ボアズ マルセル・モース ブロニスロウ・K・マリノフスキー アルフレッド・R・ラドクリフ=ブラウン ルース・フルトン・ベネディクト マーガレット・ミード クライド・クラックホーン レスリー・ホワイト ジュリアン・H・スチュワード ロイ・A・ラパポート リチャード・リー ハロルド・コリヤー・コンクリン マーシャル・D・サーリンズ エリック・ウルフ ヴィクター・W・ターナー デイヴィッド・M・シュナイダー クリフォード・ギアツ フレドリック・バルト ベネディクト・アンダーソン E・E・エヴァンズ=プリチャード ロドニー・ニーダム エドマンド・R・リーチ メアリー・ダグラス クロード・レヴィ=ストロース モーリス・ゴドリエ ピエール・ブルデュー ダン・スペルベル ロジャー・キージング ジェイムズ・クリフォード ジーン・レイヴ ウィリアム・バリー ジュディス・バトラー アーサー・クラインマン マーガレット・ロック ロバート・チェンバース アルジュン・アパドゥライ マリリン・ストラザーン アルフレッド・ジェル ティム・インゴールド フィリップ・デスコラ ブルーノ・ラトゥール エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ アネマリー・モル
本格的な外国人労働者の受入れに舵を切った日本において、とりわけ外国につながる子どもたちの数が激増している横浜市における、学校・教育委員会・国際交流協会・市民団体等の様々な取り組みを収載し、“横浜市の挑戦”として発信する一冊。 はじめに[服部信雄] 第1部 ようこそ横浜の学校へ――教育委員会の取り組み[甘粕亜矢] 1 横浜市における多文化共生の現状 (1)外国人住民の状況 (2)多文化共生にかかわるビジョン 2 横浜市における多文化共生の学校づくりの現状 (1)外国につながる児童生徒の状況 (2)多文化共生の学校づくりの視点 3 教育委員会の取り組みの歴史 (1)帰国児童生徒教育から外国籍児童生徒教育へ (2)外国籍児童生徒教育から日本語指導が必要な児童生徒への支援へ 4 多文化共生の学校づくりに向けた取り組みの現在 (1)外国につながる児童生徒への支援 (2)保護者への支援 (3)学校への支援 (4)日本語支援拠点施設「ひまわり」 5 今後の課題 第2部 世界とつながり、世界へはばたく――学校の取り組み 第1章 飯田北いちょう小学校 宮澤 千澄 1 学校の紹介と学校経営のビジョン 〈コラム〉いちょう小学校の卒業生として、横浜市の小学校教師として[吉野孝智] 2 多文化共生を進める取り組み (1)「日本語教室」と「国際教室」 〈コラム〉「コクサイキョウシツ」への配慮[佐藤麗] (2)全校での取り組み 〈コラム〉母語支援サポーターとして感じていること[岳歓歓] 〈コラム〉多文化共生の学校図書館づくり[佐藤貴子] 〈コラム〉多文化共生の学校ホームページづくり[中澤雅志] (3)地域と連携した取り組み 〈コラム〉多文化共生のまちの中の学校と団地[八木幸雄] 〈コラム〉外国語補助指導員としての6年間を振り返って[ファン・ティ・タム・ジム] 3 今後の課題 〈コラム〉私の原点はいちょう小学校といちょう団地[福山満子] 第2章 潮田小学校 1 学校の紹介と学校経営ビジョン[緒方克行] 2 多文化共生を進める取り組み (1)人権教育センター校としての取り組み[菊池麻子] 〈コラム〉多文化共生の学級づくり[田中利樹] (2)国際教室の取り組み[岩間由季] 〈コラム〉安心できる国際教室を目指して[成田朋美] 〈コラム〉来日直後の児童への支援をして[吉田崇] (3)アイデンティティの確立を目指して[岩間由季] 〈作文〉感謝への道[マウンズエ] 〈コラム〉母語支援サポーターとして[工藤文子] (4)保護者への支援[横田那実] 〈コラム〉異国の地で子どもを育てる[永嶋へナタ] (5)つるみーにょ(放課後学習支援)[岩間由季] 〈コラム〉つるみーにょと私[宮村ゆみ子] 3 今後の課題[緒方克行] 〈コラム〉一人を大切にすることが、他の子どもを大切にすることにつながる[外山英理] 第3章 南吉田小学校 1 学校の紹介と学校経営のビジョン[藤本哲夫] 2 多文化共生を進める取り組み[窪津宏美] (1)国際教室の取り組み 〈コラム〉外からは見えにくい課題を抱えている児童のために[結城梨恵] 〈コラム〉追い風のときに帆をあげよ[王慶紅] (2)全校での取り組み 〈コラム〉君たちにエールを![秋永佐恵子] 3 今後の課題[藤本哲夫] (1)6年間を振り返って (2)成果 (3)課題と今後の方針 第4章 横浜吉田中学校 1 学校の紹介と学校経営のビジョン[金澤眞澄] 〈コラム〉外国語補助指導員としての思い[唐淑華] 2 多文化共生を進める取り組み[熊田路代] (1)国際教室の日本語指導 〈コラム〉中学生を対象にした教材開発の意義[志村ゆかり] (2)学校への適応を図る取り組み (3)多文化共生プログラム (4)DSTを用いた多文化共生教育 〈コラム〉富士見中四人組との出会い[田口靖郎] 3 今後の課題[金澤眞澄、熊田路代] 〈コラム〉横浜市における夜間学級について[鈴木洋一] 第5章 国際教室担当教員のネットワーク[横溝亮] 1 横浜市国際教室担当教員の状況 2 「国際教室ネットワーク勉強会」の立ち上げ 〈コラム〉担当者のつながりを大切に[小泉幸] 3 2015年度の取り組み 〈コラム〉勉強会に参加する思い[大嵜整子] 4 2017年度の取り組み 5 今後の課題 第3部 学校と地域の連携――多様な団体の取り組み 第1章 横浜市国際交流協会 1 多言語相談窓口と学校通訳ボランティア[松田知佳、布施裕子] 2 多言語情報発信[由田弘美] 3 日本語・学習支援[藤井美香] 4 多文化共生を基盤としたグローバル人材育成[沼尾実] 5 横浜市国際学生会館[渋谷美佳] 6 外国につながる若者の支援[藤井美香] 7 今後の課題[岡田輝彦] 第2章 国際交流ラウンジ 1 鶴見国際交流ラウンジ[松井孝浩] (1)夏休み宿題教室 (2)ラウンジ訪問の受入れ (3)複言語・複文化主義から考える鶴見ラウンジの役割 〈コラム〉私が通訳ボランティアを始めた理由[石原美穂] 2 みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ[上原敏子] (1)学校を核にした多文化共生事業 (2)「地域の中の学校」との連携 〈コラム〉友だちがいれば頑張れる![深瀬美穂] 3 なか国際交流ラウンジ[木村博之] (1)子どもたちは留学生ではない! (2)学校でも家庭でもない「第三の居場所」 (3)多文化人材の育成へ 〈コラム〉支え[中村暁晶] 〈コラム〉なか国際交流ラウンジと私[林錦園] 4 都筑多文化・青少年交流プラザ[林田育美] (1)小中学校との連携に向けた歩み (2)小中学校との連携の取り組み (3)今後の課題 5 ほどがや国際交流ラウンジ[杉本ひろみ] (1)教育委員会との連携 (2)外国につながる児童生徒の増加への対応 (3)母語による初期適応支援 (4)今後の課題 第3章 市民団体 1 ABCジャパン[藤浪海] (1)ABCジャパンのビジョン (2)学校との連携の始まり (3)学校との連携の展開 (4)今後の課題 〈コラム〉IAPEとつるみラティーノ[与座ロサ] 2 信愛塾[竹川真理子] (1)信愛塾のビジョン (2)学校との連携に向けた歩み (3)学校との連携の具体例 (4)今後の課題 〈コラム〉アジアンジェイによるフィリピン文化の紹介[倉橋ジェラルデン] おわりに――多文化共生の学校づくりに向けて[山脇啓造] あとがき[服部信雄、山脇啓造]
各国の統計をもとに,組織と人間を比較文化論的に分析する。初版から大幅に加筆・修正され,理論的・分析的に充実している。 世界価値観調査をはじめ,各国での意識調査や統計データをもとに,組織と人間を比較文化論的に分析する。名著として評価された初版から大幅に加筆・修正がなされ,国際的な比較分析の幅はますます拡がり,理論的なパースペクティブはさらなる深みへ到達する。 第1部 文化という概念 第1章 社会というゲームの規則 第2章 文化の違いを研究する 第2部 国民文化の次元 第3章 平等? 不平等? 第4章 私・われわれ・やつら 第5章 男性・女性・人間 第6章 違うということは,危険なことである 第7章 昨日,今,これから? 第8章 明るい? 暗い? 第3部 組織文化 第9章 ピラミッド・機械・市場・家族--国境を越える組織 第10章 象とコウノトリ--組織文化 第4部 共生への道 第11章 異文化との出会い 第12章 文化の進化 参考文献 用語解説
フィンケルスティーン5 母の言葉 旧時代 ラーク・ストリート 病院にて ジマー・ランド フライデー・ブラック ライオンと蜘蛛 ライト・スピッター アイスキングが伝授する「ジャケットの売り方」 小売業界で生きる秘訣 閃光を越えて
年間400件もの外出禁止令が出されるという危険国家ジャマイカ。住んでみたらやっぱり危なかった! 年間400件もの外出禁止令が出されるという危険国家ジャマイカ。住んでみたらやっぱり危なかった!
グローバル・ネットワークが地球を覆い尽くす「人新世」時代においてその網の目からこぼれ落ちる他者の営みに人類の可能性を見出す。 近代のプロジェクトが推し進めてきたグローバル・ネットワークが、地球全体を覆い尽くす「人新世」時代と呼ばれる今日。近代化の網の目からこぼれ落ちる、過剰なる他者たちの営みから、人類の想像力の可能性を見出す。 近代化の網の目からこぼれ落ちる、過剰なる他者たちの営みから、いかに人類の想像力の可能性を見出すか――。 総勢12名の人類学者が対話・インタビュー形式で「人新世」時代を語る、最新の研究動向に迫る論集。 近代のプロジェクトが推し進めてきたグローバル・ネットワークは、地球全体を覆い尽くすまでに拡大した今日。それは、もはや地球の存在そのものが危ぶまれる、「人新世」時代へと突入したと呼ばれるようになった。 このような21世紀初頭の時代において、人類のさまざまな文化のあり方をつぶさに研究してきた文化人類学もまた、大きな岐路に立たされている。文化人類学という学問が、80億人に達した人類について、その過去と現在を問い、その未来の限界と可能性を探究するという壮大な規模の問題を扱う実践である以上、その担い手である人類学者の立場も関心も見解も多様にならざるをえないだろう。 本書は、こうした豊かな多様性を孕みつつ共通の感性でゆるやかにつながれた文化人類学という学問の実情をできる限りそのままに提示する試みた、文化人類学者たち自身による文化人類学という学的実践の実験的な民族誌である。 対話の形式で紡がれる本書は、現在進行中の文化人類学の実践の目的、対象、方法、意義などの一端が、地域・フィールドを異にする文化人類学者たち自身によってさまざまに語られると同時に、問答を応酬しながら相互に触発し合うことで、新たなパースペクティヴの予感を宿しながら未来の可能性を孕む種子や胚を懐胎してゆく姿を提示していく。 はじめに 序 章 「人新世」時代の文化人類学の挑戦(大村敬一) 第Ⅰ部 グローバル・ネットワークの外部からの挑戦 第1章 多重に生きる ―― カナダ・イヌイトの挑戦(大村敬一) 第2章 先住民運動の挑戦 ―― 新たな政治制度を目指して(深山直子) 第3章 アナーキズム社会の挑戦 ―― マダガスカルのヴェズの戦術の可能性(飯田卓) 第Ⅱ部 変質しゆくグローバル・ネットワーク 第4章 科学技術と気候変動の人類学――近代の「自然/人間」の二元論の再考(森田敦郎) 第5章 グローバル・エコノミーの隙間からの挑戦(中川 理) 第6章 プラネタリーヘルスの挑戦 ――「人新世」時代の医療と公衆衛生(モハーチ ゲルゲイ) 第Ⅲ部 変質しゆく人類 ―― 非人間との出会い 第7章 災害の人類学 ―― 近代を凌駕する他者の力に向き合う(木村周平) 第8章 人類の可変性 ―― 非人間とのもつれ合いのなかで(モハーチ ゲルゲイ/久保明教) 第Ⅳ部 人類の創造力の可能性 第9章 芸術 ―― 「仮構作用」の創造力(中谷和人) 第10章 日常に潜む「生きる力」 ―― 人類社会の根っこにある宗教(土井清美) 第11章 進化史のなかの人類 ―― 人類の創造性と可変性の進化史的基盤(入來篤史/河合香吏) 終 章 人類と地球の未来―― 多様性の苗床になる(大村敬一)
肯定的な関係をつくっていくための自己主張の方法がアサーティブネスです。人間関係のこじれのモトとなりやすい「キレる」「タメる」「コモる」ステップに焦点をあてて自己分析し、しなやかな表現に踏みだすきっかけとなる本… 「コミュニケーションってむずかしい……」 そう思えるなら、あなたはもうすでにアサーティブ(肯定的な関係をつくる表現)への道を歩いています。 「むずかしい」は「できない」ではありません。この本は、そのむずかしいことをわかりやすく、楽しく努力していくために、感じて、考えて、行動するテキストです。 人間関係のこじれのモトとなりやすい「キレる」「タメる」「コモる」ステップに焦点をあてて自己分析し、しなやかな表現へと踏みだすきっかけとなる本です。 7 days レッスン 第1日 こじれない人間関係 第2日 感情という友だち 第3日 気持ちを認める 第4日 頼むこと 第5日 NOと言うこと 第6日 気持ちを伝える 第7日 気持ちを受けとる
婚活,DV・虐待,ワーク・ライフ・バランス,生殖医療,モンスター・ペアレンツ,引きこもり,熟年離婚,孤立死……近年の家族をめぐる状況には,どのような社会的背景が潜み,どのように心のゆれに影響しているのか.臨床と研究の第一人者が語り合い,変化の糸口を提供する. 1章 結婚の前に 結婚しない理由/結婚相手に求めるもの/本当の意味での「婚活」——キャリア・プランニング/うまくいく結婚、うまくいかない結婚/結婚前のコミュニケーションの重要性 2章 コミュニケーション不足が招く夫婦の危機 夫は満足、妻は不満/ズレを認め、コミュニケーションは柔軟に/黙っていてはわからない/アサーション・トレーニングとは/浮気・セックスレスと親密性/親密な関係と暴力 3章 ワーク・ライフ・バランスの重要性 生活時間調査から/キャリア発達の重要性/多重役割と夫婦間の対等性/ライフを担わない男性/ライフを課題化しないために 4章 少子化社会の親子育ち つくられる子どもたち/生殖補助医療の進歩の影で/増えるできちゃった婚/親のよかれが子どものストレス/ モンスター・ペアレンツはなぜ生まれたか/孤立化する母親たち/育休を取る父親たち/子育ての社会化を/親子の育ち合い/児童虐待とコミュニケーションの問題 5章 自立と葛藤を避ける若者たち パラサイトし続ける子どもたち/性別役割分業と母子連合/自立の必要性/ニート、引きこもり/豊かな社会と若者のコミュニケーション能力の低下 6章 高齢化社会とケア 少子高齢化のもたらすもの/「長寿」とは?/結婚の賞味期限/ケアのジェンダー化/在宅介護の難しさ/ケアをめぐる不公平感 終章 新しい家族のかたち 増える「おひとりさま」/いろいろな家族のかたち/血縁をめぐって/家族の「再生」へ向けて
人生を豊かなものにするために 知性が滲み出る話し方を修得するための道 声は人なり 現代社会に求められるプレゼンテーション能力 ディベートは「知」を創造する能力開発の方法論 人生の進路を決める就職・面接を勝ち抜く 変わりゆく就職戦線への取り組み パブリック・スピーキング、自己紹介、スピーチ上手になるために 思いやる心を伝える敬語をあなたは使えますか ロジカルシンキングを身につけよう 情報に振り回されないためのインテリジェンス 話し上手は聞き上手・気づく力を養う 読書は自分らしく生きるための羅針盤 日本語表現の豊かさを示す「格言」「慣用句」を覚え、人生の機微を知ろう 現代ことば事情と変わりゆく日本語
本書は、ペンシルベニア州立大学のスピーチコミュニケーション学科と 日本大学国際関係学部の間で行われた共同研究の結果を収録している。 ここには,アメリカのコミュニケーション研究の中で, 対人,グループ,パブリック,組織,異文化という 5つのコミュニケーション研究領域の主要命題について, 歴史を追って行われたレビューが報告されている。 第Ⅰ部 アメリカのコミュニケーション研究 第1章 対人コミュニケーション 第2章 グループコミュニケーション 第3章 パブリックコミュニケーション 第4章 組織コミュニケーション 第5章 異文化コミュニケーション 第Ⅱ部 言語・文化・コミュニケーションの研究 第6章 文化差の尺度 第7章 コミュニケーション行動 第8章 コミュニケーション行動の予期 第9章 異文化間コミュニケーション能力の測定 第10章 言語とイメージ――一般意味論の立場から